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ケータイ小説家りさこ 5台目

1 :名無し募集中。。。:2008/01/10(木) 23:21:51.28 0
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          ∩ ∩   |只今充電中・・  .  . |
         | ∪ |   . |少々お待ち下さい・・.|
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 ┌┐   | \州*´ ー`リ、カチカチスヤスヤ
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ケータイ小説家りさこ 4台目
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1197797774/
まとめサイト
ttp://natsuyaki.hp.infoseek.co.jp/wolf/hokan.html

301 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 19:33:57.37 0
「え、え?だ、だってサキちゃん来たばっかりじゃ・・・」
みやがみんなが思っていたことを聞きました。
「あーうん・・・まぁ、そうなんだけど・・・いろいろ・・・あって
・・・みんなあたしの足の事は・・・知ってるよね?」
「あぁ・・・捻挫しちゃったってやつ?」
りさこが返事をすると、サキちゃんは頷きました。
「あれさ、大したことない捻挫とか言ってたじゃん?
・・・それって実は・・・ウソだったみたいで・・・。
今でも足の感覚が違うんだ、ずっと気になってて、
有名な大学病院で精密検査してもらったの。
自分を納得させたかったのかなぁ・・・?」
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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302 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 19:38:37.65 0
「そしたらさ・・・筋肉がちょっと、ほんのちょっとだけ
痛んでるって言われたの。
簡単な検査じゃわからないらしくて・・・
でも、ちゃんと治さないといけないって言われてさ
・・・治ったらまた前みたいに走れるかもしれないって
バスケもまたできるようになるかもしれないって・・・・
でね、・・・それには手術が必要なんだ。」
みんな黙ってサキちゃんの話に耳を傾けていました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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303 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 19:41:17.16 0
「で・・・その手術なんだけど・・・
まぁ、ちょっと一筋縄じゃいかないみたいで
専門医に、あ、スポーツの専門のお医者さんね、に
診てもらうのがいいだろうって・・・
それであるお医者さんを紹介してもらって
親と相談したんだけど・・・そこで診てもらうことになったの。
・・・それで、その、そこはね、・・・あ、アメリカ・・・なの。」

「あ、アメリカぁぁ!??」
またみんな一斉に声を出しました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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304 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 19:44:43.76 0
「や、別にね、アメリカなんか行かなくたっていいんだけど
一応あたしは・・・有名な選手だったわけで・・・
親の期待もあったし・・・行ってみればって言われてね。
治るんだったら行ってもいいのかなぁ・・・って。
で、その、旅行の日程と被っちゃうんだ・・・ごめんね。
そこで一度診てもらってその先生も手術した方がいいって言うなら
しばらく向こうに滞在して、ってことになるから・・・
親がそうなるんだったら向こうの学校に行けばいいって言うんだ
・・・だから、転校、なの。」

みんな想像の出来ない話で話が終わってもポカーンと
していました。
りさこもよくわからなくて首をかしげているのでした。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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305 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 19:45:39.85 0
とりあえずこんなもんで

夜また書きたいと思います。




例のごとく、こんな症状があるかどうかはわかりません

306 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 19:49:55.43 0
きんにく留学!?

307 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 19:51:27.15 0
中の人超乙!!
夜は寝ないで待ってます

308 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 21:01:40.71 O
アメリカの医者と言えば真っ先に
ジョーブ博士が思い浮かびました
続きを期待してます!

309 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 21:57:40.00 0
保全

310 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 22:24:24.68 0
今夜はリアルタイムで待ってます

311 :名無し募集中。。。:2008/01/19(土) 23:25:18.54 0
ダイジョーブ博士

312 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 00:06:53.86 O
川´・_・リ<こまめに保全デス

313 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 00:58:29.43 O
从´∇`)<ほだもんに〜♪

314 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 00:59:08.86 0
          .    _________
          ∩ ∩   |只今充電中・・  .  . |
         | ∪ |   . |少々お待ち下さい・・.|
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       __|★ノノハヽ   Zzz・・・
 ┌┐   | \州*´ ー`リ、カチカチスヤスヤ
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315 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 02:34:14.52 0
州*‘ o‘リ<も〜ん♪

316 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:18:04.57 0
「それ・・・まじだよね?」
改めて確認をするみや。
「うん、ほんと!」
あっけらかんとしているサキちゃん。
「そっか・・・じゃあ旅行は中止だね」
くまいちゃんはそう言って、
持っていたパンフレットをテーブルに置いてしまいました。
「えっ、な、なんで?」
サキちゃんは慌てて熊井ちゃんを見ました。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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317 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:20:42.69 0
「みんなで行こうって言ってるんだから、
サキちゃんいないと行けないじゃんか、当たり前でしょ?」
「い、いやでも・・・」
「サキちゃんが、帰ってきたら、アメリカにまた行っちゃう前に・・・
送別旅行ってどう?それじゃだめ?ね、みんな」
くまいちゃんがみんなに提案をしました。
みんな頷いて、そうしよう、という話になりました。
サキちゃんは申し訳なさそうだったけど、
りさこも賛成だったし、サキちゃんがいないと嫌なのでした。
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318 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:32:14.43 0
「うーん・・・ごめんねぇ、みや、りさこ」
3人での帰り道、サキちゃんは言いました。
「黙っててごめんだし、予定変えさせちゃってごめんだし
もうなんか・・・・ごめん。」
サキちゃんは小さな身体をさらに小さくして謝りました。
「い、いいってばそんなの!や、やめてよ!」
「そ、そうだよ!確かに驚いたけど謝るようなことじゃないよ!」
みやとりさこは必死でそんなサキちゃんに言っていました。
「ごめっ・・・あ、あたし・・・・・」
すると、急にサキちゃんが泣き始めました。
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319 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:38:17.50 0
りさこたちは余計焦って、必死になだめていました。
「ごめんっ・・・二人には・・・ウッ・・・言わなきゃって・・・グス
でも・・・言い難くて・・・ごめんっ・・・」
「ゆー・・・気にしてないもん、サキちゃん、ちゃんと言ってくれたもん
りさこもみやも怒ってないよ?ね?」
みやは頷き、りさこがちっちゃいサキちゃんを抱きしめると、
サキちゃんは今まで抑えていたものが一気に溢れたらしく
声をあげて泣き始めました。
「言いたくても・・・言えなくてっ・・・グズッ・・・」
りさこはしばらくサキちゃんを抱きしめていたし、
みやもそばから離れることはありませんでした。
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320 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:49:26.21 0
りさこはおうちに帰っていろいろ考え事をしました。

サキちゃんはりさこたちと仲良くなって
きっとこれからもずっと一緒なのだと思っていました。
さきちゃんにそっくりなサキちゃん。
亡くなったサキちゃん。
遠くへ行こうとしているサキちゃん。
どちらもりさこから離れていってしまう。
大切な人なのに。
りさこが気を許して、なんでも話せる人だったのに。
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321 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:55:34.17 0
もしかしたら、もしかしたらサキちゃんは日本へ帰ってきて
またいつものように朝一緒に学校へ行くことが
出来るようになるのかもしれない。
でも、その可能性は・・・あんまり高くないようで。
りさこは寂しくて哀しくなりました。
でも、これはサキちゃんにとって大切なことなのです。
大好きなバスケットをもう一度やりたい、
そんな思いの結晶なのです。

りさこが「行かないで」なんて言えるわけありませんでした。
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322 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:58:06.27 0
そして、しばらく経った日サキちゃんは渡米しました。
りさこたちは空港まで行きたいといいましたが
「どうせすぐに戻ってくるし、いいよ」と断られちゃいました。
サキちゃんがいない間、りさこたちは毎日ちなみに会いに行きました。
ママやくまいちゃんも一緒に。
6人で集まって昔の話をしたり、ゲームをしたり。
みんな楽しくて、笑顔に溢れていました。

でもやっぱり、りさこは・・・
ちなみともも、ママとくまいちゃん、みやとりさこというペアになると
いつも心が苦しかったです。
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323 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 03:59:30.83 0
4人はそれぞれ愛しい人と一緒。
でも、りさことみやは違いました。
離れないけれど、くっつきもしない。
ももたちが仲睦まじいとりさこはこっそりと
胸を痛めているのでした。
もちろん・・・みやが気付くわけもなくて。
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324 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:01:18.11 0
ある日、ちなみが言いました。
「で、旅行はいつになるの?いいなぁ、ちなみも行きたい」
「ちなみは行けないでしょ」
すかさずももが言うと、
「わかってるよぉ、でも、計画に入れて?ね?寂しいじゃん!」
なんてちなみが言うものだからももは
しょうがないなぁ、と甘い顔をして言いました。
「えへへ、もも大好き」
なんてちなみもノロけちゃって・・・。
りさこはいいなぁ・・・と素直に二人を見ていました。
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325 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:05:49.20 0
「んとね、カレンダーとにらめっこした結果・・・
8月の終わりしか無理!・・・なんだけど、どう?」
くまいちゃんが言いました。
そのあとみんなで詳しい日程を決めて、
サキちゃんも一緒に行けるように、
みんなでサキちゃんと思い出を作れるように。
りさこたちはちなみの病室で丁寧にに計画を寝るのでした。
ちなみはいいなぁ、と言いつつも、
ももには「楽しんできてね」と言っていて、
自分が行けないことはきちんと割り切っているようでした。
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326 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:07:55.07 0
宿題もそこそこに、りさこたちは帰ってきたサキちゃんと
2泊3日の旅行へ出かけました。
やはりサキちゃんはアメリカへ転校するようでした。
みんな寂しい気持ちを抱きながらも
それを素直に口に出来なくて、もどかしくて、
でも、いい思い出を作ろうと海辺の民宿へ向かうのでした。
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  州*‘ -‘リ / /
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327 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:08:43.85 0
いいよいいよー

328 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:11:16.21 0
出発の前の日、ちなみが言いました。
「もも、楽しんできてね、うちは平気だからね」
「うん・・・ごめんね。ちなみも一緒がいいんだけど・・・
ちょっと・・・無理みたいだしさ」
「いつまでも気にしてないの!ももはそこんとこよくないぞー?」
「わかってるよぉっ・・・もう・・・」
「えへへ、待ってるからね、元気でね」
「うん、ありがとう、行ってきます。」
「うん、行ってらっしゃい。」

挨拶をしてから、顔を近づけ唇が触れ合いました。
告白をした日から数えて、もう10回を越えるキスでした。
ひとつ、ひとつが大切なキスだからきちんと覚えていたかったのです。
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   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
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329 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:13:28.68 0
サキちゃんを快く送ってあげたい。
寂しいけれど、でも、悲しんだりするのはいや。
楽しく、笑い合いたい。
ももはサキちゃんの転校を聞いてからずっとそう考えていました。
だからそうできるように、ももは笑顔を絶やさないように
そればかりを考えているのでした。

駅前に集合して、ももたちの短い夏の思い出がスタートするのでした。
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   ル*’ー’リ / /
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330 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:15:15.71 0
こんばんは

とりあえずこんな感じで。

話の流れが早いというか飛ばし気味なのですが

おわかりのようにこれから長くなりそうなので

そこはあんまり気にしないでください。

では、おやすみなさい。

331 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:16:23.78 0
おおおおおおおおおおおおおおおおお乙!!!!!!!!!!!!!111
すでに泣きそうだぜ!!!!!!

332 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 04:17:39.36 0
乙!
そして旅館には水色の鏡が…

333 :05004017472686_ev:2008/01/20(日) 04:20:01.27 O
「おみやが神隠しか…ううむ…」
難しい顔をして腕を組んだこの男、小伝馬町界隈じゃあ
知らねぇ者は居ねえ、切れ者と評判の岡っ引きの清水の親分。
思案投げ首の親分におりさはしびれを切らした。
「早く探してゆー!もたもたしてると日が暮れるゆー!」
「まあ落ち着きな。実は近頃、神隠しがあちこちで起こっててな。
神隠しに遭うのは決まって年の頃十二、三の男だが…」
「親分さん、おみやちゃんは娘ですぜ」
「熊の言う通り。だが関わりが無ぇとは思えねぇってことだ。
おい、ちっさ、行くぞ」
「へえ」
ちっさと呼ばれたこの男、下っ引きの千佐太郎。
まどろっこしいってんで、親分には「ちっさ」と呼ばれている。
「熊と千吉は日が暮れる前ぇにおりさ連れて帰ぇんな」
「あたいも探すゆー!」
「おりさちゃんまで神隠しに遭ったら、おいら嫌だよっ!」
急に千吉が怒鳴ったもんで、皆、鳩が豆鉄砲食らったような
顔で千吉を見ていたが、男共は一斉に吹き出した。
千吉は顔を真っ赤にしてうつ向いてしまった。
「千吉の言う通り。おりさ、取り敢えず帰ぇるぞ。後は大人に任せな」

清水の親分達を見送り、家路につく三人。
おりさはまだ不満げな顔で歩いている。するってぇと…
「ぴぃぃっ!ぴぃぃっ!」
ふいに鳥の鳴く声。鷹だ。おりさは空を見上げた。
(…舞波丸!)
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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334 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 05:00:34.31 0
舞波丸!?

335 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 05:43:24.63 O
うん
舞波丸だよ

336 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 08:38:16.73 O
保全

337 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 12:05:00.97 O
州*‘ -‘リ<保全はするに越したことはないもん♪

338 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 13:41:44.51 O
ノノl;∂_∂'ル<べ、別に梨沙子のために保全してるわけじゃないんだからね!!

339 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 14:47:01.07 O
川*^∇^)||<保全はするに越したことはないんだよ♪

340 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 14:55:53.44 0
電車に乗り込んで、目的地へ向かいました。
電車の中では、クジ引きで席順を決めました。
りさこはくまいちゃん、ママはサキちゃん、みやはももと
二人ずつ座ってなかなか新鮮な組み合わせでした。
くまいちゃんとはちょっとだけ気まずいけど
でも、仲良く色んな話をしました。
くまいちゃんはニコニコして、ママとの話をしてくれました。
とっても仲良しで、りさこは「いいなぁ」ばっかり言っていました。
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  州*‘ -‘リ / /
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341 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 14:59:07.44 0
「りさこ、くまいちゃんに感謝してるよ?」
「ほえ?なんで?」
「んっとね、この旅行も全部計画してくれたのくまいちゃんだし、
頼りになるなぁって・・・いひぃ〜♪」
ちょっと恥ずかしくってごまかしちゃったけど、
その気持ちは本当でした。
「あはは、どうも。りさこも、大人っぽくなったね」
大きな手のくまいちゃんはりさこの頭を撫でて言いました。
「え?そうかなぁ?」
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  州*‘ -‘リ / /
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342 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:02:36.78 0
「なんていうか・・・凛々しくなった、かな。」
「えへへ、嬉しいもん!」
そう言われて素直に喜ぶと、くまいちゃんも笑顔でした。
二人もなかなか悪くないなぁ・・・とりさこは思いました。
ふと、前の席のママとサキちゃんを見ると
こっちもすごく和やかに話をしているようでした。
でも、話しながらなにかパクパク食べていて、
りさこはずっと気になっているのでした。
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343 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:07:03.11 0
みやと二人は別に困るわけじゃないけど・・・
でもなんだか何を話せばいいのかわからなくて
二人とも沈黙しちゃっていました。
「ねぇ、もも?ちぃとどんな感じ?」
するとみやが沈黙を破って聞いてきました。
「どんなって・・・・まぁ、それなりに。」
「ふーん・・・ちぃ幸せなんだ・・・うんうん、よかった。
・・・ねぇ・・・ももはさ、ちぃの記憶のことどう考えてる?」
「どうってねぇ・・・ももは・・・もう戻らなくてもいいかなって」
「え、そうなの?でも、忘れたままってのはきつくない?」
みやはびっくりしたみたいで、ももに聞き返しました。
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344 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:12:28.21 0
「だって・・・思い出すってことは、りさこのこととか・・・
いろいろ余計なことまでさ・・・
それはちなみが悪いんだけど、今こうしてみんな仲良くて・・・
なのに・・・・辛いことなんか思い出して欲しくないんだ。」
それがももの正直な思いでした。
きっと誰かに聞いて欲しかったのかもしれません。
だからこんなにもスラスラとみやに話しているのでした。
「そっかー・・・それもそうだね。
今のちなみの笑顔は本物だし・・・わかるよ、ももの気持ち。」
「そう言ってもらえると嬉しいな。えへへ・・・」
ももがにっこり笑うと、みやもそれに応えてくれて
ももの心は少し軽くなるのでした。
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345 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:19:28.35 0
「で・・・みーやんは素直になれた・・・まだみたいだけど。」
「ちょ、それほんと意味わかんないっ!教えてよ」
「やだ、これは自分で考えなさい。」
「むぅ、ももきらーい!」
みーやんが可愛く拗ねて見せました。
「・・・みーやん似合わないね・・・。」
って言ってあげるともっと拗ねるので
「あはは、可愛い可愛い!w」
なんて言ってももとみやは楽しく電車での時間を過ごしていました。
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346 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:21:08.19 0
ふと、横のサキちゃんとまあさを見ると、
二人は座ったときからずっとお菓子を食べていました。
もうそれはずっと、ずっと・・・。
何を話しているかまでは聞こえなかったけれど
和やかというかなんというか・・・
二人にはピッタリな空気に思えるのでした。
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347 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:24:02.38 0
そして、お昼前には乗り換えの駅に到着し、
ももたちは冷えた列車から残暑の厳しいホームへと
重たい荷物を持って降り立ちました。
「あつーい!」
第一声はももでした。
暑くって溶けてしまいそうなのでした・・・。
「ももちが騒ぐと余計うるさいよー・・・ほら、行くよ」
おっきな熊井ちゃんを目印に、
ももたちは乗換えまでの時間を潰す為に、
お昼御飯を食べに行くのでした。
目的地まではまだもう少しかかるみたいです・・・。
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   ル*’ー’リ / /
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348 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:36:10.47 0
お昼ごはんはすぐに決まりました。
りさこの、「味噌ラーメン!」の一言で。
みんな「暑いのに・・・」とか「ラーメンはいいとして、なぜ味噌・・・」とか
いろいろ思っただろうけれど、
りさこの天真爛漫な顔を見ていたら
だれも否定など出来ませんでした。
なので、駅舎のなかのラーメン屋さんでももたちは
お昼ごはんを食べるのでした。

サキちゃんは汗だくだったし、
みんな暑い暑いと言っていました。
でも、りさこだけは平然と「美味しいもん♪」とか言っちゃって
可愛いなぁ・・・とももは思うのでした。
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   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

349 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:38:32.10 0
くまいちゃんがこっそりももに、
「さっきりさこに凛々しくなったとか言っちゃったんだけど
撤回しなきゃいけないね、これはw」
と教えてくれました。
「あはは、だね、りーちゃんはまだまだ可愛いから」
なんて返事をするとくまいちゃんはケラケラ笑っていました。

そしてももたちは冷えた駅舎を出て、
乗り換えの暑いホームに立ちました。
そこへ、目的地の最寄り駅まで連れて行ってくれる
鈍行の電車が滑り込んでくるのでした。
______ _____________
         ∨
   ☆ノハヽ  _
   ル*’ー’リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

350 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 15:39:31.24 0
さて、とりあえずこんなもので

いまさら気付きましたけど、

大人数がいっぺんに動く描写は苦手ですw

至らない点はお見逃しくださいませ・・・

ではまた夜きます

351 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 16:46:39.09 O
乙です!自分は批評とかできないけど
このスレが好きなのはとにかく読みやすいことです
夜の更新期待してます!

352 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 18:20:46.16 0
 

353 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 19:53:57.29 0
落としてたまるか

354 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 21:17:05.19 O
州*‘ -‘リ<保全はするに越したことはないもん♪

355 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 22:20:47.32 0
ノノl;∂_∂'ル<り、梨沙子のために保全す・・・や、やっぱ言えない

356 :名無し募集中。。。:2008/01/20(日) 23:13:48.80 0
ほぜむ

357 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:09:41.29 0
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

358 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:13:33.72 0
電車は心地よく揺れながら海辺の街を目指しました。
りさこは朝が早くて眠いのか、あくびをしています。
「みやぁ・・・寝てもいい?」
なんて聞いてくる始末で。
「いいよ、着いたら起こすから。」
「うん・・・ごめんね・・・」
りさこはちっちゃな声でそう言うと、
みやの肩にもたれかかって寝息を立てました。
______ _________
         ∨
  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

359 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:15:51.71 0
みんながりさこを見ていました。
「なんだ、りさこ寝ちゃったの?」
「うん、眠いみたい。」
「りーちゃんはおこちゃまだなぁ」
ももが得意げに言うのでちょっと悔しくて
「ももも変わんないじゃん」
って言ってやると、ももは膨れちゃって
それがまた面白くって、
うちはりさこを起こさないように気をつけながら
笑っているのでした。
______ _________
         ∨
  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

360 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:20:20.72 0
りさこはうちの肩ですやすや眠っていました。
みんなそれぞれ話をしたり本を読んだり
していて気付けばうちとりさこは二人きりみたいな
雰囲気になっているのでした。
りさこをチラっと見ると、驚くほど長い睫毛が目に入り、
またキャミソール一枚だけのりさこの肩は剥き出しで
りさこの白い肌が余計に白く見えました。
そのくせ、唇は口紅も塗っていないのに真っ赤で
うちは思わず見惚れてしまうのでした。
「りさこ・・・可愛いなぁ・・・」
素直にそう思うのでした。
こんなに可愛い子がいつもうちのそばにいる。
それは奇跡のようにも感じで、
うちはクラクラとしてしまうのでした。
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  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

361 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:24:04.23 0
そして、目的の駅まであとひとつという所でうちは
りさこの肩を揺り動かしました。
「りさこ、起きて、もうすぐ着くから」
「んっ・・・みやぁ・・・」
寝ぼけているのか、何を考えているのか・・・。
起きた途端、りさこはうちにぎゅっと抱きつきました。
「ちょ、ちょっとりさこ!起きなさいってば」
うちのお腹あたりにりさこの胸の感触を感じました。
うちは必要以上に動揺して、焦っていました。
「りさこ、起きて、りさこ!」
「・・・うー・・・起きる・・・もん!」
りさこはゆっくり起き上がって、「おはよう、みや」
と言いました。
______ _________
         ∨
  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

362 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:26:49.59 0
さっきの可愛いと思ったりさこ。
胸が当たったお腹。
おはようと言うりさこの表情。
全部知っているはずなのに。

なのになぜうちはドキドキしているんだろう。

りさことならいままでなんでもしてきたのに。
なぜいま、うちはドキドキしているんだろう。
「みや?」
「な、なんでもないっ!」
りさこが顔を覗き込んでくるものだから余計焦って
強く言い返してしまいました。
「・・・みや変。」
降りる準備をし始めたりさこはそう呟くのでした。
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  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

363 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:30:22.98 0
みやがなんか変だけど、まぁ、気にせずりさこたちは
電車を降りました。
よく寝たし、りさこの体調はバッチリでした。
電車を降りると、すぐに潮の香りが漂ってきました。
「海の匂いだー!」
サキちゃんは確か、海に来るのが久しぶりらしくて
一番はしゃいでいました。
暑いけど、汗かいちゃうけど、海の匂いでりさこも
すごくテンションが上っているのでした。
「よーし、じゃあ宿へ参りますか!」
くまいちゃんの掛け声でりさこたちは駅近くにあるという、
2泊するお宿へと歩いていくのでした。
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         ∨
   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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364 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:39:00.68 0
お宿の民宿は思ってたよりも大きくて、
そして想像以上に海に近かったです。
りさこたちはさっそく部屋に案内されて
6人が泊まる大きな部屋に入りました。
「なんか修学旅行っぽーい!」
なんて言ってももとママは機嫌がよく、
サキちゃんとくまいちゃんもニコニコしていました。
みやも楽しそうに部屋を見て回っていたから
さっき怒られちゃたのかと思ったけど、
りさこはそうではないようで安心するのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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365 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:43:14.81 0
「・・・ひまだぁ」
ちなみはももも、みんなも訪ねてこないのでヒマでした。
ここのところは毎日みんな来て、
この病室で勉強したり、くだらないこと喋ったり
たまり場みたいになっていたのに。
誰も来ない、というのはこんなに寂しいものなんだろうか、
と改めて実感するのでした。
親は忙しいし、土日しか来てくれないし、
ちなみはヒマでヒマでしょうがありませんでした。
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  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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366 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:46:24.77 0
「・・・行っておいでなんて言うんじゃなかったかな・・・」
散々ももに行け、気にするな、と言ったくせにと
思ってはいるけれど、行くな、なんて言える状況じゃなかったし・・・
それにももには楽しんできて欲しかったし・・・

「でも・・・やっぱ失敗した・・・寂しい・・・」

なんて後悔している自分がバカみたいで
かっこ悪くて、ださいなぁ・・・とちなみは思うのでした。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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367 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:50:58.81 0
「なんで足治らないかね・・・」
階段から滑って落ちたとももが教えてくれました。
「・・・どういう落ち方したらこんな粉々になっちゃうんだろ?」
見せてもらったレントゲン写真のちなみの右足は
確かに粉々で、時間がかかるとは聞いていました。
「でもなぁ・・・もう4ヶ月くらい経つはずなのになぁ・・・
あぁ・・・!もう・・・もどかしいなぁ・・・」
なかなか治らなくて病院からは出れなくて
旅行にはいけなくて、高校にもいけなくて
もものこともいっこうに思い出せないし・・・
「はぁ・・・寝よ・・・」
まだ昼にもなっていないというのに
ちなみは読もうとしていた本を投げ出して
眠ってしまうのでした。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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368 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:57:14.53 0
短いけど・・・

とりあえずこんなもんで

旅行でいろいろ動けばな・・・と思います

ではおやすみなさい

369 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 00:58:17.47 0
更新ありがとうな
おやすみ

370 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 01:08:14.46 0
おおおおおおおおおおおおおお乙!!!!!!!!!!11111

371 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 01:21:23.81 0
旅行でひと波乱あるのかな?
続き楽しみです!

372 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 02:00:33.41 O
AAネタスレだと乳の感触にみやびちゃんが殺意を覚えるところだなw
頭が勝手にそっちの分岐に行っちゃって
その後の文章が噛み砕けなかったw

373 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 02:49:39.14 O
ノノl;∂_∂'ル<べ、別におっぱいが小さくても悔しくないんだからね!!

374 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 04:45:03.25 O
州*‘ -‘リ<ほだもん♪

375 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 06:06:10.61 0
州*‘ o‘リ<もんもん♪

376 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 10:20:34.80 O
州*‘ o‘リ<ほだもん♪

377 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 12:36:25.55 O
州*‘ o‘リ<やだもん♪

378 :オダギリルイー☆ライフ☆椎葉歩と羽鳥未来☆:2008/01/21(月) 13:42:09.58 0
☆ままゆと未来ちゃんの大切な親友〜梨沙子ちゃんキター☆

   ☆ノノハヽ
   州*‘ ヮ‘リ∩<Baby, please take a chance!恋の魔法で ♪
 (( (⌒) ⊃ノ  )) 悲しみを溶かしてあげるよ!♪
     (_)

   ☆ノノハヽ
   州*‘ ヮ‘リ<Baby, please fall in love!今ときめいて ♪
 ((  ノ ⊃⊃ )) 弾けるような 恋をしてみようよ! ♪
   (__ノヽ_)

   ノノノハヽ☆
   リ‘ ヮ‘*州<Baby, please take a chance!恋のTrue Romance ♪  
 (( ⊂⊂   _) 少しずつ、咲かせてあげるよ!♪
     (__ノ ̄ 彡

  ☆ノノハヽ
  州*‘ ヮ‘リつ<Baby, please fall in love 今輝いて ♪ 
 (( (⊃  (⌒) )) 眩しいほどの恋をしてみようよ!♪ 
    (__ノ


   /\__,ヘ,
   ノ☆ノノノハ
  州*‘ ヮ‘リ<☆Leah Dizon 戀しよう♪☆
  c(,_uuノ http://jp.youtube.com/watch?v=DF2eM0ulBNc


379 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 13:57:51.84 0
          .    _________
          ∩ ∩   |只今充電中・・  .  . |
         | ∪ |   . |少々お待ち下さい・・.|
         |  〜    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
       __|☆ノノハヽ   Zzz・・・
 ┌┐   | \州*´ -`リ、カチカチスヤスヤ
 │| ̄)〓(  ,, ̄ ̄ ̄ ̄)
 └. ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

380 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 15:43:29.46 O
川´・_・リ<ほ

381 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 15:50:12.99 0
州*‘ -‘リ<ほだゆー♪

382 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 17:11:45.61 O
州*‘ -‘リ

383 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 18:27:26.92 O
ル ’ー’リ<ほっ

384 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 20:22:41.83 O
从´∇`从<ぷ

385 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 21:19:37.79 O
川*^∇^)||<すてっ

386 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 22:25:43.25 0
ノノl∂_∂'ル<ぷ

387 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 23:14:51.94 O
州*‘ o‘リ<じゃんぷ

388 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 23:54:58.47 0
州*‘ -‘リ<ゆー

389 :名無し募集中。。。:2008/01/21(月) 23:59:37.09 0
「みやー、ママとくまいちゃんとサキちゃんが買い物行くって。
みやも行くー?」
部屋を見回り終えて、窓から海を見ていると
りさこにそう呼ばれました。
「んー・・・いいや。りさこは?」
「じゃあ、りさこもいいや。」
と言うので、りさことみやは部屋に残りました。
ももはちなみに電話すると言って、
ママたちと一緒に出て行きました。
広い部屋に二人きり。
いつもとは違う空間。
うちは柄にもなく、緊張しているのでした。
______ _________
         ∨
  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

390 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:02:44.77 0
「りさこ・・・お茶飲む?」
「ううん、いい」
「りさこ・・・お菓子食べる?」
「ううん、もうすぐご飯だよ」
「そ、そうだよね・・・」
「みや、さっきから変・・・どうしたの?」
りさこにはすっかり見透かされているようで、
うちはちょっとドキっとしてしまいました。
「べ、別に・・・なんもないよ。」
「ふーん・・・」
りさこはそれ以上何も言わず、荷物を片付け始めました。
______ _________
         ∨
  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

391 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:03:33.43 0
あ、みやびちゃんがママって言ってる・・・
ごめんなさい、まぁに脳内変換でw

392 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:06:09.05 0
変なのは自分でもわかっていました。
どうしてだろう、どうして今日、こんな風になってしまったんだろう。
りさこは妹みたいな存在で、
いつもそばにいてくれて、むしろ、いてほしくて。
かけがえのない人です。
それはちゃんとわかっていました。
でも・・・電車の出来事が頭を過ぎるのです。
今まで意識なんてしてこなかった、りさこの
女の子としての魅力、色っぽさ、美しさ。
ふと思い出すだけでも変な気持ちになって
それがどういうものかよくわからなくて、
うちは、この二人きりの空間を居心地悪く思っているのでした。
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         ∨
  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
        ̄ 

393 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:08:50.57 0
それでも誰も帰っては来なくて。
まだ夕方に少し時間があって。
3人はきっと喋りながら散歩がてらに、
近所のコンビニを目指しているはずだから
まだ帰っては来ないだろうと思います。
ももはちなみとの電話が長引いているのだろうし、
むしろそれは邪魔しちゃいけないもので。

どうしよう・・・って考えなきゃいいんだ、そう、
何も考えなければ・・・!
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         ∨
  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
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394 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:11:55.31 0
「明日はね、朝からね、海だよ?えへへ、泳ぐもーん!」
りさこが荷物から水着を取り出してそういいました。
やっと沈黙が破れて、りさこのテンションも高そうなので
うちはほっとして、平静を装って話を続けました。
「楽しみだなぁ、海かー・・・そういえば、うちってね、
海辺の学校だったんだよ?転校してくる前までは。」
「ゆー?そうだったの?知らなかったー」
「うん、言ってなかったもん。・・・いい所だったよ。
あの海が大好きでさ・・・また行きたいな」
昔のことを思い出して、うちはちょっと懐古な気分になっていました。
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  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
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395 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:15:42.94 0
「りさこも行ってみたい!」
「あぁ、そうだね。一緒に行こうね、連れて行ってあげる」
「いひぃ〜♪どんなとこ?」
「港町でね、すぐそばに海があって・・・・
あ・・・そういえば・・・」
うちはふと、幼馴染の少女を思い出しました。
転校してから連絡すら取っていません。
仲は良かったけれど、うちは新しい学校に忙しくて大変で
転校してすぐにさきちゃんと仲良くなって、好きになって
夢中で、彼女の事をすっかり忘れていたのです。
もちろん、悪気はなかったけれど・・・
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  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
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396 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:18:22.28 0
「ん?どうしたの?」
「ううん、ごめんごめん、ちょっといろいろ思い出してて。」
「そっかー・・・ねーみや、もっと聞かせて?」
「あ、うん・・・えっとね・・・」

うちはその子のことを思い出しながら、
うちが育ったあの港町のことを話しました。
りさこは目を輝かせて聞いてくれたから
話すかいがあったというものです。
りさこに彼女のことは言わなかったけれど、
うちは「今どうしてるのかな・・・?」と考えているのでした。
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  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
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397 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:20:17.97 0
変な気持ちのせいで居心地が悪かったのだけれど
うちは自然とりさこと話せていました。
だから話をふってくれたりさこに感謝し、
あの胸のドキドキやざわめきをなんとか
抑えることが出来ていました。

そして、話もそこそこになったころ、
ももが帰ってきて、3人も帰ってきて、
夕食の時間となるのでした。
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  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
   /  つ//  カチカチ
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398 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:23:32.84 0
ももからメールが届いて、うちは目を覚ましました。
本当は電源を切らなきゃいけないのだけれど
こっそり規則を破っているちなみは、
「着いたよ、電話するね」というメールを見て、
かかってきた電話を取り、ももと話を始めました。
長電話だったけれど、「寂しい」なんてことは言いませんでした。
行けと言ったのは自分なのだから、それは言えませんでした。
ももを心配させたくないし、楽しんで欲しいのです。
でも、電話を切ったらやっぱり寂しくなって、
ため息をこぼしてしまうのでした。
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  ★ノノハヽ  _
  从*´∇`) / /
   /  つ//  ジャンジャカ 
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399 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:27:33.55 0
みやの今まで知らなかったことを聞いて、
りさこはとても嬉しい気持ちでした。
しかもそれをりさこに話してくれたことが嬉しかったのです。
「りさこが初めてかも、この話は」といわれ、
自分は特別なのだと思うことが出来たからです。
もちろん、その特別が本当の特別ではないと
ちゃんとわかっていたけれど、
嬉しいものは嬉しいのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

400 :名無し募集中。。。:2008/01/22(火) 00:31:23.24 0
夕食は大きな食堂でした。
畳敷きの部屋で、りさこたちは大きめのテーブルについて
たくさんのご飯を食べました。
電車ばかりで疲れていたし、いっぱい食べられました。
ママは「もう限界だーっ」と言いながらおむすびを食べていたけど・・・

夕食の後は、部屋に戻ってトランプをしました。
本当に修学旅行みたいだったけど、
先生みたいに怒る人もいないし、
りさこたちは「大人」のいない快適な時間を楽しんでいました。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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