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もしもベリメンが隣の家の幼なじみだったら・・・

1 :名無し募集中。。。:2010/12/25(土) 22:07:36.64 0
そんな夢を常に見ている

301 :名無し募集中。。。:2011/01/02(日) 23:39:00.19 0
>>297
じゃあ明日にでも書いてみるわ(´・ω・)

302 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 00:02:19.91 0
連載の人乙!ドキドキしながら読ませてもらってます

新作書こうとしてる人期待してます

303 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 01:38:52.33 0
ぉつー

304 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 07:34:09.40 0
朝だ

305 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 10:48:42.45 0
おっとどっこい

306 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 12:59:55.23 0
すんごい話題です

307 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 14:57:09.49 0
このケーキ屋さん

308 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 15:00:06.06 0
从o゚ー゚从<田園調布チーズケーキ!

309 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 16:31:29.30 0
>>300
「みやー…?」
「誰かと一緒みたいだね」
「あの子後輩の子だよね?」
「うーん?あ、ほんとだ」
みやはあたしたちに気付かないまま適当な席につくと
一緒に来た子とメニューを広げていた

「みんなして後輩後輩って…」
「千奈美?」
「あたしダメだなあ…。○○と小さい頃から何もなくてもずっと一緒で
これからもこの関係が当たり前のように続くんだと思ってた…。でも○○はそんなの望んでなかったんだよね。
完全に自惚れてたよあたし」
千奈美は作ったような笑顔でそういうとジュースのストローに口をつけた
初めてみる千奈美のそんな表情にあたしはかける言葉も見つからずただ俯いてることしかできなかった…

それから二人でカレーを食べ終えるとみやにバレないように店を出た
帰り道気まずい空気が流れ話そうにも話題が見つからない…
「はぁ〜おいしかった〜。ね!」
「え…」
「やっぱカレーはカツカレーだよね〜」
「え…、あ、うん」
本当は千奈美を元気づけてあげるのはあたしのはずなのに
なんで千奈美に気使わせてんだろあたし…
あたしのほうが全然ダメダメだよ…

310 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 16:43:25.59 0
キター!

311 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 19:24:40.26 0
いいよー

312 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 21:40:36.02 0
ワクテカモフモフ

313 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 22:50:30.93 0
从*´∇`)<ちょっとさみしいな〜

314 :名無し募集中。。。:2011/01/03(月) 23:16:49.32 0
>>309
「じゃあね、また明日、学校で」
くるりと背を向けた千奈美
このままでいいの?
千奈美をこのままの気持ちにさせたままでいいの?
「・・・ねぇ、千奈美」
すでに、声が出ていた
「・・・なぁに?」
「千奈美は・・・いいの?」
「いいのって・・・何が?」
「このまま・・・○○がこのまま・・・千奈美から離れていくこと」
千奈美の顔が、少しだけ、強張った気がした
「だって、仕方ないじゃん。○○は後輩の子のこと好きなんでしょ?」
「そうかもしれないけど・・・あたしは、千奈美自身はどうなのってことを言いたいの」
「どうもこうも・・・○○とあたしは何でもないの!そういうことなの!」
千奈美の声色が、強く、哀しくなったのが分かる
「違う!千奈美はホントは○○をとられたくない・・・一緒にいたい・・・そう思ってるでしょ!?」
つられて、あたしも強い口調になってしまった
「はぁ??なんでまぁにそんなこと言われなきゃいけないの??あたしのことはあたしが一番わかってるの!」
「素直になりなよ!!○○だってまだ千奈美のこと・・・」
「あいつはあいつ!あたしはあたし!それでおしまい!!」
お互いの声が、涙まじりになってきた
「何で・・・何でよ!?何でお互い好きでいるのに、お互い一緒にいたいはずなのに・・・」
「うるさい!まぁには・・・まぁには・・・まぁにはあたしの気持ちなんかわかんないでしょ!」
バチン!!
思わず、手が出てしまった
この右手は、なぜ千奈美の頬を叩いたのだろう
言葉で表現できない自分の苛立ちのため?
素直にならない千奈美の目を覚まさせるため?
それとも・・・

時間が、止まった

315 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 00:41:40.54 0


316 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 02:33:57.94 0
寝る

317 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 03:54:17.94 0
>>314
「もういいよ!」
そう茉麻に言い放ちあたしはその場から逃げだした
頬に残る痛み…
ズキンとなる胸の痛み…
すべてが心に突き刺さる
茉麻が心配して言ってくれたことは自分でもわかってた
でもあたしは素直じゃないからどうしても強がった言葉しか出てこない…

「っ…はぁ…はぁ…」
どれくらい走ったのかわからないけど気付くと自分の家の前に付いていた
流れてくる涙を拭いながら家の門を開けたときふと昔の事が頭を過る

小さい頃お母さんとケンカして家に帰りたくなくて○○の家の前で泣いていたあたしに
○○が「どうしたの?」って優しく声をかけてくれた
そしてずっと寄り添ってくれていた
「どうした?」
「え…」
ハっと我に帰り声のしたほうへ顔を向けると隣の家の門に○○の姿があった

「家入んねえの?」
「う、うるさい!っていうかなんであんた帰ってきてんの!」
「いや、自分の家に帰ってきちゃ悪いのかよ」
「だって…、彼女と…、彼女と帰るとか言ってたのに早いじゃん…」
「ああ…、今日は一緒じゃない」
「そっか…」
二人の間には気まずい沈黙が続く
昔みたいな関係にはもう戻れないのかな…

318 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 08:42:28.87 0
ちぃ・・・

319 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 09:32:28.87 0
>>317
遅いなぁ、雅先輩・・・
そう思いながら通りを左に眺めてみると、下校中の学生の中にひときわ輝く女性・・・雅先輩だ。いつ見てもきれいだなぁ
「ごめ〜ん、愛理、待った?」
「はい、待ちました。もう4時35分ですからね」
「ごめんごめん、中入ろ」
・・・まぁこういう大雑把なとこもあるけど、自慢の先輩だ

「で、相談って何?」
「あ、はい・・・あの、あたしじゃなくて、友達のことなんですけど・・・」
「ふ〜ん、まぁ、話してみなよ」
「はい。あのですね・・・」
梨沙子の彼氏には他に好きな人がいるらしいこと、というのを軸にして、簡潔に、しかし的は外さないように説明した。一応、梨沙子の名前は伏せておくことにした
「な〜るほどね・・・ふふっ」
「何がおかしいんですか??」
「あ、いや、みんな悩んでるんだなぁて」
「・・・どういうことですか?」
「あたしの友達にね、幼馴染に彼女が出来ちゃった子がいてさ、でその子も幼馴染もまだ互いを好きなのに、両方素直になれないわけ」
「そうなんですか・・・」
「あたしは、そうやって悩んだりするのもいいと思うな」
ちょっと雅先輩は遠くを見ながら言った
「やっぱ自分で好きになった人じゃん、そうやって悩んで、より想いが強くなるんだよ。その想いをぶつけるのが恋愛じゃないかな」
多くの恋愛を経験した雅先輩は違うなぁ・・・すごいや
「だから、その子には今の想いを彼氏にどんとぶつけてきなって言ってあげて」
「はい、ありがとうございます!・・・あの、先輩もそういう経験あるんですか?」
「あたし?あたしは告られてばっかだから、そんなの味わったことないや。ははは〜、あ!ストロベリータルト来た〜♪」
・・・こういう適当なとこもあるけど、自慢の先輩だ。多分

320 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 12:45:28.55 0
キテるね

321 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 14:45:56.83 0
とかいって佐紀ちゃんに片思いなくせに雅ちゃん

322 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 16:26:18.56 0
>>319
「じゃあ」
「あ!」
家に入ろうとしていた○○をあたしは無意識のうちに引きとめていた
特にこれといった用事はないのだけれど本当に無意識だった

「ん?」
「久しぶりにうち寄ってかない?」
「遠慮しとくわ」
「どうして?どうせ今日もおじさんとおばさん遅いんでしょ?」
「りさ…彼女が不安がるんだ…」
「そっか…。そうだよね!ごめんごめん」
わかってたことなのに鼻がツーンとして涙が溢れそうになる…
泣くな…泣くな千奈美…
「じゃあ、また学校でね〜」
○○の顔をなるべく見ないように逃げるようにあたしは玄関のドアに手をかけた

「千奈美!」
それを今度は○○が引きとめた
「千奈美、なんかあったんだろやっぱり」
「なんで…?」
「ここ赤くなってる」
今にも泣きだしそうなあたしの頬を○○の大きな手が触れる
あったかい…
いつの間にか身長も手の大きさも全部があたしを追い抜かしていた
近くにいすぎてそんなの気にしたこともなかったのに…

323 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 18:06:05.80 0
落ちる

324 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 18:44:59.31 0
おれが仕事終わるまで落とさないでいてくれてありがとう
携帯規制されてるんだもんなあ

325 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 21:20:22.79 0
守るよ

326 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 22:41:52.13 0
千奈美ぶさいく

327 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 23:31:53.89 0
落ちる

328 :名無し募集中。。。:2011/01/04(火) 23:33:00.89 0
穴掘り部

329 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 00:50:52.15 0
>>322
「とりあえず冷やしとけ」
ソファーに座っていたあたしに○○は氷水で冷やしたタオルを差し出した
それを受け取り頬に当てる
「誰かに殴られたのか?」
「…別にそんなんじゃ…」
「言いたくないなら別にいいけど。俺帰るからちゃんと冷やしとけよ」
あたしに背を向け帰ろうとする○○
その腕を咄嗟にあたし掴んでいた

「待って…」
「ん?」
「あたし…ね」
「うん」
「あたし…○○の事…」
そう言いかけた言葉を遮るように鳴り響いた○○の携帯
慌ててポッケに入っていた携帯を取り出すとあたしの顔を覗った
「悪い。ちょっと電話」
「え?あ、うん」
リビングから出て行った○○の姿を見送るとあたしはその場にへたりこんだ

「あたし今何言おうとしてたんだろ…」
○○の事…のあと、あたしは何を…

330 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 01:06:37.76 0
>>329
「・・・悪い、今、たてこんでるんだ、、また後で掛けるよ」
すぐに、○○は電話を切った
「どうせ、彼女なんでしょ」
聞くべきでじゃないことだろうとは思ったけど、聞かずにはいられなかった
「ああ、そうだよ。・・・やっぱ頬赤いな」
そういってまたあたしの頬に手をやった。やっぱり、あたたかい・・・
「・・・うるさい!」
あたしは○○の手を跳ね除けた
○○のあたたかい手、それは、あたしのものではないんだ
そう思うと、やりきれなくなった
「彼女にだけやさしくしてればいいじゃん!不安がるんでしょ!?ほっといてよ!!」
「ごめん、でもそういうわけにはいかない」
「意味分かんない、いいね、幸せな人は余裕でさ!!」
「違う」
「何が違うの??こんなとこ居ないで彼女のとこでも行けば??」
「違うんだって」
「だから、何が違・・・」
言い終える前に、ぐっっ、と○○強い力に引き寄せられ、私は○○の胸の中にいた
「違うんだ・・・」
あたしは、何も言えなかった
○○が違うって言っていることは、何が違うのかわからない
○○に彼女がいる事実も変わっていない
ただ、さっきあたしのものじゃないって思ったあたたかさが、今はあたしのものになってるんだと実感できた
そう、いつもそばで感じてた、あのあたたかさ
自然と、涙が出てきた
「なんで・・・なんでやさしくするんだよぉ・・・」
「・・・ごめん」
言おうとしていたことは、もう、伝わっている気がした

331 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 04:19:33.16 0
落ちる

332 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 07:09:28.02 0
序章

暮れも押し迫ったある日。
「うーっ、寒い寒い…」
一人暮らしのマンションのロビーには暖房などない。ついでに言うとエレベーターの中にもない。寒さが身に凍みる。
日付も変わろうとする午後11時過ぎ。おれはひっそりとマンションに帰ってきた。いつものように郵便物をチェックし、オートロックのかぎを開け…ん?
「おや、何だこれ」
ダイレクトメールに雑じって一枚のはがきがあった。見ると、
『同窓会のおしらせ』と書いてある。
はて、同窓会ねぇ…いつの同窓会だろうと思って見れば、『××中学校3年6組』とある。
そうか、中学校かぁ…

思えば、最後に会ったのは…今でも会ってる人もいるけど…成人式の頃だったっけ。中には卒業式以来一度も会っていない人もいる。
あれからもう何年も経って、みんなそれぞれ変わったんだろうなぁ…
『結婚してる人』
『子供がいる人』
『独立しちゃった人』
『仕事のない人』
『出家しちゃった人』

…まあいろいろいるだろうけど、とにもかくにも、おれはこの同窓会に行ってみることにした。えーっと、日付は…ああ、何とか都合の
つきそうな日だ。場所はちょっと遠いけど、まあ、一泊前提で行けば何とかなるだろう。

333 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 07:10:31.55 0
>>332

『出席』の欄に○をつけると、おれは冷蔵庫からビールとつまみを取り出し、テレビを見ながら一人酒を飲み始めた。
HDDレコーダーなんて便利なものができたおかげで、日中仕事をしていようが勝手に録画してくれるのはありがたい。
ふーむ、何々、今日の歌番組は『アイドル特集』、ねえ…

「っておい、この子ら、パンツ見せながら歌ってるぜギャハハハハ」
…いかん、ただのおっさんになってしまった。まあ、おっさんにもなるはずだ。おれも歳を取ったと近頃とみに思う。大体、
街を歩いている若者の肌つやのよさに比べたら、おれのそれなんて吹けば吹っ飛ぶレベル、巨人と横浜くらい差があるではないか…
と、思っているうちにありゃりゃ…「ナントカカントカの美人ママ」とかいう曲を聴き逃してしまったではないか。

「そういや、同窓会って言っても、顔覚えてない奴とかいる…よなぁ、やっぱり」
そう思ったおれは本棚に向かった。ごそごそ…ごそごそ…ごそごそ…
(本棚探索中。しばらくお待ちください)
「あった、あったぞ」
やっと見つけたこのアイテム、そう、『卒業アルバム』である。
そうそう、これがあれば怖いものなし、誰が誰だったかバッチリ記憶できるぜ!
…でも、年数経ってるし、やっぱり『風貌が激変』した人とか、いるんだろうなぁ、やっぱり。

おれはビールを飲みながらアルバムのページをめくっていく。『アイドル特集』の再生は止めた。別にいつでも見れるから。
「あ、そうそう、この子だよこの子」
「うは、こいつこんな顔だったかなぁ…」
「あーそうだそうだ、この時さぁ…何で言わなかったんだろうなぁ」
写真を見るといろいろ思い出すもので、何だかおれは一人で懐かしくなってしまった。

334 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 07:12:48.71 0
>>333

「そうだ、電話してしまおう」
酔った勢いというのは恐ろしいものである。日付も変わったこんな時間に、おれは電話をかけようとしている。
夜分遅くすいませんの一言もなしに。
「trrrrr…trrrrr…ガチャ」
出た。
「もしもし?」
起きていた。中学時代の同級生とはすっかり疎遠になってしまったが、この人とは今も変わらず付き合いがある。
「やあ、久しぶり」
「…どうしたの、こんな時間に」
そりゃそうだ。もう日付が変わるって頃なんだから。でも失礼なのは重々承知。だけど、たまには話したくなるとき
だってあるわけですよ。たとえば今日みたいに…
おれはそういう趣旨のことをこの人に話した。分かってくれたようだ。
「で、何の用?」
「ねえねえ、『同窓会』のはがき来た?」
「あー、来たよ」
「出る?」
「うーん…どっちでもいいかなぁ」
おいおい。人がせっかく振ってるのに、何だそのどっちつかずな態度は。
「ねー、行くなら一緒に行こうよ」
「え?一緒に?」
「そう。頼めるのあなたぐらいしかいないからさ」
みんな離れ離れになってしまった。おれも故郷を離れ、今はこうして一人暮らしをしている。この人もそうだ。
だから、今でも時々会う…この人が唯一だけど。
「うーん…まあ、そう言うなら行ってもいいけど」
「マジ?ありがとう」
その後ひとしきりああだこうだと話をして、
「じゃあ、そろそろ寝るわ。おやすみ」
「ああ、おやすみ」

335 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 07:13:59.78 0
>>334
時計を見たら午前1時。ちょっと長電話に付き合わせてしまった。悪いことしたなあ…と思いながら、おれはまた
アルバムのページをめくる。
「あ、そうだ、ここからだよなぁ…」
おれはアルバムの中に出てくる人たち…と出会ったころのことを思い出した。中学校からの人、小学校からの人、
いろいろいるけれど今思えば、楽しい日々だったと思う。

初めて会った、あの日のこと…そういや、あれは桜が咲くか咲かないかの頃だったなぁ…
おれは懐かしさに浸りながら、昔を思い出していた。そう、すべてはあの日、あの時から始まったのである。


336 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 07:15:17.96 0
で、ここから本格的な話に入るんですが、
まだ書いてません(´・ω・`)


・小学校スタートにするか、中学校スタートにするか
・エロネタありか、なしか

この2点を決めてください(´・ω・`)
多かった方に合わせて作ります(´・ω・`)

ではまたそのうち(´・ω・)

337 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 13:47:14.21 0



338 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 15:22:51.06 0
落ちる

339 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 16:07:56.65 0
中学スタートがいいかな

340 :112-70-53-191f1.hyg2.eonet.ne.jp:2011/01/05(水) 16:56:44.77 0
中学がいいな
エロはなしでw

341 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 17:05:04.06 0
エロはなしというが、服を`

342 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 17:44:07.95 Q
中学エロありでお願いしたい

343 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 17:58:51.20 0
スマソw
うっかりしてた

344 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 18:07:01.91 0
>>330
「ごめん…やっぱ今日は帰るわ」
「え?」
「けじめつけてないから…さ」
体を離し照れくさそうにそういう○○に
あたしはただ「そっか」と笑顔で答えた

けじめ
その言葉を聞いたときなんとなく○○もあたしと同じの気持ちなのかなって感じた
だから本当はすごく今すぐ言いたい言葉を飲み込んで笑顔で家に帰る○○を見送った
だからかな…
あの時ちゃんと伝えてれば運命は変わってたのかな…

「あ、まぁに謝らなきゃだけど…謝るとかあたしのキャラじゃないし…あーもう!○○にやっぱ話すんだった!」
ベッドに身を預け天井を見上げる
そして少し開いたカーテンの隙間から見える○○の部屋
明りが付き○○が部屋についたことがわかる
それを確認するともう一度天井を見上げた
「あの約束まだ覚えてるのかなあ?」

345 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 20:15:48.68 0
っと

346 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 22:41:12.93 0
ヒッハホ〜イ!更新きてたーーーーーーーーー!!
なんか新しいのも始まったあ〜期待してマース




中学スタートエロあり

347 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 23:01:52.43 0
エロはエロスレでって言うわけじゃないけど
露骨にエロイのはあんまだなぁ
純粋に甘酸っぱいようなのがいい
その延長に微エロ的なのがある感じが望ましいっす
でも意見が多くて皆が楽しめるような方で・・・

と、茉麻ヲタ兼熊ヲタの>>1が申しております

なんかスンマセン

348 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 23:13:09.94 0
エロスレになるのは本当にやめて欲しい
書く意欲が無くなる

349 :名無し募集中。。。:2011/01/05(水) 23:30:33.97 0
スマン軽いエロ心だった中学生エロなしで

350 :名無し募集中。。。 :2011/01/06(木) 01:53:37.58 0
ほす

351 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 02:05:36.40 0
てす

352 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 02:07:11.45 0
まだあんま読めてないけどもしも義理の・・話がでてきたりとかなり懐かしいスレだわ

あの約束まだ有効ですか?
でかなりキュんきゅんしてたなぁw
今もだけどww

353 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 02:22:10.77 0
>>352
それってこれのこと?

もしも親の再婚相手の連れ子が千奈美だったら
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1199430840/

354 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 07:10:22.08 0
ラジオの企画かなんかで千奈美本人が言った奴だな
あれはヤバイw

355 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 14:58:37.41 0
落ちる

356 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 17:32:55.20 0
おーどん

357 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 20:17:54.69 0


358 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 22:42:11.08 0
ル ’ー’リ

359 :名無し募集中。。。:2011/01/06(木) 23:37:07.07 0
>>344
まだ、右手が痛む
いや、痛いのはあたしの胸のなか・・・
「あれ、まぁじゃん!どうしたの、こんなところで突っ立って」
顔をあげると、そこにはみやと、カフェで一緒に居た後輩がいた
みやの顔を見た瞬間、緊張の糸が切れた
「み、みやぁ〜〜・・・ふぇ〜ん、グスン」
「ど、どうしたの、まぁ!急に泣き出さないでよ!あ〜、とりあえずウチ行こ!話は聞くから!」
「あ、あの〜、あたしは・・・」
「あ〜、愛理も一緒に来て!」
涙は溢れ出すまま、みやの家に行くこととなった

「・・・なるほどね。それで千奈美を叩いちゃったと」
「うん・・・あたし、もうどうしていいかわかんなくて・・・」
うつむいたあたしの前に、小洒落たカップに入った紅茶が差し出された
「あの、先輩、どうぞ。雅先輩、これで大丈夫でしたか?」
「ばっちり、ありがと、愛理。悪いね、わざわざ入れさせちゃって」
「いいですよ。それにあたし、お茶入れるの好きですから」
「それにしてもどうしてあたしの周りはこう複雑なんだか」
「え?」
「いや、愛理の友達もね、なんか千奈美みたいで、彼氏が好きな人が他にいるとかなんとか」
「そうなんだ・・・ごめんね、迷惑かけて。愛理ちゃんも、わざわざ付き合わせちゃって」
「い、いえ、とんでもないです。あの、あたしがどうこう言える立場じゃないですけど、元気出してください」
「うん・・・ありがと。明日千奈美には謝らないと」
後輩の子にまで気つかわせて、あたしってダメだなぁ・・・
「いいよ、まぁは悪くないって。元はと言えば千奈美と○○がお互い素直にならないから・・・」
みやが言い終えると急に、愛理ちゃんの表情が一変した
「え??ちょ、ちょっと雅先輩、どういうことですか??」
「ん?いや、千奈美は○○と幼馴染なんだけど、お互い好きなのに素直にならないから先に○○の方に彼女が出来ちゃったの・・・愛理??」
呆然と立ち尽くす愛理ちゃん
外はすっかり日は落ち、外は深い闇に覆いつくされていた

360 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 00:56:45.07 0
落ちるで

361 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 03:03:36.18 0
wktkwktk

362 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 07:07:36.43 0
おは

363 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 13:00:27.02 0


364 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 13:01:34.41 P
なんという展開!!!!

365 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 17:53:18.80 0
べりーっす

366 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 20:52:55.43 0
っと

367 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 21:59:22.56 0
落ちる

368 :名無し募集中。。。:2011/01/07(金) 23:48:43.09 0


369 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 00:54:17.71 0
第1章

第1話『最初のさようなら』
話は数年前に遡る。
おれ…は当時12歳。まだ小学生。

『お受験』をして上のレベルの中学校へ進んでいくごく一部の人を除けば、大抵の連中が同じ中学校に通うことになる。おれもそうだ。いや、
そうなるはずだったんだ。
おれの運命が変わることを告げられたのは、小学校を卒業する三日前のことだった。
「実は…引っ越すことになりそうなんだ」
父親が言う。父親があんまり家にいた記憶がない。月の大半は仕事で家を空ける生活だった。だから久々に父親の顔を見た…ら、これだ。

「え?どこに?」
おれはそう訊くのがやっとだった。母親は渋い顔をしている。
「それは…」
教えてもらった。行ったこともない場所だった。聞けば、父親の転勤の都合で、家族そろって引っ越さなくてはいけない状況らしい。
おれは嫌だった。内心、行きたくなかった。でも、どうやらこれは従わなければならないことのようだ。

370 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 00:54:59.81 0
>>369
次の日。
「おはよー」
小学校で隣の席のめぐみちゃん。愛と書いてめぐみ。クラスの人気者の女の子。
おれと彼女は家が近かったこともあって、よく遊んだ。おれは彼女のことがだんだん好きになっていった。でも…クラスの人気者は
他の男の子からも当然人気があって、おれは何も言い出せないまま、毎日を過ごしていた。

彼女が『お受験』をしたという話は聞かない。だったら、同じ中学校に行ける。中学校こそは…と思ってた。だけど、肝心のおれが…
「あれ?どうかした?」
「な、何がだよ」
まだ『引っ越す』ことは言いたくない。悟られたくない。おれは精いっぱいの強がりをした。
「ま、別にいいや」
彼女はそう言うと、他の女の子のところへ行ってしまった。
結局、何も言えないまま卒業式の前日、おれは引っ越すことが決まった。
クラスのみんなにもそれが知らされ、みんな口々に惜しんでくれた。でも彼女は何も言わなかった。

371 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 00:58:19.39 0
>>370
卒業式が終わった。おれの引っ越しはそれから三日後と決まった。
「せっかくだから、みんなで遊ぼうぜ」
同じクラスの男女数人で集まって、みんなでサッカーやったり、鬼ごっこやったり、家でゲームしたりした。でも彼女は来なかった。
おれはみんなが来てくれたことは嬉しかったけれど、内心、彼女が来なかったことが寂しかった。

引越しの日。近所に住んでた仲のいい友達が、見送りに来てくれた。
「じゃあ、××くん、元気でね」
「あっち行っても忘れんなよ」
「またな!」
「…ああ、ありがと」

「ち、ちょっと待って!」
誰か走ってきた。愛ちゃんだった。
「き…来たのかよ」
最後まで素直になれないおれ。本当は「好きだ」って言いたかったけど、みんなが周りにいるからそうも言えない。
心の中で彼女に「ごめんなさい」と呟いた。

「ねえ、これ、持ってってよ」
「くれるの?ありがとう」
声がちょっと震えて、変な声になってしまった。でも、嬉しかった。
「元気でね」
「…うん、めぐも元気でな」
そして、おれと彼女は別れた。

引越し先に行く間に、もらった袋を開けてみた。中には手紙と、ビーズでできたキーホルダー。
「××へ
ひっこしても、元気でね。めぐもがんばるから。 会えなくても そばにいるよ がんばれ めぐ」
おれは…泣いてしまった。誰かから手紙をもらって泣いたのは、多分この時が…人生初だったと思う。

そばにいるよ-渡辺美里 1986
ttp://www.youtube.com/watch?v=aAdWjrMi5qw

372 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 00:59:41.61 0
第2話 『出会い』

おれは新しい街へ引っ越した。新しい街で中学生になる。不安が半分、希望が半分の日々の始まり。

引っ越した先はマンションの二階だった。新しいマンションで、部屋もちょっとだけ広くなった。
隣の家は空き家。で、その隣に…

「…こ、こんにちは」
「は、はじめまして…」

引っ越し作業を手伝っていたら、隣の隣の家から出てきた女の子と鉢合わせしてしまった。その後ろから女の人が出てきた。どうやら、彼女の母親らしい。
「あ、お騒がせしてすいません、この度引っ越してきた××と言います〜」
母親が…彼女の母親に挨拶をした。
「いえいえ…あ、どうもわざわざ…ほら、まあさ、ご挨拶なさい」
「…こ、こんにちは…とゆいたい」

なんか変な語尾になっていたような気がしたけど…それが、彼女との出会いだった。

引っ越し作業が終わって、おれは菓子折を持った母親に連れられ、もう一度隣の隣の家に挨拶に行った。表札には『須藤』って書いてある。
「あら、ご丁寧にわざわざ…」
彼女は奥に引っ込んだまま出てこない。彼女の母親が、彼女が『新・中学一年生』であることを教えてくれた。なんだ、おれと同じじゃないか…
訊いてみれば、行き先の中学校まで同じだという。よかった、とりあえず一人だけ知り合いができた、っぽい。
「よかったわね、お友達ができて」
「うん…」
おれは母親にそう答えはしたが、内心半信半疑だった。何より、あの子…がどうもおれのことをかなり警戒しているように見えたからである。

373 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 01:00:34.16 0
>>372
家に帰って、おれはダンボール箱に入った自分の荷物を取り出して、『自分の部屋』を作っていった。そして…
「これは、机に飾っておこう」
愛ちゃんがくれた手紙は、机の一番目に入るところに飾っておくことにした。

部屋を出て、家の周りをちょっと歩いてみることにした。親はあまり遠くにはいかないようにとくぎを刺したが、しばらくしたら帰ってくるから、と言って家を出た。

家からしばらく歩くと中学校があった。どうやらおれは今度からここに通うことになるらしい。春休み中なので学校は閑散としたもので、グラウンドにも誰もいなかった。
「…」
おれはその風景をしばらく眺めていた。本当なら、いつも一緒に遊んでいた友達連中や、愛ちゃんと一緒に同じ学校に通い、一緒に3年間暮らすはずだった。はずだったんだ。
だけど…おれ一人がこんな違うところに来ることになってしまった。正直、ここでやっていけるか、まだまだ自信がない。

374 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 01:03:40.82 0
>>373
誰もいないグラウンドをずっと見ていたら、そんなことばかり考え出して何だか悲しくなってきたので、おれは家に帰ることにした。
さっき歩いて来た道を淡々と逆の方向へ歩いていたら…
「あっ」
「あっ」
さっき行った、隣の隣の家のあの子…まあさちゃん、って言ったっけ…が自転車に乗って、こっちを見ていた。
「さっきは…どうも…」
「…こんにちは」

ぎこちない会話。多分おれの目にはうっすらと涙の痕があっただろうし、彼女もそれには気が付いていたかもしれない。
「じ、じゃあ!」
おれはそう言って走り去った。泣いた跡なんて、カッコ悪くて見せられたもんじゃない。

今から思えば、おれは彼女に悪いことをしたなぁと思う。でも、当時のおれは自分のことで精いっぱいで、とても彼女のことなんて
考えられる状況じゃなかったんだ…
「もう帰りたいや」
おれは心の中でそう思っていたが、誰にもそれを言い出せないまま眠りについた。心の半分を占めていたはずの希望の面積はとっくに小さくなって、
心の中は不安だらけ…最悪な始まりだった。
(つづく)

言い出せないまま-渡辺美里 1986
ttp://www.youtube.com/watch?v=24ZLdQ7rwYM

375 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 01:05:07.02 0
ということで、やっとこさ話が動き出しました(´・ω・`)

とりあえず
・中学スタート

・エロネタは甘酸っぱく、どぎつくない程度で

ということで書いていきたいと思います(´・ω・`)
話の最後にいろんな曲のリンクが出てきますが、これはその回の主題歌みたいなもんだと思ってください(´・ω・)

ではまたそのうち(´・ω・`)

376 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 01:36:27.81 0
てs

377 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 01:37:37.10 0
なにやら面白そう

378 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 05:40:33.86 0
いいじゃないの
ワクテカモフモフ

379 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 08:14:15.38 0
続きよろ

380 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 09:09:12.48 0
幼なじみでまーさは珍しいな
楽しみです

381 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 13:25:15.96 0
保全しとくよ

382 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 15:59:59.26 0
あげ

383 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 18:40:31.31 0
さあ続いてもらおうじゃないか!

384 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 18:47:53.76 0
>>1
氏ね

385 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 19:24:34.42 0
落ちるぞ

386 :名無し募集中。。。:2011/01/08(土) 22:19:10.10 0
なんかキテル
作者さん乙っす

387 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 00:25:59.37 0
危ない

388 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 00:40:06.49 0
>>359
家に着いた今でも、頭の中がぐちゃぐちゃだ
大好きな雅先輩の親友が○○先輩の幼馴染で好きな人?
それで大好きな梨沙子の彼氏は○○先輩?
はは、あたしはどうしたらいいんだろう
だって、どっちかは泣くことになるじゃない
いや、梨沙子はもう泣いてるし、多分、千奈美さんって方もそうじゃないかな
○○先輩は何をしているの?
どうして二人を悲しませるの?
茉麻だって、千奈美先輩のために悩んでる
こんなに多くの人に涙を流させて、なんとも思ってないの?

二人を、愛していないの?

いや・・・今日あたしに見せたあの爽やかな笑顔
あの笑顔は、人を欺いて平気でいるような人にはできないものだよね
だから、余計に分からなくなる

人を愛するということは、実はとても、とても、苦しいものなのかもしれない

ぼーっと考えこむあたし
ぬるくなりかけた湯船の中で、いたずらに時を過ごしていた

389 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 01:36:46.08 0
第3話『入学式』

引っ越し後、慌ただしくいろんなことが過ぎていくうちに、あっという間に入学式がやってきた。おれは新しい制服に身を包み、
ちょっとばかりおめかしした母親と一緒に中学校へ向かった。

新1年生は全部で200人程度。全部で6クラスある。体育館の中は新1年生とそれを見守る保護者たちであっという間に
いっぱいになった。
「みなさんが、この中学校に入学した今日という日は…」
初めて見る校長先生の長い話。時期が時期だけにさすがに倒れる人はいなかったけど。
そして、おれたち新1年生はクラス分けが記された紙を見て、それぞれのクラスに移動していくのであった。

390 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 01:37:36.85 0
>>389

おれは1年3組になった。出席番号順に並んでいる机の順番。自分の名前が書いてあるところに座る。隣は…
「ちわっ!」
やたらと明るい女の子だった。顔が浅黒い。まるで日焼けサロンに通うことを日課にしていた、おれの小学校
時代の先生みたいな肌の色だ。
「ああ…どうも…初めまして」
こういうテンションでいきなり来られると、おれはうまく話せないことがある。もっとも、この間の女の子みたいに低い
テンションで来られても、やっぱりうまく話せなかったりするんだけど。

「うち、徳永…千奈美っていうの!よろちくね!」
「あ、ああ…どうもよろしく」
明るい。明るすぎる。別にそういう人は嫌いじゃないけど、おれ、きっとこの人としばらく隣同士で学校生活送るんだろうなぁ…
うまくやっていけるだろうか。心配になった。

391 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 01:38:27.57 0
>>390
おれはふと後ろを振り向いた。後ろの、一番後ろの窓際の席に…この間の女の子が座っている。
「あれ?」
同じクラスになったらしい。全然気がつかなかった。でも、とりあえずおれが話をしたことあるのは彼女だけだ。ちょっと話しに行こう。

「…こんにちは」
「あっ…こんにちは…とゆいた…」
彼女は口をモゴモゴさせている。引っ込み思案なんだろうなぁ、きっと。おれも似たところがあるから、何となく彼女の気持ちは分かる
気がした。

「同じクラスになったね」
「…うん」
「何かあったら頼むよ。ほら、おれ…分かんないことだらけだし」
「うん」
おれと彼女が話をしていたら、さっきの女の子…千奈美ちゃんって言ったっけ…がやってきた。
「あれー?知り合い?」
「…うん、まあ」
「へー…うち、千奈美!よろちく!」
彼女…まあさちゃんにも同じように手を差し出す千奈美ちゃん。まあさちゃんはちょっと驚きながらも、その手を優しく握り返した。
「えへへ、友達、ともだち」

『…おれもあんな風になれたらいいのになぁ』
今思い出せば、彼女の『人と仲良くなるまでのスピード』はとても速かった。人づきあいでは仲良くなるまでのスピードも大切な要素。
おれは自分にない、彼女の『才能』が羨ましくなったのを今でも覚えている。
正直に言うと、知らない人ばかりの新しいクラスで、見る人見る人、みんながみんな同じ顔に見えてしまった。そんな中に放り込まれた
おれは、一人ぼっちで迷子のような気分になることを覚悟していた。だから、いきなり手を差し伸べてきた千奈美ちゃんの姿勢が…
かなりの戸惑いはあったけれど…嬉しかった。


392 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 01:39:35.00 0
>>391

しばらくして、先生がやってきた。おれたちの担任になる人だ。野澤先生という人だった。背の高い、優しそうな
男の先生だった。
「ということで、この35人で1年3組は進んでいきます。よし、みんな、周りの人と、自己紹介をしてみよう!」
千奈美ちゃんは早速持ち前の明るさでみんなに顔と名前を覚えられたようだ。おれの番がやってきた。

「えーっと…△△市の、□□小学校から来た…」
おれがそう言うとみんながちょっとどよめいた。どうやら、『転校生』ということは相当に驚かれることだったらしい。
「××と言います。よろしく…」
真っ先に拍手してくれたのは、千奈美ちゃんだった。

帰り道。おれはまだ周りの人たちがみんな同じ顔に思えた。正直、今でも小学生時代の連中と一緒に中学校に
行きたいと思っているし、愛ちゃんと同じクラスになりたかったとも思う。

でも、もう『帰りたい』と思うのはやめなきゃ、右も左も同じ顔なのが、少しずつでも違う顔に見えるようにしなくちゃ…
と自分に言い聞かせた。
「××くーん!」
後ろから大きな声がした。声の主は…大体想像はつくが…
そう、何とか友達もできそうな雰囲気だ。よかった、一人ぼっちにならなくて済むんだ…と、自分に言い聞かせながら、
おれは帰り道を歩いた。
(つづく)

歩いて帰ろう-斉藤和義 1994
ttp://www.youtube.com/watch?v=Psfh-riBsE0

393 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 11:13:08.17 0
いいよ

394 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 14:18:15.98 0
っと

395 :名無し募集中。。。:2011/01/09(日) 17:13:54.95 0
今日は落ちるかもしれないよ

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