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もしもベリメンが隣の家の幼なじみだったら・・・

1 :名無し募集中。。。:2010/12/25(土) 22:07:36.64 0
そんな夢を常に見ている

201 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 16:23:44.21 0
>>200
「べ、別に好きじゃねえよ…」
自分の中にだけ閉まっていた思いを見透かされ問われたことに俺は動揺を隠せないでいた
そんな俺に須藤はまた真剣な眼差しを俺を見つめる

「じゃあ、嫌い?」
「嫌い…じゃない…」
こんな誘導尋問にひっかかる俺も俺だが須藤は卑怯だ…
好きか?って聞かれたら好きじゃないって言えるけど
嫌いか?って聞かれたら嫌いじゃないとしか言えない…
それをわかって言ってるのかわからないけど須藤は俺のその言葉を聞くと小さいくため息をついた

「千奈美のこと嫌いじゃないのに梨沙子って子と付き合ってるんだ?」
「ちがっ…!」
「わかってるよ。千奈美のことは好きだけどそれは恋愛じゃない友達…もしくは幼なじみ…そう言いたいんでしょ?」
「ああ…」
「でもさ、本当に千奈美のこと恋愛対象としてじゃないなら嫌いってはっきり言いなよ。誤解されるよ。梨沙子ちゃんに」
それだけ言い終えると須藤は教室へと戻って行った
嫌いじゃない…
その言葉は嘘じゃない…
でも好きじゃ…ない…

202 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 18:58:21.81 0
期待

203 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 19:23:22.49 0
小説待ちをかねて幼馴染に関する雑談を希望
とりあえず雅ちゃんが幼馴染なら付き合えなくてもたぶん楽しい

204 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 19:32:03.88 0
幼なじみと言えば千奈美が定番なので
なんか以前読んだことがあるようなものばかりだw

主人公×ちー×りー なんか特にそんな感じ

205 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 19:34:38.37 0
>>203
派手な友達が増えていくみやびちゃんに距離を感じてしまいそうw
ふとした拍子に二人きりになったときに一瞬だけ昔を懐かしむトークをするみたいな切ない感じ

206 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 19:35:10.01 0
ちーりーで炭鉱脱出ドラマを再現
从・ゥ・从<とか言って

207 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 19:38:02.35 0
>>205
解るw雅ちゃんの友達とは友達になれない
そしてチャラい兄ちゃんに
「何であんなダサいのとつるんでんの」
とかこっちに聞こえるように言われたいw

208 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 21:29:17.85 O
落ちる

209 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 21:32:35.30 0
伊吹信介と牧織江かなあ

210 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 23:02:29.54 0
おっと

211 :名無し募集中。。。:2010/12/28(火) 23:26:26.79 0
〜wotaku maasa〜
みんな知ってる。地味系のグループにいるけど圧倒的めぢからと黒髪ロング、真っ白な肌で
派手系の男子からも実は人気があることを
友達に優しくてしっかり者、勉強はそんなに得意じゃないけど間違った事は言わない
マメで几帳面だからクラスの催しではギャル系女子からも信頼されている
みんな茉麻の事を「ちゃんとした子」と言っている

俺は知ってる。ほんとはシャイで人見知り、インドア派でアニメとゲームが大好き
意外と少女趣味でメールの語尾に「てへっ」とかつけてくる
私服のセンスも自信がなくお母さんセレクトを着まわして外出
いつも周りの子の面倒をみているから誰かに甘えたくても照れてうまくできない
…そして
意外と小さな事で悩んだりする「乙女ちゃん」だって事をw




212 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 00:14:28.14 0
落ちるで

213 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 00:27:05.92 0
>>201
自分の気持ちにまったく整理が付かない
俺の彼女は梨沙子だ。俺は梨沙子が好きだ。俺の彼女は梨沙子だ・・・
ずっとそれを繰り返していないと、おかしくなりそうだ
くそっ、ムシャクシャする・・・ドンッ
誰かににぶつかり、俺は尻餅をついた
顔をあげると目の前には女の子が同じく尻餅をついていた
「いたぁ〜い!」
俺は立ち上がりすぐに駆け寄った
「大丈夫?怪我はない?」
「だ、大丈夫で・・・いたっ!」
「ど、どこか痛めた?」
「ちょっとひねっちゃったみたいですぅ・・・あはは」
「ごめん!上の空になってて・・・」
「いいですよぉ、結構見えないこと、あるんです」
「?と、とにかく、保健室行こうか。肩貸すよ」
「あ、ありがとうございますぅ、でも・・・」
なんと、肩を貸すにも俺の方が身長が低かった。見えないとはこういうことだったのか・・・はは
「えーっと、そっちがよければ、背中貸すよ」
「え、でも・・・」
「いいんだ。俺が悪いんだから。遠慮せずに」
「じゃぁ・・・」
授業には遅れてしまうだろうが、こっちのほうが大事だ
それにしても、自分より背の高い女子を背負うなんて、そうないだろうな・・・
「あのぉ、先輩。お名前はなんていうんですかぁ?」
「あ、まだいってなかったか・・・○○だよ」
「○○先輩ですかぁ。今度このお礼はさせてくださいね」
「いやいいよ。悪いのは俺・・・」
「あー!チコクしちゃう!もー、やんなっちゃうよ」
声を上げて向こう側から走ってくる奴がいた。この声は・・・
「早くしないと・・・あっ」
やっぱり、千奈美だった

214 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 01:28:03.26 0
あげ

215 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 03:09:34.81 0
>>213
「あ…」
一瞬時が止まったかようにお互い見つめ合いどちらかと言わぬまま目線を逸らした
「…な」
「え?」
「こんなとこでイチャイチャすんなって言ってんの!」
「はぁ?…いや、ちょっこれは…」
脹れっ面でそっぽ向く千奈美の顔を見て俺は確信する
ああ…こいつ勘違いしてやがる…

「あのー、千奈美さん?」
「なに?」
「これは誤解というかなんというか…、この子はさっきそこでたまたま会った子で…」
「え?」
俺の背中で話を聞いていたその子がゆっくり俺の肩から下りると申し訳なさそうな顔を浮かべた

「すいません。あたしが転んで足をひねっちゃって…、そしたら先輩が」
その子の言葉にやっと納得したのか脹れっ面は収まり
「ふーん」とだけ千奈美は呟いた
「あの…、もしかしてお二人は付き合ってるんですか?」
彼女は全くの無関係で俺らの今の関係もきっと知らないんだと思う
だからこそ出たそんな言葉に俺らの空気は凍りついたように静まり返った

「え、あの…、あたし変なこと言いましたか?」
「いや…、それより早く保健室行こう」
俯いてる千奈美の顔をまともに見れずに俺は避けるように千奈美の横を通り過ぎた

216 :名無し募集中。。。 :2010/12/29(水) 03:25:22.13 0
寝る
明日も残ってますように

217 :名無し募集中。。:2010/12/29(水) 06:02:39.25 O
良スレ

218 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 08:45:21.80 0
だな

219 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 10:24:08.07 0
>>215
ようやく保健室の前に着いた
そういえば、まだこの子の名前を知らない
「名前を聞いてなかったね。君、名前は?」
「え、あ、友理奈・・・熊井友理奈です。あ、あの・・・先輩」
「・・・ん、どうした?」
「お二人は、どういったご関係なんでしょうか?」
「単なる幼なじみだよ。それだけ」
「そう・・・でしょうか?」
また、胸が痛んだ
「さっき、あの人の横を通り過ぎる時、見たんです。あの人がすっごく切ない目をしているのを」
もう、やめてくれ
「あの、あたしなんかのことより、あの人の所にいってあげた方が・・・」
「なんでもないって言ってるだろっっっ!!」
つい、声を荒げてしまった
鼓動が速くなる。胸が痛い。千奈美のことになると、まるで別人だ
ふと我に帰ると、熊井が今にも泣きそうな目でこっちを見ていた
「あ、あの・・・」
自分のしてしまったことに深く悔やみ、謝ろうとした時だった
「なーに、もう!保健室の前で大声だして!・・・ん?」
いきなり保健室のドアが開き、出てきたのは清水先生だった
「あ〜、こりゃ、出てきたらまずい雰囲気だったかな?」
むしろ、助かった。今の俺は気が動転しすぎている
「いえ・・・あの、彼女が怪我しているんで、診てやってください」
「はいはい、任せて。じゃ、中に入ろっか!」
とりあえず役割は果たせたようだ。そして、ここにいるのは胸が苦しい
「じゃあ、俺はこれで・・・」
俺はくるりと背を向けた。しかし
「ダーメ。彼女一人残していくなんて男として恥さらしよ。わかる?」
奥襟をひっつかまえられ、俺も保健室へと連れてかれた
まぁ、とりあえず、ちゃんと謝れという神のお告げなのだろう
鼓動が落ち着かないまま、俺は保健室のソファに腰をかけた

220 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 11:47:45.91 0
〜wotaku maasa〜
>>211
「ばあちゃんこんばんわ〜」
母ちゃんから頼まれて隣のばあちゃんにいつもの回覧版と夕飯のおかずのおすそわけを持ってきた
「あらあらいつもありがとうね〜うちでも煮物作ったから持って行って。少し上がって待っててもらえる?」
「わかりました。お邪魔します。」いつものようにあがらせてもらうと
居間の奥のソファーで横になりながら、ものすごい集中力でDSをやっている女がいる
「おまえまた来てたのか」
ギロッと大きな目をこちらに向けてその女はこう言った
「孫が、ばあちゃん家に来てなにがおかしいの?」
「まぁそんなにツンツンするなよイナイレうまく進んでないのか?」
「あんたゲームやらないからわかんないじゃん」
「ははっ確かに」
ここ最近、俺は妙に冷たくあしらわれている。やさしい〈茉麻〉はどこへ行ってしまったのか…
「煮物熱いから気を付けてね」ばあちゃんが包みを持ってきてくれた
「いただきます。それじゃあお邪魔しました」
「おつかれさま」とばあちゃん
「茉麻じゃあな」
DSをやりながら顔だけをこちらに向けて一言「じゃあね」
冷たい冬の空気が追い立てるように俺を家へと走らせる

221 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 14:12:10.65 0
落ちる

222 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 16:21:23.17 0
从´∇`从<ほ

223 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 17:04:30.64 0
>>219
「あのあたしたち別に…」
「あー、いいのいいの!別に先生誰かに話そうって気ないからさ」
「いや…あの」
「はい、足見せてー」

ソファーに腰かけながらそのやりとりを見つめているとふと熊井と目が合った
だけどその視線はすぐに逸らされなんとも言えない空気が二人の間で漂う
「はい、できた。腫れもそんなにないし軽い捻挫だね」
「すいません」
「足は問題ないとして、一番の問題はこのただならぬ空気かな?」
「え…」
「なにかあったんでしょ?先生で良かったら話聞くけど?」
先生は熊井の隣に腰をかけると俺らを交互に見つめた

「なんでもないですよ…。ただ俺が熊井に酷いこと言ったから…。ごめん」
「いえ…!あたしも先輩の気持ち考えずに…」
お互いおそるおそる目を合わせるとどちらからともなく笑った
それを見ていた先生も優しく微笑んでいた

224 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 19:33:16.90 0


225 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 20:31:03.14 0
久々に書きたいけど年末でキツイな

226 :名無し募集中。。。:2010/12/29(水) 22:17:29.92 0
落ちるで

227 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 00:11:39.38 0
よいおとしおー

228 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 00:28:13.78 0
>>220
〜wotaku maasa〜

熊井ちゃん握手会余韻中。。。

229 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 01:09:58.70 0
>>223
先生の笑顔に見送られて俺達は保健室を後にした
授業開始から既に20分ほど経っていた
「20分経っちゃったか・・・もう欠席扱いだな」
「すいません・・・あたしのせいで」
「もうその話はナシだよ。軽い怪我でよかったじゃない」
「あ、はい・・・本当にありがとうございます」
熊井はそのすらっと伸びた身体を深々とたたみ、お辞儀をした
その姿はなんともいえない、温かみがあった
「しっかし、今から行ってもなんかなぁ・・・どやされるだけだしな」
「あの・・・じゃぁ、サボっちゃいません?」
「え?」
「たまにあたし、やっちゃうんです。ぼーっとしたい時とか」
ちょっといたずらっ子のような笑みを浮かべ、楽しそうに話す熊井
「よかったらですけど、屋上に行きませんか?ちょうど今日は青空ですよ」
正直、驚いていた。真面目そうな彼女からは思いもよらないような言葉だった
それでも、俺は悪い気はしなかった。なんだか熊井といると、心が落ち着くように感じられたからだ
今日は朝から気が動転しっぱなしだった俺には断る理由などなかった
「いいね。にしても熊井、けっこうワルなんだね」
「もー、先輩ったら」
なるべく人目につかないように、俺達は外の非常口から屋上に向かった

230 :名無し募集中。。。 :2010/12/30(木) 02:33:42.83 0
何とかこのスレを年越ししたいな

231 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 02:42:16.02 0
しばらく書いている者だけど
ストーリー行き当たりばったりだし
ぱって浮かんだ友理奈やキャプも出していっている感じなんで
書きたい人はどんどん書いて
こういうのもあれだけど受験生だから昼夕は勉強してて夜朝しか来れないので
保全や続き投稿よろしくお願いします

232 :名無し募集中。。。 :2010/12/30(木) 02:47:18.34 0
掃除終わったら寝た考えるよ

233 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 03:12:55.86 0
じゃ俺保全する!

234 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 04:01:44.23 0
>>229
「ほんとだ。すげー青空」
屋上について空を見上げると雲ひとつない綺麗な青色が広がっていた
俺は屋上の真ん中まで行くと腰をおろしそのまま空を見上げるように寝そべった
そしてその横に熊井が座った

「たまにはこうやってサボって空見上げるのもいいね」
「はい!だからサボっちゃうんです」
そう言って満面の笑みを浮かべた熊井は俺のほうへ顔を向けた
その笑顔に俺も満面の笑顔で答える
「なんかこうやって何もない空見上げてると自分がものすごくちっぽけに思えるな」
「え?」
「悩んでるのがバカらしいっつうか、なんで悩んでるだろうって思えたり」
寝そべっていた体を起こし熊井のほうへ顔を向ける
そんな俺に熊井は不思議そうな顔を浮かべる
「ありがとな」
「え!?お礼なんてそんな…」
「言いたいんだ」
「え…」
「ありがとう」

235 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 09:19:37.91 O
いろいろ作品が読めて嬉しい

236 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 11:24:15.60 0
うm

237 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 11:26:47.21 O
雅ちゃんと幼なじみだったら無理やりでもオシャレな格好させられんだろうな

238 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 11:53:15.14 0
>>234
熊井はちょっと困ったような顔をしたが
「・・・はい、どういたしまして♪」
彼女も何か感じたのだろう、明るい、それでいて全てを包み込むような笑顔を見せてくれた
たった一時間ほど前の熊井との出会い
でも、それが俺を変えてくれた
保健室でのどちらからでもなく自然にでた笑顔
久しぶりに見上げた嘘のない澄んだ青空
あれこれ考えることなく自然に出た俺の感謝の言葉
そしてそれを包み込んだ熊井のあたたかな笑顔
すべてが、俺を変えてくれた
偶然の、たったひとつの出会いが、こんなにも俺を変えてくれたのだ
だから、俺も応えなくてはならないんだ
そう、あいつの「想い」に・・・
「キーンコーンカーンコーン」
授業終了のチャイムだ
「じゃあ、そろそろ行こうか」
「はいっ♪」
俺の心は、決まっていた

239 :名無し募集中。。。 :2010/12/30(木) 14:42:13.04 0
ほすほす

240 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 14:42:20.38 0
熊井ちゃんと幼なじみだったら「面倒くせぇな~」と思いながらもついつい相手してあげちゃいそう

241 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 16:39:56.64 0
落ちる

242 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 17:24:31.34 0
待ってるぞ

243 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 18:24:15.61 O
梨沙子と幼なじみだったら無理やりでもラーメン食べさせられんだろうな

244 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 19:31:31.52 0
ちょっとまだ続きがうまく浮かばない
保全してくれてる人ありがとう
千奈美にイメージ出るように時間が空いたらつべでちぃの動画を見て、待受もキャプからちぃに変えた

245 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 20:23:15.74 0
>>238
キーンコーンカーンコーン
やっと放課後だぁ〜、疲れたしおなかすいたし
それより千奈美がまだ元気ないんだよね・・・いつもなら「みやー、まぁー、バドミントンやろー!」なんていってくるのに
今日はさっさと教室出てっちゃった
そっとしておくしかないのかな・・・○○もあんな調子だったし
また、前の二人に戻れるよね・・・?
「♪愛する町〜愛する山〜愛する川を〜♪」
電話だ・・・千奈美からだ
「も、もしもし?」
「ねぇ、まぁー、今からひまー?」
いつものような明るい声・・・でもわかる。これは無理してる声だ
「うん、暇だよ」
「じゃさ、いつものカフェ行こー。ストロベリーパフェ食べたいし」
「うん、いいよ」
「じゃあ4時にカフェの前ね。遅れてきたらだめだかんねー」
「わかった。また後でね・・・プツッ」
やっぱり、寂しがりな千奈美の傍にはあたしがいてあげないと
でも、本当はあいつがいてあげなきゃいけないのに
絶対○○はまだ千奈美のことが好きなのに
絶対千奈美は○○のことが好きなのに
神様、どうして二人は素直になれないの?
神様がしてくれないなら、あたしがなんとかしてみせる
それが、二人をずっと見てきたあたしにできることかもしれないんだから

246 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 20:52:55.22 O
熊井ちゃんと幼なじみだったら無理やりでも身長高くさせられんだろうな

247 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 22:07:28.38 0
あげます

248 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 22:16:32.91 0
〜wotaku maasa〜
>>228
学校での昼休み、久々に茉麻から話しかけてきた
「あんた今日おばあちゃん家くる?」
「うん?夕食の時間あたりに多分なんかもってくぞ」
「そう」
それだけ言うとまた自分の女子グループに帰って行った

夕方
「ばあちゃ〜ん家で作ったエビフライ持ってきたよ〜」
「わぁありがとう。きょうは、まあちゃんもお泊りできてくれたのよ!上がって行って」
「いえ、お邪魔なんですぐ帰りますよ」
「おでんと、つけものがあるのよ。持たせる準備するからちょっと上がっていきなさい」
いつもよりやや強引なばあちゃん
「わかりました。おじゃましまーす」
靴を脱いでテレビの音が聞こえる居間の方へ向うと、そこには…

249 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 22:52:47.60 0
〜wotaku maasa〜
>>248
モコモコ素材のピンクの部屋着に青いクマのヌイグルミを持った茉麻が…
「ど、ど、どうした?茉麻!」
「ほらー!やっぱり笑うじゃない!」
ちょっと涙目の茉麻
「大丈夫よ。まあちゃんは可愛いから。」
台所からのんきなばあちゃんの声
「だってあんた今笑ったじゃん!」
「い、いや、ただビックリして…」
正直、こんな〈メルヘン茉麻〉は小学校以来だ
「まあちゃんは小さい頃からこうなのよ」奥からばあちゃんの声
「へ、へぇ…」続く言葉が出ない
確かに俺の知っている小さい頃のまあさは、ままごとや可愛いキャラクターが大好きな〈女の子〉だった
「私…ずっとホントの趣味をクラスの皆に見せるの恥ずかしかったんだ」茉麻が話し始めた
「中学でみんなアニメとかマンガとか興味のない子が増えていって、コナンの話とかできなくなってきて」
「クラスにも女でアニヲタいたじゃん」
「女子グループにはそれぞれ事情があるの!だまって聞いて」

250 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 23:21:10.00 0
〜wotaku maasa〜
>>249
「それでみんな男子とかおしゃれとかの話しになっちゃってさ」
なかなかの勢いで話しつづける茉麻
「高校に入ったらアニメとかマンガとかかわいいキャラクターとかの話ができる子と仲良くなろうとしたんだけど」
「何か、周りから勝手に〈しっかり者〉のキャラって言われて」
(まぁ正直これだけ美人でマメな性格だとそんな流れになるわな…)
「そっち系のグループに入れてもらえなくてさ」
(茉麻!そりゃヲタのメンタリティ考えりゃ美人ってだけで門前払いですわw)
「そしたらだんだん学校でのキャラに引っ込みがつかなくて…」
うつむいて静かになる茉麻
根が素直で真面目な茉麻だからこその悩みだったんだな
知ってるつもりで茉麻の事解ってなかったかも…
けど言える、というか言いたいことがある。
「茉麻!そんなの皆に自分の趣味として言ってしまえ!大丈夫だ!」
「適当なこと言わないで!」
「適当じゃない!絶対大丈夫!」

251 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 23:44:15.65 0
〜wotaku maasa〜
>>250
「…何で」
「何て言うか、今は皆好きな物っていろいろあるじゃん!ネットで調べれば何だって解るし」
自分でも何が言いたいのかよくわからない。
ただ、茉麻に泣いてほしくないし楽しく毎日すごしてほしいから話つづけた
「とにかくいろんな趣味のやつがいるわけよ!好きな音楽だってそうだろ」
「ロックもR&Bもポップスもクラッシックだってジャズだってある」
「日本のアニメやマンガだって世界じゃかっこいいって言われてるんだぜ」
「だから趣味の違いを笑うなんて古いセンスだ…昭和のセンスだよ」
「…昭和のセンス!?」茉麻がゆっくりこっちを向いた
「そう。だから大丈夫」
「解った。すぐには皆に言えないけど少しづつ頑張ってみる」
「うん。大丈夫」
「まあちゃんはうちにしょっちゅう来てたからばあちゃんの昭和がうつっちゃったかもね」
すぐそこにおでんと漬物のタッパーを持ったばあちゃんが立ってた
「わぁ!すんません。ばあちゃん」
「いいのよ。平成の子の青春って感じね」
…ばあちゃん、かっけー!


252 :名無し募集中。。。:2010/12/30(木) 23:53:14.98 0
〜wotaku maasa〜
>>251
「おでん、レンジでチンしたほうがいいかもね」
「長い時間お邪魔しました」
「いいのよ。それよりこれからもまあちゃんをよろしくね」
「はい。」
「お!いいお返事だこと」にっこり顔のばあちゃん
「おじゃましました」
ばあちゃんの後ろで茉麻が手を振る。元気になったみたいだ。

ばあちゃん家の玄関に飾ってある
【絶対に枯れない胡蝶蘭】も茉麻の事を見守っているような気がした。

253 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 01:09:51.22 0
ヲタまぁ伸びてきてるね

254 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 02:50:25.10 0
>>245
先輩からのキス…すごく嬉しかった
なのに…胸のどこかではすごく寂しくて…
「やっぱあたしじゃ無理なのかなぁ…」なんて呟きたくもなる
「ん?」
前の席で日誌を書いてた愛理が顔をあげキョトンとしている
あたしが先輩の部活が終わる間愛理の日直の手伝いをするつもりだったのに頭を過るのは先輩のことばかりで…
「先輩のこと?」
「愛理…するどいね」
「りーちゃんのことはなんでもお見通しですから」
そう言って微笑んだ愛理はあたしが話出すのを日誌を書く手を止めて見つめている
「うーん…、あたしじゃやっぱ先輩の彼女にふさわしくないのかなぁって…」
「どうして?」
「先輩ってモテるし、それに…きっと心の中ではあたしじゃなくて他の人を想ってる…」
愛理から目を逸らし机に突っ伏した
今の愛理の顔泣いちゃいそうなんだもん…

「それでもいいって言ったんじゃないの?」
「言ったけど…」
支離滅裂としたあたしの言葉に愛理はそれ以上何も言わず口をつぐむ
自分でも何を言ってるのかわからなかった…
「ごめん…。あたし何言ってるかわかんないよね…」
「ううん…。あたしはまだ恋愛とかそういうのよくわからないけど、りーちゃんが辛い時、泣きたい時は傍に居てあげられる」
「愛理…」
「だから泣きたくなったらいつでもおいで」
突っ伏していた顔をあげると愛理はニコニコと笑いながら両手を広げていた
「ふふっ、なにそれ。胸貸すよとかくさい台詞言うの?」
「え?言ったほうが良かった?」
「ううん。いらない」
「えー」
今はいらないよ…今はいらないけど…近いうちにあたしはその胸に泣くことになると思うんだ愛理…
だからその時はかりるね…

255 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 02:52:27.03 0
近いうちにあたしはその胸に泣くことになると思うんだ愛理… ×
近いうちにあたしはその胸で泣くことになると思うんだ愛理…

256 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 05:45:20.01 0
おっと

257 :名無し募集中。。。 :2010/12/31(金) 05:57:59.01 0
寝ます

258 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 08:21:55.84 0
起きました

259 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 10:07:47.59 O
梨沙子・・・

260 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 12:56:54.77 0
っと

261 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 13:43:23.38 0
〜wotaku maasa〜
>>252
最近茉麻の周りがいつもにぎやかだ
小出しにしてきたヲタクネタがみんなにウケている
自分を出すことに抵抗がなくなったのか、いろいろサバサバしてるみたいで
ちょっと古い言い回しのニュアンスから〈昭和キャラ〉の称号(笑)も得ている

いろんな意味で本当の〈クラスの中心人物〉となった茉麻を教室の端で眺めている俺

けど、俺だけがまだ知ってる。
乙女な部分をまだ出し切れていないらしく、赤ちゃん言葉メールを使って友達とやり取りしたいらしい
「キモくない?」「本当にキモくない?」と何通も俺にメール添削の相談を送ってくる



ばあちゃん、今日も茉麻は元気だよ


262 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 16:30:56.54 0
从o゚ー゚从<イナイレ保全

263 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 19:11:30.17 0
大晦日の保全

264 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 20:46:59.13 O
落ちる

265 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 21:57:01.19 0
あげます

266 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 22:57:24.63 0
>>254
「りーちゃん?りーさーこー」
「ん・・・zzz」
困ったなぁ、寝たまま起きないよ
ちょっと落ち着いて、安心したのかな・・・よっぽど不安なんだね
ん〜、でもあたしじゃ上手いアドバイスできないし・・・そうだ!
こんな時に頼りになる先輩がいるんだよね〜
たぶん、なんとかしてくれる・・・はず

267 :名無し募集中。。。:2010/12/31(金) 23:22:22.41 0
>>266
結局ちぃは一日元気なかったなぁ
あー見えてちぃ結構オクテだから・・・男子なんてボディータッチして「おはよーっ!」って言えばコロリと・・・
「♪胸騒ぎスカーレット〜我慢なんて〜で・き・な〜い♪」
電話・・・愛理からだ
「もしもし〜、どうかした?」
「あ、雅先輩、ちょっと相談が・・・」
「な〜に、愛理が悩みごとなんて珍しいじゃん、どしたの?」
「あ、いや、なんといったらいいかよくわかんないんですけど・・・」
「?なんかよくわかんないけど、会って話した方が早そうじゃん」
「それもそうですね・・・じゃぁ、近くのカフェでどうですか?」
「いいよ、ちょうどあそこのストロベリータルト食べたかったの♪」
「目的はわかってますよね?いつもとは違ってあたし真剣ですよ」
「は〜いはい、わかってますって。じゃあ、4時15分にカフェでいい?」
「大丈夫です、それじゃ、また後で」
「うん、後でね〜バイバイ・・・ガチャ」
うーん、なんだか恋のニオイがするなぁ
ちぃといい愛理といい、悩める年頃だねぇ〜、あ、ちぃとあたしは同い年か
にしても、まぁはホンット男っ気ないよね、ホントに

268 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 00:11:57.37 0
川´・_・リ<お
从o゚ー゚从<め
ノノl∂_∂'ル<で
川*^∇^)||<と
州*‘ o‘リ<う
从*´∇`)<今年もよろしくにー♪

ル ’ー’リ<桃はこのスレ出番ないの??

269 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 00:18:05.50 0
ももちは千奈美の良い友達だよね

270 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 01:19:38.92 0
州´・ v ・)<TO BE CONTINUED

271 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 02:29:41.42 0
寝る

272 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 04:35:54.41 O
あけおめ
無事年越せたな

273 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 07:13:12.46 O
ベリっ子達とお前らアケオメ!

274 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 09:04:15.36 O
梨沙子にあけおめ

275 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 11:50:43.10 0
おめおめ

276 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 14:12:47.08 0
ノノl∂_∂'ル<ほ!

277 : 【大吉】 【1847円】 :2011/01/01(土) 17:50:29.88 0
ノノl∂_∂'ル<の!

278 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 18:31:54.16 0
ノノl∂∀∂'ル<まっ!!

279 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 18:34:17.55 0
(。・∀・。)ノ<のえりなです


280 :名無し募集中。。。 :2011/01/01(土) 20:23:21.36 0


281 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 20:52:45.73 O
>>267
「よし」
雅先輩との約束も取り付けたし日誌も終わったけど…
りーちゃん全然起きる気配ないよ…
「うーん…、どうしよう…」
気持ち良さそうに眠るりーちゃんのほっぺをつついていると
急に教室のドアが開いた

「梨沙子ごめ…!あれ?
「○○先輩。部活終わったんですか?」
「あぁ。なんかごめんな。梨沙子に付き合って愛理ちゃんまで待っててもらっちゃって」
「いえ。ちょうど日直だったので…」
「そっか。梨沙子寝ちゃったんだ?」
「はい。なにしても起きなくて…」
あたしはもう一度りーちゃんのほっぺを優しく突く
りーちゃんは「ん…」と言うだけで全く起きない

「あとは俺がなんとかするから愛理ちゃんはもう帰りな」
「でも…」
「もうすぐ暗くなるしさ。梨沙子はちゃんと俺が責任持って送るから」
先輩は優しい顔で笑うとりーちゃんの頭をそっと撫でた
その笑顔を見ると逆らえそうにもなく
あたしは「わかりました。りーちゃんお願いします」とだけ先輩に伝え教室を出た
あの先輩の笑顔…
りーちゃんに辛い想いをさせている張本人とはとても思えないくらい爽やかな笑顔だった…

282 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 21:46:04.25 O
梨沙子の寝起き・・・

283 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 22:07:37.49 0
寝起きの味噌ラーメン

284 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 22:12:09.53 0
wktk

285 :名無し募集中。。。:2011/01/01(土) 23:48:18.33 O
味噌ラーメンバター入れて餅入れてニンニクましましで

286 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 01:20:39.75 0
>>281
「ごっめ〜ん、まぁ〜、待った?」
「あんたねぇ、自分で『遅れてきたらダメだかんねー』なんて言っといて自分で遅れるっておかしいでしょ」
「でもあたしにしたら上出来でしょ、まだ4時8分だもんにー」
「はいはい・・・まぁとにかく入ろっか」

「ねぇ、まぁ、何頼む〜?」
「千奈美さっきストロベリーパフェ食べたいっていってたじゃん」
「へ?ん〜まぁ、やっぱ甘いものの気分じゃないかも〜って」
「変わるの早すぎだから!てかさ、あんだけ早く教室出たのにあたし誘うなんて、だったら教室で言えばよかったじゃん」
「あー、なんかね、とっとと帰ろうかなーなんて思ったけどやっぱ暇だしなーって思って」
「パフェといい気が変わるの早いね〜千奈美は」
「そう?まぁそんなのいいからさ、何か頼もーよ」
「そうだなぁ、あたしカツカレーでも食べようかな」
「はぁ?まだ4時すぎだよ。ご飯にしては早くない?」
「何言ってんの、あたしは兄妹のご飯作んなきゃいけないの。その腹ごしらえよ」
「さっすがまぁだわ!ん〜じゃぁあたしはシーフードカレー」
「何よ、千奈美も食べるんじゃない」
「だぁ〜ってなんか話聞いてたらカレー食べたくなったんだも〜ん」
「本当にコロコロかわる子だね、千奈美は」
「へっへ〜ん」
他愛もないことで笑顔がこぼれる。よかった、千奈美が笑顔でいてくれて
でも、本当は違うんだ。今にでも泣きたいくらいなんだよね、千奈美
だからあたしを誘ったんだ。一人でいると辛いから
なんとか素直にさせたい。たとえ千奈美の涙を見ても・・・
「カランコロンカラン」
誰か来たみたい・・・ん?
あれは・・・みや?

287 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 01:59:44.37 O
>>286
「ん…」
頭に感じる優しくて暖かい温もり
「…ん…愛理ごめん。あたし寝ちゃ…」
眠たい目をこすりながら顔をあげてびっくりした…
○○先輩が目の前にいたから…

「おはよう」
からかうような笑顔でそう言う先輩に
あたしは一気に恥ずかしくなり顔が熱くなっていくのを感じた
「お、おはようございます…。すいません!あたし寝ちゃって…」
「いいよ。可愛い寝顔見れたし」
「そんなからかわないでくださいよ〜…」
「はははっ」
子供っぽい笑顔で笑う先輩にあたしもつられて笑う
先輩が笑ってあたしが笑う
そんな日常的なことが今はものすごく嬉しい…
このまま時間が止まればいいのにとさえ思った…

「じゃあ帰ろっか」
無意識だった…
本当に無意識に立ち上がろうとした先輩のワイシャツの裾をあたしは掴んでいた…
「梨沙子?」
「キス…して…」

288 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 04:12:16.22 0
いいね!

289 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 06:53:29.82 0
切なくなくなくなくなくない?

290 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 09:37:54.02 O
落ちる

291 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 12:31:52.86 0
それは困る

292 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 12:32:14.71 O
まだまだ

293 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 15:11:20.24 O
落ちるでしかし

294 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 15:31:33.12 O
>>287
キスして…
そう言って俺を見つめる梨沙子のそのお願いを拒む理由なんて俺にはない…
夕暮れの教室
机に反射した影が静かに重なり合う
俺達は二度目のキスをした…

重なった梨沙子の唇は震え触れただけですぐに離れた
「ごめん…なさい…」
顔を逸らし俺に背を向ける
なんで泣くんだ?
なんで俺と目を合わせない?
なんで背を向けた?
聞きたいことはたくさん思い浮かぶのに言葉となって出てこない…
なんとなくわかることは梨沙子は俺の気持ちに気付いてるんだと言うこと…

「梨沙子…」
「ごめん…なさい…」
「謝らなきゃいけないのは俺のほうだよ…。ごめん」
「え…」
俺はいつも自分が、自分で、自分は、自分を、って自分のことしか考えてなかった
いつの間にか梨沙子は傷ついてこんな風に震えてる…
俺は背を向けたままの梨沙子を後ろから抱きしめた
「不安にさせてごめん…」
すでに決めたはずだった決意は音を立てて崩れ落ちた…


295 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 17:30:03.79 O
落ちるってば

296 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 18:14:33.84 0
ここまで読んだ

おれも何か書いてみようかなぁ


297 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 19:42:15.58 0
書いてー

298 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 21:21:04.83 0
今夜は流れが速いな

299 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 22:09:42.70 0
落ちそう

300 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 23:06:22.35 0
>>294
俺は強く、強く、抱きしめた
梨沙子を愛する気持ちに嘘をついた自分、目の前の梨沙子を悲しませている自分、そして決意した自分を今裏切った自分
全てが嫌だった
そんな思いを振り払うかのように、俺は梨沙子を抱きしめたんだ
しかし
「ごめん・・・先輩。今日は一人で帰る」
「えっ・・・」
「ごめんなさい。本当に、ごめんなさい・・・」
泣きながら謝る梨沙子に、ただ俺はうなずいてあげることしかできなかった
夕日に染まりながら帰っていく梨沙子の背中を見ることが、俺にはできなかった
俺はこんなことをしにここに来たんじゃない
たとえ梨沙子に涙を流させることになっても、もっと違う涙にするつもりだったんだ
俺は、みんなを裏切った
俺は、自分を裏切った
俺に人を愛する資格なんて、あるのだろうか
夕日に染まっているはずの教室が、俺にだけは涙の色に満たされて見えた

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