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マーサー王物語第3章

1 :名無し募集中。。。:2007/08/19(日) 12:10:07.70 0
いざ決戦へ


まとめサイト(保管庫様に感謝)
http://ookami-bc.hp.infoseek.co.jp/txt/kingdom.html

登場人物紹介
http://ookami-bc.hp.infoseek.co.jp/txt/kingdom/characters.html

366 : ◆dO/kErKplo :2007/08/31(金) 22:18:19.37 0
モーニング帝国の宣戦布告を受けてから二十数日ほど経ったある日
王国の外園では今日も乗馬の訓練に勤しむクマイチャンの姿があった
「ふぅ、結構乗れるようになったなぁ・・・今日はこの辺にしとこ」
初めてサトダに出会った頃に比べれば見違えるほど上達したクマイチャン、それはもう実戦で使えるレベルにあるだろう
クマイチャンの理想とする完成形を100%としたら今のクマイチャンは既に80%に達している
では残り20%はと何なのか言うと、それは乗馬時の武器の扱いだ
チナミに頼んだ長剣の完成がまだなので今までは長い棒を代用品として振り回してきたからその面では不安が残る
出来れば早いところ剣を手に入れ振り回したいとクマイチャンは常々思っていたのだ
「今日こそ完成するかな?ちょっとチナミのとこ遊びにいこっと」
サトダの手綱をしっかりと括り付けクマイチャンは城内へと入っていく
歩いている間も自分がサトタにまたがり長剣を振り回す妄想を繰り広げるクマイチャン、妄想の中では既に英雄だ
バッサバッサと敵を薙ぎ倒し相手が食卓の騎士だろうと臆せず対峙し撃破・・・と妄想は広がるばかり
だがそんなクマイチャンが廊下を歩いている時、信じられない出来事が起こる
なんと訓練場の前を通ると同時に訓練場の扉がドカンと言った轟音とともにブチ破れ、そこから何者かが吹っ飛ばされてきたのだ
「え?え?え?えええええええええ?」
「く・・・オ、オカールめ・・・」
なんとその吹き飛ばされた者はマイミ・バカダナーだったのだ、どう見ても瀕死にしか見えない(けどマイミの事だから無事だろう)
「マ、マイミ大丈夫?・・・」
「ああ、心配はいらない・・・が、後で大工に叱られるかもしれんな」
クマイチャンがマイミに駆け寄るなり訓練場の中から満面の笑みを浮かべながらオカールがやって来る
「よっしゃああああ!これでマイミ団長は10回は死んだな!なんだよマイミ団長って口ほどにもねーじゃん」
「生意気を言うな!お前達が私を殺せたのは私が無抵抗だからと言う事を忘れるな!!」
「だってマイミ団長がそのルール決めたんじゃないかよ〜」
クマイチャンはいったい何がなにやらわからず硬直するしか出来なかった

367 :外伝担当。。。:2007/08/31(金) 22:18:46.40 0
先走らなくてもおいおい物語で明らかになるんじゃない
その辺が書き手の醍醐味w
議論してもらうのも嬉しいものですがw

368 : ◆dO/kErKplo :2007/08/31(金) 22:21:33.74 0
ミキティの部下がミキティの下についた理由は一応考えてますが物語中では数名しか明かさないかもしれません
特にエッグのほとんどの理由は謎に包まれたままスレが終わっちゃうかも><

369 :外伝担当。。。:2007/08/31(金) 22:29:26.41 0
外伝W とうかい

「ヤーーアーー!!」
「トーオーー!」
今日も練兵場に掛け声が響く。
マーサー王国にはここ暫く平和な時が流れている。
が、国境付近には帝国との不穏な動きがあるとの噂があり、
王の側近として選抜された食卓の騎士達は兵の鍛錬に余念が無い。
キュート戦士団団長のマイミ・バカダナーが腕組みして見守る
ウメサンが指示を出し、ナカサキ、アイリ、オカールが実戦の指導をし、カンナがサボってる奴等を注意する。
その練兵場の片隅で一人うずくまっている人物がいる。
マイマイ・チチハエ・タラステル。具合が悪いわけではない。
手にはシャベルを持って足元には砂の山が出来ており、トンネルが掘られている。
砂遊びの真っ最中だ。

「よーし!それでは10分休憩だー!休憩が終わったら、集団戦闘の防御陣形の組み方だ!」
団長マイミの大声が練兵場に響く。兵士達は思い思いに水分を補給したり、身体を休めたりしている。
そんな兵達が遠巻きに見て。
「マイマイ様はちっちゃいねぇ。」
「マイマイ様は可愛いねぇ。」
皆、自分の娘のようなマイマイの砂遊びをする姿に相好を崩している。
そんな、兵達の気持ちを知ってか知らずか、マイマイが兵達に向かって、パタパタと走ってくる。
「はい、お水ですよ。まだまだ、訓練があるから頑張ってね。」
ニッコリ笑い自慢のおでこをピッカリさせながら、小首をかしげてみんなに水を手渡す。
それを受け取った小隊長の顔はもうデレデレだ。家族には見せられない。
「よーし!休憩は終わりだ。続けるぞー!」
兵士達はすっかりマイマイの笑顔と可愛さに元気が回復している。


370 :外伝担当。。。:2007/08/31(金) 22:54:45.47 0
外伝W とうかい 2

訓練が終わると、キュート戦士団が集まり今日の訓練の総括をしている。
「で、今日はどうだった、マイマイ。」
団長のマイミが砂場で遊んでて兵士に水を渡してただけのマイマイに問いかける。
それもそのはず、今日の訓練に限らず訓練スケジュールを作っているのは、誰あろうマイマイだ。
そして、マイマイは訓練してる間中、兵士達を監視し適材適所を図るため適正を見極めていたのだ。
「うーん、そおねぇ、第2小隊の動きが悪かったとおもいましゅが、隊長は頑張ってます。
あれは、もう少し副官がシッカリしてた方が良いと思いましゅ。第4小隊の分隊長と入れ替えましょう。
戦闘力はそれなりにありますから、先頭に立って闘うほうが良いでしょう。」
舌っ足らずな喋り方で辛辣なことをさらりと言う。
「それと、カンナ、少し兵に甘すぎます。結構サボっていた兵がいましたけど、注意してましぇんね。
アナタに見えてないはずありませんから、見逃したんでしゅね。」
「・・・・」
マイマイの指摘に黙るカンナ。
「でも、そんな優しいカンナがしゅきですよ。次からもう少し厳しくおねがいいます。」

371 :名無し募集中。。。:2007/08/31(金) 23:54:48.20 0
きゃんな〜

372 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 00:12:23.82 0
黒魔術師りしゃこ(5)
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1188572636/

落ちたので立てた

373 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 01:00:24.96 0
倒壊?

374 :外伝担当。。。:2007/09/01(土) 01:01:45.70 0
>>373
それは追々ですww

375 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 02:40:48.77 0
落とさん

376 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 04:16:26.32 O
从;゚ー゚从 <ぽんぽん痛いとゆいたいです

377 :糞”管理”人:2007/09/01(土) 05:51:35.46 0
>>352
本当に申し訳ないデスorz
今日中には必ず更新しときますので・・・

378 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 07:43:55.25 O


379 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 08:12:07.68 O
>>376
マーサー王バックマウスと同じペースで食べちゃダメだよ

380 : ◆dO/kErKplo :2007/09/01(土) 08:54:57.17 0
ふと視線を訓練場の方へ向けるクマイチャン
なんとそこにはこれ以上無いくらいに自信に満ち溢れたナカサキ、アイリ、マイマイ、カンナの姿があったのだ
その表情は以前見た不安そうな顔つきとはまるで正反対、いったい何が彼女らをそうさせたのかクマイチャンには分からなかった
驚くべき生命力を誇るマイミがここまでボロボロになっているのと何か関連があるのだろうか
「ねえオカール、誰がマイミをこんなにしたの?」
「あぁ?別に誰って訳でもねえよ、全員だよ全員」
相変わらずベリーズに厳しいオカールはクマイチャンの問いにつっけんどんに返す
あまりにもオカールの返しがおざなりだったので傷だらけのマイミ自らが解説をし始める
「キュート戦士団は長期に渡る特訓によって生まれ変わったのだよ
 今のキュートはどんな素早い相手にも正確に命中させる事が出来るし、どんな猛者だろうと必殺技で確実に仕留める事が出来る
 そうだな、この過酷な特訓をキューティーサーキットでも名付けようか」
クマイチャンには特訓の内容など見当も付かなかったが一回り大きくなったように見える団員を見る限り並の訓練ではない事くらいは分かる
特にナカサキ・キュフフの眼光は以前までのそれとは大違い、その眼は歴戦をくぐり抜けた戦士の眼と同じだ
「ちなみにクマイチャン、さっき私をここまで吹き飛ばしたのは他でもないナカサキ・キュフフだぞ」
「え!?ナ、ナカサキが?・・・」
クマイチャンはナカサキが強くなったという情報を得て落ち着いていられるはずもなかった
クマイチャン自身この数週間で乗馬のスキルを磨き、戦場で活躍できるレベルまでに強くなったと心から思っている
だが今の自分にマイミを吹き飛ばすほどの実力が備わっているのだろうか?
いくら己を磨きに磨いても宿命のライバルであるナカサキは更に一歩遠い所へ行っている
そんな事実に直面したクマイチャンが黙っていられる訳がない
「ナカサキ・・・ちょっとこっち来てよ」

381 : ◆dO/kErKplo :2007/09/01(土) 08:57:02.72 0
>>377
そんなに自分を卑下しないでください
保管してくださる事だけで舞い上がるほど嬉しいので全然気にしなくていいんですよ
(登場人物等の特設ページを設けてくださるだけで十分すぎるほど嬉しいです)

382 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 10:16:25.38 0
qff

383 :名無し募集中。。。@黒:2007/09/01(土) 11:49:34.34 O
>>372


亀レスでスミマセン!

ありがとうございます!

書いてる途中で寝てしまい、朝、目が覚めたら落ちていた…という顛末です…

申し訳ないです…

384 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 11:53:36.30 O
キューティーサーキットに対抗して、ベリーズブーツキャンプ キター−−−(゚∀゚)−−−!!

385 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 13:41:18.04 0
キューティーサーキットやりゃナカサキも強くなるわなw

386 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 15:08:25.16 0
king

387 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 16:34:59.63 0
まあさまあさ

388 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 16:47:09.32 0
ベリでは本来マイミの役はマーサが適任なんだがどーすんだろ
肉弾派がいないからねえ

389 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 17:37:31.27 O
キャプが違う鍛え方するんじゃね

390 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 18:20:04.51 O
肉体派のキューに対抗してモモコのトラップ講座だろうな

391 :外伝担当。。。:2007/09/01(土) 18:24:29.58 0
外伝W とうかい 3

“知将” マイマイ・チチハエ・タラステルの名は国中に鳴り響いている。
その知謀は、神算にして鬼謀。戦う前に勝ち、闘わずして勝つ。
その武勇は、その怪力で敵を打ち倒し、先頭に立ち最後まで敢闘する。
そして、何よりの武器はその年齢。
本来なら幼年学校に行っている年齢のマイマイが先頭で戦っているのを見て奮戦しない兵はいない。
しかも、タラステル家はマーサー王国でも一、二を争う名門であり、
そのお嬢様でもある。
それに加えて、ちっちゃいねぇ、可愛いねぇ、である。
兵士達はマイマイを助けるために喜んで死地に飛び込んでいく。
その奮い起こされた何万もの勇気が幾度と無く戦を勝ちに結びつけた。

食卓の騎士に選抜されたマイマイはその当初から大物振りを見せ付けた。
食卓の騎士になった感想を聞かれたマイマイは。
「まーさーとかいてたのしかった」
マイマイでなければ不敬罪で鞭打ちものである。
「まあ、子供のいうことだから・・・」
みんな、そう思っていた。マーサー王ですら呼び捨てにされても帰りには、
手を振ってバイバイと見送った。

392 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 18:43:23.56 0
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1188639457/

393 :外伝担当。。。:2007/09/01(土) 20:14:59.76 0
外伝W とうかい 4

現在の食卓の騎士達はベリーズとキュートの二つの戦士団に分かれているが、
本格的な活動を行うようになったのは大戦の始まる少し前である。
その前にはジッスクというグループで活動していたことがある。
ジックスのメンバーはシミハム、モモコ、マイミ、ウメサン、メグの5人だ。
この5人を指導した正体不明の剣士がいたが、今は行方がわからない。
他の戦士達は訓練に明け暮れる毎日であったが、マイマイは単独での活動をしていた。

3回の地方鎮圧作戦がそれだ。
平和な世と言っても、ドコにでもはびこるのが人のものを奪って糧にしている連中だ。
その盗賊団や山賊といった連中の鎮圧がマイマイに与えられた命令だった。
99人の兵士と一人の副官が与えられた。副官の名はアッチャー・シスコ・イナバコフ。
アッチャーは以前からタラステル家と親交があり、最近ではオカールが食卓の騎士の一員になる
きっかけとなった一件にも絡んでおり、浅からぬ縁があった。

394 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 20:54:28.03 O
いまさら分かりきったことだけど兵=ヲタだなw

395 :外伝担当。。。:2007/09/01(土) 22:01:45.15 0
ベリの場合はそれぞれ単独で訓練やってそう

396 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 22:46:51.92 0
陛下に敬礼

397 :名無し募集中。。。:2007/09/01(土) 23:26:46.69 0
从#゚ー゚从 <許さんぞ!

398 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 00:21:24.20 0
むむむ

399 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 00:21:52.48 0
保管庫更新しました
確認お願いします

400 : ◆dO/kErKplo :2007/09/02(日) 01:18:36.96 0
『ミキティの真の目的が発覚した件』を別枠にしたのは意図的なものでしょうか?
サブタイトルなどはかなり気に入りました

治してもらいたい所はリカチャンの武器の名前くらいですかね
ソードブレイカー「オルファノカッター」 でお願いします

401 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 01:51:29.08 0
>>400
>『ミキティの真の目的が発覚した件』を別枠にしたのは意図的なものでしょうか?
サブタイトルを「覚醒」としてしまったのでそのイメージが無い話として
別枠を作ったのですが不味かったですか?ダメなら普通に戻しますけど・・・

402 : ◆dO/kErKplo :2007/09/02(日) 01:53:59.19 0
あーいや別に問題ありませんよ
あのマーサー王とミキティの部分はだいたいあの辺ならどこに入れても平気ですし

403 :外伝担当。。。:2007/09/02(日) 02:06:07.35 0
保管庫更新乙です
なんとイナバさんのプロフに写真まである!ありがとうございます。
そのうち武器も登場させたいと思います。

外伝Vの編成も完璧です。いつもご苦労様です。

404 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 02:06:36.20 0
了解しました
ちなみにこの部分の話はまだ続きますか?

405 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 02:07:39.42 0
>>404>>402へのレスです

406 : ◆dO/kErKplo :2007/09/02(日) 02:15:58.39 0
覚醒の部分は後はクマイチャンがチナミの所へ行ってベリーズとなんやかんや話して終わりのつもりです
筆が遅いんで自信持って言えませんけどたぶん今日か明日には終わると思います
そいで次からモーニング帝国との大戦を始める予定です(ここまで長かった・・・)

覚醒(今日か明日で終了)

発覚した件

大戦開始

で結構良い感じかもしれませんね

407 : ◆dO/kErKplo :2007/09/02(日) 04:04:30.50 0
指名されたのでナカサキはクマイチャンの元へ向かっていく
例え同じ食卓の騎士だろうと相手はライバルであるクマイチャンだ、ナカサキの表情は決して緩む事はない
そしてナカサキがクマイチャンの元につくなりにらみ合いが始まる
「ナカサキ・・・マイミを吹き飛ばしたって本当?」
「本当よ、マイミ団長は無抵抗だったから実戦ではどうなるかわからないけどね」
「ふぅん・・・最後に決闘した時はナカサキにそんなパワーがあるようには見えなかったけど」
「ええ、この3週間で強くなったからだと思うわ」
話す内容は一見よくある戦士の会話だが二人の体から滲み出る闘争心は並のそれではない
二人とも普段は温厚だが互いを意識し出すとすぐにこうなってしまうのだ
(覇気があるのは良い事だけどこれはさすがに注意したほうがいいのだろうか?・・・今度シミハムに相談してみる必要があるな)
この二人の関係性には馬鹿なマイミもさすがに頭を痛めている
「ところでさナカサキ、この前メロニアのムメと戦った時言われたんだけどさ」
クマイチャンが何気なくふった話の導入部を聞いてカンナは背筋が凍る
これから話そうとしている話は間違いなく自分に打ち明けた「ナカサキが手を抜いている」話だ
ただでさえ二人の眼と眼の間に火花がバチバチ散っていると言うのにそんな話まで持ち出したらどうなってしまうだろうか?
ナカサキの返答次第ではこの場でナカサキとクマイチャンの決闘が始まってしまうかもしれない
モーニング帝国との戦争が残り1週間と迫ってきてるというのにこんな所で無駄な怪我を負ってしまうのは無駄以外の何者でもない
こんな時に限ってマイミはボロボロになってるし、ウメサンも銃を使わなければ並の兵士以下なのでアテにならない
どうにか自分とオカール、マイマイ、アイリの4人で衝突を止めなくてはならない・・・できるだろうか?
「私とナカサキの決闘でさ、ナカサキが毎回手を抜いてるって言ってたんだけど・・・どうなの?」
カンナはクマイチャンの言葉を聞くなり二人を止める準備を始めた


408 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 08:01:27.75 0


409 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 09:44:58.06 0
从゚ー゚从 <クマイチャンもキュフフも頑張れ


410 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 10:06:24.69 O
…やべぇ…オラ、ドキドキしてきただ…

411 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 12:03:23.41 0
りしゃまんぺろぺろ

412 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 13:03:28.42 0
ぺろぺろー

413 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 13:59:02.38 O
州*‘ o‘リつ━━∈>>411>>412

414 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 15:35:16.30 O
まー

415 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 17:08:52.26 O
州*‘ ー‘リつ <ぺろぺろするならなんとやら

416 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 18:52:30.31 0


417 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 19:33:40.13 0
あげ

418 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 20:41:42.24 0
さげ

419 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 21:31:28.13 0

ttp://f55.aaa.livedoor.jp/~nono/uploader/img/wberry354.jpg

ttp://noid.s43.xrea.com/apuroda/img/up13572.jpg

420 :外伝担当。。。:2007/09/02(日) 21:49:16.24 0
外伝W とうかい 5

そのイナバコフがマイマイに挨拶がてら顔を見せに来た。
「タラステル隊長。副官に配属されましたイナバコフです。
本日付で着任いたします。よろしく。」
ニッコリ笑いながら敬礼をする。
「イナバさん。そんなに丁寧にしなくても良いでしゅよ。
知らない仲じゃないし、それにずっと年下の若造なんですから。マイマイでいいですよ。」
イナバコフは襟を正して向き直る。
「隊長に申し上げます。あくまでもウチは副官や言うこと。
軍での階級は絶対で身分や年齢なんか関係ない言うことや。
これが無いと、極限状態では統制が取れなくなるんや。一人だけや無い、
みんな死んでしまう。肝に銘じておいてください。」
マイマイはいつも温厚なイナバコフのはっきりとした物言いにあっけにとられる。
「それに、隊長に最初に言っておきます。今回の作戦で私は陣頭指揮も戦闘に加わることもありません。
そういう条件で引き受けました。私がするのは隊長へのアドバイスと兵達への意思伝達だけです。」
「えっ、助けてくれないの!」
また、ニッコリと笑うながら母のように諭す。
「そうやない。あくまでもこの部隊を指揮するのはマイマイや言うことや。
ウチがするんはあんたに危険が迫ったときに助けることと、
兵達がいないとこでウチの経験を話してやることぐらいや。
まあ、副官よりも護衛か家庭教師に近いな。
まあ、あんたが危険に晒されることなんて無いと思うけどな。」
「わかりました。」
「それともう一つ。王からの命令です。
今回与える兵士は一人も殺してはいかん。
全員を生きて帰すこと。以上や。」
「えっ!でも、幾ら敵が盗賊たちでも、それは・・・・」
「難しいか?でも、命令だからしゃあないやない。頑張りや。」

421 :外伝担当。。。:2007/09/02(日) 22:19:03.68 0
外伝W とうかい 6

それから1週間、マイマイはイナバコフと相談し3つの目標から最初の標的を決める。
最初の作戦目標に決めたのは、森の中にアジトを持つ盗賊団だ。
夜な夜な出没しては家畜や馬などを盗んでおり、村々から何とかしてくれと王の下に陳情が来ていた。
勢力は30人から40人ぐらいではっきりとはわからない。アジトも森の中に在りそうだと言う事ぐらいしかわからない。
「アジトが分らないんじゃ、待ってるしかないですね。」
マイマイが独り言のようにつぶやく。
「待ってるって?」イナバコフが聞くと。
「アジトが分らないのは、多分いつもはみんなが一緒に居ないんだと思うんでしゅ。
仕事のたびに集まって設けたらまた解散するからアジトが元々無いんだと思います。」
「ふーん、それで、どこで待つの?」
マイマイは拡げた地図の一点を指で示す。
「盗賊たちの盗んでる馬や家畜は宝石なんかあと違って、道が無いと運べましぇん。
森の中は調べてませんが、多分自分達の道が在るはずです。
被害にあった牧場は、森と道から近い場所ばかりを狙ってましゅ。
その条件に合うのはもうここしか残ってましぇん。」
「マイマイ、それは自分で考えたんか?」
照れくさそうに笑いながら答える。
「最初は何となくそう思ったんでしゅ。でも、イナバさんのことだから理由聞かれると思って、夕べ必死に考えたんです。
そしたら、大体合ってるかなって・・・」
イナバは内心舌を巻く。その勘の良さ。
普通、勘が働くのは歴戦を潜り抜けたベテランだ。それまでの経験と状況から次に怒ることを予測する。
理論だって無くても、突拍子が無くても上手くいくことが多いのは、そう言う理屈である事が多い。
だが、マイマイの場合は違う。多分その源になっているのは、素直さと聡明さであろう。
居るところが分らないから待って捕まえる。馬を運ぶんだから道が必要。
誰もが知っていながら気づかない。なまじ経験があると、虱潰しに森の中を探索したりする。
これは生まれもった才能であって、余人にまねのできるものではない。そんな驚きを隠しつつ言う。
「まあ、そんなとこやろな。で、どうやって捕まえる。」
「牧場で捕まえる役と逃げる敵を待ち伏せて捕まえる役の二手に分かれようと思ってます。
牧場の隊は私が指揮して待ち伏せはイナバさんにお願いしようと思ってます。」
「ええんやないか。それでいこ。」

422 :名無し募集中。。。:2007/09/02(日) 23:08:32.32 0
>>407
ついに聞いたか・・・

423 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 00:09:44.94 0
オホホ

424 : ◆dO/kErKplo :2007/09/03(月) 01:25:16.19 0
遥かに高い位置にいるクマイチャンを上目使いで見上げながらナカサキが口を開く
「手加減?そんな事考えた事もないよ」
「本当?良かったぁ」
そのナカサキの柔和な返答にカンナも一安心する
これならナカサキとクマイチャンがこの場でやり合う事もないだろう、杞憂で済んで良かったと心から思ったカンナだった
・・・が、カンナの心労はそれで済むような物では無かった
「でもクマイチャン、今決闘したら手加減しなきゃいけないかもしれないね
 だってそうでもしないとクマイチャン死んじゃうもの」
カンナは絶句した(普段から無口だが) 何故にナカサキはこうもクマイチャンを挑発するのだろうか?
自分の記憶ではメロニア遠征の時のクマイチャンとナカサキはそこまで不仲では無かったはず
帝国との戦争が残り1週間と迫ってきているので二人ともナイーブになっているからだろうか
いや原因などどうでもいい、今は二人を止める事が先決だ
ふと周りを見てみればアイリ、オカール、マイマイも緊迫した表情をしながら今にも二人の下へ駆け出しそうな体勢を取っている
考える事はみなが同じだ、今この時点で二人に決闘を始めてもらう訳にはいかない
どっちが勝つかは分からないが今回ナカサキの会得したあの必殺技がひとたび発動されればクマイチャンもナカサキも無事では済まない
食卓の騎士がモーニング帝国に打ち勝つためにはなんとしても阻止しなくてはならないのだ
だがクマイチャンが次に発した言葉はみながイメージしたようなものでは決してなかった
「へぇ〜そこまで言うって事は結構強くなってるんだね、マイミの言ってた必殺技ってのが関係してるの?」
てっきり一触即発のムードに突入するかと思いきや、クマイチャンはいつものクマイチャンのようにとても朗らかだったのだ
これには周りの4人だけではなくナカサキも拍子抜けしてしまう
「え、ま・・・まぁそうだね、私の必殺技なら本気でクマイチャンを殺せると思ったの」
「そっかぁ、殺されないように私ももっと強くならないとなぁ・・・」
おっとりしながら何かを考え込むようにクマイチャンは腕を組みつつ天井を見上げる
そして何かを決意したのかりりしい眉毛にピンと力を入れ、ナカサキの両手を掴む
「ナカサキ!モーニング帝国との戦争が終わってさ、マーサー王も救ってさ、ぜ〜んぶ解決したらその時にまた決闘しようよ!
 本当は今すぐにでもナカサキと決闘したいけど・・・国やマーサー王を救う事のほうが先決じゃん?」
カンナはとても安心した、クマイチャンは自分の立っている立場の重大さを十二分に理解していたのだ
そしてさっきまで強張った表情をしていたナカサキも我慢できなくなりつい笑顔になってしまう
「うん!その時を楽しみにしてるね」 

425 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 04:18:49.07 O
ノk|;‘ρ‘) <クマサキはぁはぁ

426 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 07:23:48.71 O



427 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 10:46:33.85 0
午前見廻り

428 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 12:16:37.01 O
从o゚ー゚从 <コンコン殿おせんべいおかわり!

川;・ー・) <マーサー王まだ食べるんですか?

429 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 14:58:46.12 0
うんこ

430 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 15:01:05.57 O
見廻り交代の時間であります

431 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 15:54:25.03 O
〜少し昔の風景〜

川o・-・)ノ<兵糧庫の守備が手薄なので私が守ります

;兵士1)<またいつも病気が始まったw
;兵士2)<だから後輩の戦士から戦ってるとこを見た事ないだの
食べてるとこしか見た事がないだのと陰口を叩かれるんだよw

;v)<確かに戦いは兵站の確保から始まると言うけど…

川o・〜・)<モグモグ

;v)<食べてるところしか見てないと言われてもしょうがないかw

432 :外伝担当。。。:2007/09/03(月) 18:20:31.56 0
从o゚ー゚从 <偉いぞ、クマイチャン!


433 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 19:40:58.07 O
おっと

434 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 19:49:18.62 0
外伝W とうかい 7

マイマイの隊は夜に移動した。周辺に討伐隊が来たという噂が立っては台無しだ。
マイマイが率いる隊は60人。情報では敵は多くても40人程度なので十分に勝てるはずだ。
それにこちらには、幼少とはいえ食卓の騎士がいる。負けるはずが無い。
マイマイの予想通り3日目の夜に盗賊団が現れたと歩哨に立っていた兵から報告がある。
「盗賊団はやはり40名程度です。武器は短剣で盾は持ってません。弓は確認できませんでした。」
牛舎の中で小声で報告する。
「それでは予定通り、A隊の20人はウチと入り口で迎え撃つ。
B、C隊の20人づつは後方を包囲しつつ控えてる敵を捕まえろ。くれぐれも気をつけて。」
黙って兵士達は行動する。マイマイは敵が来る方向の戸から様子を覗う。
マイマイが左手を上げて指示を出す。カンテラに火が入れられ、隊の前の戸が開かれる。
「行けー!捉えろー!」
マイマイが先頭切って飛び出す。手には戦斧「パリパリナッタワイシャツ」。
両手に持ち横殴りに手近にいた敵を吹き飛ばす。
指揮下の20人もそれぞれに打ちかかるが、マイマイの様に一撃で倒すには至らない。
盗賊たちは一旦、慌てふためくがしたたかに反撃してくる。
マイマイの目が慣れ全体を見渡すと、敵は報告よりも多く50人ほどですっかり包囲されてしまっていた。
盗賊たちは、警戒するために数を散らして仕事にかかると読んだマイマイの予想通りには動いていなかった。
だが、回り込んだ二つの隊が戻ってくるまで持ちこたえればいい。
それに、歩哨の報告と違い弓を装備していた。近くに火矢が打ち込まれ、マイマイたちの周りだけが明るく照らし出される。
(しまった!まずいでしゅ、狙い撃ちにされましゅ!)

435 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 20:05:44.18 0
外伝W とうかい 8

慌ててマイマイが兵に指示を出す。
「もうすぐ味方が援護に来る。まず、盾を翳して矢を防げ!」
兵達は指示に従い上半身を中心に守る。その盾に火矢が刺さる。
「グアッ!」
一人の兵士が太股を矢に刺し貫かれ倒れそうになる。
目標を見つけるための火矢は終わり、殲滅するための普通の矢に盗賊団は切り替えていた。
避けようにも近くで火が燃え、暗闇から飛来する矢を見分けることが出来ない。
矢に当たった兵をそばに居た兵が支え、どうにか盾の屋根だけは崩さずに居たが、負傷者は5人に上っていた。
(これじゃあ、全滅しちゃう。接近戦なら何とかなるのに。早く戻ってきて・・・)
マイマイは有効な指示も出せずに見守ることしか出来ない。
「ぅぁぁ・・・」
遠くで人の叫び声が聞こえる。それと共に矢の飛来が止まる。
(来た!今だ!)
B、C隊が戻って来たと確信しマイマイが突撃を支持する。
「行け!声のするほうに向かって進め!合流して一気に捕らえる!」
マイマイは負傷した兵を一人抱え、斧を振り回して退路を作り合流を目指す。
するとそこへ戦士イナバコフが短剣「ガタメキラ」で敵を蹴散らしながら向かってくる。
この短剣はグラディウスと呼ばれる幅広の刃を持つ短剣だ。接近戦と集団戦でよく使われる。
「ガタメキラ」は伝説と共に語られる白い象牙で柄の作られた美しい剣だ。
「イナバさん!何でイナバさんが!?」
「そんな事はええから、一気に突き崩すで!弓持ってる奴等は大方片付けたさかいに。」
マイマイは黙って頷き指示を出す。
「みんな、一気に打ち崩すよ。かかれー!」
体制を立て直せばやはり正規兵は強く、盗賊では相手にならない。
30分ほどであらかた片付けた。マイマイは一人で10人以上を屠り大きな戦果を挙げていた。
しかし、捕縛があらかた終わる頃になって、やっと、B、C隊が戻ってくる。
最後まで作戦に参加することなく・・・

436 : ◆dO/kErKplo :2007/09/03(月) 21:08:42.77 0
ガタメキラや!

437 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 22:08:23.77 0
ほっ

438 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 22:59:39.98 0
のっ

439 :名無し募集中。。。:2007/09/03(月) 23:05:39.72 O
まっ!!

440 : ◆dO/kErKplo :2007/09/03(月) 23:57:12.27 0
「チナミー剣できたー?」
ベリーズ工房の扉を勢いよくバタンと開き登場したのはさきほど訓練場でひと悶着あったクマイチャンだ
部屋に入るなりすぐさまチナミのもとへ駆け寄っていく
「剣は?剣は?剣は?剣は?」
「もうクマイチャン落ち着いてよ、剣ならもうとっくに出来てるよ」
「本当!?やったぁー!!」
数週間もの長い間待ちに待ち続けた愛刀の完成にクマイチャンはこれ以上無いほどにはしゃぎまくる
乗馬の技術も大事だがやはり戦士の花形と言えば武器捌きだ
また剣を振り回せる日が来るのかと思うとクマイチャンは心の奥底から湧き上がる喜びを止める事など出来なかった
「ふっふっふ、クマイチャン見て驚かないでよ」
そう言うとチナミは奥の方から布に包まれた剣を持ってくる
だがどうもおかしい、確かにクマイチャンの剣は長剣なので普通の剣に比べて長いのだがいくらなんでも長すぎる
今までクマイチャンが扱っていた長剣「アンゼンピンヲノバシタヤツ」は1m76cmという驚きの長さだったがそれ以上に見える
目測で測るに2mは越えてるのではないだろうか?
「すっごく長いでしょ、馬に乗りながらだったらこれくらい長くないといけないと思ってね
 どうかな?余計なことしちゃった・・かな?」
チナミはさっそく布をほどきクマイチャンに直接新しい長剣を手渡す
ズシリと重い長剣を手に取り感動に浸りつつクマイチャンは一振り、ニ振りと軽く振り回してみる
あまりに長く重いので軽く振るだけでもフラフラしてしまうがこれを使いこなせる日を想像すると期待が膨らむ
サトタを華麗に乗りこなし、この新たな長剣も巧みに扱う事が出来れば自分はどこまで強くなる事が出来るのだろう
「チナミありがとう・・・すっごい気にいったよ!!」
「本当!?よかったー」
クマイチャンの笑顔を見たチナミも一安心だ、今まで寝る間も惜しんで作業に取り掛かってきたがそんな疲れも吹っ飛んでしまう
「そうだクマイチャン、その長剣は生まれ変わった訳だから名前も新しくなったんだよ
 とても背が高くて強かったっていう伝説の戦士が使ってた剣から名前をとったんだけどね」」
「へぇ〜・・・なんて名前?」
この日から新たにクマイチャンの相棒となる長剣、その名を「パンノミミヲアゲタヤツ」と言う

441 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 00:29:01.48 0
てことは、クマイチャン身長2m以上決定?w

442 :名無し募集中。。。@黒:2007/09/04(火) 00:44:20.81 O
>>440

…何も言うことはありません…感無量です…

あと、いつも楽しみにしてますんで、これからも頑張ってください

443 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 02:53:36.87 0
夜の巡回

444 : ◆dO/kErKplo :2007/09/04(火) 04:31:15.83 0
>>441
いや、身長より大きな剣を扱うという事になってます
実際の熊井ちゃんと同じくらいの身長をイメージしてください
14歳になった事だし185センチくらいにはなったのかな

>>442
ひょっとして初代スレでリクした人って・・・w

445 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 05:53:20.67 0
熊井cよりでかいって・・・ガッツのドラゴン殺しか

446 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 05:56:08.81 O
ところであのアホ馬の名前はサトタなの?サトダなの?

447 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 06:20:34.24 0
\\\      /⌒\    , ─ 、
         /___ヽ /   ヽ\\\
      /  ̄      ̄ ヽ.    i
\\  /  ̄ ̄ ̄ ̄ \     \   |  サ ト タ や!!
    / へ    /ヽ   ヽ     ヽノ
   / /^ヽ    /^ヽ   ヽ     ヽ \\\
   |. | 0 |   | 0 |     |     i
\\|  `− 6   `−′    |.    |
   !               !    !
    ヽ   /  ̄ ̄ ̄ \   /   /
     \ \_ (⌒ヽ丿  /  /
       ━━━6━━━━━ヽ、
     /| / ___ \   /⌒ヽ
    (⌒ | | ヽ    ノ  i  ` ┬′

448 :名無し募集中。。。@黒:2007/09/04(火) 06:28:23.23 O
>>444

ええ、私です…
発足当初からのファンです…
あっちを書き始めたきっかけは、『マーサー王…』ですから…

449 : ◆dO/kErKplo :2007/09/04(火) 07:17:20.78 0
「なんだか楽しそうじゃないの」
クマイチャンとチナミが大はしゃぎの中、モモコもベリーズ工房の中へ入ってきた
クマイチャンと同じくチナミに頼んでいた特注品を受け取るためだ
「あ、モモコ!この剣を見てよ、凄いでしょ」
クマイチャンは子供が高得点だったテストを母親に見せるように目を輝かせながら新たな長剣をモモコに見せる
その並外れた規格外の長さ、そして持たずとも分かる重量感にさすがのモモコも目を見張る
「へぇ〜・・・こりゃまた凄いのを作ったものねぇ」
「でしょ?これを使いこなせれば強くなるかなぁ・・・」
と、ここまで言った所でクマイチャンはハッとする
さっき訓練場に入った所でキュート達が過酷な特訓の末に見違えるほど強くなった事を思い出したのだ
しかも謎の必殺技と言うものまで会得しているというのだから気にもなってしまう
「ねえチナミ、モモコ・・・さっき訓練場の前を通った時の事なんだけどね」
クマイチャンはさっき自分が見た事や体験した事を二人に告げる事にした
あのマイミが吹き飛ばされた事
しかもそのマイミを吹き飛ばしたのはナカサキだという事
キュート戦士団の全員がキューティーサーキットという特訓をやり遂げたという事
そしてキュート戦士団全員が必殺技というものを会得したという事
その全てを告げ終わった後に不安そうにクマイチャンはぼやく
「ベリーズも何か特訓とかしたほうがいいんじゃないかな?必殺技とか覚えたほうがいいんじゃないかな?・・・」
さっきまでとは打って変わってオドオドしているクマイチャンを見てチナミまで暗くなってしまう


450 : ◆dO/kErKplo :2007/09/04(火) 07:21:13.97 0
>>445
ドラゴン殺しはさすがに重すぎるので長く、且つ細い剣という事にしといてください
ドラゴン殺しはどっちかと言えばエリチンの武器のほうかな・・・

>>446
そういえばサトタともサトダともどっちも書いちゃってましたね
「サトタ」で統一します

>>448
初期から見てくださったのは知ってましたがまさかパンノミミの人とはw
初代スレから貼ってた伏線なんで回収できて良かったです
この剣はたぶんもう折れませんw

451 :名無し募集中。。。@黒:2007/09/04(火) 09:25:20.25 O
>>450

初代スレのアナザーワールドの2番目です…
〔クマイチャン覚醒〕

あの時はかなり不評だったので、正直後悔しています…スミマセン…

今では、少しずつ成長していくクマイチャンを見るのが楽しみです…

452 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 11:46:26.96 O
落としません

453 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 12:58:15.12 O
落とさないお


454 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 14:17:24.50 O
未然に保全

455 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 15:41:57.50 O
落としません

456 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 18:00:49.15 0
王様保全します

457 : ◆dO/kErKplo :2007/09/04(火) 19:33:15.66 0
帰宅〜今日こそ覚醒編終わらせるぞ><

>>451
外伝を書いてくださったのは知ってました
私は面白かったと思いますし外伝を書いてくださるだけで助かりましたよ
それにクマイチャンが長剣「アンゼンピンヲノバシタヤツ」を大事にしている設定もあのアナザーから来てますし


458 :外伝担当。。。:2007/09/04(火) 20:48:28.28 0
今日は10時以降ぐらいに続きを上げます。

459 :俺も書きたくなったから書く:2007/09/04(火) 21:19:25.17 O
「くそっ!盗賊だ」
「何としてでもお嬢様だけはお守りしろ!」
山間の夜道、貴族と思わしき馬車が盗賊に襲われていた。
あっという間に護衛の者たちは制圧され地に這い呻き声をあげている。
やがて盗賊のボスと思わしき強面の男が現われ高笑いをあげながら馬車に付けられている紋章を確認しながら叫んだ。
「まさかこうも上手くいくとはな!」
馬車の中ではひとりの少女がナイフを手に持ち場の状況を見極めんと努めて冷静に息を潜めていた。
しかし絶対絶命の状況、覚悟などそう簡単に決められる訳が無い。
小刻みに震える体を叱咤しながら少女はひたすら感覚を研ぎ澄ませていた。
その瞬間、その刹那。
外から怒号が飛び交った。
「なんだてめぇ!」
「ぐわーっ!」
それまで下卑た笑いをあげていた盗賊たちが一転、戦闘を開始している。
怒号だった叫び声もやがて悲鳴に変わりひとり又ひとりと盗賊たちは倒れていく。
その様子を少女は馬車の隙間からじっと見つめていた。
月明かりに照らされて華麗に戦うその様はまるで雪が舞う様にただしんしんと続くのみ。
そうして最後のひとり盗賊のボスを無力化した戦士は星を見上げて呟いた。
「とても静かだ…」

460 :名無し募集中。。。:2007/09/04(火) 22:12:00.85 O
>>459

ニューカマーさんですか?

461 :外伝担当。。。:2007/09/04(火) 22:43:01.05 0
外伝W とうかい 9

ほぼ盗賊団の全員を拘束し、この作戦は一応の成功になった。
次の日には王都に帰還し、後片付けを終えたマイマイは自信を失っていた。
今回の作戦でまったく役に立たなかったB、C隊の隊長は口を揃えてこう言った。
「我々は隊長の指示に従っただけで、ミスや命令違反はしていません。」
確かに自分の指示通りの動きはしていたが、状況に応じて動くことは出来たはずだ。
そのぐらいの訓練は受けている兵士達であり、下士官達だった。
マイマイは怒りで口も利けないほどだった。これを見たイナバコフがいう。
「皆、ご苦労だった。隊長たちに落ち度は無い。帰ってよろしい。」

「イナバさん、どうしてこうなっちゃったんだろう・・・」
俯き加減に、今にも泣き出しそうな声で聞く。
「どうしてだと思う?頭のええあんたのことや、分るんやないか。」
「小隊長たちは何であんなに頑ななんでしょうか。まるで、私に失敗して欲しいみたい・・・」
「そうや、あんたに失敗してほしかったんや。」

462 : ◆dO/kErKplo :2007/09/04(火) 22:46:46.29 0
「え〜だって特訓とか疲れるんだもん」
神妙な面持ちのクマイチャンやチナミとは違い、モモコがとってもダルそうに口をとがらせながら喋る
そのふてぶてしさにクマイチャンは驚愕してしまう
「つ、疲れるってそんな言い方ないでしょ!もう1週間後には戦争が始まるんだよ!」
「そうだよモモコ、いくらなんでもそれはないよ」
当然のごとく集中業火に会うがモモコだが、特に表情を変えず言葉を返した
「そんなの分かってるわよ、だからそんなに疲れない訓練をすればいいのよ」
「「え?・・・」」
キョトンとしたクマイチャンとチナミを横目にモモコは更に続ける
「正直言って戦闘能力だけで見ればベリーズはキュートに負けてると思うわ
 こっちにはマイミみたいな筋肉馬鹿はいないし、そもそも人数からしてこっちが少ないしね
 じゃあクマイチャン、そんなベリーズがどうしてキュートと対等の関係をとっていられると思う?」
いきなり話を振られたクマイチャンはどう答えればいいのか分からずオドオドしてしまう
「えと、えっと、え、え、う〜ん・・・」
「ブー時間切れー、答えはベリーズにはキュートには無い技術がたくさん備わっているから。
 私の暗器をフル活用すればマイミなんて完封できるし、シミハムの棒捌きも並のソレじゃないわよ
 他にも天才的な技術を持ったリシャコがいるし、何より素晴らしい腕を持った武器職人さんがいるじゃない
 クマイチャン〜目の前に私とチナミが居るのになんで答えられないの?」
「え?あ・・・そっかぁ・・・んん?」
答えを教えてもらったもののクマイチャンはいまいちピンと来ない様子
釈然としていないクマイチャンを見たモモコは半ば呆れつつも説明を補足する
「いい?私たちベリーズはキュートよりも良い武器を使ってるのよ
 もちろんチナミはキュートの武器も作ったりしてるけど優先順位はベリーズが先なのよね
 クマイチャンが持ってるその長剣だって特注中の特注でしょ?そんな良い剣を作ってくれる職人なんてなかなかいないよ?」
モモコの言葉を聞き何かを思ったクマイチャンはふと手に握られた長剣「パンノミミヲアゲタヤツ」を見下ろしてみる
確かにズシリとした重量感のわりには何年も使い古した剣のようによく馴染む、チナミが良い仕事をしている証拠だ
「 クマイチャンも私も新しい武器を手に入れたから残り1週間でそれを使いこなす事だけに専念すればいいの
 無理に特訓とかして疲れるよりはそれが一番なのよ」
「そういうものかなぁ・・・」
「そうよ、必殺技とか言うものは基本的な事をしっかりした後についてくるものなの
 まぁ・・・私とシミハムとミヤビは必殺技くらい特訓しなくても使えるけどね」


463 : ◆dO/kErKplo :2007/09/04(火) 22:49:41.84 0
うお、かぶっちゃった

>>459
新しい方でしょうか?
続きを期待してます

464 : ◆dO/kErKplo :2007/09/04(火) 22:50:39.37 0
あ、それとこれでひとまず話にひと段落つきました
次のレスから新たな章に突入します

465 :外伝担当。。。:2007/09/04(火) 22:58:23.02 0
いよいよ戦争か。わくわくするw

466 :外伝担当。。。:2007/09/04(火) 23:05:31.76 0
外伝W とうかい 10

「なんで!」
「あんた年幾つや。とうかい?11かい?」
「年は関係ないって言ったのはイナバさんじゃないですか!それなのに・・・」
「ええか、マイマイ。あんたの今回の作戦はほぼ完璧やった。
地形を読み、敵の動きを感じ、敵の能力を見極め、ほぼ合ってた。
それに合った作戦を立て、ほぼその通りに動いていた。でも・・・」
マイマイは泣き出しそうな目で睨む。
「でもあんたは自分と味方を見なかった。兵、特に下士官達は歴戦の戦士たちや。
で、あんたは子供、見た目はね。その子供が完璧な作戦を頭ごなしに命令する。
彼らが面白い訳ないがな。たとえ正しくてもな。それが、分らんかった。」
「でも、正しいことに従えないのは悪いことなんじゃ・・・」
「世の中、正しいことだけで動いてるわけじゃない。それに、今回は命令に逆らったわけでも何でも無いよ。
積極的に協力しなかっただけ。でも、それは上官としての能力が足りないって事になるんや。
いい、よく聞きや。マイマイは後20年たっても、世の中では若造なんや。
それで、どうやって人を動かすか。これはアナタにとって将来を決める大切なことやで。」
マイマイは眉根を寄せ、悩みこむ。
「どうすれば、良いんでしょう・・・」
なみだ目になって、小さい身体を更に丸めて小さくし、上目遣いになり懇願するような目でイナバを見上げる。
「マイマイ。今のあんたはとってもかわいい子や。そんな、あんたを助けたない思う大人はそう居ないで。」
そういって部屋を出る。
数分後、悩んで俯いていたマイマイが顔を上げると、一枚のメモがテーブルの上にある。
そこには、イナバの字でこう書いてあった。
“韜晦”と

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