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マーサー王物語第3章

440 : ◆dO/kErKplo :2007/09/03(月) 23:57:12.27 0
「チナミー剣できたー?」
ベリーズ工房の扉を勢いよくバタンと開き登場したのはさきほど訓練場でひと悶着あったクマイチャンだ
部屋に入るなりすぐさまチナミのもとへ駆け寄っていく
「剣は?剣は?剣は?剣は?」
「もうクマイチャン落ち着いてよ、剣ならもうとっくに出来てるよ」
「本当!?やったぁー!!」
数週間もの長い間待ちに待ち続けた愛刀の完成にクマイチャンはこれ以上無いほどにはしゃぎまくる
乗馬の技術も大事だがやはり戦士の花形と言えば武器捌きだ
また剣を振り回せる日が来るのかと思うとクマイチャンは心の奥底から湧き上がる喜びを止める事など出来なかった
「ふっふっふ、クマイチャン見て驚かないでよ」
そう言うとチナミは奥の方から布に包まれた剣を持ってくる
だがどうもおかしい、確かにクマイチャンの剣は長剣なので普通の剣に比べて長いのだがいくらなんでも長すぎる
今までクマイチャンが扱っていた長剣「アンゼンピンヲノバシタヤツ」は1m76cmという驚きの長さだったがそれ以上に見える
目測で測るに2mは越えてるのではないだろうか?
「すっごく長いでしょ、馬に乗りながらだったらこれくらい長くないといけないと思ってね
 どうかな?余計なことしちゃった・・かな?」
チナミはさっそく布をほどきクマイチャンに直接新しい長剣を手渡す
ズシリと重い長剣を手に取り感動に浸りつつクマイチャンは一振り、ニ振りと軽く振り回してみる
あまりに長く重いので軽く振るだけでもフラフラしてしまうがこれを使いこなせる日を想像すると期待が膨らむ
サトタを華麗に乗りこなし、この新たな長剣も巧みに扱う事が出来れば自分はどこまで強くなる事が出来るのだろう
「チナミありがとう・・・すっごい気にいったよ!!」
「本当!?よかったー」
クマイチャンの笑顔を見たチナミも一安心だ、今まで寝る間も惜しんで作業に取り掛かってきたがそんな疲れも吹っ飛んでしまう
「そうだクマイチャン、その長剣は生まれ変わった訳だから名前も新しくなったんだよ
 とても背が高くて強かったっていう伝説の戦士が使ってた剣から名前をとったんだけどね」」
「へぇ〜・・・なんて名前?」
この日から新たにクマイチャンの相棒となる長剣、その名を「パンノミミヲアゲタヤツ」と言う

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