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ケータイ小説家りさこ 5台目

685 :05004017472686_ev:2008/01/29(火) 04:11:23.99 O
上弦の月も西に傾き、城下の町も眠る頃、おりさは江戸城の一室にいた。
いや、この姿、忍装束に身を包み、忍者刀を腰に携える…
「怪盗おりん」その人である。そして隣には、同じ姿の女忍者。
二人の傅く相手は、この城の主、将軍徳川茉麻(まつあさ)、その人である。
怪盗おりんの正体、それは将軍直属の忍であり、普段は『おりさ』として
城下に潜伏しているという寸法だ。
そして、茉麻の鷹・舞波丸が二度鳴き三度回れば、それは召集の合図なのだ。
「ご苦労とゆいたい。早速だが、調べて貰いたいことがある」
「ごめんなさい、おりんは他にやりたいことがあるもん」
「ちょっとおりん、何言ってんの?」
もう一人の女忍者がおりんをたしなめる。
「まあ、おつぐ。先ずはおりんの話を聞こうとゆいたい」
「もうっ!将軍様はおりんに甘いんだから…。で、おりん、何なの?」
この女忍者の名はおつぐ。おりんの実の姉である。
「おみやちゃんが行方知れずなんだもん。おりん、探したい」
おりんは事の経緯を話した。
「うむ…。相次ぐ神隠しとは尋常ではないな。ではおりん、おみや探し
の傍ら、神隠しの件も調べてくれとゆいたい。無事見つかるといいな」
「はい、将軍様。有り難うございます」
「さて、おつぐには、伴天連との密貿易について調べて欲しいとゆいたい」
話を要約するってえと、伴天連からの密輸品を、城下に持ち込む手引きを
している役人を洗い出せ、ってな話だ。
「御意」
「うむ、二人とも下がってよい。よろしく頼んだぞとゆいたい」
二人の忍は、夜の闇に溶け込むように消えていった…。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

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0ch BBS 2005-12-31