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ケータイ小説家りさこ 5台目

1 :名無し募集中。。。:2008/01/10(木) 23:21:51.28 0
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ケータイ小説家りさこ 4台目
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1197797774/
まとめサイト
ttp://natsuyaki.hp.infoseek.co.jp/wolf/hokan.html

600 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 02:52:05.26 0
りさこがうちに身体を預けて腕を組んできました。
「甘えてばっかりだ・・・ごめんね。」
と言われても怒る気になんてなれるはずありません。
だから「いいよ、別に・・・」なんて言って
うちは胸のドキドキを隠す為に、
海を見つめました。
りさこも同じく見つめていました。
ふと、りさこの横顔を盗み見ました。
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601 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 02:55:22.86 0
まっすぐに前を見つめている瞳。
可愛いかわいいと思っていたけれど、
初めて「美しい」と感じました。
色んな表情をするりさこだけれど
こんな顔をしているところははじめて見ました。

なんでりさこにこんなにドキドキして、緊張すんだろう。
これがちぃの言ってたドキドキなのかな。
それってことは・・・うち・・・りさこのこと・・・。
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602 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 02:56:45.29 0
「気になって気になって・・・なんか胸がモヤモヤして
苦しくって・・・わかんないけど・・・なんかへんなんだもん!」

と言っていたちなみ。
うちの今の状況にソックリだ。
ねぇ、ちぃ、これってやっぱり・・・

うち、りさこのこと、好きなのかな・・・・?

だけど当然答えはなくて、うちはまた海を見つめるのでした。
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603 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 02:58:08.18 0
は、恥ずかしい・・・
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604 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:00:31.06 0
すべての記憶がふっと沸いて来ました。
次々に埋められていくピース。
もものこと、りさこのこと、うちがしたこと。
全部、全部、うちの元に帰って来ました。

うちは、その内容に呆然とし、
その場で嘔吐しました。

あぁ、・・・うちはなんて最低な人間なんだろう。

気持ち悪い。

全部、気持ち悪い・・・。
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   /  つ//  ジャンジャカ 
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605 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:05:13.03 0
ちなみは、昨晩の夢を思い出します。

血はりさこを刺した血。
ノートはももへの気持ち、自分の想い。
ベッドで眠るももは、意識を失っていたから。
二人で歩いていたのはそれが日常だったから。

うちの知っていたもも。
うちが新しく知ったもも。

同じだけど、違う。
なにかが、違う。
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606 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:06:45.17 0
りさこを刺した。
自分は追い詰められていた。
気が狂いそうだった。

全部、心に蘇る想い。
あの、吐き気、気持ち悪さ。

身体の震えが止まらない。
うちは自分を抱え込んでずっと震えている。
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607 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:08:23.69 0
あの時の、飛び降りたときの痛み。
身体の痛み、心の痛み。

罪の意識。
ももへの想いと梨沙子へ気持ち。

あ、・・・あのノート。
あれは誰かの目に触れただろうか。
―――ももは、あれを読んだだろうか。
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608 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:11:04.86 0
あぁ、きっと読んだから・・・うちのことが好きだなんて言ったんだね。
だって、ももがちなみを好きになんてなるはずないもんね。

この2ヶ月幸せだったのになぁ。
好きだって言われて嬉しかったのに。
ちなみだって、すごく好きだったのに。

もも、「好き」だなんて言ってくれたのは、
ノートを見てうちのことを憐れんだからなの?
同情なんだね、きっと。
好きなんかじゃ・・・ないんだ。

こんなもの・・・。
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609 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:17:47.98 0
ちなみは首にかけたネックレスを握り締めました。

両想いになったらつけようって思ってたのに。
なんでこれ、つけてるんだろう。
誕生日のプレゼントだってももは言っていた。
・・・ウソ、ついてたんだね、もも。

あぁ、やっぱりノートを見たんだ。
だからネックレスの場所を知ってたんだ。
こんなの両想いじゃない・・・。
ももはただ同情して・・・。
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610 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:20:34.46 0
ねぇ、どうしてウソつくの。
どうしていつもそばにいてくれたの。
ただの同情なの。
それとも、りさこを刺したのは自分のせい、
だなんて責任感じているの。

だから、好きだと告白したらそれに応えたの。
あの言葉も、あのキスも、・・・全部ウソなの。

今日も、階段から落ちたとウソを。
血も額からだけだと、りさこはいなかったと。
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611 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:21:45.78 0
ちなみがショック受けちゃうから?だから言わないの?
そんなの・・・いらない。
本当のことが知りたかっただけなのに。
なのに・・・なんで・・・。

どうしてこんなに苦しいんだろう。
どうして震えが止まらないのだろう。
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612 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:24:40.54 0
ごめんね、りさこ。
きっと何度謝ったって許してもらえない。
でもりさこは・・・ニコニコ笑って・・・・。
何も言わなかった。
きっと責めたかったはずなのに。
りさこはなにも悪くないのに。
悪いのはちなみ一人なのに。
勝手に考えて、勝手にあんな最低なことをして。

ごめん、りさこ。
うちはきっと何度でも謝る。
許してもらえなくても、謝るからね。
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613 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:28:21.30 0
ももとの思い出を、早く思い出したかった。
大切な人との、自分の知らない思い出。
共有して、笑いあいたかった。

なのに、どうしてこんなに気持ちが悪いのだろう。
どうしてこんなに苦しいのだろう。
ウソをついていたみんなも、りさこを刺した自分も、
全部忘れてももにまた恋をした自分も、
同情なんかで好きと言ってくれたももも、

全部、

気持ち

悪かった。
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614 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:32:41.09 0
吐き出したものを片付ける気分にもならなくて、
かといってこの病室にいる気にもならなくて
車椅子に乗って中庭へ出ました。

うちはひたすらりさこへ謝っていました。
ごめんね、ごめんね、と。
あの時も、後悔をして、謝って、飛び降りた。

「2度と同じことはしない・・・でも、したいって思っても
いいよね・・・逃げたいって思うくらいいいよね・・・?」

誰へ話しかけたのか。
うちはふと、そう言うのでした。
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615 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:35:41.96 0
さて、結構書きました

落差激しいなぁ・・・まぁ、お許しください。

ちなみの思いは賛否両論かと思いますが、

なんというか・・・上手く言えません、ごめんなさい。

みやびちゃんの気持ちと、ちなみの気持ちとを

交錯させて進められれば、と思っています。

では、おやすみなさい。

616 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:36:51.62 0
おおおおおおおおおおおおおおお乙!!!!!!!
なんかなきそうだぜ!!!

617 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 03:37:07.58 0
長文更新乙です
そしてみやりしゃキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!!!と思ってたら千奈美が。。。
明日も期待してますー

618 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 06:04:41.18 O
読み応えのある作品ありがとうございますm(_ _)m

619 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 08:26:54.17 0
すげぇぇぇぇ

620 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 09:07:42.58 0
中の人超乙!!
千奈美を幸せにしてあげて・・・

621 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 11:23:54.85 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

622 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 13:41:02.28 0
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623 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 15:27:42.10 O
千奈美に元気な笑顔が戻りますように…

624 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 17:53:35.07 O
今夜も期待してます

625 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 18:02:25.25 0
千奈美・・・ホントに桃子は千奈美のこと好きになってるんだぞ
同情じゃないぞ・・・続きが気になる

626 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 18:25:13.43 0
小説の人物にマジレスwお前かわいい奴だなw

627 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 20:02:12.59 0
ほっしゅ

628 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 21:39:04.37 0
州*‘ o‘リ<ほだもん♪

629 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 21:49:33.62 O
ちなみ、さきによろしくな。

630 :名無し募集中。。。:2008/01/27(日) 23:00:14.28 O
保全

631 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 00:11:22.88 0
州*‘ o‘リ<ほだもん♪

632 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 00:51:00.04 0
おやすみ

633 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 01:32:42.43 0
花火を終えて、りさこたちは部屋に戻り、
ゲームとかはせずにいろんな話をしました。
お布団を敷いて、真ん中に集まって、
それはまるで修学旅行みたいで。

言い尽くせないほどの大切な思い出たち。
サキちゃんとの思い出はそう沢山なわけじゃない。
でも、一個一個が濃くて、すっごく楽しかったから。

お菓子をつつきながら、りさこたちはずっと話し込んでいるのでした。
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   /  つ//  カチカチ
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634 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 01:37:54.45 0
「ふわぁ〜・・・・・」
隣のみやがあくびをしていました。
「みや?眠い?」
りさこが聞くと、「うん」ってみやは頷きました。
「先に寝ていいよ、ももたちまだ喋ってるし」
ももがみやに言うと、
「ごめんね、先に寝ちゃう・・・みんなおやすみぃ」
立ち上がって自分のお布団に入っちゃうみや。
「みや、おやすみー」
みんなが声をかけると、みやはすぐに寝てしまいました。
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635 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 01:40:51.02 0
「りーちゃん、見て!」
みやが寝てしばらく経ち、りさこたちも寝ようとして
いろいろ片づけをしていると
ももがりさこの事を呼びました。
「ん?なぁに・・・?」
りさこが寄っていくと、ももはみやを指していました。
「こんな寝顔・・・可愛いね。」
スースー寝てるみやの寝顔。
確かにももの言うとおりとても可愛いです。
りさこはしばらく目が離せませんでした。
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636 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 01:45:14.22 0
お布団に入って電気が消えて、
りさこは一人、旅行のことを考えました。
サキちゃんとのお別れ旅行。
帰ったらその2日後、サキちゃんはアメリカへ飛び立ちます。
寂しいけれどしょうがない現実なのです。

旅行も明日でオシマイ。
明日は、海で遊ぶかどうか話し合って
結局海には行かず近くの神社に立ち寄り、
おみやげを買って帰ることになります。
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637 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 01:47:28.38 0
一つずつの思い出を忘れてしまわないように。
そっと胸に言い聞かせて、りさこは眠りました。
みやをふと見ると、りさこのほうを向いていて、
小さく「おやすみ、みや」と言って目を閉じました。

みやとの距離も少しだけ縮まって。
みやもりさこに優しくしてくれて。

ねぇ、みや、楽しかったよね?りさこは楽しかったよ。

そして、夜は更けていくのでした。
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638 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 01:53:53.74 0
夕方も過ぎて、だんだんと暗くなっていく空。
ちなみは中庭にある大きな木のそばから離れられません。
動く気にもならないし、動きたくもありません。
暑い空気も少しずつ冷えてきました。

すると、「徳永さん!・・・あぁ、もう探しましたよ。」
と看護師さんに見つけられました。
「大丈夫?病室見たらいないし、嘔吐の後があって・・・」
「・・・・どうかな・・・わかりません。」
下を向いたまま小さく呟きました。
「とにかく病室戻りましょう、ね?」
「・・・はい・・・」
頷いて、ちなみは看護師さんに車椅子を押してもらい、
病室へ戻りました。
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639 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 01:58:09.59 0
「なにかあった?体調悪い?」
ベッドに寝かされて聞かれます。
足元の台には冷めた夕食が乗っかっていました。
「・・・わかんないです」
「わかんないって・・・・熱はないわね。」
看護師さんは困った顔でちなみの額に手を当てました。
ひんやりと冷たくて、少しだけ頭がキリっとしました。
「ご飯は?食べられそう?」
「・・・吐いちゃう・・・かも」
「まぁ、無理はないようにね・・・食べられなくても
少しだけでも食べた方がいいよ、ね?」
「はい・・・」
そうして看護師さんは病室から出て行きました。
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640 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:02:09.47 0
「・・・・もも・・・」
一人になって呟くのはももの名前。

大切な人。大好きな人。愛しい人。

「・・・けど、ももは違うんだよね。
ごめんね、あんなノートのせいで・・・・もものこと・・・
縛っちゃってるんだよね・・・同情してるんだよね・・・。」

食事なんかいらない。
全部、いらない。
気持ち悪い。
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641 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:05:28.96 0
気付くと、ベッドの正面の壁には食事が飛び散っていました。
ちなみ自身も荒い息をしています。
「・・・いらない・・・いらないよ・・・全部・・・いらない・・・。」
小さな声で呟き続けるうち。

「なんでウソなんか・・・好きじゃないならそう言ってくれればよかったのに。
これも・・・もういらない・・・・」

ちなみは首からネックレスを引きちぎり、壁に投げつけました。

「グスっ・・・・ゴメン・・・ごめん!・・・みんな・・・ごめんね・・・・ヒック」

涙が止まらなくて、うちは泣き喚きました。
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642 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:08:43.47 0
「徳永さん!?どうかした・・・・!?」
看護師さんがちなみの声を聞いて入ってきました。
そして、部屋の惨状を見て絶句しています。
「どうしたの・・・なにがあったの・・・?
お友達がいないから寂しいのかな・・・?」
看護師さんはちなみの頭を撫でてくれます。
それでも震えだした身体は収まらず、
手を見ると真っ赤に染まっているように見えて
あのときのりさこの瞳を思い出して、
うちは、絶叫しました。
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643 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:11:10.22 0
そして、思いました。

なぜ、あのときに死んでおかなかったのか。

なぜ、あのときに死なせてくれなかったのか。

なぜ、記憶なんか失ったのか。

なぜ、記憶なんか取り戻したのか。
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644 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:14:02.30 0
みんなの顔が浮かびます。

みや、りさこ、くまいちゃん、まぁ、サキちゃん、さきちゃん。

そして、もも。

みんな知ってたんだ。知っててウソついたんだ。
何の為?
ちなみを傷付けたくない?
ホントのことを言うことが正しいとは限らないって事?

そんなの詭弁。
誰だってほんとのことを知りたいはずなのに。
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645 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:16:40.52 0
そう考えるとみんなが憎く思えて、
そんな自分も大嫌いで。

ただ、りさこには謝りたい気持ちと
死ななくてよかったという安堵感を抱きました。

でもふと浮かぶなぜ死ななかったのか、
なぜ生きているのか、という最低な考えをすると
何も食べていないのに吐き気が襲ってきます。
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646 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:19:33.22 0
ふと気がつくとオトナが何人もちなみを囲んでいました。
頭が痛くて、震えが止まらなくて
涙だって止まらなくて。

ちなみはまた大きな声で絶叫しました。

そして、またふと気がつくと、
空が明るくなっていました。

時計を見ると、もう朝の6時を過ぎていました。
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647 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:23:06.62 0
あぁ・・・寝ちゃったんだ。
何か薬でも打たれたのか、気分の悪さはなくなっていました。

そして、朝がやってきて、ももたちが帰ってくる日。

きっと夜になれば、ももが来ます。
なんて顔をして会えばいいのか。
そんなの全くわからないし、
記憶が戻ったことさえ、言っていいのかどうかわからない。

そのことを考えようとしたらまたふっと眠気がやってきて
うちはもう一度目を閉じるのでした。
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648 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:25:14.47 0
うぅ・・・

こんばんは、同じく苦しい中の人です。

ちなみには苦しませてばっかりですね・・・。

ごめんよー。

そういえば、恋愛ライダーの桃子が可愛かったので

しばらく書く気がしませんでしたw

なんて言いつつ、おやすみなさい

649 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:25:51.08 0
ちなみ…悲しいな

650 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:28:45.01 0
ちなみぃ

651 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:33:03.02 0
未だかつてここまで千奈美が切ない役になった小説はない

652 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 02:39:06.52 O
もうこの後は別人格作って逃げるか舌噛むかしかないだろ

653 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 03:30:50.62 0
保全デス

654 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 06:16:21.79 0
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655 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 09:28:57.11 0
浮上

656 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 11:03:42.74 O
州*‘ -‘リ<ほぜんだゆー

657 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 12:24:01.67 O
州*‘ -‘リ<みそラーメン♪

658 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 13:36:06.23 0
じゃんじゃか

659 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 15:04:19.53 0
ちなこにはホント幸せになってほしい…
これ以上誰かが傷つくのは見たくないよ

恋愛ライダーの桃子が可愛いのは同意だけど

660 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 16:08:20.23 0
ほぜん

661 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 17:36:05.25 0
ほしゅ

662 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 19:07:53.77 O
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

663 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 20:01:45.34 O
从*´∇`)<ほだもんに〜♪

664 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 21:12:54.08 0
保全だよ

665 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 22:17:03.05 0
从*´∇`)<ポチョムキン〜♪

666 :名無し募集中。。。:2008/01/28(月) 23:11:32.92 0
保全だよ

667 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 00:22:27.04 0
朝起きて、神社へ向かいました。
割と大きくて、観光地になっている神社でした。
りさこは、
「みやに振り向いてもらえる素敵な女の子になれますように」

「サキちゃんの足が治ってすごい選手になれますように」
ってお願いをしました。
りさこの長くて、目を開けたらみんなお願いを終えていました。
でも、隣のみやはそれでもしばらくなにかお願いしていました。
なにかなー?と思ったけど
聞いちゃったらご利益がなくなっちゃうので聞きませんでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

668 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 00:28:48.68 0
神社のそばにはお土産物屋さんがたくさんあって、
りさこたちはそこでお買い物をしたり、
アイスクリームを食べたり、
それこそ修学旅行みたいに楽しみました。
みんな笑顔で、これで旅行が終わっちゃうなんて
全然思えませんでした。

そして、お昼をそのお土産物屋さんの一つで済ませて、
りさこたちは電車に乗り込みました。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

669 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 00:32:52.81 0
電車は相変わらず鈍行で時間がかかります。
でもみんな元気で、いっぱい話をして
思い出をかみ締めていました。

「りさこ、眠くない?平気?」
「んっ・・・うん、なんで?」
「いや・・・ううん、なんでもない。」
みやがりさこに気遣ってくれて、
りさこはそんな一つ一つが嬉しくて。
今日も甘えようと思って、みやと腕を組みました。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

670 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 00:34:00.20 0
「どうしたの?」
「んっと・・・」
「ん?」
「なんでもない!」
「なーんだそれー」
なんてくだらないこと言い合って、
そんなりさこたちを微笑ましく見てくれるみんながいて
りさこはとても、とても、幸せでした。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

671 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 00:37:40.82 0
しばらくするとももはんーって唸り始めました。
「もも?どうしたもん?」
りさこが尋ねると、ももは困った顔で言いました。
「あのね、昨日の夜から電話が繋がらなくって・・・
メールも返事がないし・・・どうしたのかな?」
「ちぃ?どうしたんだろうね?」
みやが答えました。
「今夜、お土産持って会いに行こうかなって思ってたんだけど・・・」
「行っちゃえば?携帯どっかにやっちゃったとか、
あ、ほら、電源切らなきゃいけないのにつけてるし、怒られたとか?」
くまいちゃんが考え込みながら言いました。
「そ、そうかな・・・うん、だといいけど。」
ももは困った顔のままだったけど渋々納得していました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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672 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 00:47:37.36 0
それからは、また電車を乗り換えました。
そこではもうみんな元気がなくて、
疲れていて眠っていました。
りさこのとなりの座席はみやだったので
また腕を組んで甘えて眠りました。
みやも嫌がらないし、
それはちょっと不思議だけど、
ここぞとばかりに甘えておこうと思うのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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673 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:01:04.51 0
りさこがうちの腕に自分の腕を絡めて眠りました。
今朝見た寝顔は可愛くて、
いつまでも見ていたいとか考えていました。
でも、そう考えちゃう自分がなんとなくいやで
素直に可愛いなって思えなくて
それはしょうがなくて・・・・

だって、りさこだもん
いつもそばにいたんだもん
急にそんな風に思っちゃったら・・・

だめなんだもん
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  ☆ノノハヽ   _
 ノノl*∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
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674 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:12:09.63 0
好きなのかな、って正直思ったけれど
でも違うんだ、そうじゃないって思う気持ちもあって、
どれがほんとうなのかわからなくて。

だけどそばにいるとドキドキして、緊張して
こんなの今までなかったことだから・・・。

でもまだ認められない。
そんなにうちは簡単じゃない。
うちは頑固なんだ。

・・・・でも、隣で寝ているりさこは可愛いから困るのでした。
______ _________
         ∨
  ☆ノノハヽ   _
 ノノl*∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
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675 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:16:26.90 0
地元の駅に着いたときには、もう日は傾きかけていました。
赤く染まる駅で、りさこたちはサキちゃんを囲みました。
「みんな、ありがとう!楽しかった!」
サキちゃんは一人ひとりの手を握って言いました。
「あー・・・だめ、泣いちゃいそうw」
「サキちゃん、涙はまだとっておかなきゃ」
みやが声をかけると
「そうだね、そうだった」とサキちゃんはニッコリ微笑みました。

そして、りさことみやとサキちゃん、もも、くまいちゃんとママに
別れて帰途に着くのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

676 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:19:58.95 0
「じゃあ、ここで。」
りさこがいつもの三又の別れ道で立ち止まりました。
「うん・・・。」
「そう・・・だね。」
みやもサキちゃんも下を向いていました。
「よし、またすぐ会うし!別れはその時だね!」
サキちゃんが明るく声をかけ、
みやもりさこもそれに応じました。

そうして、りさこたちはそれぞれ一人になり、
家に帰りました。

おかーさんには、「あんた黒い!」と言われて
ちょっとだけ落ち込むのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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677 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:22:20.36 0
その夜、みやからの電話があって
りさこは夜の公園へ走りました。
疲れていたけど、関係ありませんでした。

公園に着くと、ももが泣いていました。
わんわん泣いていました。
隣にはみやがいて、困った顔をしていました。

何があったんだろう・・・りさこはそう思いました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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678 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:28:02.19 0
こんばんは

今夜は少し短いですがご勘弁

ようやく旅行も終わって、

物語が動いてきます、・・・・・多分。


しかしまぁ・・・気分の悪いことがあるもんで。

あれのせいでなんか書く気を削がれます。

てなわけでおやすみなさい。

679 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:29:51.08 O
乙です
乙です
今日もいいところで

680 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:31:41.24 0
毎日お疲れ様です

狼っていうとこはヒドい一面もありますが
作者さんの作品は素晴らしくて・・本当にGJです

ゆっくりでいいので頑張ってください

681 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:33:06.21 O
お疲れさまです
続きが気になるううう

682 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:39:48.99 0
面白いなー

683 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 01:47:18.41 0
お疲れ様です
下らない騒ぎはスルーしていきまっしょい

684 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 03:45:26.62 0
          .    _________
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         | ∪ |   . |少々お待ち下さい・・.|
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685 :05004017472686_ev:2008/01/29(火) 04:11:23.99 O
上弦の月も西に傾き、城下の町も眠る頃、おりさは江戸城の一室にいた。
いや、この姿、忍装束に身を包み、忍者刀を腰に携える…
「怪盗おりん」その人である。そして隣には、同じ姿の女忍者。
二人の傅く相手は、この城の主、将軍徳川茉麻(まつあさ)、その人である。
怪盗おりんの正体、それは将軍直属の忍であり、普段は『おりさ』として
城下に潜伏しているという寸法だ。
そして、茉麻の鷹・舞波丸が二度鳴き三度回れば、それは召集の合図なのだ。
「ご苦労とゆいたい。早速だが、調べて貰いたいことがある」
「ごめんなさい、おりんは他にやりたいことがあるもん」
「ちょっとおりん、何言ってんの?」
もう一人の女忍者がおりんをたしなめる。
「まあ、おつぐ。先ずはおりんの話を聞こうとゆいたい」
「もうっ!将軍様はおりんに甘いんだから…。で、おりん、何なの?」
この女忍者の名はおつぐ。おりんの実の姉である。
「おみやちゃんが行方知れずなんだもん。おりん、探したい」
おりんは事の経緯を話した。
「うむ…。相次ぐ神隠しとは尋常ではないな。ではおりん、おみや探し
の傍ら、神隠しの件も調べてくれとゆいたい。無事見つかるといいな」
「はい、将軍様。有り難うございます」
「さて、おつぐには、伴天連との密貿易について調べて欲しいとゆいたい」
話を要約するってえと、伴天連からの密輸品を、城下に持ち込む手引きを
している役人を洗い出せ、ってな話だ。
「御意」
「うむ、二人とも下がってよい。よろしく頼んだぞとゆいたい」
二人の忍は、夜の闇に溶け込むように消えていった…。
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         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

686 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 05:56:53.03 O
シブイなりさこw

687 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 08:34:14.66 O
あさほ

688 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 10:15:14.24 0
怪盗おりんもクライマックスだな

689 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 12:06:37.47 O
お昼の保全

690 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 12:25:04.16 0
っていうか怪盗おりんホントに携帯で書いてるwww

691 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 14:21:37.93 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

692 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 15:18:28.55 O
>>685
おりんの作者さんも乙ですm(_ _)m

693 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 17:10:45.58 O
州*‘ -‘リ<ほだも〜ん♪

694 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 18:25:40.17 O
保全しときます

695 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 20:06:54.59 0
ほっしゅほっしゅ

696 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 20:10:11.21 0
( `_´) <妹がまた遠くへ行ってしまう

697 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 21:25:09.15 0
なぜにマサオ

698 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 21:53:55.97 O
ゲキハロでキャプテンと姉妹やってからメル友らしい

699 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 22:42:52.58 O
以外な組み合わせですな

700 :名無し募集中。。。:2008/01/29(火) 23:13:27.83 0
だねぇ

701 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 00:23:11.99 O
中の人元気でたかなぁ

702 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 01:33:16.03 O
無理に書いても書けないと思うし気長に待ちますか

703 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 02:10:10.09 O
州*‘ -‘リ<力の限りほだもん♪

704 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 02:33:59.99 0
「ももっ!」
「あぁ、りさこ・・・・ごめんね」
みやがりさこに申し訳なさそうな顔で言いました。
「・・・りさ・・・こ・・・グス・・・ヒック・・・うわーん!」
りさこの姿を見ると、ももは余計に泣いちゃいました。
「どうしたの・・・?なんか、あった?」
ももを抱きとめ、髪を撫でてあげると、
ももは鼻水をすすって
「ちなみが・・・・ちなみが・・・」
とちなみの名前を繰り返しました。
______ _____________
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

705 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 02:39:05.80 0
「あのね、りさこ・・・ももは・・・」
「いいのっ・・・みーやん・・・ももが話すから、グス」
「あ、うん・・・」
みやを遮ってももは話し始めました。

小さい声で呟くように詳細を話してくれました。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

706 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 02:47:11.30 0
ももがちなみの病院を訪れたのは夜になってからでした。
家に帰って片づけを済ませて、
お土産を持って急いで病院へ向かいました。
寂しいかなって思って出来るだけ早く行ってあげたかったし
ももも、早くちなみに会いたかったのです。

そして、エレベーターで目的の階まで行き、
降りるといつものようにナースセンターに挨拶に行きました。
一言挨拶をしてから行くのがももの通例でした。
だからお土産ももちろん持っていくのでした。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

707 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 02:49:57.20 0
「こんばんはー・・・嗣永です。」
入り口で挨拶をすると、ちなみの担当のナースさんが
出てきました。
「こんばんは、あら、ちょっと黒くなったわね?」
「あ、はい、海で泳いで・・・あ、これお土産です!」
カバンから取り出して手渡すと
「ありがとう」と喜んでくれました。
「・・・あのね、嗣永さん・・・ちょっといいかしら?」
笑顔が消えて何かと思ったら
真剣な顔でナースさんは言うのでした。
______ _____________
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

708 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 02:54:26.45 0
「え、はい・・・」
ももが返事をすると、ももはナースセンターの
休憩所に通されました。
ソファに座らされ、話を聞きます。
「あのね、・・・・徳永さんのことだけど、
これは徳永さんのお母さんにも今朝お話したし、
あなたに言ってあげてと言われてるんだけどね
・・・徳永さん、昨日の朝から様子がおかしいのよ。」
すごくまじめな顔でナースさんが言うから、
ももは座りなおしてきちんと聞きました。
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

709 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 02:59:29.24 0
「なんていうか・・・ぼーっとしているというか・・・
考え事をしているみたいで・・・。
お昼過ぎには眠っていて安心したんだけど、
夕方ごろ部屋を見に行ったらいないのよ。
それで探し回っていたら、中庭で・・・
ポツンと一人、車椅子に乗ったまま、またぼーっとしているの。
言葉数もすごく少なくて・・・。
部屋に連れ戻して、夕食食べてねって言って出て行って
しばらくしたら、絶叫・・・かな。大声が聞こえてきたの。
慌てて部屋に向かったら夕食は全てベッドの前の壁に
撒き散らされてて、本人は錯乱状態で・・・
なんとか薬を打って落ち着かせたのよ・・・・。
・・・嗣永さん、心当たりはない?」
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

710 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:02:24.02 0
ももは呆然とその話を聞いていました。
錯乱・・・絶叫・・・。
笑顔の眩しい千奈美には全く似合わない言葉。
「あ、ありません・・・そんな・・・」
「そうよね・・・。私たちもわからなくて・・・
今朝からは落ち着いているみたいだけど、
食事は一切食べないし、ベッドに座ったまま考え込んでいるの。」
「そんなっ・・・」
「だから、あなたが病室に行ったらきっとなにか
感じることがあるかもしれないし
そういうことがあれば教えて欲しいの・・・・。」、
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
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711 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:04:20.28 0
「はい・・・でも・・・そんなっ・・・
ももが・・・ちなみを放って旅行に行ったからですかね・・・?」
「いいえ、それはないわ。寂しいとは言っていたけど
それくらいであんな風にはならないもの・・・
・・・もしかしたら記憶が混雑しているのかもしれないし」
「記憶・・・思い出した・・・?」
「いえ、それはわからないけれど・・・」
「そう・・・ですか・・・。」

ももは衝撃的な話を聞いて、ナースセンターを出ました。
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

712 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:06:31.11 0
錯乱だなんて。
ちなみにいったい何が起こったのか。
ももが旅行に行って怒っているのかな。
それとも、記憶が戻って・・・・
でもっ・・・ずっと思い出せなかったの急にそんなこと・・・
ありえないよ・・・・じゃあいったいなに・・・。

ももは混乱していました。
でも、ちなみの病室の前に着いて
入るために、深呼吸をしてドアを開けました。
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

713 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:09:56.04 0
「ちな・・・み?ももだよ、帰ってきた、お土産・・・」
病室に入ると、
ちなみは入り口とは逆の窓側を向いていました。
「・・・ごめん、もも、今すぐ帰って」
聞いたことのない、低い声でした。
「え、っ・・・」
「帰ってって言った」
こっちを向きもせずちなみは言いました。
ももは頭の中がパニックを起こしていました。
さっき聞いた話と、このちなみの態度。
どうすればいいのかわからず、入り口で立ち尽くしていました。
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
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714 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:13:27.43 0
「早く出て行って」
「な、なんで?せっかく会いに来たんだよ?
旅行から帰って休む間もなく会いに来たんだよ?
ちなみに会いたかったから・・・なのに・・・」
ももがそうやって言い返すと、
「・・・帰って」
ちなみはそれだけ言いました。
「いやだよ、ちなみ顔見せてよ・・・」
「嫌・・・早く出て行って、頼むから」
「ちなみ・・・・グスっ・・・なんでっ・・・・
怒ってるの?ももが旅行に行ったからなの?グス」
とうとうももは冷たい物言いのちなみが怖くて
泣き出してしまうのでした。
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
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715 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:15:10.91 0
「そんなのどうでもいい・・・何回も言わせないで」
「ちなみっ!」
「うるさいなぁ!!出て行けって言ってるじゃん!!
いい加減にしてよ!」
ちなみはこっちを向き、大声でももを怒鳴りつけました。
「ちなみ・・・・グス・・・・ごめん・・・ごめんなさい・・・」
ももは泣きながら何度も謝って
走って病室を後にしました。
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
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716 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:17:21.34 0
会いたかっただけなのに。
おかえりって言ってほしかったのに。
お土産のお菓子を一緒に食べたかったのに。
思い出話を聞かせてあげたかったのに。

ひどいよ・・・・

ももは泣きながら病院を出ました。
バスに乗り込んでやっと泣き止んだけれど
みやに電話したらまた泣いてしまって
それからは涙は止まりませんでした。
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   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

717 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:20:20.72 0
なんでちなみは錯乱状態になったのだろう。
なんでちなみはももを怒鳴りつけたのだろう。

ちなみに、なにがあったのかな・・・・。

ふと、海で遊んだ日のことを思い出しました。
ちなみが階段から落ちたという話を聞いてきました。
血は出ていたのか。
りさこはそこにいたのか。
血は額からだけで、りさこもいなかったとももはウソを言いました。
・・・まさか。
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         ∨
   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

718 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:21:59.79 0
ちなみは記憶を取り戻したのでしょうか。
だからりさこを刺したことを悔い、錯乱し、
ウソをついたももに冷たく当たったのでしょうか。

でも、これはかなり現実味のないことだと思いました。

だってそんな急に思い出すなんて・・・。

ももはこの可能性を信じることは出来ませんでした。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

719 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:24:43.47 0
「もも・・・」
ももの話を聞いてりさこはびっくりしました。
みやもそうだと言いました。
「なんでっ・・・かなぁっ・・・グス」
泣いているももがかわいそうでたまりませんでした。
「許せない・・・うち、ちぃのこと許せない!」
みやは拳を握り締めて言いました。
「もものこと泣かせるなんて・・・!
うち、明日会いに行って来る!怒ってやる!」
みやはすごく怒っているのでした。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

720 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:31:23.42 O
「いいよっ・・・そんな・・・」
ももは遠慮がちに言います。
でも、
「だめ!うちが納得できないもん!
こないだまでラブラブだったじゃんか、二人とも!
おかしいよ、なんかあったんだよ!
りさこもおいで、いいよね!?」
「あ、うん!ももを泣かすのは許せないもん!」
りさこもみやに感化されて怒っていました。
ももは「ありがとう」と言ってりさことみやを抱きしめてくれました。

そして次の日、みやとりさこは病院へ向かいました。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄


721 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:34:32.17 O
さるさんになってしまいましたw

こんばんは

気分の悪さも何とか払拭しつつ

更新しました。

ももが可哀相かなぁ・・・と思ったりして。

では、おやすみなさい

722 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:37:29.03 O
乙ですm(_ _)m

723 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:39:08.49 O
ちなみぃ…

724 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 03:49:10.09 0
お疲れ様です
胸が締め付けられます・・・

725 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 04:59:05.52 0
おおおおおお乙!!!!!!!!!!

726 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 06:53:09.23 O
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

727 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 09:38:33.13 O
州*‘ -‘リ<とりあえずほだもん♪727

728 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 11:43:15.61 0
あー

729 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 13:02:56.28 O
ほっ

730 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 13:41:12.37 0
ももあああああああああ

731 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 14:43:38.35 O
ル ’ー’リ<ほぜんですぅ

732 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 15:53:19.95 O
ほしゅ

733 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 16:40:49.83 0
ももち・・・

734 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 17:45:58.28 O
ル*’ー’リ<力の限り保全しますぅ〜♪

735 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 19:14:08.84 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

736 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 19:50:49.66 0
せつないね

737 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 21:15:12.66 0
州*‘ -‘リ<やだもん♪

738 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 22:33:13.28 0
州*‘ -‘リ<職人さま待ちほ

739 :名無し募集中。。。:2008/01/30(水) 23:14:39.07 0
カチカチ

740 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 00:01:17.44 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

741 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 00:53:18.55 O
ル*’ー’リ<保全しますぅ〜♪

742 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 01:46:30.98 O
川*^∇^)||<力の限りほだよ♪

743 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 02:20:49.41 0
病院に着いて、ちなみの病室へ向かいました。
ドアを開けるときちょっと緊張したけど
怒っているみやは「バン!」って大きな音を立てました。
ちなみはビックリしたのか、寝ていた身体を起こしました。
「ちょ、ここ病院・・・」
ちなみが注意しようとすると、みやがそばに寄って
ちなみの胸倉を掴みました。
「何考えてんの、何してんの!」
みやは怒鳴りました。
こんなに怒っているみやを見るのは久しぶりで
りさこもちょっぴり怖かったです。
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         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

744 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 02:23:12.16 0
「・・・うるさい、帰って」
「ちぃ!どうしたの!?なんでももに怒ったわけ!?」
「みやには関係ない。帰って」
ちなみも負けずとみやを正面から睨みつけました。
「ちぃ!!」
「・・・・うるさい。」
ちなみが吐き捨てるように言うと、
みやはちなみから手を降ろしました。
「・・・りさこ、帰ろう。無駄だったよ」
みやは入り口にいたりさこに声をかけました。
「え、う、で、でも・・・」
りさこはどもって言いたいことが言えませんでした。
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         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

745 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 02:28:28.02 0
「あ、あの・・・・ちぃ?もも、泣いてた・・・可哀相で・・・
で、でね・・・りさこ・・・理由聞きたいなって・・・」
ちなみが怖くて正面を見られなかったけど
下を向いて言いました。
「・・・りさここっちに来て」
「え、ちょ・・・」
ちなみの言葉にみやは納得が行かないようでした。
「りさこだけ残って、みや、ごめん」
「・・・・なんだよそれ・・・」
と言いつつもみやは一人で病室を出て行きました。

病室にはりさことちなみだけがいました。
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         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

746 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 02:31:53.86 0
あぁ、だめだ・・・なんか書けないです

ごめんなさい、今夜はこれで勘弁してください

すいません、おやすみなさい

747 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 02:52:50.89 0
「今度こそ・・・必ず・・・。あの時はゴメンね・・・チャントコロシテアゲラレナクテ」
あの時と同じ・・・でも今度は喉に熱いような、冷たいような感覚です。
声も出ません。すぐに呼吸もできなくなりました。溺れた感覚です。
ああ、今度こそ死んじゃうんだ・・・。でも悪いのはきっとりさこだからしようが無いよね。
言葉にできないけど、ちなみのこと恨んでないって伝えたかったから、
苦しかったけど笑顔を作った。

さようなら・・・みや。大好きだった。でもこれは、ももとちなみの間を引き裂いた
りさこへの罰なのです。お父さん、お母さん、生まれ変わったらまた、お父さんと
お母さんの子になりたいです。みんなみんな、さようなら。
もうすぐ何も見えなくなりそうです。ホントにさよなら・・・


…っていう続きがアップされてたらみんなびっくりするよな?
俺はびっくりするよ

748 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 03:03:47.70 O
ちょッ焦ったWWW

749 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 03:04:41.86 O
>>746
そんな時もありますよ
無理せず頑張ってください

>>747
マジでビックリさせないでよw

750 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 03:05:34.69 0
びっくりというか俺が泣く

751 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 05:16:32.95 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

752 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 05:18:17.11 O
梨沙子はどうするんだろうね・・・
中の人お疲れさまです

753 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 07:34:52.17 0
          .    _________
          ∩ ∩   |只今充電中・・  .  . |
         | ∪ |   . |少々お待ち下さい・・.|
         |  〜    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       __|★ノノハヽ   Zzz・・・
 ┌┐   | \州*´ ー`リ、カチカチスヤスヤ
 │| ̄)〓(  ,, ̄ ̄ ̄ ̄)
 └. ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

754 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 08:27:46.65 0
お疲れ様です
期待sage

755 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 09:11:37.27 O


756 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 10:18:16.30 O
从o゚ー゚从<保全です

757 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 11:56:37.94 O
州*‘ -‘リ<ゆゆー

758 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 12:53:06.17 O
まったりいきましょ

759 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 14:22:23.88 O
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

760 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:02:23.99 0
気付けば夕方になっていました。
確か、夕方ごろにはこっちに帰ってくると聞いています。
「もも・・・来ちゃうな・・・」
会いたくないわけがない。
大好きな人。大切な人。
だけど、なんて顔で会えばいいのかわからない。
もものついたウソも、気持ちも、
全部わかってしまったから。

今までどおり、接するなんてできない・・・。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
        ̄

761 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:07:40.63 0
記憶が戻ったと言えばももはどんな顔をするだろう。
喜んでくれるのか、それとも苦々しい顔をするか・・・。
ちなみがりさこを刺したことに責任を感じ、
そんなちなみに同情してそばにいてくれるもも。
ウソまでついてそばにいてくれるもも。
それ全てが欺瞞に感じてしまう。
本当にすきなのはりさこで
うちはももにとって憐れみの存在なのです。

そう考えるとたまらなく腹が立ちました。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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762 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:10:13.81 0
「会えないな・・・会ったらきっと・・・」
ひどいことを言ってしまうかもしれない。
辛い言葉をかけてしまうかもしれない。
だから、会えない。
傷付けたくはないからです。
同情されているのは腹が立つけれど
だからと言ってももを傷付ける理由にはならない・・・。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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763 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:13:25.79 0
ももの顔も、ももの身体も、ももの唇も、
全部が愛おしい。
もももそうなのだと、同じなのだと・・・
一昨日まではそれを信じて疑わなかった。
だけど、今はそんなことを考える気にもならない。

好きだから、大切だからこそ許せない気持ちがある。
それはどうしようもない感情の高ぶりで。
でも・・・傷つけることを躊躇うならば、
会わなければいい、顔を見なければいい。

そう結論づけ、うちはももが来ても追い返そうと決めるのでした。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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764 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:17:09.16 0
そして夜、運ばれてきた夕食には手もつけず
ももを待ちました。
「ちな・・・み?ももだよ、帰ってきた、お土産・・・」
ももがそっとドアを開けて入ってくる音がしました。
ももの声を聞くと安心しました。
あぁ、うちの大好きな人の声だと思ったのです。
だけど、握り締めた拳を解くことは出来ませんでした。

うちがももをあんなノートのせいで縛っている。
だからここにももがいる。
うちはこのとき、そうとしか考えることが出来ませんでした。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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765 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:19:34.39 0
うちが感情に流されてひどいことを言わないように、
冷静に、低い声で言いました。
「・・・ごめん、もも、今すぐ帰って」
こう言うのが精一杯でした。
「え、っ・・・」
ももの戸惑いを含んだ声が聞こえてきます。
「帰ってって言った」
唇をかみ締めて言う。

どうしてこんなに胸が痛いんだろう。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
        ̄

766 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:22:30.40 0
何度も帰れと言うと、ももは「せっかく会いに来たのに」
と言いました。
記憶なんか戻らなければ「おかえり」って
笑顔で迎えられたのに。
お土産をもらって、色んな話をして・・・
ももが旅立つ前はそう出来ることを想像していたのに。
それを望んでいたのに。
でも、そうすることができない自分の気持ち。

すごく気分が悪くて、気持ち悪かった。
だけどどうしようもないことで。
うちはただ早くももに帰って欲しかったのです。
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        ∨
  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
        ̄

767 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:24:20.10 0
ももが泣き出しました。
泣かせたくなんかないのに。
抱きしめて「ごめん」と言いたいのに。
なのにそれはできない。
今抱きしめたって、うちの気持ちは何も動かない。

ももがうちの名前を呼びます。
大きな声で。
哀しい、声だった。

うちだって、辛いのに。
苦しいのに。
ももは何も知らないくせに。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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768 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:26:28.28 0
「うるさいなぁ!!出て行けって言ってるじゃん!!
いい加減にしてよ!」

自分は被害者だと言わんばかりのももには
さすがに腹が立ってももを見て怒鳴りました。
久しぶりに見たももは、少し黒くなっていて
それでも・・・いつものももで。
だけど、目を真っ赤にして涙をポロポロ流していて。
「ごめんなさい・・・」と言うとももは何度も謝って
病室を出て行きました。
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        ∨
  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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769 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:28:16.93 0
ももが出て行ったあと、うちは呆然としていました。

傷付けたくないから、顔を見ないでおこうと思ったのに。
何で怒鳴ったりしたんだろう。
何で怒ったりしたんだろう。
ももは悪くないのに。
・・・そうだよ、悪いのはうちだ・・・。

被害者・・・そうだよ、ももは被害者だ。
恋人に会いに来て怒鳴られて追い返されたんだもん。
あぁ・・・何をしてるんだろう。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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770 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:34:09.00 O
何が傷付けたくない、だ。
思いっきり傷つけてしまった。
やってしまったことと、考えていることがあまりにも違う。
その違いが気持ち悪い。
同情されているのだと思って
ひどいことを言ってしまう自分を抑えたかったから帰って欲しかったのに。
縋るももを突き放してしまった。
自分を抑えられなかった。
もう・・・・わかんないよ・・・・わかんない・・・。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
        ̄


771 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:38:28.03 O
どうすればいいのかわからない。
どうしたらいいのかも、わからない。
自分が何を考えているのかもわからない。
うちはすごく混乱していました。

頭には泣いていたももの顔と、
ノートと、意識を取り戻してからいつもそばにいてくれたももと
りさこを見つめていたももと、
いろんなももが巡っています。

どれが本当のももなのか、わからない。
ももの気持ちも、今は、全然わかりませんでした。
そして、自分の気持ちさえもうわからなくなっていました。

_____ _______________
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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772 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:40:22.13 O
さるさんorz

昨日書けなかったちなみ視点を書いてみました

混乱し、戸惑い、なんて雰囲気が伝われば幸いです

ではまた夜中にでも

773 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 15:42:28.47 0
おおおおおおおおお乙!!!!!!!!!1
切ない

774 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 16:11:09.82 O
読みやすいし、何を伝えたいのかっていうのがすごい伝わってくるから作者さんの書く小説はマジで最高っす

文章に書いてる部分でも書いてない部分でも千奈美はこおいう風に思ってるんだろうなってすごい想像しやすいし

ともかく乙です!!!!!!!!!!!!!

775 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 16:26:38.00 0
職場なのに軽く泣いてしまったよ

776 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 16:31:48.82 O
乙ですm(_ _)m

切なすぎる…

777 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 17:16:19.92 O
お疲れ様です

778 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 19:04:34.16 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

779 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 20:00:12.23 0
州*‘ -‘リ<もんもん♪

780 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 21:16:51.64 O
ノノl∂_∂'ル<ほ、ほぜん

781 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 21:20:28.31 O
これ
単行本にならないかなぁー
かなりおもしろいから
うれるとおもうんですけど、
どうやったら本になるの?
なってほしい

782 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 22:46:16.52 0
ほぜん

783 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 23:03:41.13 0
何回読み直しても感動できるわw

784 :名無し募集中。。。:2008/01/31(木) 23:21:53.34 0
ほんと最高だよ

785 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 00:20:41.48 O
保全します

786 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 00:23:29.31 O
こんなに続きが気になる作品は久しぶりだ

787 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 01:20:06.41 0
          .    _________
          ∩ ∩   |只今充電中・・  .  . |
         | ∪ |   . |少々お待ち下さい・・.|
         |  〜    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       __|★ノノハヽ   Zzz・・・
 ┌┐   | \州*´ ー`リ、カチカチスヤスヤ
 │| ̄)〓(  ,, ̄ ̄ ̄ ̄)
 └. ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

788 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:01:16.77 0
ちなみと二人きりになって、沈黙になりました。
りさこはどうしたらいいのかわからなくて、
とりあえず、ちなみのベッドの横にあるイスに座りました。
下を向いてどうしようって考えていたら、
ちなみが、りさこのお腹にそっと手を伸ばしました。

「・・・・ねぇ、りさこ・・・もう、痛くない?」

ちなみが小さな声でそう言いました。
りさこはびっくりしてドキっとしました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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789 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:04:18.79 0
「え、・・・ちぃ・・・えっ・・・なんで・・・」
「・・・・傷、残ってる?」
お腹を何度も擦りながらちなみは言いました。
「・・・ちょ、っとだけ・・・残って・・・え、・・・ちぃ、なんで・・・」
りさこが目を見開いて口をパクパクさせていると、
ちなみは手を離し、言いました。
「・・・・思い出した、全部」

その声はなんだか悲しくて、辛くって、苦しそうでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

790 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:12:29.41 0
「ごめん・・・なんて謝ればいいのかわからないけど・・・ごめん」
ちなみは何度も頭を下げて言いました。
「最低っ・・・だよね・・・ともだち、傷付けるなんて・・・グス・・・
辛かった・・・ごめんっ・・・りさこ・・・ごめんなさい・・・ヒック・・・」
涙を流しながら、精一杯ちなみは謝りました。
りさこの手を握って、ごめん、ごめんって何度も何度も。
「ちなみ・・・・いいよ、りさこは気にしてない。」
「で、でもっ・・・」
「いいの、ほら、りーは生きてるし!ね?」
ニッコリ笑ってピースしても、ちなみは泣いたままで。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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791 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:16:32.80 0
「・・・いいんだってば。詳しいことは知らないよ?
でもね・・・ちぃ、言ったでしょ?りさこなんか嫌いだって。
・・・あれでね思ったの。嫌われるようなことしちゃったんなら
しょうがないって・・・だから、謝るのはむしろ、りさこなんだよ?」

ずっとそう思っていました。
謝らなければならないのはりさこなんだって。
痛かったけど、きっとちなみはもっと痛かったんだと思う。
そんな風になるまで痛めた心と、自ら飛び降りて痛めた身体と。

だから責めようなんて思わない。
もう、済んだことだ。
そんなことで、泣いてほしくなんかないよ。
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   /  つ//  カチカチ
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792 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:21:04.50 0
…ねぇ、梨沙子は天使なの?なんでそんなにいい子なの?

793 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:24:52.86 0
さるさん回避のためにカットインした方が良い?

794 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:26:17.92 0
『謝って、ごめんねって言って、何が悪かったのか聞いて、
ちゃんと悪いことこは直すから、嫌わないで、って』

と、いつだったか考えていたことを思い出しました。
うん、だからりさこもちゃんと謝らないと。
ともだちだもん。
ちなみは大切なおともだちだから。

許すとか許さないとかじゃないんだよ?
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795 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:26:40.49 0
>>793
そうですね、ありがたいです

796 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:29:55.44 0
「ごめんね、ちなみ。ちなみを追い詰めたのはりさこなんでしょ?
りさこにいけないところがあったんだよね。
できれば言ってほしいなぁ。
そしたらね、えっとね、りさこちゃんと直すから、だから・・・
・・・りさこのこと、嫌わないでね・・・・?」

ずっと伝えたかったこと。
言いたくても、記憶のないちなみには言えなかったこと。

やっと言えた。

りさこはとてもほっとするのでした。
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797 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:34:29.62 0
「ばかじゃん・・・・りさこ・・・ヒック・・・ばかだよ・・・」
ちなみはわんわん泣きながら、言いました。
「悪いことなんかないよ・・・ない・・・ばかっ・・・グス・・・」
そしてりさこの腕を引いてベッドに腰掛けさせると、
横からぎゅっと抱きしめてくれました。
「嫌ったりしない・・・大好きだよ、りさこ・・・ごめん・・・」
「だからぁ、もういいんだよ?いひぃ〜♪」
とっびきりの笑顔でそう言うと、ちなみは何度も頷いていました。
「いつ・・・・思い出したの?」
「一昨日の・・・・夕方・・・くらいかな」
ももの言っていた話と、ぴったり符合していました。
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798 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:37:51.81 0
抱きしめられたまま、頭を撫でてあげると
ちなみはゆっくり泣き止んで、話をしてくれました。

「だめなんだ、頭が混乱するんだ・・・
全部・・・なんか・・・よくわかんないんだ・・・」
「うん。」
「うちは・・・階段から落ちたってことになってる・・・
でもそれは全然違う・・・みんなウソをついてた・・・
そのことにすごく腹が立って・・・なんでだよって思って・・・」
「うん。」
「だけどっ・・・それはうちのためでもあって・・・・
でも、・・・・頭がそれを理解できなくて・・・
ウソつかれたんだって、みんなひどいんだって・・・思って・・・」
「うん。」
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799 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:41:17.35 0
「りさこ・・・みやには・・・謝っておいてほしいな・・・
うち、ひどいこと言っちゃったよ・・・」
「うん・・・で、でも・・・ももは・・・」
「ごめんりさこ、ももの話は聞きたくない」
小さく首を振ってちなみは言いました。
「えっ・・・なんで?」
「お願い・・・今は何も聞かないで。
思い出したことでいっぱい歯車が狂ったんだよ・・・。
言葉にして、話すほど、整理・・・できてないから。」
「ちぃ・・・うん、わかった・・・」
もちろん納得したわけじゃないけど
苦しんでいるちなみにそれ以上は聞けませんでした。
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800 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:43:02.42 0


801 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:50:16.70 O
「それと・・・思い出したことはみやにも、ももにも、・・・
みんなには言わないでね・・・」
「え、どうして・・・?」
「ほら・・・混乱中だし、まだ・・・言いたくないんだ・・・」
「う、うん・・・わかった・・・・」
「だけどね、りさこには言わなきゃって・・・だから・・・」
「ありがとう・・・ありがと、ちぃ」

ちなみの腕を解いて、今度はりさこが抱きしめてあげました。
傷ついた心が早く癒えるように。
そう、願って。
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802 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 02:58:31.42 O
「ももを泣かせたことは・・・すごく後悔してる・・・
でも、でもね・・・それにはちゃんと理由がある・・・」
「じゃ、言ってあげなきゃ・・・もも、可哀相で・・・」
「だめなの・・・きっと今会っても、昨日と同じことになる・・・
泣かせたり、傷つけたりしたくない・・・
だから、時間が欲しい・・・ももには、そう伝えてあげて?
・・・それと、しばらくは来ないでって」
「ちぃ・・・」
「ごめん、でも、今は・・・しょうがないんだよ・・・」
ちなみが下を向いて言いました。
それ以上は何も言えなくて、
「わかった」
とだけ返事をするのでした。
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803 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 03:03:54.50 O
「・・・じゃあ、また来るから」
「うん・・・ありがとう」

ちなみに手を振って、病室を出ました。
みやを探したけどいなくて、
帰っちゃったのかなって思ったけど
中庭で待ってるってメールが届いていて、
りさこは中庭へ急ぎました。

ちなみの辛い気持ちと苦しい現状を知った今、
りさこができることは何だろう
りさこはそんなことを考えていました。
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   /  つ//  カチカチ
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804 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 03:05:58.08 0
なんかさるさん多いなー・・・今までなかったのに。

てなわけで更新しました。

みなさん毎日感想・保全どうもです。

力になります!

これからどうなるのか・・・・・中の人もわかりませんw

では、おやすみなさい。


>>786
そう言われると焦らしたくなるけど更新しましたw

805 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 03:16:25.37 O
お疲れさまです

俺もっていうかPC規制に巻き込まれて規制どう解除するかもわかんないからほったらかしてるけど

厄介ですよね

806 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 04:17:17.47 O
いつもいつも素晴らしい作品乙ですm(_ _)m

807 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 05:32:25.89 0
州*‘ o‘リ<ゆー

808 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 07:04:15.67 O
州*‘ -‘リ<ゆゆー

809 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 08:02:26.93 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

810 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 08:04:46.36 0
州*‘ ー‘リ<あほだもん♪

811 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 09:37:32.62 O
州*‘ -‘リ<おつかれさまだもん♪

812 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 11:19:14.58 0
 

813 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 12:10:43.98 0
ちなこがんばれ…!

814 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 13:48:38.21 0
うーん…
まだちなももはすれ違うのか
りさこと喋って一気に解決するのかと思ってた俺が浅はかでした

815 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 14:51:21.08 0
ほほh


816 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 16:48:18.42 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

817 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 17:52:25.35 0


818 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 18:22:01.15 O
奥が深いな

819 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 19:31:38.57 O
州*‘ -‘リ<お腹減ったもん♪

820 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 19:35:19.95 0
中の人毎日乙です!
今日も寝ないで更新待ってます!
それにしても千奈美がかわいそうでしょうがない…

821 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 20:44:19.02 O
州*‘ -‘リ<保全はするに越したことはないもん♪

822 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 21:53:09.61 O
州*‘ -‘リ<もんもんも〜ん♪

823 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 22:52:40.32 O
州*‘ -‘リ<もんもんもんもーん♪

824 :名無し募集中。。。:2008/02/01(金) 23:49:37.90 O
川´・_・リ<保全デス

825 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 00:53:34.44 O
州*‘ -‘リ<もんもんもんもんも〜ん♪

826 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 01:39:43.93 O
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

827 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:06:56.19 0
「ちぃ、なんだって?」
ベンチに座ってるみやを見つけて、
隣に座るとみやは言いました。
「あーえっと・・・みやにごめんだって。」
「ももには?」
「んっと・・・怒鳴ったことは後悔してるけど、
でも、今は会えないし、しばらく来ないでほしいって・・・」
「・・・ふーん」
「みや・・・怒ってる?」
「そりゃ・・・」
みやは下を向いて唇をかみました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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828 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:09:41.42 0
「もう、帰ろうか」
みやは立ち上がって、先を歩きました。
りさこは慌てて、後を追います。
「あ、あのね、ちぃにもいろいろあるみたいで・・・
言ってくれなかったけど、
ももに怒鳴ったのにも理由があるって・・・だ、だから・・・」
「・・・そっか・・・わかった」
みやはわかったって言ったけれど、
声はすごく不満そうでした。

でもそれはりさこも同じで。
あの状況であれ以上聞けなかったけど
もちろん理由は知りたかったのです。
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   /  つ//  カチカチ
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829 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:14:40.76 0
「みやっ・・・機嫌直して?」
「べ、別に・・・」
みやと腕を組むと、みやはちょっと恥ずかしそうにしました。
「ただ・・・うちは・・・」
「うん?」

それからみやは、バスを待っている間、
バスに乗っている間にももへの思いを話してくれました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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830 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:17:07.24 0
「ももが・・・可哀相で・・・
うちは知ってるんだ、ももがどんなに辛い思いをしてたか・・・
あんな事件があって、ももはちなみのことを真剣に考えて、
好きだって結論に達して・・・・
で、やっと目覚めたと思ったら・・・・記憶がなくて・・・」

みやはすごく淡々と話しているけれど
泣きそうなのか、何度も目頭を擦っていました。
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   /  つ//  カチカチ
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831 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:22:09.33 0
「ももってそれでも気丈に・・・毎日病院に通ってさ・・・
好きってことは内緒にしてくれって・・・
ニコニコ笑ってて・・・うち、見てられなかったんだよ・・・
だから、ちぃがもものこと好きかも知れないって相談してきたとき
すごく嬉しかったんだよ・・・ももがこれで幸せになれるかもしれないんだって。
お互いが気持ちを伝えて、一緒にいる二人はすごく幸せそうだったよ。
なんか・・・眩しいっていうか・・・輝いてた。
旅行に行ったときも、「それなりに幸せだよ」なんて言って
恥ずかしそうにごまかしてたもものこと・・・うちは・・・
可哀相で・・・なんで・・・わかんないよ・・・グス」

ついにみやは泣き出しちゃって、
バスの中で何度も何度も鼻を啜っていました。
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  州*‘ -‘リ / /
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832 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:25:30.71 0
そっとティッシュを手渡すと、みやは何度も鼻をかんでいました。
頭を優しく撫でてあげると、優しく笑ったくれたので
りさこは少しだけ安心しました。
そして、バスにはりさこたちとおばあさんが一人しかいないことに
少し安堵していました。

「ももはきっと早く会いたくて、心配で、だから昨日・・・。
なのに怒鳴って追い返して、もうしばらく来るなだなんて・・・
ちぃになにがあったんだろ・・・・」
「・・・さぁ・・・わかんない」
「だよね・・・うちだってわかんないよ・・・グス」
「みやぁ・・・ちぃは時間欲しいって言ってたから・・・
待ってあげよう?それしか出来ないよ」
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   /  つ//  カチカチ
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833 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:29:51.80 0
「そうだね・・・」
「うん・・・」

そして、バスを降りていつもの分かれ道まで歩いてきました。

「じゃあ・・・りさこ、ももに伝えてあげてね」
「うん、今からももの家行ってみる」
「頼んだ・・・きっとすごく傷ついてるから・・・」
「みやは優しいね」
「そうかな・・・ただももだけは放っておけなくて」
「えへへ、じゃあ・・・また明日」
「うん、・・・サキちゃん何時だっけ?」
「10時だよ、10時に駅前」
「あ、そっか・・・サキちゃんもいなくなっちゃうのか・・・」
「・・・そうだよ・・・でも、それは」
「しょうがないよね、わかってる・・・じゃあ、バイバイ、りさこ!」

みやは手を振って、走って行きました。
りさこはなんとなく、そんなみやが見えなくなるまで見ていました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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834 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:36:35.20 0
ももの家を訪ね、ちなみのことを話しました。
記憶を思い出していること以外は、
全部話してあげました。
昨日泣き疲れちゃったいるのか、
泣きそうだったけど、ももは泣きませんでした。

「そっか・・・会いに行っちゃだめなんだ・・・」
「もも・・・ごめん、理由、聞けなくて・・・」
「いいよ、りーちゃんありがとう」
ぎゅっとももに抱きつかれて
りさこはちょっとドキっとしました。
「ももね、辛いけど、傷ついてるけど・・・
ちなみのこと大好きだから・・・嫌いになったりしないから」
ももはりさこの胸の中で言いました。

ももの強い言葉を聞いて、
りさこはもものことを抱きしめ返してあげるのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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835 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:41:41.09 0
「ちなみはばかだもん、好きな人傷つけるなんて」
「・・・りさこ・・・」
「ももは、りさことみやが守るもん」
「・・・りーちゃん本当にありがとう」
ももがりさこを見上げてニコっと微笑みました。
目が赤くなっていて昨日の涙を思い出しました。
「・・・そうだ、明日はサキちゃんだ・・・」
「うん、駅前に10時」
「寂しいなぁ・・・短かったけど濃かったもんね」
ももがいろいろ思い出しながら言いました。
「大切なお友達だよ、サキちゃん」
「そうだね、ももにとっても大切」

それからしばらく、ももがりさこから離れるまでは
ずっとそばにいてあげました。
ももが落ち着くまでは、いてあげなきゃ、と
妙な責任感が芽生えているのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

836 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:43:30.75 0
短いですが、更新しました。

次回はちなみを書ければ、と思います。

やっぱり可哀相ですが、救いはまだまだかかりそうです。

簡単には解決しそうにない・・・というか。

では、おやすみなさい。

837 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 02:45:09.50 O
乙ですm(_ _)m

解決への道のりはまだまだ遠いですね

838 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 03:11:23.43 0
激しく乙です
夢に出そうだw
いや、それはそれで全然いいんだけどw

839 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 04:53:23.82 0
ほzしゅ

840 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 05:32:19.77 0
州*‘ o‘リ<ゆー

841 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 07:51:06.98 O
保全

842 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 09:34:07.36 O
ノノl∂_∂'ル<保全

843 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 11:52:08.70 O
ひるほ

844 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 12:51:07.11 O
州;‘ -‘リ<べ、別にみやのために保全してるわけじゃないもん♪

845 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 15:08:26.53 0
ノノl;∂_∂'ル<ほ、保全はするに越したことはないんだからね!!

846 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 16:05:40.39 O
最近はメンバーが読んでるのを見掛けないなーw

847 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 17:29:53.40 O
ル*’ー’リ<保全しますぅ〜♪

848 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 18:44:39.72 0


849 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 19:52:27.43 0


850 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 20:17:32.71 O
州*‘ -‘リ<んぉ〜い♪

851 :名無し募集中。。。:2008/02/02(土) 21:28:34.03 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

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