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ノノ*^ー^) えりがナマタでえりながカメで |||9|‘_ゝ‘) Part3
1 :
名無し募集中。。。
:2012/01/30(月) 21:26:25.09 0
◇ふとしたはずみで生田衣梨奈と亀井絵里の身体が入れ替わってしまったことから巻き起こるストーリー
身体の入れ替わった二人とガキさんとの三角関係の行方は!?
【プロローグ】
|||9|^_ゝ^) <新垣さん聞いてください!ブックオフで新垣さんの写真集がすっごく安く売ってたんでコンプしました!
( ・e・)<な〜によそれ あたしの写真集が価値がないみたいじゃないの 「安く」は余計!「安く」は
|||9|^_ゝ^) <そんな事ないですよ えりなにとっては大好きな新垣さんのですもん
価値ありありですよ 安くですけどちゃんとお金は払って買ったんですから
お買い物上手って褒めてください あと写真集にサインしてもらって・・
♪〜トラワヨー プサンハンヘー アーイタイー
∩・e・)<はいもしもし おーっ!カメ〜 今夜?いいよ オッケー! んじゃね〜ハーイ・・ ポチットナ
|||9|#‘_ゝ‘)<亀井さんですか?
( ・e・)<えー?あん そーそー
|||9|^_ゝ^) <あっそうだ 今度写真集全部持ってくるんでサインしてもらって・・
(・e・* )〜♪今夜はカ〜メが泊まりにくるから さっさと仕事をおわらすべ〜 ガキカメー!ってか
|||9|^_ゝ^) サイン・・
|||9|^_ゝ^) ・・
|||9|‘_ゝ‘) <いいなぁ〜亀井さんは・・ えりなも亀井さんになりたいなぁ・・
◇とまぁそういうこって この後えりりんと身体が入れ替わったナマタがガキさんと
「ガキカメ〜」と言いながら肛門を広げたり広げなかったり
ナマタと身体が入れ替わったえりりんがガキさんにホッペを
_, ,_
( #・e・) <なんかムシャクシャするのだ
つ<;゜_ゝ゜>⊂ <痛たたたたたたた
ってされたりされなかったり・・
613 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 20:31:16.25 0
おつおつ!
こっちもラストが気になるね
614 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 21:37:35.09 O
読む前のほ
615 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 22:29:03.67 0
ノノ*^ー^)<あげると
616 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 22:34:52.24 0
ノノ*^ー^)<亀井さんより新垣さんのこと好きです
617 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 22:41:04.86 0
|||9|`_ゝ´)<むむ…
618 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 22:56:19.69 0
近々現場行くひといないかな?
619 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 23:04:49.15 0
いわゆる正統派ですが行きますよーw
620 :
名無し募集中。。。
:2012/02/20(月) 23:06:08.86 0
でもきっとこのスレは娘。ヲタの方だからウルトラスマートにいくのでしょう
621 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 00:20:28.49 0
ちょっと早いがおやすみの保
622 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 00:31:59.18 O
>>620
むしろ娘。の現場で手一杯だよw
仕事が土日は休みって決まってないからね
623 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 02:15:23.31 O
寝るまえのほ
624 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 06:14:47.77 0
新作まち
625 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 08:59:08.54 0
いってきますの保
626 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 10:31:18.58 0
なんちゃってれなえり
>>262-264
,
>>318-322
,
>>422-430
,
>>583-587
つづきです
苦手な方はスルーでお願いします
肌を滑っていく指先が愛しかった。
ほんの少しでも触れられるたびに、体は敏感に反応し、甘い声を上げる。
「んっ……」
れいなの舌が絵里の首筋を這っていく。
軽い音を立ててそこにキスをしていくと、絵里は堪らなく切なくなり、れいなの頭を両手で抱えた。
「くすぐったい…」
絵里がそう言うと、れいなはひょいと顔を上げ、「それだけ?」と聞いた。
からかっているようなその笑顔に、絵里は顔を赤く染め、「それだけだもん」と返す。
れいなはいたずらっ子のように笑い、首筋から耳元へと唇を移動させる。
熱っぽい吐息がかかり、絵里の体はぞくぞくと震える。
627 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 10:31:37.65 0
「やっ……!」
耳を舌で舐められたかと思うと、れいなの手は絵里の胸に触れる。
服の上からそっと揉まれ、絵里の体はピクッと反応した。
緩急をつけるれいなの手に翻弄され、絵里の息も段々と上がっていくのが分かる。もう、直接、触れてほしい。
「もう、硬くなっとぉよ?」
「っ……ばか」
れいなの言葉に反発したのも束の間、彼女の手はするりと服の下へと入ってくる。
下着を着けていないそこに直接触れると、絵里の体を快感が駆け抜ける。硬くなった突起を弾かれ、絵里は「んっ!」と声を上げた。
れいなは絵里に噛みつくようにキスをして唇を貪ると、絵里もそれに応える。
互いの口内を舌が行ったり来たりするたびに、暗い室内に音が響き、さらにそれが脳を刺激し、ふたりを駆り立てていく。
「んっ…れーな……れーなぁ」
「はぁ…なん?」
「も…あっ……ねぇ…」
肩で息をしながら瞳で訴えると、れいなは困ったように笑い、額にキスをした。
れいなの指先が絵里の胸、脇腹、腰をなぞっていき、ゆっくりと下腹部に触れた。
628 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 10:32:13.04 0
---------
瞬間、目が覚めた。
絵里の心臓は高鳴り、呼吸も微かに上がっていた。
「……夢かぁ…」
絵里は困ったように、そして情けなくなって自嘲気味に笑い、時計を見た。
夜中の3時を回ったところ。まだまだ起きるのには早すぎて、そっと目を閉じる。
最近、こんな夢を見ることが多い。シアワセで、戻りたくて、だけど戻れる確証のないあのときの夢。
記憶のひとつとして絵里の心にも刻まれた瞬間に、絵里は溜息をつく。
れいなに、逢いたかった。
逢いたくて、触れたくて、その名を呼んでほしくて、またキスしてほしかった。
絵里は未だに高鳴る心臓を必死に抑えようと深く息を吐いた。
あんな夢を見たせいで興奮しているのかと絵里はそっと胸に手を当てた。
629 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 10:32:39.59 0
絵里は思わずドキッとする。
衣梨奈の、14歳の中学生の胸は、絵里と同じように柔らかくて温かかった。
絵里が中2の頃ってこんなに大きかったっけ?と思いながらも、その手を動かすことが出来ない。
絵里はもう、気付いていた。下着の中、下腹部は熱を帯び、脈を打っていることを。
何日か連続であんな夢を見たせいか、単に絵里が、もしくは衣梨奈の身体が欲求不満なのだろうか。
絵里はそっと右手をパジャマのズボンへと持っていく。
しかし、そのまま下げることはせず、顔の横に持ってきて「ばか…」と呟いた。
体の熱はまだ、冷めそうになかった。
630 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 10:33:03.01 0
此処までになります
一応次でラストの予定です
631 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 11:31:23.02 O
おおおおつ!
欲求不満なのかえりりん…w
632 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 13:10:54.10 0
ひるのほ
633 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 14:59:32.64 O
れなえりエロいw
634 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 15:05:47.83 0
待ってました!
wktk
635 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 15:36:43.64 0
れなえりきてたー!
最後も楽しみにしてる!
636 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 16:46:39.02 0
これはいいですよおおおおおおおお
637 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 17:28:11.53 0
この後『ガキさんの告白編』第二部第10回(最終回)を投下します
かなり長くなっちゃったので2回に分けて投下したいと思います
638 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 17:30:09.29 0
『ガキさんの告白編』第二部
第10回 佐藤優樹(1)
えりぽんからは自分もほぼ同内容の夢を見たという返信が返ってきた。
続けて私はガキさんと安倍さんに連絡を取り、今日娘。のイベントの打ち合わせが終わる頃に会社に来てくれるように頼んだ。
幸い二人とも予定が空いており、OKの返事が来た。
そしてイベントの打ち合わせが終わった後、私とえりぽんが会社の空いている会議室で待っているとほどなくガキさんと安倍さんがやって来た。
「亀ちゃん、生田、久し振り〜!」
「元気にしてた?」
にこやかに挨拶する二人に私は椅子を勧めた。
「今日はわざわざ来てもらってすみません。そこの椅子に座って下さい」
4人で向かい合って座り、落ち着いたところで私は話を切り出した。
「実は、今日ガキさんと安倍さんに来てもらったのは、これから話すことについて何か知っていることがあったら教えてほしいからなんです」
それから私は、私とえりぽんが見ている不思議な夢についてできる限り詳しく話した。
話を聞き終えて、ガキさんも安倍さんもしばらく考え込んでいた。
やがて安倍さんが私とえりぽんを交互に見て言った。
「もしかしたら私かガキさんが体験したことかもしれないけど、せめて時期が分かれば…。
亀ちゃんも生田も、どんな細かいことでもいいから何かいつ頃か特定できそうなことが出てきてないかもう一度考えてみて」
そう言われて私とえりぽんはもう一度今まで見てきた夢について記憶を辿ってみた。
639 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 17:34:19.89 0
「だめ。私はいくら考えてもいつ頃か分かるヒントになるようなことも思い出せない。えりぽんはどう?」
えりぽんはまだ考えていたが、やがてハッと顔を上げた。
「あ、そういえば…。昨日の夢で目が覚める直前にかすかに"安倍さぁん!"って呼ぶ声が遠くで聞こえたような」
それを聞いてガキさんも安倍さんも再び考え込んだ。
「…やっぱり何度考えても覚えがない。忘れちゃってるのかもしれないけど」
ガキさんは首を振って答えた。安倍さんも首をひねっていたが、何かを思い出したように目を見開いた。
「あの時かも。ほら、私とガキさんが入れ替わった札幌での記念隊のツアー千秋楽の時」
「それは覚えてますけど、私、そんなちっちゃい女の子と会った記憶ないですよ?」
怪訝な顔をするガキさんに安倍さんは言った。
「ガキさんじゃなくて、入れ替わった後に私が確か外の空気を吸いに出た時にそんな女の子と会ったような気がするの」
「そんなタイミングの場面を夢に見るっていうことは、やっぱり何か入れ替わりについて重要な意味を持ってるのかもしれないですね!」
えりぽんが興奮して身を乗り出す。
「でも、確かに意味はあるんだろうけど、この夢が何を示してるのか分からなきゃどうしようもなくない?」
ガキさんの冷静なツッコミにえりぽんも沈黙した。
640 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 17:35:38.98 0
その時。部屋の隅にあった段ボール箱が突然ガサガサと動き出した。
「えっ?」
「なになに?」
4人がパニックに陥りかけた時、中から出てきたのはまぁちゃんこと10期メンバーの佐藤優樹だった。
「ふわぁ…。よく寝た!」
唖然とする4人に気付かずのん気に伸びをするまぁちゃん。
「まぁちゃん何してんの?」
私が聞くと、まぁちゃんはようやく4人に気付いた。
「あ!みなさんどうしたんですかぁ?まぁちゃんはくどぅーとかくれんぼしてて寝ちゃったんです。えへへ」
呆れる私たちをよそににこにこしていたまぁちゃんだったが、ふと安倍さんの方を見て言った。
「そういえば今思い出したんですけど、4年か5年くらい前に札幌で会いましたよね、"安倍さん"」
「えっ、なんで?というかあの女の子がまぁちゃん?!」
まぁちゃんは今度は安倍さんの姿のガキさんを見た。
「"新垣さん"、はじめまして。やっと見つけました!」
私は恐る恐るまぁちゃんに聞いた。
「まぁちゃん、もしかして安倍さんとガキさんが入れ替わってるの分かるの?」
「はい!あ、それと、亀井さんと生田さんはなんでお互いの中に隠れてるんですかぁ?まぁちゃん見つけちゃった♪」
次の瞬間、視界が歪み、真っ白になった。
641 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 17:37:11.10 0
まずはここまでにします
残りも時間を置いて投下します!
642 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 18:00:35.70 0
おぉガキさん告白編のキーマンはやはりまぁちゃんでしたか
続き期待してまっせ
643 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 18:43:22.68 0
『ガキさんの告白編』第二部最終回の続きを投下します
644 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 18:46:13.04 0
第10回 佐藤優樹(2)
やがて徐々に視界がはっきりしてきて最初に見えたのはえりぽんの顔だった。
「え?」
私とえりぽんは顔を見合わせた。
「もしかして…戻った?」
「そう…みたいですね」
じわじわと実感がわいてくる。えりぽんの目にも涙がにじんでいる。
「えりぽん!」
「やったぁ!亀井さん!」
私はえりぽんと泣きながら抱き合った。
落ち着きを取り戻してガキさんと安倍さんの方を振り返ると、二人は呆然とした様子で見つめ合っていた。
「安倍さん、ガキさん、もしかして二人も…」
私の言葉に二人が涙を溢れさせながら肯いた。
「安倍さん!」
「ガキさん!」
二人はしっかりと抱き合った。私もえりぽんも、安倍さんとガキさんの約5年という時間を思い涙した。
645 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 18:48:46.53 0
「あのぉ。まぁちゃん、何か悪いこと言いましたか?」
私たちの様子をぽかんとして見ていたらしいまぁちゃんが恐る恐る言った。
安倍さんが笑ってまぁちゃんの頭を撫でた。
「そうじゃないよ。まぁちゃんのおかげでみんなが幸せになったんだよ」
まぁちゃんは意味が分からず首をかしげていたが、やがてにっこり笑った。
「安倍さん、『まぁちゃんのおかげ』ってどういうことですか?」
安倍さんの言葉を不思議に思い、私はたずねた。
「これは私の推測なんだけど…。まぁちゃんは心がピュアでまっすぐで、人の心を見通せる不思議な力があるの。
たぶん5年前のあの時に私の心がガキさんの中にあるってまぁちゃんは見抜いてた。それから長い間忘れてたけど、今が思い出す時期だった。
その前兆が亀ちゃんと生田の夢。そしてさっきまぁちゃんは思い出した」
私は肯きながら、さらにたずねた。
「じゃあ、私たちが元に戻ったのは?何か考えられることはありますか?」
「うーん。これも推測になっちゃうけど、まぁちゃんが私たちの心の居場所を正確に見通して『見つけた』って言ったのがキーになったのかもしれない」
私とえりぽん、ガキさんはそうかもしれないと肯きながら聞いていたが、一人まぁちゃんは首をかしげていた。
「よく分かんない」
まぁちゃんのキョトンとした顔に私たちは噴き出した。
「まぁちゃん、私たちとお祝いのご飯に行こう!」
ガキさんが笑いながらまぁちゃんに言った。
646 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 18:55:58.52 0
食事に行く途中、手をつないで前を歩くガキさんと安倍さんとまぁちゃんを見ていると、並んで歩いていたえりぽんが話しかけてきた。
「亀井さん」
「うん?」
「娘。やめないですよね?」
「え?」
「私たち元に戻ったし、体のこともあるし、亀井さんもう卒業しちゃうのかと思って。私、まだまだ亀井さんと一緒に活動したいです。やめないで下さい!」
真剣な表情のえりぽんを見つめていた私は、笑って言った。
「私が元に戻ったからって娘。を放り出してやめると思う?やめないよ。復帰するからにはとことんやろうって決めたから。それに、助けてくれたさゆやれいなや愛佳、メンバーみんなにも恩返ししなきゃね」
えりぽんは嬉しそうに笑い、私の手を握った。
「カメ、生田、早くー!」
「行こう、えりぽん!」
「はい!」
私とえりぽんは手をつないでガキさんたちの方へ向かって走り出した。
『ガキさんの告白編』第二部・完
647 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 19:03:21.29 0
『ガキさんの告白編』はこれで完結です
キーパーソンをまぁちゃんにする構想はエピソードゼロの時から何となく考えていてまぁちゃんを登場させて伏線を張ってみました
途中メンバーリレー形式をとりつつ物語を進めるのに苦労しました
かなり長編になってしまいましたが読んで下さった方ありがとうございました!
もし楽しんでいただけていたなら嬉しいです
また何かネタが見つかれば書いてみたいと思います
648 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 21:03:59.80 0
おつおつ!
649 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 21:39:10.85 0
>>647
おもしろかった!
ちょっと半泣きなんだがw
650 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 21:45:38.40 0
乙!!
すごくジ〜ンとなったよ
651 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 22:02:55.99 0
告白編完結乙です
何も分からずきょとんとしているまぁちゃんがかわいすぎ
あとはこの後の後日談書いてもいいかも
652 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 23:26:16.77 0
おつですわ〜ベリキューも後であげます
653 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 23:33:27.62 O
>>652
おおっ
パンツ脱いだ方が良い?
654 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 23:41:52.54 0
>>653
ねーぇねぇもっと パンツ脱ぐ系のほうがお好みでーすかー?♪
655 :
名無し募集中。。。
:2012/02/21(火) 23:42:49.00 O
>>654
男なら当たり前っ!
656 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 01:42:55.80 0
待ち
657 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 02:44:27.81 O
告白編おつ!
読んでて楽しかったよー
ベリキュー編も待機中
658 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 04:18:27.23 O
ノノ*´ー`)<まだ眠いっちゃん
659 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 06:34:36.79 O
|||9|^_ゝ^) <おーはー!
ノノ*^ー^)<それえりなのセリフ!
660 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 09:11:20.08 0
ベリキュー編昨日あげられなくてすいません
本日中にあげます
661 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 11:50:02.42 0
>>647
告白編おつでした!新しい切り口でしたしハッピーエンドで良かったです!
>>660
ベリキュー編もおつですよー
ゆっくり頑張って下さい
662 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 14:04:17.87 O
楽しみ
663 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 15:35:54.86 O
ひるのほー
作品待ってますよ
664 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 16:15:23.95 0
れなえり編
>>262-264
,
>>318-322
,
>>422-430
,
>>583-587
,
>>627-629
つづきあげます
苦手な方はスルーでお願いします
同じベッドに入ってから、衣梨奈の心臓はさらに高鳴った。
この状態は眠れるようなものではなかった。明日は寝不足に陥るのだろうかと考えていると「絵里…」と声が響いた。
衣梨奈が目を開くと、暗闇の中、れいなが左手を伸ばし、絵里の頭を撫でていた。
どうしてだろう、彼女に頭を撫でられると心が落ち着いていくのが分かる。
確かに切なくて哀しくて、痛みすらもそこにはあるのに、それでも衣梨奈は、安心できる。
「ちゃんと、休めとぉ?」
予想だにしなかった言葉に衣梨奈は思わず「え?」と返す。
れいなは心配そうに、だけど無理に笑顔をつくり、「なんかさ」と続けた。
「ホント、がんばってきたやん。いままで、ずっと」
れいなの言葉に衣梨奈は静かに頷く。
8年間という長い間、モーニング娘。に在籍し、ステージ上で輝きを放ってきた絵里。
衣梨奈は一緒に活動することはなかったが、DVDなどでその姿をなんども見てきている。
キラキラと輝いて、笑顔で弾けて、まるで少年のように走るその姿は、普段の絵里からは想像できなかった。
「コンサート前のリハとか、ダンスレッスンとかメッチャ大変やったやん」
そうしてれいなは衣梨奈の頭から頬へと手を滑らせたかと思うと、肩を抱き寄せた。
衣梨奈はふわりとれいなの腕の中におさまった。
れいなの香りが全体に広まり、その温もりに包まれる。柔らかくて、だけど少しだけの痛みも、そこには含まれている。
「だけんさ、あんま、悩んでほしくないっちゃん。いまは」
665 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 16:16:20.48 0
れいなの言葉は温かい。
9期メンバーや10期メンバーが加入してから、れいなは丸くなったと言われている。
モーニング娘。に加入した当初はもっとギラギラとしていて、ナイフのように鋭く、それでいて脆さも携えていたのだと絵里は言った。
そんなれいなを衣梨奈は知らない。
衣梨奈の知るれいなは、先輩として厳しく指導する時もあるけれど、優しく笑っていることも多い人だった。
小学生や中学生が増えたこと、上に立つメンバーとしての自覚ができたこと、成長したことなどがその理由かもと絵里は笑った。
でも、それだけではなかった。
いまれいなの発している言葉に乗せられた温もりや重みは、単に丸くなったからではない。
れいながその気持ちを向けている相手、それがただひとりの絵里であるからこそだと衣梨奈は思う。
好きな人には触れたいし、優しくしたいと思う。
だかられいなは、こんなにも柔らかい言葉を渡せるのではないかと衣梨奈は感じた。
「だいじょうぶだよ…」
衣梨奈の言葉にれいなは優しい瞳を向ける。
その大きな瞳に見つめられるのは、どうしても慣れない。
すべてを語ってしまいそうになる力を持った瞳に、吸い込まれそうになる。
必死に弱気になった自分を奮い立たせて衣梨奈は口を開く。
「なにかあったら、れいなに言うから」
信頼を裏切りたくはなかった。
騙したくもなかった。
だけど、こう言う以外に、衣梨奈には術がなかった。
取り繕うことも、うまく切り返すこともできない以上、打つ手は限られている。
その場しのぎの急造の言葉を並べたところで、だれもが傷つかなくて済むわけもないけれど。
666 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 16:16:48.55 0
「……じゃあ、ひとつだけ…教えて」
れいなの言葉は随分間延びしていた。
久しぶりにお酒を飲んだせいか、もう夜が遅いせいか、衣梨奈の温もりを感じているせいか、れいなの瞼は閉じかけていた。
絵里の身体に触れられる喜びを感じているのであれば、そのまま眠ってしまった方が、よほど彼女のためになる気がした。
衣梨奈はもう聞き返すこともせず、その目だけで「なに?」と訴えた。衣梨奈ももう、随分眠かった。
れいなはそれを気付いているのか定かではないが、れいなは大きなあくびをした。
その姿はさながら、眠りにつく寸前の猫そのものだった。
「どして、れなンこと……さいきん…」
れいなは次の言葉を紡ごうと小さく息を吸った。
だが、少し待っても続きが聞こえてこず、衣梨奈が顔を上げると、れいなは完全に目を閉じていた。
あれ?と思ったときには、規則的な寝息が聞こえてきた。どうやら眠ってしまったようだ。
衣梨奈は寂しそうに笑ったあと、瞼を閉じた。れいなの腕の中、ゆっくり眠れそうだと思考を閉じた。
想像していた「そういう行為」にならなかったことを、心の底から安堵した。
667 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 16:17:24.63 0
---------
別に、確信があったわけじゃないっちゃん。
だから改まって聞くのもおかしいかなと思って、結局なんも言えんかった。
そういうところがヘタレって言われる理由やっちゃろかって思ったりもするっちゃけん。
でも、もし聞いたところで、なんか変わってた気もせんよ。
こんな確証もない話、絵里自身が気付いてなかったら、なんかれなバカみたいやし。
れいなはすっかり夢の中を泳いでいる彼女を見ながら、ぼんやりと頭の中でそう繰り返す。
自分が核心に触れなかったことにいくら理由をつけたところで、結局は聞きそびれたのは事実だ。
下手くそな寝る芝居までしておいて、本当にヘタレにも程があると眉をかいた。
―ねぇ、絵里……
れいなは腕の中の彼女にそう問いかけた。
―どうして最近、「れーな」やなくて「れいな」って呼ぶと?
668 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 16:18:13.94 0
たったそれだけのことだ。
いや、実際には、あの日から少しだけ気になっていることはある。
絵里が久しぶりに事務所に顔を出したあの日、僅かな違和感が頭の片隅に残り、ぼんやりとした輪郭を成して広がった。
なにが?と聞かれれば即答できないほどの些細なズレ。
くだらないと一笑に付されてもおかしくないほどの直感は、その直後に会った後輩のおかげでさらに明瞭になる。
なにかに悩んでいるようだった生田衣梨奈は突然泣き始めた。その理由は未だに分からない。
あれからなんども衣梨奈とは顔を合わせているが、互いにその話を避け、結局、れいなは衣梨奈に理由を聞くことはできないでいる。
「ごめんなさい」と口にしたあと、胸に飛び込んで涙を流した衣梨奈。
別れる寸前は、その涙を拭いて必死に笑顔をつくってれいなに手を振った彼女の姿が、一瞬だけ、絵里と重なった。
頭の片隅にあった靄が広がったのはそのときだった。
「………まさか、ね」
一瞬だけ、本当に一瞬だけ浮かんだ仮説を振り払うように、れいなは目を閉じた。
そんなことあるわけない。あってたまるものかとれいなは彼女を抱く腕の力を強めた。
腕の中の絵里は、まだ夢の中を泳いでるものの、一瞬だけ甘い声をあげる。
その声にほんの少しだけ欲情したものの、心の焔を鎮めるように、れいなは深く息を吐いた。
絶対に、そんなのあり得ないのだと、なんども心に刻むように唱え続けた。
669 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 16:18:49.94 0
なんちゃってれなえり編一応の終了でございます
前回同様に気が向けばまた何処かで続きますがいまは本腰入れて本編の続き書きますw
670 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 16:32:22.90 0
>>669
乙です!
聞きたいのに聞けないれいなの想いが切ない…
本編続きも楽しみにしてます!
671 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 18:17:41.88 O
通しで読んだが…やっぱり切ない
672 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 18:57:07.24 0
告白編作者です
遅くなりましたが感想を下さった皆さんありがとうございます!
やっぱり何かしらの反響があると嬉しいし励みになります
告白編後日談は…ぼんやりとネタは浮かんでるんですが書いていいものやら
もし書けたらあげたいと思います
673 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 20:00:24.76 O
ふたりともおつ!
674 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 20:06:37.43 0
ニシシ・・・
675 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 20:35:43.34 0
れ、れいな?ww
676 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 21:33:44.93 0
保全しよう
677 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 22:37:59.54 0
ありがとうw
678 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 23:35:42.98 0
今日ナマタがおはスタでガキさんへの手紙読んだんだよ
元に戻れたガキさんへカメからの良い話だったw
679 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 23:40:12.14 0
あれはカメが読んでたんだよね?
680 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 23:48:33.02 0
カメだねw
えりぽんの考えた内容っぽいけど
681 :
名無し募集中。。。
:2012/02/22(水) 23:54:42.52 0
朝から良いもん見たよ
http://www.youtube.com/watch?v=BmE1VmZFqsk
682 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:17:56.93 O
普通に泣いた…夜中だからかなぁ
683 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:20:07.97 0
そしてここでベリキュー編をあげますので
ではいきます
684 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:21:37.85 0
ベリキュー編第三話
前回まで
>>609-611
「もしもーし!かめー?元気してた?」
「あ、もしもし。元気だよ〜。」
えりぽん、頑張って。
ちょこんと体育座りしているえりぽんの隣にそぉっと寄り添い、絵里の両手でえりぽんの手を包んだ。
「ははは〜、そっかそっか。かめ〜、毎日ぐぅたらしてない?」
「ンフフ、してないですよ〜。」
「ほんと〜?」
「がーきさんこそ、ちゃんとやってますかー?」
「やってるわぁ!!わたしはカメと違うから〜。」
「え〜またまたぁ。」
えりぽん、絵里のしゃべり方うまいね。
毎日絵里の動画でも見るのかな・・・。
なんか変な気持ち。
「それでね、かめに話したことがあるんだよね。」
「はい、なんですか?急に。」
「んーとねー、私さ、春のツアーで卒業することになったんだ。」
「えっ・・・・・・」
「あれ?カメ?」
「・・・・」
「かめ〜、もしかして・・・」
「ぐすっ・・・ふええええええ、新垣さーーーーん!」
「おおおいおいおい。泣いてるの?かめ。」
「・・・・。だ、大丈夫です・・・。」
「だからね、カメにも話しておきたくてさ。ただ、それだけなんだけどね。また直接会ったときにでも・・・・」
685 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:21:56.10 0
「うわぁああああ。新垣さん、早すぎますよぉぉ。新垣さん新垣さん、なんでやめちゃうんですかぁぁ!!」
えりぽんは嗚咽をもらしながら、頑張って電話の向こうのガキさんと話している。
でもえりぽん、気持ちは分かるけど絵里たち入れ替わってるんだよ。
えりぽん、、、だけどえりぽんの気持ちを考えるとこんなことどうでも良くなってくる。
そうだよね、悲しいもんね、だって・・・えりぽんはガキさんのことめちゃくちゃ好きだもんね。
「カメ〜〜落ち着いてよ〜!ごめんごめん〜。まさか、生田じゃなくてカメがそうなるとは思わなかったよ〜。」
えりぽんはこのガキさんの言葉を聞いて、絵里たちが入れ替わってることを思い出したようだった。
「・・・、す、すいません・・・ちょっと、取り乱しちゃいました〜ンフフ。」
「なぁーんだよーカメらしくないなー。」
えりぽんは今にも泣き出しそうな顔で、泣くのを必死にこらえている。
絵里はえりぽんの手をもっと力強く握った。
686 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:22:12.48 0
「なんか、卒業って聞くとエリの卒業のときを思い出しちゃって〜。」
「そっかそっか、カメもあのとき頑張ってたもんね。思い出したら、そうなっちゃうかぁ。」
「はい〜。」
「9期10期も入ってきたしさぁ、私が卒業したらちょっと心配なんだよね〜。6期はちゃんとやってくれると思うんだけどね。」
「ん〜、そうですね〜。さゆとれいなは、きっとちゃんとやってくれますよ。」
「うん、そこは心配してないんだー。」
「あと・・・。」
「ん?なに?」
「あと・・・きっと、生田衣梨奈ちゃんはガキさんの意志を引き継いでくれると思います。」
「ん?生田?カメ、生田のこと知ってるんだぁ〜、結構見てるんだね〜。」
「はい。」
「生田ね〜、ちょっと頼りないけど私のこと慕ってくれてるんだよね。もうちょっと先輩らしくなって欲しいかなって思うけど、期待してるから生田は生田らしく頑張って欲しいかな。」
「はい、きっと生田衣梨奈ちゃんは頑張ると思います。だから、これからも仲良くしてあげてください。」
「あはは〜、もちろんだよ〜。てかなんでカメがそんなに生田のこと言うの〜?変なの〜。」
「ンフフ。なんででしょう〜。エリもわかりませ〜ん。」
「わかったよ〜、それじゃあまた今度うちに泊まりにおいで。そのときにでも色々話そう。」
「はい!行きます。」
「それじゃあ、今日は突然だけど話聞いてくれてありがとね。卒業まで頑張るね!」
「はい!に・・・ガキさん、頑張って!!」
「おう!それじゃあね〜ばいば〜い。」
「ばいばーい。」
687 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:22:28.62 0
ツーツーツー・・・・。
「亀井さぁぁぁぁぁぁあああん!」
電話が終わった途端、えりぽんは絵里に抱きついてきて大声で泣いた。
絵里はえりぽんの頭をゆっくり、優しく、何回も何回も何回も何回もなでた。
・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・。
何時間こうしてたんだろう。
気づいたら、日付が変わっていた。
もうこんな時間か。
あれ?絵里も泣いてたみたいだ。
頬に涙が乾いた後がいくつも残っている。
えりぽんは・・・、すやすや寝てる。
と言っても姿は亀井絵里、自分なんだけどね。
辛いよね・・・絵里たちが入れ替わってなかったら良かったのに。
688 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:22:44.91 0
絵里は思った。
ガキさんの卒業ツアー最終日までにはなんとか絵里たちが元に戻れるようにしないと。
じゃないと、えりぽんもガキさんもかわいそう。
こんなにガキさんを慕ってる後輩にガキさんの卒業を会場の席で見させるなんてあり得ない。
同じステージの上で卒業の言葉を言わせてあげたいし、一緒に歌って踊らせてあげたい。
知らぬ間に絵里はいままで以上に後輩思いで先輩思いになっていた。。。。。
ベリキュー編第三話 完
689 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:24:06.96 0
>>684-688
今回はここまでです
ベリキュー第三話完です 一応舞美編ですねw
次回もまた何かかくのでよろしければお読み頂ければと思います〜
690 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 00:49:29.24 0
おつおつ!
あー遂に知っちゃったかぁ……
卒業はだれでも哀しいもんだけどね
691 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 01:31:54.64 0
ドラマ終わったし寝る前の保
692 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 01:33:26.18 O
早く元に戻らせてあげたいな‥‥
1回でも多くんえりぽんをガキさんと同じステージに・゚・(ノД`)・゚・。
693 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 03:59:50.81 0
舞美と亀
694 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 07:39:03.00 0
目覚めの保
695 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 10:28:33.00 0
正統派さんの続きが気になる
696 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 13:19:12.85 0
気をつけないとおちちゃうよえりりん
697 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 14:35:09.29 O
|||9|^_ゝ^) <落とさんと!
698 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 17:02:16.77 0
保
699 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 18:51:28.72 0
全
700 :
07002130581591_ec
:2012/02/23(木) 20:14:07.13 O
まち
701 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 21:01:13.69 O
正統派待ち
702 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 21:54:00.94 0
『ガキさんの告白編』のAFTER STORYを書いてみましたので保全代わりにどうぞ
703 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 21:55:47.47 0
『ガキさんの告白編』AFTER STORY「近くて遠い距離」
「逢いたいな…」
公園のベンチに座り、絵里は思わず呟いてしまいそっとため息をついた。
入れ替わっていた絵里と衣梨奈が元に戻ってから1週間が過ぎようとしていた。
入れ替わりを打ち明けていたさゆ、愛佳、そしてもちろんれいなにも、元に戻ったことは伝えた。
しかし、れいなからは「よかったやん」とひと言あっただけ。入れ替わっている間にいつの間にかできていた距離は思った以上に大きかった。
「絵里のせい、か」
そう。絵里自身がずっと生田衣梨奈として生きていく覚悟を決めて、入れ替わりを打ち明けた後も意識してれいなと距離をとっていた結果かもしれない。
仕事場で会ってはいる。けれど、れいなの周りには常に後輩の9期・10期メンバーがいた。二人きりで話す機会が見つけられないまま、毎日が過ぎて行った。
「このままただのメンバー同士になっちゃうのかな…」
涙が零れそうになり慌てて空を見上げた時だった。
704 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 21:57:08.91 0
「それ、田中さんのことですか?」
ふいに声がして絵里は慌てて顔を戻した。そこに立っていたのは衣梨奈だった。
「えりぽん!なんで?」
驚く絵里に、衣梨奈はちょっと笑って答えた。
「スケジュール見て、公園で撮影してるってことだったからもしかしたら会えるかなと思って。それより…」
「え?」
「さっきの、田中さんのことですよね?亀井さんが好きな」
「な、何言って…」
無理に笑ってごまかそうとする絵里の言葉を、衣梨奈が遮った。
「分かりますよ。入れ替わってからずっと近くで亀井さんを見てきたし、それに」
衣梨奈はそこで言葉を切り、真剣な目で絵里を見つめた。
「それに、衣梨奈は亀井さんが好きですから」
絵里は大きく目を見開いた。
「亀井さんが田中さんのことを好きなのは分かってます。でも…、私じゃだめですか?」
座ったまま衣梨奈を見上げていた絵里は、立ち上がって衣梨奈をじっと見つめ、そしてふっと微笑んだ。
「ありがと。えりぽんの気持ち、嬉しいよ。でも、絵里はやっぱりれいなじゃなきゃだめなんだ」
衣梨奈は無理に微笑もうとしたが、こらえ切れず瞳から涙が一筋頬を伝った。
「そう…ですよね。分かってたんですけど…。でも、気持ちを伝えずにはいられなくて」
手で顔を覆い、すすり泣き始めた衣梨奈を絵里はやさしく抱き寄せ、背中をぽんぽんとたたいた。
705 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 22:01:05.69 0
「そんな…」
ハッとして絵里と衣梨奈は体を離し、声のした方を見た。
れいなだった。れいなは傷ついた表情で二人を見ていたが、ふいに身を翻して公園の奥に向かって駆け出して行った。
「れいな!」
絵里は叫んで追いかけようとしてしてためらい、足を止めた。
「行って下さい!私は大丈夫ですから、早く田中さんを追いかけて!」
衣梨奈はそう言って絵里の背中を押した。
絵里は振り向いて衣梨奈にひとつ頷いて、れいなを追って走り出した。
「これで、いいんだよね」
衣梨奈は頬を伝う涙を拭おうともせず、小さくなっていく絵里の背中をいつまでも見送っていた。
706 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 22:04:43.67 0
今日はここまでです
続きは今週中にあげられると思います
第二部に続きれなえりを書いてみましたがやっぱり難しい…
707 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 22:44:43.71 0
おつおつー!
そっかえりぽんは絵里が好きなのか…切ないねえ
708 :
名無し募集中。。。
:2012/02/23(木) 23:32:19.92 O
おつですよー!
つづきが気になる!
709 :
名無し募集中。。。
:2012/02/24(金) 00:39:38.33 0
いわゆる正統派です
>>179
のつづきいきます
忘れてる方も多いと思うのでまとめサイト
http://www18.atwiki.jp/namata-kame/
ご覧くださいw
「最近どう?」
そう彼女に話を振られ、里沙は箸を止めた。
「新メンバーが多すぎて大変だよ。もうホントに小学校って感じ」
「ハハ。里沙ちゃん先生とか似合いそう」
彼女―――高橋愛はそうして笑い、浅漬けに箸を伸ばした。
ほんの数か月前まで、彼女と一緒にモーニング娘。として毎日顔を合わせてきたのに、愛が卒業してからは、こうして互いの時間を調整して会うことしかできない。
里沙は軽く笑ったあと、メニューを手に取り、次になにを飲むかを考え始める。
「なんか、ぶっ飛んでるんだって?10期メンバー」
「うん、かなりね。私たちもそうだったのかなって思うと、なんか不思議な感じがするよね」
「でも良い感じのリーダーやってるみたいじゃん」
愛にそう言われ、里沙はページをめくる手を止めた。
本当に、本当に自分は、良いリーダーなのだろうか。
「なんか頼む?」
目の前にいる彼女からそう聞かれ、里沙は慌てて現実に引き戻される。
「じゃあ、鍛高譚にしようかな」
「好きだねぇ、たんたかたん」
710 :
名無し募集中。。。
:2012/02/24(金) 00:40:11.87 0
愛はそうして、里沙の好きな紫蘇焼酎の名前を連呼する。
「テッテケテー」と言われるほど、福井訛りがあり、噛むことに定評のある彼女が「鍛高譚」を口にすると、なんだか楽しい。
絶対に店員さんにバカにされるだろうなと、里沙は自分でオーダーすることにした。
「愛ちゃんはなにか飲む?」
「ってもう押してんじゃん」
里沙が先にボタンを押したことに不服を感じながらも、愛はメニューを受け取り、なににするかを考えだす。
真面目な顔でメニューと向き合う愛を見ながら、里沙はふと笑顔になった。
こうして同期と時間を過ごすと、いつの間にか、彼女が卒業する前に戻ったような錯覚を覚える。
たぶんそれは、ツラくもあったが楽しかった、あの9人での時間。
久住小春が笑顔で楽屋で騒いでいて、リンリンが寒いギャグを言って、亀井絵里とともにラジオでずっと笑っていて、
リーダーの愛が時々怒ったりして、だけど噛むことが多いから妙に説得力なくて、道重さゆみにツッコまれて、光井愛佳が陰でしっかりとフォローして、
ジュンジュンが可愛いキャラを急に言いだして、田中れいながそれ寒いと冷たくあしらって。
―戻りたいのかな…私…
あの時間が長かった分、新しい環境に慣れていないということは分かる。
卒業と加入を繰り返して成長するということは理解できているのに、里沙は心では、あの時間へ帰りたいのかもしれないと思った。
「じゃあ、たんかたた……あ、たんたかたんと、ファジーネーブルで……え、あ、お湯割りで」
里沙はそのとき、愛が噛みながらもオーダーを済ませたことに気付き、顔を上げる。
店員が笑顔で去っていったのを確認したあと、「言いづらいよねぇ、これ」と笑いながら愛は言った。
ぼんやりしてる間に彼女に先に注文されてしまったようだ。
711 :
名無し募集中。。。
:2012/02/24(金) 00:40:39.78 0
「里沙ちゃん、なんかあった?」
先ほどまでの笑顔をそのまま持ってきて愛はそう聞いた。
その一連の流れはあまりにもスムーズで、里沙は疑問を持つタイミングすらも失ってしまった。
ああ、こういう自然なところが、4年間、モーニング娘。でリーダーをやって培ってきたものなんだろうなと納得した。
里沙はふふっと笑いながらエイヒレをつまむ。
「……なんかってわけじゃないんだけどさ」
「うん」
「気になってることがあってさ」
里沙の心に引っ掛かったひとつの違和感。
いつから巻き起こったのかは分からないけれど、確かに存在したそれは、言いようのない不安とともに胸に広がった。
なんて説明して良いのかもよく分からない、不確かでフワフワした掴みどころのないもの。
漠然とながらも感じていたそれを、どう処理して良いのかもわからない。
「私、リーダー向いてないのかも」
里沙は話をすり替えた。
「なんでよ?」
「だって……」
愛が卒業し、リーダーに就任して、2ヶ月。
サブリーダーとして活動してきた時間は長く、リーダーがいかなる苦労を背負ってきたかも里沙は知っている。
だが、見ているのとやってみるのとではわけが違う。たった2ヶ月で、里沙はそれを思い知らされた。
新メンバーが大勢入ったせいもあるが、大人数のグループをまとめるのは至難の業だ。
ほぼ完成していたあの時代とは全く違う、イチから土台をつくっていく環境に、里沙は戸惑っていた。
712 :
名無し募集中。。。
:2012/02/24(金) 00:41:13.71 0
それに加えて、あの問題。
心に引っ掛かってずっと滞在し、言いようのない感覚をもたらしている不透明の違和感はさらに里沙を困惑させる。
それに、当人がなにも言わないこの現状で、里沙もそこに介入して良いのだろうかと悩む。
勘違いかもしれないこの不確かな状況に、里沙は頭を抱えていた。
「愛ちゃんみたいには、なれないからさ」
きっと、愛ならばもっとうまくやるんだろうなと里沙は思う。
自然と周りに人を集め、後輩からも慕われ、悩んでいるメンバーに自然と手を差し伸べてきた愛。
アットホームなモーニング娘。をつくった愛からタスキを受け継いだ里沙だったが、そんなに簡単にはいかないことくらい、分かっていた。
「別に私みたいになる必要はないと思うんやけど」
里沙の言葉を受け、愛は残っていたカシスオレンジを飲み干す。それと同時に店員が、鍛高譚とファジーネーブルを運んできた。
愛はそれを笑顔で受け取り、鍛高譚を里沙に渡す。自分の注文したドリンクを飲むと、愛は「甘いなあこれ」と笑った。
「ガキさんはガキさんのやり方でええと思うよ。無理せんで、自分の方法でリーダーやっていけば良いと思う」
713 :
名無し募集中。。。
:2012/02/24(金) 00:41:50.66 0
愛はそう言うと、いつものように屈託なく笑った。
童顔で、子どもっぽくて、とても24歳には見えない彼女。その表情は、10年前、一緒にオーディションを受けたときからなにも変わっていない。
「サブリーダーはおらんけど、さゆもれいなも、愛佳も頼れる後輩やろ?」
愛の言葉を聞きながら、里沙は小さく頷き、お湯割りに手を伸ばす。
冬の始まりを告げるような風の吹いたこの日、寒くなった体を温めるにはちょうど良い焼酎だった。
里沙はなんどか息を吹きかけたあと、グラスに口をつける。シソ独特の香りが口内に広がった。
「9期やって成長してきてるやろ?そう言えば生田とか凄く慕ってくれてるみたいやね」
里沙は瞬間、焼酎を飲む手を止めた。
今日、いちばん聞きたくて、だけど確証のない出来事の張本人の名前に反応した。
里沙はどうしたものかと思うが、この話の流れなら聞けるかも知れないと、「あのさ」と口を開いた。
「生田、どう思う?」
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