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【いつも大騒ぎ】ベリーズ家に下宿することになった ６号室【ときどき規制】

1 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 21:42:24.68 0
前スレ
【管理人指数】ベリーズ家に下宿することになった ５.２号室【上昇中】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1294583603/
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/morningcoffee/1294583603/　（ミラー）

◆避難所

ベリーズ家に下宿することになった　屋根裏物置
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1290435272/

参考画像
http://hellokids.info/cgi-bin/greentea/img/kids3_4438.jpg
http://pai.gotdns.com/img/opa01000.jpg

2 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 21:43:05.78 0
◆過去スレ

ベリーズ荘に下宿することになった
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1282921712/
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/morningcoffee/1282921712/　（ミラー）

【カレー自慢】ベリーズ荘に下宿することになった ２号室【ときどきコロッケ】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1285924977/
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/morningcoffee/1285924977/　（ミラー）

【癒しの笑顔】ベリーズ荘に下宿することになった ３号室【ときどき仁王立ち】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1286279571/

【揺れる】ベリーズ家に下宿することになった ４号室【揺れない】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1287837122/
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/morningcoffee/1287837122/　（ミラー）

【管理人指数】ベリーズ家に下宿することになった ５号室【上昇中】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1290849973/
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/morningcoffee/1290849973/　（ミラー）

3 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 21:43:45.94 0
この四月から実家を離れ東京の大学へ
きれいなアパート借りて夢の一人暮らし！

…のはずが、親戚の知り合いだか何だかのクチ聞きで
いつの間にか下宿先が決まっちゃってた　まあ仕送り貰う身分じゃ仕方ない

しかし「ベリーズ家」って、ガイジンさん宅なんだろうか
英語しか通じなかったら、どうしろってんだよまったく　ああ憂鬱だ…

http://www.hello-online.org/res/picboardimg/img20101001151403336.jpg

4 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 22:24:04.21 O
Risako's side

ベリーズ荘にはいくつかのきびしいルールがあるの。

そのなかでも一番きびしい鉄のおきてが家賃の支払いについてなんだゆ。

家賃は支払い期日までに管理人さんに手渡しする事。
もし遅れたら支払いが終わるまでの間ベリーズ荘の家事を色々やらなきゃいけないんだゆ。

人としてとても大事な事だからってベリーズおじさんが言ってたっけ…

私の場合はパパとママから送られて来るお金を半年分ずつまとめて渡してるんだ。

前は月ごとに払ってたんだけど、1度おこづかいが足りなくなくなった時に家賃を使い込んじゃったせいでまとめて払う事になったの。

あの時はどうしてもラーメンが食べたくなったから…しかたなかったんだもん!

他の子たちはほとんど月末が支払い期限らしいゆ。

とは言ってもベリーズ荘はベリーズおじさんの知り合い関係しか入居してないし、家賃はすご〜く安いみたいだゆ。


だからみんな支払いが遅れるなんてなかったんだ、あの人が来るまでは。


5 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 22:28:12.59 O
Yurina's side

まただ!学生さんってば今月も!?

「佐紀ちゃん、じゃなかった管理人さんすいません! 明後日には必ず支払いしますから!」

「全く!最近どうしたんデスか?毎月遅れてマスよ?」

「今月は苦しくてバイト代が…」

管理人さんの言うとおり。
学生さんてば最近必ず家賃の支払いが遅れるんだよね。
入居した頃はそんな事なかったのになあ。
そしてもちろん罰として…。

「掟どおり明日はベリーズ荘の家事をしっかりやってもらいマスからね!お掃除はお風呂も忘れないように!早朝から町内会の一斉清掃もありマスから5時には起きるんデスよ それからスーパーに買い出しを…」

そんなにやる事があるんだ…学生さん一日中働かないといけないよ。

罰はもっと簡単に"トマトを5個食べる"とかにすればいいのに。そうしたら誰もルールを破らないんじゃないかなあ。

家の掃除は管理人さんならお手のものなんだろうけど、学生さんじゃ大変だろうな。
ウチも少しだけ手伝ってあげようかな?

高い所のお掃除とか…なんか複雑だけど長所を活かさないとね。

でも何か学生さんの雰囲気が変なような…たいして嫌そうじゃない??



6 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 22:35:40.97 O
(続く)

新スレ乙です!
まだ書き上がってないけど投下しておきます

"この話はきっとこういうオチに違いない"と思ったあなた!
多分あなたの考えてる通りですw

後2回くらいに分けて完結させたいなと思ってます

7 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 22:56:19.78 0
> "トマトを5個食べる"
それが罰になるのは一人しかいないよ熊井ちゃんw

8 ：名無し募集中。。。：2011/01/23(日) 23:03:32.01 O
川#＾∇＾)||＜???
トマトが好きな人っていなくないですか!?
ﾋﾞｷﾋﾞｷ

9 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:06:03.36 0
>>1
スレ立ておつです
寝落ちしてた間に前スレ落としてしまってｽﾏﾝ＿|￣|○

>>4-5
新作おつおつ
今のところオチが見えてない鈍感なやつですｗ
ベリーズの子からの視点というのも新鮮でいいですね
続き楽しみにしています

トマトは自分も苦手かなあ
最近やっと食べられるようになったけど、トマトジュースだけは我慢できないｗ


10 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:41:28.42 0
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1294583603/145より

あれから1週間…

とうとう数学のテストが返ってくる日になった
千奈美は朝から少し緊張しているように見えた
そんな千奈美を見て、自分まで緊張していることに気付く

「じゃあ、いってきます」

テストの日と同じように千奈美を玄関で見送る

「いってらっしゃい」

そう言うと僕は片手を挙げた



―――――――パシッ！！



テストの日と同じようにハイタッチ

結果が変わるわけじゃないんだけどね…

11 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:42:25.59 0
後ろを振り返るとやはり雅ちゃんがジトーとした目をして立っていた


「お〜お〜、おアt「雅ちゃんは数学31点だったんだって？」

「なっ！？」

「追試じゃないけどプリント出されちゃったんだってね」

「なんでそれを…」

「管理人さんからプリントのチェックして欲しいって頼まれたから」

「余計なことを…」

「明後日くらいに見せてね、それじゃいってらっしゃい」

「………いってきます」


ちょっとイジワルしちゃったけど幾分か緊張がほぐれた気がする

さて、僕も講義へ行くとするか…

12 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:43:07.54 0
今日の講義は午前中だけで終わった

友達と学食で昼食をしたあとはベリーズ荘に戻ってきた
友達からは遊びに誘われたけど、さすがにそんな気分にはならなかった




自分の部屋に入りレポートをしながら時間を潰す


どのくらい時間が経っただろうか？
時計を見るとそろそろ千奈美が帰ってくるくらいの時間になっていた
少し緊張が高まる

13 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:44:03.37 0
その時だった


ガチャッ！！！


バタンッ！！！


突然ドアが開け放たれた音が後ろからした

ビクッとする体

思わず立ち上がって振り返ると千奈美が俯き加減に立っていた
手にはテスト用紙を持っている

「なんだビックリさせるなよ…」

そう僕が言ったと同時くらいに千奈美がダッと寄ってきた
そして、僕に抱き付いてきたのだった

14 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:44:46.02 0
「なっ！？ど、どーしたんだよ千奈美！」


千奈美からは返事がない


「はずいって、千奈美…」


そう言ってもギュッとして僕を放そうとしない


「まいったな…」


訳が分からず立ち尽くす

少しの間無言で立ち尽くしていると千奈美から音が聞こえてきた

15 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:45:26.47 0
「ぐすっ…」

「なんだ千奈美、泣いてるのか？」

「ぐすっ…ぐすっ…」

「そっか、テスト駄目だったか？」

「ぐすっ、うん…」


やっと千奈美がしゃべってくれて少し安心した


「千奈美が頑張ったのは知ってるから」

「でも…ぐすっ」

「いいからいいから」


そう言って千奈美の頭を撫でる
少しの間そうしているとなんとか千奈美が泣き止んでくれた

16 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:46:12.48 0
「一旦離れようか」


そう言って千奈美の肩を押す


「やだ！」

「千奈美…」

「絶対今変な顔になってるから」

「気にしないって」

「絶対やだ！」

「じゃあさ、このままでもいいからテスト見せてよ」

「………」

「ね？」

「……、分かった」


僕の背中に回された千奈美の手からテスト用紙を取る

17 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:46:55.60 0
見ると68点だった


「おー！単位は問題ないじゃん」

「うん」

「70点に行かなかったのは惜しかったな」

「……うん」

「よく頑張ったね」

「あのさ…」

「うん」

「またさ…」

「うん」

「色々教えて」

「もう数学やることないだろ？」

18 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:47:39.21 0
「違う、数学じゃなくて…」

「なに？」

「色々……、遊びとか、服とか」

「え？」

「だから…、年上でしょ？色々知ってるでしょ？」

「まぁ」

「ちぃは色々知りたいの」

「でも、女の子の好きそうなのは分からないよ？」

「学生さんの好きなのでいいから」

「そーなの？」

「学生さんの好きなの、色々知りたいの」

「なんで……」

すると急に僕をギュッと放さなかった手から力が抜け、千奈美が僕から離れた

19 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:48:05.96 0
http://berryz-cute.saloon.jp/mmloda/img/mm_06776.jpg

20 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:48:20.00 0
「もう…」


千奈美は明らかに怒り顔だ


「なんかよく意味が分からないんだけど…」

「だから…」

「うん」







「好きだって言ってんの、このドンカン！！」




そう言うと千奈美は部屋から出て行ってしまった

21 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:49:38.91 0
唖然とするしかない僕
千奈美が出てった方をずっと見ながら立ち尽くしていた

暫くしてなんとなくテスト用紙を見る


「相変わらず、ケアレスミスの多いこと…」


千奈美の間違いを頭の中で考え正す

数学を考えていれば少しずつ冷静になっていく


今は冷静にならないとまずい
明らかに混乱している

22 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:50:23.80 0
「ん？」


ある一箇所で目が止まる


「そっか…」



ニヤニヤが止まらなかった

落ち着け、落ち着け、この顔を見られたらやばい

自分の頬を2回パシパシと叩くと、僕は部屋を出て行った


僕の中でプランはもう出来上がっていた



つづく

23 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:52:18.28 0
遅くてごめんなさいちょっと仕事が忙しくて…
あと1回で終わる予定です


从#｀∇´）＜テストの結果〜!ＭＴＣＥＩＶ_!!!


コレなんて怒ってるのか気になるｗ

24 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:52:57.93 0
もう千奈美の目はほとんど見えてないんだよ
だからステージから降りたらいつも桃子が手を繋いでるんだよ

千奈美「ねえ、今日もお客さんいっぱいいた？」
桃子「うん、いっぱいいたよ、みんな桃子のうちわ持ってた」

25 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 00:58:12.34 0
油断してると落ちるな

26 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:17:16.32 0
>>23
深夜の更新乙でした
まさかの告白ｷﾀ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!
一気に千奈美と急接近ですな
続き楽しみにしてます

>>24
おいっｗ


27 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:19:25.46 0
第1話「そして、彼女たちは出会った」

「というわけで、どうしてもあなたに、この仕事をやってもらいたいんです」

老齢の女性が、私にそう告げた。もっとも、私はその仕事をハナから受ける気などない。

「…私より、適した人間がいるはずです。私のような者にはとても務まる仕事とは思えません」

そう言って、私はその場を立ち去ることにした。そうしないと、この女性に口説かれてしまうのが
容易に想像できたからだ。

「失礼します」

席を立って立ち去ろうとした、その時。

「ま、待って！」

女性はそう言うと、私にこう告げた。

「あなたが…あなたが変われる、最後のチャンスだと思ったのよ！」

最後の、チャンス…？
その言葉が妙に引っ掛かったが、私は一度決めたことを覆すつもりはない。

「後は何かあれば電話で聞きます。どうも、失礼しました」

後ろ手で、ドアを閉めた。

28 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:21:18.46 0
>>27

その夜。昼に会った老齢の女性から電話がかかってきた。彼女はそこで、私にあることを切々と訴えた。

「彼女たちの面倒を見てあげて欲しいの…私ももう老齢で先は長くないし、何とか最後のお願いだと思って…」

「…そのようなことなら、お断りします。私が義理人情の四文字では動かないということを、あなたはよくお知りに
なっているのでは？」

私がそう言うと、彼女は言葉を失ったようだった。しかし、少しの空白の後、彼女はこう言った。

「…ならば、せめて一年だけ。あなたが『自分はまだこれだけのことができる』ということを証明するために…
この仕事をやってみてください」

「…証明？」

義理人情とは無縁のところで、それでも私にこの仕事をするようにと彼女は言う。証明、か。私にも少しばかり
自分の評価に対しての不満がある、とは思っていたから、この言葉には少し思うところがあった。

「…話を聞きましょう」


29 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:22:20.86 0
>>28

数日後。いつもと同じようにスーツに身を包んだ私はある場所の前に立っていた。

「ここが…『ベリーズ荘』か…」

正直な話、今でも自分がこの仕事を引き受けてしまったことを、私はまだ信じられずにいた。しかし、
契約は契約、約束は約束だ。引き受けてしまったからには、それを全うせねばならない。ただし、
あくまでも『自分のやり方で』だ。先方にも、そのことの了解は取ってある。

「ごめんください」

私が入口の扉を開けると、そこには七人の少女たちが立っていた。

「あ…あなたが新しい管理人さん…ですか？」

背の低いショートカットの女の子が私にそう訊ねた。

「そうですが…あなたたちが、この家の住人ですか？」

「はいっ！」

まるで何かの答辞を読むように、彼女たちは一斉に声を揃えた。そして、七人の女の子たちは一人ずつ、
自己紹介をした。
私はそれを黙って聞いていた。

「そうですか。初めまして、私が管理人の嶋津です。では、私はこれで」

「え？ちょっと…」

そう言うと、私は用意された自分の部屋へ入った。彼女たちの訝しがる視線や戸惑いの声など、気にも留める必要はない。

30 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:23:14.15 0
第2話　｢そして、彼女は泣いた｣

用意された部屋はそれなりに広かった。独立した風呂やトイレもあるし、彼女たち個人個人の部屋とは廊下や扉で仕切られている。
そして勝手口もあるので、外に出る際にいちいち廊下を通らなくても済む。

「さて…」

荷物の類はすでに運んでもらっていた。あとは自分でそれを開け、所定の位置に置くだけである。

「んんんんんーっ！」

さすがに冷蔵庫や洗濯機といったものを一人で運ぶのは骨が折れた。しかし、何とか所定の位置に取り付けることに成功した。

31 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:24:02.59 0
>>30

すべてが終わり、私の新しい部屋は私が今まで使っていた部屋と同じような景色になった。
とりあえず、タバコを吸おう。ゴロワーズに火を入れ、ゆっくりと吸う。

「ふーっ…」

ようやく落ち着けると思った私の考えは、しかし、叶わなかった。

ドンドン！ドンドン！

扉を叩く音がする。誰だ？
開けてみると、そこには先の背の低い女の子が立っていた。

「あのー…」

「清水佐紀さん、でしたね？」

「えっ？あっ、ハイ」

彼女が七人の少女たちの中で最年長であること、そして現在十九歳であることは、事前に
送られてきたプロフィール用紙ですでに私も知っていた。

「で、何のご用ですか？」

「ご、ご用って…」

戸惑いの表情を見せる彼女を、私は『何を戸惑っているのですか？』というような表情で見ていた。
そのまましばらく黙っていた彼女が、ようやく口を開いた。

32 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:25:26.56 0
>>31

「あ、新しい管理人なんだから、何かないんですか？ほら、こんな風に管理しますとか、
これとこれは決まりごとです、とか…」

「ありません」

「…ええっ！？」

彼女は大いに驚いたようだった。もっとも、私からすれば『何をそんなに驚くのだろう』という感じだったが。

「あなたは十九歳と聞いています。そうですね？」

「…ハイ」

「ならば、何が善で何が悪か、何をしてよくて何をしてはいけないか、その程度の判断はできるはずですね？」

「…まあ」

「それができるのならば、私からは特に何も言うことはありません。あなたの善悪の判断に従って行動しなさい。
あなたが自分の善悪の判断に従って行動したことを、私がとやかく言う気はありません。ただし、自分の行動
には責任を持つこと。私が言いたいのはそれだけです。

他にご質問は？」


「…いえ…」
彼女の目に、いつの間にか涙が浮かんでいた。もっとも、私は人の涙を見て言動を左右するような人間ではない。

33 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:26:28.53 0
>>32

「…で、他に何か？」

「いいえ…何でも…ありません…失礼しました」

私がドアを閉めると、ドア越しに彼女のすすり泣く声が聞こえた。ドアの開く音がした。誰かが出てきたようだ。

「ちょっと！…さきちゃん、どうしたの？」

「…ひどいよ…あのかんりにんさん…ひどいよぉ…」

会話の声からして、会話の一方の主が夏焼雅という女の子であることがわかった。もっとも、誰と誰が
仲がよかろうが、私にはあまり関係のないことだ。どうやら、彼女たちは大きな勘違いをしているらしい。
その勘違いを、私は早く解く必要があるな、と思った。
(つづく)

34 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 01:27:58.12 0
|ω･)　前に「設定はどうなの」とか聞いてた者です
　　　　とりあえず最初の2話分だけ書いてみました
　　　　主人公がいきなり大学生じゃなくて申し訳ないんですが…


|ω･)　…続けても大丈夫でしょうか？大丈夫なら、ある程度続けてみようと思っているんですが…

35 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 03:29:46.46 0
夜中の人と(´･ω･)の人乙乙

36 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 07:16:17.64 0
乙

37 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 08:24:12.11 O
>>23
乙です
ついに告白まで行ったか〜
大胆な話が書けてうらやましい
自分がチキンなだけかなw
次回も期待してます

>>34
ついに始まりましたね
まだ展開が全く読めないのでどんどん書いて欲しいですw


38 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 12:03:00.54 P
さあ盛り上がってまいりました

39 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 15:40:27.09 O
从//∇//)＜言っちゃった…

40 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 19:10:45.97 O
川´; _ ;ﾘ＜泣いちゃいマシタ

41 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 19:30:56.26 O
ﾉﾉl∂_∂'ﾙ＜ふんっ…


42 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 20:59:53.10 O
>>5
Chinami's side


あ!　　 が例によって家賃の支払いが遅れて佐紀ちゃんに怒られてる。

と言うことは明日は…佐紀ちゃんと遊びに行けるもんに!

いつも忙しい佐紀ちゃんだけど、ベリーズ荘のおきてに従って　　が家事をやらなくちゃいけない時だけヒマが出来るんだよね〜♪

先月は2人で買い物に行ってその前は水族館。
楽しかったなあ。
明日はどこに連れて行っちゃおうかな。

そう言えば最初は　　の家事の腕前を心配して佐紀ちゃんが付きっきりだったんだよね。

それが2回目の時は　　が前もって私に"もう俺は大丈夫だから佐紀ちゃんを多少強引にでも遊びに連れてっちゃってよ"って言って来たんだっけ。

佐紀ちゃんがいると掃除に色々ダメ出しされたりしてうるさいのかな?

よく分かんないけど私的には大歓迎!
だっていつも佐紀ちゃんは忙しいから全然一緒に出かけられないもんに。
私は料理の達人だから料理の手伝いはできるんだけど、佐紀ちゃんと桃以外には"やらなくていい!"って止められる事が多いような気がする…。何でだろ?



43 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 21:03:36.88 O
Miyabi's side


明日はまたあいつが家事をやらされるんだ。

一斉清掃の日に重なるなんて運悪すぎw。
よし!明日の朝は…。

「ねぇ佐紀。明日の朝ご飯は私に作らせてくれない?」

「ふぉえ?どうしたのみや?そんな事言うの珍しいデスね。」

「たまには料理しないと腕がなまっちゃうからさ。ここに住んでると余りする機会がないんだもん。いいでしょ?」

「まあみやになら任せられるからいいデスけど…。じゃあ私は一斉清掃の方をがんばろうカナ。」

「そっちの方は俺1人で平気だよ。前にもしてるから勝手は分かってるし、どこの家も1人参加でしょ?」

「…デモ…」

「それに管理人さんが行くとラーメン屋の店員さんががっついて来て掃除がはかどらないんじゃない?w」

「あああのカタコトの人ねwそう言う事なら明日は私のご飯が出来るまでゆっくり寝てれば?」

佐紀はなんとか納得したみたい。

さあて明日はがんばろう。
朝ご飯のおかずはエビフライで決まり!


44 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 21:09:24.68 O
Saki's side

昨日は学生さんたらまたお家賃が遅れるなんて、なぜなんだろう?
学生さんの性格を考えても納得いかない気がしマス。
しかも遅れると言っても期限の2日後くらいにはきっちり払ってくれるし、遅れる理由もその場しのぎみたいな物ばかり。

よくわからないなあ…。

ところで今朝は久しぶりにゆっくり寝ていられマシタ。

町内会のお掃除がある日は特に早起きしなくちゃいけないはずなのに、学生さんの罰とみやの気まぐれのおかげでのんびり。

昨日はちょっとだけ夜更かししちゃったカモ。

みやの作った朝ご飯(エビフライ山盛り!)を食べたところで千奈美が遊びに行こうと誘って来マシタ。

「ねえ〜一緒にお出かけしようよぉ!」

「でもお掃除もあるし、今日はお休みでみんな家にいるだろうから、お昼の支度も…」

「佐紀〜この山盛りエビフライが見えないの?w
お昼ご飯も任せておいてよ!それに掃除の方は　　がやらなきゃいけないでしょ」

「そうデシタ…でもお昼までみやに頼むのは悪いよ…私のお仕事なんだし。」

「久しぶりに料理するとやっぱり楽しいんだ♪
佐紀が家にいようが私作っちゃうからねw」

「みやは私と同じくらい料理できるから大丈夫

45 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 21:12:01.41 O

「みやは私と同じくらい料理できるから大丈夫だって〜
　　の方はだらしないから罰を受けて当然だもんに
今日は遊園地に行こ!」

千奈美に押し切られて出かける事になっちゃった。
なんかみやに悪いような…。

千奈美の言うようにだらしのない学生さんは、しっかり働いて当然デスけどね。
ベリーズ荘の鉄の掟デスから。

でも学生さん、なぜなんだろ。

(つづく)

途中で切れた…

46 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 22:04:11.24 0
管理人さんのラーメン食べてきたよ
ジャングルにも程があるよ

47 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 22:11:08.66 0
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1378111.jpg_gakJorlBgcZzyKVb3rAi/www.dotup.org1378111.jpg

48 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 22:24:36.97 O
州#‘ -‘ﾘ ＜主人を呼ぶゆ!

ババーン!

从;´∇｀）＜菅原梨山(すがはらりーざん)!

州#‘ -‘ﾘ ＜ナムプラは3級品でむせるくらいだし
野菜は農薬漬けでいがらっぽい
ピーナッツバターの使いすぎでまるでシロップだゆ
おまけにこの麺 Berryzをたくさん使ったと見せかけるために赤く着色してるゆ?w

49 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 22:40:57.23 0
川*＾∇＾)||＜苦情は全て管理人さんへ

50 ：名無し募集中。。。：2011/01/24(月) 23:43:55.37 0
なんかいっぱいきててうれしい

51 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 00:16:16.78 0
なんかスレいっぱい立ってるな
作者さん今夜はここまでか

52 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:52:26.08 0
>>22より

「ちょっと〜！早く！こっちこっち！！」

「分かった、分かったから」

まだまだ寒い日が続く中、僕らは遊園地に来ていた
ジェットコースターに乗ってはギャーギャー騒ぎ、
お化け屋敷に入ってはギャーギャー騒ぎ……
一緒にいるこっちが疲れるけどそれもまたいいかな、と思う

「もう！遅ぉ〜い！！」

いつの間にか僕の目の前に来た彼女はすかさず僕の手を取る

「あっち空いてるからダッシュしよ！」

無邪気にはしゃいでるけど心なしか顔が赤いのは繋いだ手のせい？

「楽しいな」

「うん」

こちらを振り向かずに答える彼女が愛おしかった


なんでこんなことになっているかと言うと、話は少し前に遡る…

53 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:53:22.43 0
千奈美から突然告白をされて若干混乱気味の僕は、急いで千奈美を追いかけていた

千奈美の部屋の前に立つ

ふーっと一つ、深呼吸


コンコン……


「千奈美？」


………返事はない


コンコン………


「千奈美？入るよ？」


ガチャ…


ドアを開けると千奈美は机に突っ伏していた
僕が入って来ても微動だにせず、しゃべる気配もない

54 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:54:04.57 0
ドアを閉めて、もう一度ふーっと深呼吸


「千奈美…、そのままでいいから聞いて欲しいな」

「まず…、どっから話そうかな？」

「その…さ？告白ありがとう」

「すげー嬉しかったよ」

「前に千奈美がさ、『女の子から告白〜♪』って歌を歌ってて、それを思い出したよ」

「『この歌好きなんだ〜！』って言ってたよね？だから歌から勇気もらって告白してくれたのかなって」

「本当にありがとう」

「でも、駄目なんだ」


千奈美の体がピクリと動く

55 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:54:52.42 0
「これは僕のエゴかもしれないけど…」

「古い考え方かもしれないけど…」

「告白は男からかな、って思うんだ」

「だから、ちゃんと言わせて欲しい」

「千奈美が…、千奈美のことが…、好きなんだ」

「この1週間、あまり話せなくて正直寂しかった」

「数学教えだして、すぐに千奈美のこと毎日考えるようになって…」

「ホント、毎日楽しくて、教えるのが待ち遠しくて」

「公園で話すのも楽しかったし」

「あー、なんか全然まとまんないんだけど、僕は、千奈美が好き」




「だからさ、付き合って欲しいんだ」

56 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:55:45.94 0
…………



少し待ってみたが、千奈美からの返事はない



「返事はいつでもいいから」

「両想いだけでも十分なんだけど、やっぱり付き合いたい」

「これからももっと一緒に過ごしたい」

「これが僕の正直な気持ちだから」




「それとね―――――――

57 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:56:36.49 0
「あぁー！、歩き疲れた！休憩！！」

「千奈美、声でかいって」

「そう？でも、あのジェットコースター楽しかったもんに〜♪」

「また空いた頃に乗ろうよ」

「うん♪」


僕の彼女は今日も元気だ


「ちょっとトイレ行ってくる！」

「いちいちでかい声で報告しなくていいから…、もっと恥じらいってモンをさ…」

「はいはい」


僕は溜め息を一つつくと温かい飲み物を二つ買いに走った

58 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:58:16.64 0
―――――――ガチャ！


「ちぃ〜！遊ぼ〜！って佐紀ちゃん何やってんの？」

「ミヤ？千奈美の部屋が汚いから片付けようと思いまシテ…」

「机の上に色々出しっぱじゃん」

「困ったもんデスね…」

「ん？このテスト…？」

「数学のデスね」

59 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 01:58:57.47 0
「ここ見て、点数のとこ！68点が二重線で消されてて71点になってる…」

「そーデスよ」

「あ！もしかして！だからちぃいないの！？」

「そう、好きなとこ連れてってもらってるみたいですよ」

「そっか〜、おアツいこって」

「うらやましいデスね」

「あ〜ぁ、もう熊井ちゃんでも誘ってどっか行くか〜」

「気を付けて、いってらっしゃい」

「はぁ〜い」


バタン！―――――――

60 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 02:00:17.14 0
―――――――ゴトン


「千奈美はこのお茶好きだったよな」


少しかがんで自販機からお茶を取っていると後ろから大きい声がした


「おぉ〜い！」


相変わらず大きい声に溜息が出る


61 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 02:00:59.33 0
「はいはい、聞こえてるって！」


そう言って振り向くと、


僕の彼女はとびっきりの笑顔で飛び跳ねながら僕を手招きしていた






「ジェットコースター空いてるよ〜！！」
http://tokunagachinami.info/cgi-bin/upload/data/chinami2_4227.jpg




おしまい。

62 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 02:04:29.12 0
お粗末さまでした
千奈美の話が少なかったのと千奈美に

从*´∇｀）＜いやぁ！

って言わせたいだけで始めちゃいましたけどｗなんとかおしまいです
ちょっと人物の動きの説明を省きすぎたかなとか思いますが適当に想像して頂けたら幸いです
分かりにくいとこだらけで申し訳ない

63 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 06:36:18.17 O
完結乙でした!いい終わり方だと思います
最後の写真がぴったりハマりますね
あと個人的には管理人さんのクールなセリフ回しが好きでした

次も期待してますよ

64 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 12:09:16.79 0
千奈美の髪の毛すごいことになってるな

65 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 17:20:26.71 0
今夜はつづきがあるかな

66 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 19:14:19.64 O
川´・_・ﾘ＜千奈美がんばりマシタね

ﾉﾉ#∂_∂'ﾙ＜(いっそウチも赤点取っておけば…)

67 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 19:59:53.92 P
雅ちゃんは本当に学生さん大好きだなぁｗ

68 ：名無し募集中。。。：2011/01/25(火) 22:26:40.18 O
ﾉﾉ*∂_∂'ﾙ＜べ、別にあんなやつの事なんて好きじゃないし!

69 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 00:44:22.65 0
おっと

70 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 02:26:51.86 0
今晩はもう寝るか

71 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 03:31:17.83 0
从´∇｀）＜読んでくれてありがとー！

川*´・_・ﾘ＜クールなセリフ回しを褒められマシタ

ﾉﾉ#∂_∂'ﾙ＜てかウチら出番少なくなかった！？

从oﾟーﾟ从＜まぁなんてホントの初っ端しか出てないとゆいたい

ﾉﾉ#∂_∂'ﾙ＜ウチなんて後半ちょびっとだよ！

川*＾∇＾)||＜ウチいた？

川´・_・ﾘ＜テストの日の朝のくだりに少し…

川；ﾟ ∇ﾟ )||＜そう…

州#‘ -‘ﾘ＜りーなんてラーメンに狂喜乱舞するだけで終わったゆー

川;´・_・ﾘ 从;´∇｀） 从;oﾟーﾟ从 ﾉﾉ;∂_∂'ﾙ 川;＾∇＾)||＜い、いつものことでは………


川*＾∇＾)||＜あれ？ベリって7人だよね？

从´∇｀）＜怪現象いやぁ！

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜…………………………………………


从´∇｀）＜明日にでも後日の話少し書きます

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜出番あるかな？

72 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 07:02:36.20 0
待ってます

73 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 09:21:09.72 P
ケッコーケッコーコケコッコー

74 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 12:55:22.38 P
落としたくない…

75 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 15:30:15.99 O
川*＾∇＾)||＜落としたらガオーッですよ

76 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 18:33:16.68 O
ﾉﾉl∂_∂'ﾙ＜あいつ甘いもの平気かな…？

77 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 19:28:30.31 0
>>33
第3話　『そして、彼女は怒った』

その夜。私は一人で食事を作り、一人で食べて、一人でクラシック音楽に耳を傾けていた。そこへ…

ドンドン！

またしても誰かが私の部屋の扉を叩いている。予想以上に音が大きく、私の快適な時間は阻害された。
まったく、困ったものだ…そう思いながらドアを開けた。すると…

「ちょっとぉ、管理人さぁん、こっちまで来てくださいよぉ」
この発言の主が、嗣永桃子という女の子であることは理解できた。清水さんの次に年長であり、現在大学に通っている
という情報はすでに得ている。

「何か、ご用ですか？」

「みんな集まってるんですよぉ、管理人さんと早く仲良くなろうと思ってぇ…」

「…そうですか」
全員集まっているのなら、勘違いを正すいい機会だ。私はそこへ行くことにした。

78 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 19:29:26.27 0
>>77

扉を開けて各人の部屋の前の廊下に行くまでの間に、椅子と机が置かれたスペースがある。私の前の管理人が、
談笑の場に、と思って用意したスペースだそうだ。先ほど、私が七人の少女たちに挨拶をした場所でもある。

嗣永さんに連れて行かれてみると、六人の少女たちは私のことをそれぞれに不信の目、怒りの目、警戒の目…
とにかく『歓迎しない目』で見ているようだった。まあ、だからどうしたというわけでもないが…
嗣永さんは、そんな私を少し憐れむような目で見ている。

「…まあ、こんな感じなんですよぉ…だから、一応、ちゃんと、説明してあげてくださいね」

「説明？ああ、そうだ、いい機会だから、話しておきましょう」
私は、彼女たちに自分の考えている『管理人』としての方針を話した。

79 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 19:30:19.78 0
>>78

・あくまでも自分は管理人であって、あなたたちの親でもなければ保護者でもない。

・各自、自分の善悪の判断に基づいて行動するように。それが分からない人は、人に聞きながらでもいいから
自分で判断できるようになるように。

・ただし、自分の行動には各自責任を持つこと。後から『あの時どうだったこうだった』と人のせいにしないこと。

・全員、勉強をしっかりすること。学業の成績はこちらにも報告されるようにしている。成績が悪ければペナルティを科す。

・門限は全員夜七時。それに遅れた場合はペナルティを科す。学校の行事等でどうしても遅くなる場合は事前に報告すること。


「以上五点が私の方針です。何かご質問は？」
私は彼女たちにそう訊ねた。彼女たちは一様に黙ったままだった。

「ないようですね。なければ、私はこれで」
私はそう言って引き上げようとした。すると、

「ちょっとぉ…こんなんじゃ、みんなついて来れませんよぉ！」
嗣永さんがそう叫んだ。彼女の言葉が突破口になったのか、皆、次々と不満を言い始めた。
私はその不満を黙って聞くことにした。何か言い返したところで、所詮は言い争いになるだけだ。不毛な言い争いほどムダなものはない。

80 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 19:32:16.21 0
>>79

数分間、彼女たちは口々に不満をぶちまけた。そして、最後に嗣永さんが言った。

「…ってことでぇ、私たち、あなたの言うことにはついていけないんです。もう少し…歩み寄ってくれても、いいんじゃないですかぁ？」

「その必要はない」
私はそれだけ言うと、一人部屋に戻った。

「ああ…ちょっとぉ！」
嗣永さんの不満げな声が聞こえたが、構わずドアを閉めた。不満をぶちまけようが何だろうが私は『自分のやり方で』この仕事をすると
決めている。

「何なのアイツ！信じられない！」
嗣永さんが、今度は怒り声を上げていた。もっとも、私からしたら『だからどうしたのだ』程度のことにしか過ぎなかったが。

(つづく)


81 ： [―{}@{}@{}-] 名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 21:25:59.60 P
>>76
あまじょっぱいすき焼きwith生卵所望！

82 ：名無し募集中。。。：2011/01/26(水) 22:12:05.26 O
>>80
更新乙です
まだよく分かりませんがw続きが楽しみですよ
それとついに住人になれたももちおめでとうw

83 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 00:22:44.62 0
寝る

84 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 01:26:51.52 0
久しぶりに来ました。千奈美の話といいレベル高いですね。これからも期待してます。

85 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 01:55:51.71 0
あざっす頑張ります！


从´∇｀）＜後日の話って言ったけど途中の日常の一コマになっちゃいました

86 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 01:56:36.08 0
私は清水佐紀、ここベリーズ荘で管理人(代行)をしてイマス

ここでは私以外が学生なので、日々私が掃除をしたり洗濯したり食事を作ったり…
勿論それが仕事であり、苦に思ったことなんか一度もありマセン
そんな風に楽しく過ごしてイマス



そんなある日のこと…
午前中に買い物を終え、昼食が終わってからベリーズ荘の廊下を掃除をしている時デシタ


千奈美の部屋の前を通ると、今日も学生さんから数学を教えてもらっているようデシタ
うん、感心感心♪


そのまま通り過ぎて廊下の掃除をしていると様々な住民とすれ違いマス

87 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 01:57:16.10 0
「あいつら…、ウチの家でイチャつきやがって…！」

ここはアナタだけのお家ではないデスし、そもそもベリーズさんのお家デスよ、夏焼さん？


「佐紀ちゃん、ラーメンはまだかゆ？」

30分前に食べたのは忘却の彼方デスか、菅谷さん？


「嗚呼、私のベイビー、ちゃんと思い出させてあげるとゆいたい」

天井裏から突然しゃべりかけてくるアナタは忍者の末裔か何かデスか、須藤さん？


「ね〜、ウチの携帯知らない？」

携帯で電話しながら相手にそれを質問するのは新しいギャグか何かでショウか、熊井さん？


「ちわー、嗣永保険ですぅ〜」

いつの間に会社を立ち上げたんデスか、嗣永さん？


そんなこんなで呆れることばかりデス…

88 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 01:57:57.21 0
そろそろ掃除もおしまい

台所に戻る際に千奈美の部屋の前を通った時デシタ


―――― 責任取ってよね！！！


千奈美の力強い声が部屋の中から聞こえてきマシタ
ビックリして思わず千奈美の部屋のドアを見つめてしまイマス


中からは千奈美の怒った声と学生さんの必死で謝る声…
どうやら休憩中に何かあった模様デス


内容まではよく聞こえないけれど、学生さんは一体何をしたのでショウか？
責任を取るようなことって…

89 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 01:58:45.28 0
―――― 分かった、ちゃんとするから


ちゃんとする？


―――― でも、久し振りだから上手くできるか分からないよ？


久し振り？


―――― ちぃだってずっとやってないもん


や、やってない！？
やっぱり、そ、そーゆーことなのでショウか！？


―――― 取り合えず僕からするよ？


え？え？始めちゃうんデスか！？

90 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 01:59:26.46 0
―――― 上手く入ればいいけど


入る！？ナニがデスか！？


―――― んっ…んっ…

―――― 下手くそ…


そんな…


―――― っかしーなぁ

―――― もうちぃが入れるから！


女の子から！？


―――― んっ…んっ……いたっ！？


千奈美！？

91 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 02:00:08.33 0
―――― 大丈夫か？って血ぃ出てんじゃん！


千奈美！？まさか…


―――― 大丈夫だよこれくらい……、ってどさくさに紛れて舐めなくてもいいから！


な、舐める…？


―――― もっかいいくよ…、んっ、あっ！入った〜！！


はわわわわ/////


―――― よし、じゃあ交代！僕がするから！

―――― お願いね！


モウナニガナンダカ……

92 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 02:00:58.82 0
―――― ちょっと！もうちょっと優しくしてよ！！

―――― しょーがないじゃん、久し振りなんだし

―――― あ〜、でも、結構上手かも？

―――― でしょ〜、あっ、やべ！出てきちゃった…


エッ！？


―――― ちょっとぉ〜！どーすんのよ！！


頭がクラクラするデス…
いっそ聞かなかったことにしてこの場を立ち去ろうカシラ…


―――― ヤバいヤバい！また出ちゃいそう！！

―――― 何とかしてよぉ！

―――― ここはちょっと強引に…

―――― あぁ〜、もう、ちぃ頭おかしくなりそう


エェ〜！？エェ〜！？

93 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 02:02:00.19 0
―――― ふぅ、なんとかなったぜ…

―――― ねぇ……、佐紀ちゃんならイケるんじゃない？


ふぇっ！？


―――― あー、確かに上手そうかも


何でここで私の名前が出てくるんデスか！？しかも上手い！？


―――― 千奈美さ、ちょっと管理人さん呼んできてよ、してもらうから

―――― 分かったもんに〜


ちょっと！私の気持ちは無視デスか！？
しかも千奈美はいいんデスか！？
そしてそしてナニをするんデスかあああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁ！？

94 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 02:02:57.58 0
おおいに混乱していた私は千奈美の部屋のドアを開けると目をギュッとつぶって叫んでいた


「エッ、エッチなのはよくないと思イマス！！」


……………、反応がない？
恐る恐る目を開けると、ポカンとした表情で私を見る二人
学生さんの手には糸の通った針と、片手が取れて綿が出かかった変なぬいぐるみ
確かアレは…、チョビン？？


「管理人さん、今何て？」

「え！？いや、その……」

「佐紀ちゃん！ちょーど良かった！」

「は、はいっ！」

「チョビンの手が取れちゃったから縫って欲しいな」

「お、お安いご用デス…」


それから私はチョビンの手を縫い付け千奈美の部屋を後にした
その日は自己嫌悪とよくわからないドキドキで家事があまり手につきませんデシタ…




おしまい。

95 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 02:04:52.70 0
>>「ちわー、嗣永保険ですぅ〜」


ﾙ*’ｰ’ﾘ＜…………これだけ？



ごめんね、ももち

96 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 08:04:42.91 O
深夜におつです
シリアスなものからおバカな(いい意味で)話まで振り幅が大きいｗ
これからも期待しています

97 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 12:53:55.01 P
裸になって読んだから風邪引いたじゃないか！

98 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 14:12:34.59 0
管理人さん
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1555619

99 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 17:57:54.59 O
ﾙヽ’ｰ’ﾘ＜やっと住人になれた!
…あとはごはんを食べるだけ…

100 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 20:42:12.98 O
>>45

Maasa's side

早朝に学生さんが掃除をしてるのをこっそり見てた私。

わざと家賃の支払いを遅らせてるのは、何か理由があるんじゃないかしら。

そう思ってご近所さんたちと一緒に掃除してる学生さんの様子をうかがうと…。

最近越してきた家の女の子たちと楽しそうに話してる!
まさかあれが理由なの!?
あんなに鼻の下をのばして、許せないとゆいたい!

と思わず竹刀を取りに部屋に戻ろうとしたけど、よく見ると初めて会ったっぽいわね。

大体あの子たちが引っ越して来たのは確か1月2日だったもんね。

という事はやっぱり私の推測は当たってるの?

だとしたら私、学生さん……。


101 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 20:43:54.97 O
Student's side

ふう、管理人さんも千奈美ちゃんと一緒に出かけてくれたか。

これで一段落だな。
今日は朝からなかなかヘビーだった…。
男は町内会長さんと俺だけだったから頼られまくったからな。
掃除し終えたと思っても「まだまだロックが足らへん!」とダメ出しされるし。

ラーメン屋のお姉さんはやっぱり「管理人さん来マセンカ?」とガッついて来たしw

今日の収穫と言えば、町内にあんな可愛い4姉妹が住んでたとは知らなかったぜ。
一番上のお姉さんなんか年のわりに胸が大きすぎだよな♪

しかし何て名前だったか一番下の子、せっかく俺が家の前を張り切って掃除してあげて、どう?きれいになったでしょ?って聞いてるのに、

「どうなんだろうね?」

はないよな…。


それはともかくとして管理人さんが出かけたこれからが本番だ。
ベリーズ荘全体の掃除はなかなか骨が折れる。
範囲が広すぎるし。

管理人さんはよく1人でできるもんだと思うよ。
雅ちゃん特製エビフライも食べたし、がんばるとしよう。

102 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 20:50:58.64 O
友理奈ちゃんが高いところの掃除を引き受けてくれて助かったな。

あの子じゃないと天井の掃除は無理だよ。さすがにベリーズ荘の脚立いらず…いやビキビキされるから言わないけどさw

次は玄関の掃除か、さて…。

「私も手伝います」

「茉麻ちゃん?別に大丈夫だよ 家賃を払わなかった俺が悪いんだし」

「私わかったの。学生さんがわざと家賃を遅らせてた理由が」

茉麻ちゃん?何か目が潤みかけてるぞ!?

「優しいんですね」

「わっ茉麻ちゃん、顔が近い!近すぎるってば!」

くっつかれてしまった…茉麻ちゃんの柔らかい感触…茉麻ちゃんのいい匂い…茉麻ちゃんの潤んだ目…ああ、俺はこのまま……。



103 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 20:55:04.58 O

「ゴホン!」


「雅ちゃん!」「みや!」
雅ちゃんを見て慌てて俺から離れる茉麻ちゃん。
それを見た雅ちゃんは怒り出すかと思いきや、

「玄関で雰囲気出してないの。ここ掃除するんでしょ?早く始めよ」

意外にも冷静で、しかも手伝うつもりらしいぞ。

どうやらこの2人にはバレてしまったか…。

雅ちゃんの方は前から気づいてたっぽいけど。

「じゃあ始めよっか。」
「うん、佐紀が帰る前に終わらせないとね。」

「がんばるとゆいたい(うるうる)」

茉麻ちゃん色っぽいよ…!

つづく

104 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 22:58:25.24 0
从；ﾟーﾟ从

105 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 23:10:43.42 0
>>104
色っぽいよ！

106 ：名無し募集中。。。：2011/01/27(木) 23:44:57.50 0
sideのストーリーそろそろ核心に迫る感じか〜
勝手にラスト予想してる自分がいるｗ
続き楽しみにしております

107 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 00:06:21.30 0
>>80
第4話「そして、彼女は嘆いた」

私が言った『5つの方針』は、7人の少女たちの怒りと嘆きと失望を生んだようだ。朝早く起きて一人でベリーズ荘の前を掃除する私に、
手を貸そうという少女はついに一人も現れなかった。まあ、だから別にどうしたということもない。繰り返すが、私は義理人情の四文字に
よって行動を左右されるような人間ではないからだ。

一人で掃除を終え、自分の部屋に戻った。真っ先に紅茶を淹れる。朝に飲むミルクティーの味は格別だ。

「ふぅ…」
まだまだ私にはやらなければいけない仕事がたくさん残っている。そのことを考えるとのんびりしてもいられないが、朝の時間くらいは
のんびりしたいものだ。この仕事を始める前は、もっとのんびりできていたのだから。

ただ…
「いってきまーす！」
扉を隔てた向こうで、少女たちが三々五々、学校へ向かっていく声が聞こえる。それ自体は別に構わないが、あまり大声を上げて、
そしてドタドタと出て行かれるのはちょっと困りものだ。私だけならいざ知らず、近隣住民にも迷惑がかからないかと心配になる。
この辺も是正せねば…そんなことを考えながら、私はミルクティーを飲み終えた。さ、仕事に向かわねば。

108 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 00:07:24.73 0
>>107
この建物を管理するということは、建物自体、あるいはそこに住んでいる7人の少女たちの生活環境を少しでも向上させるための
交渉事を行う必要があるということでもある。私は役所に向かい、関係者との交渉事を始めた。とりあえずの課題は、この建物の
管理体制を迅速にすることである。聞けば、以前はたかだか電球一つ取り換えるだけでもいちいちお伺いを立て、役所の許可を
もらう必要があったそうだ。そんなバカげたことを続けるわけにはいかないから、早々と交渉を取りまとめる必要がある。

しかし、相手は役所。たった一つの話を通すだけでもかなりの時間と労力を必要とする。担当者が変わるごとに一から説明し続け…
るのも、いい加減しんどいものだ。

「…分かりました。では後日改めて。失礼」
結局、この日の交渉では話がまとまらず、日を改めて、ということになった。これだから役所は好きになれない…まあ、私もかつては
『好きになれない』側の人間であったのだが。

『ベリーズ荘』に戻ると、一人の少女がゴソゴソと袋の中を覗いていた。浅黒い顔…確か彼女は『徳永千奈美』という名前だったはずだ。
歳は18、高校3年生である、というのがプロフィールに書いてあった情報。

「何をしているんです？」

「…あっ、かんりにん、さん…」

109 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 00:08:19.03 0
>>108
彼女は私の姿を認めると、袋の中から電球を一つ取り出した。廊下の電球が切れてしまい、代わりにこの電球を『自腹で』
買ってきたのだと言う。しかし、彼女は一つミスを犯した。電球のソケットの形を間違え、合わないものを選んでしまったのである。
何度もつけようと試みるが当然つくはずはなく、この電球をどうするか、彼女は思案していたところだったそうだ。

「…かんりにんさん、ちなみ、新しいの買ってくる…だから、お金貸して！」

「…ダメだ。ここでは電球を交換するにも許可書を提出する必要があるはず…そのことをご存じないのですか？」

杓子定規なのは自分でも分かっている。分かっているが、くだらないことでもそれは『ルール』なのだ。今まで『なあなあ』のまま
通されていたことも、これからは定められた『ルール』に沿ってやらなくてはいけない…私は徳永さんにそう説明した。

「…ケチッ！最悪っ！」
彼女は悪態をついている。しかし私も引き下がらない。なぜならこれは『ルール』だから。どんなに理不尽なことでも、存在している
以上はそれに従わなければならないのだ。
それは、この『ベリーズ荘』の中だろうが、それぞれの学校生活の中だろうが、社会の中だろうが同じことである…

110 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 00:09:01.05 0
>>109
「何と言われようが結構…しかしこれは決まりです。許可書を自分で書いて、こちらに提出しなさい。それを私が役所に持って行きますから」

「うるさいっ！この頭でっかちおやぢ！」

そして、彼女は一言こう嘆いた。
「タキおばさんの頃は…もっとみんな仲良くいられたのに…ひどいよ…」


吐き捨てるようにそう言い残して、彼女は自分の部屋に去って行った。
私は…ほんの少しだけ自分の良心が痛むのを感じたが、それを気にしてはいられない。
『無駄なこと』をしなくていいように、『新しいルール』を作る。それは彼女たちのためにすることであり、そしてそれが私の仕事なのだから。
(つづく)


111 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 00:53:43.18 0
ktkr!!

112 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 04:13:13.31 0
テスト勉強の息抜きに来ました

最近作品あがるペースが速くてうれしいな

作者さんお疲れ様です

113 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 06:19:29.89 O
从´∇｀）＜新しいベリーズ荘の謎は深まるばかり

>>112
川´・_・ﾘ＜がんばるんデスよ 応援してマス

ﾉﾉ|∂_∂'ﾙ＜算数なら教えられるけど

114 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 12:02:03.46 O
川*＾∇＾)||＜チャムおいしいガオー!

115 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 16:29:54.14 0
さて今夜の展開は

116 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 19:27:53.35 0
おっと

117 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 21:49:18.27 0
どうなるのかね

118 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:06:11.48 P
熊井ちゃんの話も少ないのかな？

119 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:10:14.45 0
熊井ちゃんはトマトネタのとかいろいろあった気がする

管理人さんと雅ちゃんが多くてあとは同じくらいじゃないかな？

120 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:11:22.99 O
熊井ちゃんは本家さんによる一連の超能力話があるし引きこもり編とか駅で学生を待ち受ける話とかあるじゃん

121 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:14:39.48 O
管理人さんはメインの話も多いし他も色々絡んで出てくるから最多出演は間違いないな

122 ： [―{}@{}@{}-] 名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:21:58.01 P
色々読み返してみたけど熊井ちゃんは恋愛系の話が少ないのかｗ

123 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:23:16.69 0
まあさとりーたんは？

124 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:26:12.84 O
>>123
単独メインは少ないかもね

125 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:27:11.79 O
梨沙子はお化け屋敷以外はなんか食ってるのが多かったような

126 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:28:13.55 0
|ω･)　余所で書いてる話は大体いつもまあさがメインになるけど
　　　　今回は全員出すつもり…

127 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:34:01.98 0
りさこは部屋で寝てたやつが良かった

128 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:38:21.60 O
>>126
从oﾟーﾟ从＜世話になってるとゆいたい

129 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 22:41:19.95 0
>>128
|ω･)b　大河ﾄﾞﾗﾏと幼なじみ編では実質主役です

130 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 23:15:29.70 0
>>110
第5話『そして、彼女は知った』

翌日。昨日私が役所に出向いて交渉していた件について、電話がかかってきた。

「申し訳ないのですが…まだ上からの決裁が下りません。今週中に決まらないとなると…しばらくかかるかもしれません」

「それでは困るのです。こちらとしては、些細なことまで許可を求めるためにいちいちそちらに伺うのはお互いにとって、
非効率すぎると考えています…こちらの考えはご理解いただけるはずですが」

「分かっています。分かっていますが、何分にも前例が…それに他のこともありますので…」

「前例？そんなことは関係ありません。私は何もそちらの邪魔をしようと思って言っているわけではないのです…すべては
ここに住んでいる少女たちのためにお願いしているのです。分かっていただけますね？」

「分かっています！しかしですね…」

「分かっているならなぜやらない！あなたたちは、旧態依然の『ルール』にいつまで彼女たちを従わせる気なんです！？」
年甲斐もなく、私は担当者を怒鳴ってしまった。彼は恐縮しきっているようだが、ここは鬼になるしかない。


「とにかく、強硬に申し入れていただきたい…いつまでも進展しないようなら、こちらにも考えがあることをお忘れなく」
そう言って、私は電話を切った。

131 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 23:16:30.29 0
>>130

電話を切って、何気なく部屋のドアを開けたときだった。
ドアの前に一人の少女が立っていた。

「あっ、あなたは…」
いつもなら見た瞬間に少女の顔と名前が一致し、プロフィールを思い出せる。しかし、少々興奮気味だった私は、
一瞬名前を思い出すのが遅れた。

「茉麻です。須藤…茉麻と言います…」

結局、彼女…須藤さんが先に自分の名前を名乗った。
『全員の顔と名前を、相手が言い出す前にすぐに言えること』、それは私にとって非常に大事な目標の一つだったのだが…
自分の中での『約束事』を守れなかった自分自身に、内心大いに腹が立った。

「…声を荒げたところを聞いてしまわれたようですね。いや、お恥ずかしい…」

「…ごめんなさい。聞くつもりは、なかったんです…」
私は、彼女の誤解を解く必要があるかもしれないと感じた。常日頃から激昂している人間ではないのだと、正しいことを
知ってもらう必要がある。

「よかったら、中で話しましょう」
私がそう提案すると、彼女は黙って頷いた…表情にまだ、怯えの色が残っていたが。

132 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 23:17:38.77 0
>>131

「紅茶はお嫌いですか？」

「…いいえ、そんなことは…ありません」

「そうですか。それなら…」
私は彼女にミルクティーを淹れた。そしてスコーンを添える。

「さあ、どうぞ」

「あ、ありがとうございます…」
彼女の表情はまだ怯えが強いようだ。私がどう思われようがそれは別に構わないのだが、怯えた目のまま生活し続けることは
彼女にとって良いことだとは思えない。

「さっきの、電話…」
彼女は学校を終え、たまたま『ベリーズ荘』に戻ってきたところで私の会話を聞いたらしい。すごい剣幕で話す私の声が扉越しに
聞こえ、聞くつもりはなかったのだが、つい最後まで聞いてしまったのだそうだ。

133 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 23:18:36.08 0
>>132

「そうでしたか…大人げないところを見せてしまい、失礼しました」

「い、いえ、そういうわけじゃ…」
そして、彼女は恐る恐る、私に訊ねた。

「あのー…訊いても、いい、でしょうか…？」

「何でしょうか」

「…どうして、さっき、あんなに…怒鳴ってた…んでしょうか？」

「どうしてか、ですか？」

「…はい」
そう言って、須藤さんは黙ってしまった。私はなるだけ彼女に分かりやすいように、丁寧に話すことにした。

「一言でいえば、皆さんのためです。この『ベリーズ荘』に住んでいる皆さんのためです」

「…私たちのため、ですか？」

「ええ」
そして、私はこの間、全員の前で話すつもりでいたが話せなかったことを、彼女には話すことにした。

134 ：名無し募集中。。。：2011/01/28(金) 23:21:17.08 0
>>133

「この間、誰からもご質問が出なかったので、言いませんでしたが…私は別に、自分自身が皆さんに嫌われようが、それは
別に構わないのです。
ただ、いずれ、ここにいる皆さんはそれぞれ、成人してこの場所を巣立つ時がやってきます。その時に、一人の大人として、
一人の人間としてどこへ行っても恥ずかしくないような行動をする人になっていただければ、私はそれでいいのです」

「…」

「世の中、従いたくない『ルール』はたくさんあります。やりたくないこともたくさんあります。それは別にあなたも、他の6人も、
そして私も変わりません。ただ、世の中には従いたくないことでも従わなければならないことや、嫌でもやらなければならない
こともたくさんある…私はそれを、皆さんに知っていただきたいし、そういう事態に直面した時に、自分の力で解決できるように
なってもらいたい、ただ、そう思っているだけです」


そう言って、私はふっ、と息をついた。我ながら、少々長く喋りすぎてしまったようだ。

「紅茶、冷めないうちにどうぞ」

「あっ、ありがとう…ございます」

須藤さんを部屋に残して、私は一人外へ出た。切れたたばこを買いに行ったが、売り切れであった。
そのことに少しだけ苛立ってしまった自分を、情けないと思った。
(つづく)

135 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 01:14:13.08 0
新しいのきてるー
夜の人乙です！

136 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 07:07:08.04 0
乙ー

137 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 11:44:59.90 O
>>134
从oﾟーﾟ从＜さっそく世話になったとゆいたい

138 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 15:01:08.42 0
>>135
夜の人じゃなくてｼｮﾎﾞﾝの人じゃまいか？

139 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 15:33:18.39 O
>>138
俺も>>135を読んでちょっと疑問に思ったがあっちは夜中の人だから区別出来てるのかもと思い直したw

140 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 16:26:00.78 P
夜中の人っていっつも遅いよなｗ
仕事なんなんだろ？ｗ

141 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 16:33:53.74 O
川´・_・ﾘ＜そういう事は詮索しないの 失礼デスよ

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜もぉの正体も教えられないなぁ
でももぉの方は探るのはOKですぅ♪

142 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 17:15:35.45 P
ごめんちゃい

143 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 19:16:34.94 0
おっと

144 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 21:34:02.06 O
なかなかうまく書けない
オチだけAAにしちゃおうかな

145 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 21:48:28.97 O
>>140
夜中の人が早くてどーすんだよ

146 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 23:18:42.78 0
おっと

147 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 23:45:05.21 0
>>135だけど夜中の人とは区別したつもり
わかりづらくてごめん

148 ：名無し募集中。。。：2011/01/29(土) 23:47:12.75 O
ｼｮﾎﾞﾝの人はさっき別のスレに投下してるな

149 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 00:18:36.05 0
>>148
|;・ω･)　な、なぜわかったんだ…

150 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 00:35:21.08 0
なんかスレいっぱいたってるな

151 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 01:29:45.17 O
携帯だけは解除キター！

152 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 02:29:55.53 O
川´・_・ﾘ＜お帰りなサイ ゆっくりするんデスよ

153 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 05:55:34.02 0
べりーっす

154 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 10:03:29.49 O
管理人さんのよちよちランニング

155 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 10:53:14.09 O
>>105
Rrsako's side

「……というわけなんだゆ」

「簡単だよぉ♪りーちゃんは何か思いつかない?」

「な、何か理由があるはずだもん!」

「チョビン事件を考えたりーちゃんならわかるんじゃないかな♪」

学生さんの事が気になって桃に相談してみた。
でも桃は話しを聞く前から理由をわかってたみたい。
何でわざわざ罰を受けなきゃいけないの??

「全然わからないもん!G@g@PPmPIg@iAfBj@Gu!」

「あばばばば!」

「りーちゃん、混乱しないで!教えてあげるから!」

慌てた桃があばばを止めてくれた。

イヒィ〜あばばって見せるのはりーの必殺技なんだゆ♪

ママなんかには通じないけど桃なら簡単。

すぐだまされる桃は子供だゆ。


つづく

156 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 11:54:47.19 O
フルーティーズきたわぁ

157 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 13:48:35.78 0
混乱するから書く人はコテつけたら？

158 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 14:03:25.88 O
レス番付いてるから分からないことはないと思うが
作者さんの好きにしていいよ

159 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 15:35:19.12 0
>>140
マジレスするとただのしがないサラリーマンｗ
ただ夜更かししてるだけよ

160 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 17:49:19.65 O
>>155
Momoko's side

あばばな梨沙子を久しぶりに見たかも。

なんとなくわざとやって見せてるような気もするけど、小さい頃から見てたからつい甘やかしちゃうなあ。

まあ別に梨沙子に秘密にしなきゃいけないわけじゃないだろうし、教えてあげよう♪

「佐紀ちゃんのお仕事がどんな風か、りーちゃんには想像できるかな?
毎日朝早くに起きてご飯の支度してみんなのお弁当を作って、」

梨沙子はいきなり佐紀ちゃんの話しをされてポカンとしている。

「ねぼすけの誰かさんを起こして支度をさせて、みんなを学校に送り出す。
やっと自分もご飯を食べられると思ったらりーちゃんに食べられてたり。」

「朝は特にお腹がすくんだゆ…」

朝だけじゃないでしょ?、梨沙子。

「後片付けをしたら7人分のお洗濯をして広い家中をお掃除。もぉだったら1日じゃ終わらかも。」

掃除だけで3日くらいかかりそう。いや、テキトーに30分で済ませちゃうかもなあ…。


161 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 17:55:49.66 O

「もぉの為にお昼を作ってくれたり、家計簿をつけたり、他にも細かい仕事がい〜っぱいあるんだよ。
それが済んでからお買い物をして夕ご飯の支度を始めたらもうみんなが帰って来る頃でしょ?」

「佐紀ちゃんはいつも玄関でお帰りって出迎えてくれるゆ…。」

「夕ご飯はみんなすごい量食べるから作るのも大変だし。」

「夜はお腹がすくんだゆ…」

朝もそうでしょw
そういえばお弁当も1人だけ2段重ねになってたよね…。

「ご飯の後もみんなの相談を聞いてあげたり、どこかのコンビが大騒ぎするのをやめさせたり。」

「千奈美がちょっかい出して来るからだもん!」

「佐紀ちゃんは管理人のお仕事が好きでやってるんだろうけど、なかなか休める時間も取れないと思うんだよねぇ。

その上頑固なところがあって誰かが手伝おうとしてもさせないでしょ?」

もぉも料理を手伝おうとしたけど、柿を1個むいたらその後はさせてもらえなかったなあ…。
どうやらむいた皮がぶ厚すぎたみたい。時間がかかったせいでなまあったかくなってたし。


「千奈美が料理を手伝うくらいかもしれないゆ。じゃあ学生さんは佐紀ちゃんをお休みさせるために?」


162 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 17:58:49.30 O

「まあそういう事だよ♪学生くんたらいいところあるよねぇ。」

「ｶｯｺｲｲｶﾓ…。」

りーちゃんってば赤くなっちゃってかわいい〜♪

「言っておくけど佐紀ちゃんには内緒だよ?変だなとは思ってたとしても、規則に厳しい佐紀ちゃんは簡単には気づかないだろうから。」

「うん、言わないゆ。でも桃は何でわかったの?」

「だって前なんか金曜日に"バイト代がまだ入らなくて…"なんて言いながら日曜の夜に払ってたんだよ?土日にバイト代が振り込まれるわけないでしょ。それに…。」

「なんだゆ〜?聞きたいもん。」

「家事をやらされる日には特に、学生くんの佐紀ちゃんを見る目が、優しいんだよねぇ…。」

それ以外の時も、いつだって佐紀ちゃんの事を考えてあげてるのがもぉにはわかる。嫉妬しちゃうくらい…。

「桃ってちょっと大人かも…ちょ、ちょっとだけだもん!」

むむっ!

「今ごろわかったの?このこの〜!♪」

「イヒィ〜苦しい! 離してゆ〜!♪」


つづく

163 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 19:53:02.90 0
つづくねぃ

164 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 20:08:01.38 O
いやぁいいっすねー
キュンキュンきてしまいます！！

165 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 20:41:09.93 O
>>162
(;学生)从;oﾟーﾟ从＜やっと終わった〜

从oﾟーﾟ从＜学生さん 私家賃の支払いを月末から半月くらい移動させてもらおうかと思うの…

(学生)＜??

从o//ー//从＜たまには支払いが遅れちゃうかもしれないから、その時は私が掃除するのも手伝って欲しいとゆいたい

(*学生)＜わかったよ、茉麻ちゃん

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜あれ?みやも手伝ってなかった?

从oﾟーﾟ从＜みやはノリノリで夕ご飯のカレーを作ってるとゆいたい


ﾉﾉ*∂_∂'ﾙ＜アイツにもほめてもらえるかな…
"おいしいよ雅ちゃん いい奥さんになれるんじゃない?"
とか言われたらどうしよ♪

ﾉﾉ|∂д∂'ﾙ＜よし特製焼きナスカレー完成!


从´∇｀）川´・_・ﾘ＜だだいま〜!たのしかった〜!

川;´・_・ﾘ＜千奈美ギャアギャア大声ではしゃぎすぎデシタよ

从´∇｀从＜楽しいんだからいいじゃんw



166 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 20:47:14.11 O
川*´・_・ﾘ＜アラお掃除もちゃんと出来てるようデスね

从´∇｀）＜罰則だから当たり前!

(学生)＜ハハ、そうだね…明日には家賃払えそうです

州*‘ -‘ﾘ ＜(学生さん カッコイイゆ)

川´・_・ﾘ＜アラこのカレーは…みやが作ってくれたんデスか?ペロッ
いい味デスがまだまだ足りまセンねぇ…千奈美!

从´∇｀）＜ナムプラとピーナッツバターならここにあるもんに!


川´・_・ﾘ／＼从´∇｀）＜レッツジャングル!

ﾉﾉ|∂Д∂'ﾙ＜!!!

从oﾟーﾟ从＜ドンマイみや…
私が頑張って食べるとゆいたい!



167 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 20:51:13.56 O
川*＾∇＾)||＜あの〜管理人さん ウチ考えたんですけど…

川´・_・ﾘ从´∇｀）ﾉﾉ|∂_∂'ﾙ＜?

川*＾∇＾)||＜学生さんの罰は大変すぎるから、
从oﾟーﾟ从(学生)ﾙ*’ｰ’ﾘ州*‘ -‘ﾘ ＜フムフム

川*＾∇＾)||＜"トマトジュース一気飲み"に変えるといいと思います!


川;´・_・ﾘ从;´∇｀）ﾉﾉ;∂_∂'ﾙ从;oﾟーﾟ从(;学生)ﾙ;’ｰ’ﾘ州;‘ -‘ﾘ

みんなを代表して

　　　 ノハヽ
　　ヽ(´∇｀*/　　 　ズコー
　　＼(.＼ ノ


川#＾∇＾)||＜ぬわんでズコーなんですか!?


つづく

168 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 21:37:53.23 O
みやびちゃんｶﾜｲｿｽwww

169 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 21:42:06.26 O
トマトジュースは罰ゲームでも何でもないなｗ

170 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 23:14:55.23 O
>>167
Student's side

茉麻ちゃん。あんな潤んだ目で言われたら断れるわけないじゃないか。

管理人さんの負担を少しでも軽くしてあげる事は確かに目的だったけど、邪心が混ざってたのは間違いない。

チョビン事件以来肩身が狭くなってしまった自分の株を上げたかったんだよな。

俺の携帯に入ってたメールを読み上げられてしまってからと言うものみんなの視線が冷たかったから。

ついに努力が実ったわけだけど、一部には効きすぎてしまったようだぞ…。

特に茉麻ちゃんと梨沙子ちゃんは目がハートになってるよ…。

俺の心は1人に決まってるんだけど…。

あれ、管理人さん?


「学生さん、今日はありがとうございマシタ。」
「な、なんの話でしょう?」
「みんなの好感度を上げたいのはわかりマスが、無理はしないでくだサイね。それに、ちょっとだけ不満がありマス。」

管理人さんには見抜かれてたのか…。

あれ?もういない…。最後に何て言ってたっけ?なんか記憶が飛んだような?

何とか思い出してみると、確かこんな事を言ってたっけ…。

「お出かけ出来るのはうれしいけど、　　さんと一緒じゃないのが不満デス…。
次は2人だけで一緒にお出かけ出来る言い訳を考えて欲しいデス。

171 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 23:17:00.96 O
終わり



172 ：名無し募集中。。。：2011/01/30(日) 23:22:45.82 O
やっと終わった

なかなかうまく書けなくて1行AAネタまで混ぜちゃいました

最初の構想では8人で同量くらいの語りで話が終わってオチが付くものだったんですが、無理だったようですw

次はももちさんの話を書くぞ〜!
桃ヲタの住人よ(自分もそうなんだけど)待ってろ〜!w

173 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 00:55:06.78 0
お疲れさまでした！テンポよくて読みやすかったです。

174 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 02:43:01.67 0
もう管理人さんしか見えない

175 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 04:30:53.21 0
おっと

176 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 06:56:12.11 0
おはよー

177 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 10:59:16.45 O
ﾙ*’ｰ’ﾘ

178 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 13:18:57.77 0
いまさらながらこのカレンダーの企画考えた人に感謝
http://image.cau1.net//free/postarcarendar/2011cl053.jpg

179 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 14:38:48.94 0
佐紀ちゃんに管理人さんキャラをくれてありがとう

180 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 14:41:34.88 O
佐紀ちゃんがほぼ管理人さんにしか見えなくなった俺

181 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 16:05:44.42 0
最小限の表現 >>3 で妄想かきたてた本家さんの功績も

182 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 16:15:09.01 O
今さらだけど>>3の文章って元はどこに書かれたものなんだ?
カレンダーのスレ?

183 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 19:07:18.56 0
ほんとドラマのオープニングみたいなんだよね
写真カットイン〜本気ボンバー♪　というレスがあって映像が脳内再生された

184 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 21:00:19.95 0
http://ameblo.jp/nicegirlroom/entry-10785645698.html

2011-01-31 16:34:49

お知らせ

この度、ナイスガールプロジェクト！の研修生として
約4年間がんばって来ましたマリーナですが、
横浜ベイスターズ専属のチアリーディングチーム
2011dianaメンバーオーディションに合格致しましたので、
今月をもって研修期間を終了し、移籍する運びとなりました。

簡単ではありますが、
2月13日（日）新宿BLAZEにて行われます。
ナイスガールプロジェクト！バレンタインライブ2011にて
本人から皆様にご挨拶が出来ればと思います。

新しい道に進むマリーナをお客様、出演者、スタッフみんなで
見送ってあげられたらと思っておりますので、
よろしくお願い致します。



185 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 21:24:15.19 O
州*‘ -‘ﾘ ＜マリーナってなんだゆ?

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜大人なもぉも知らな〜い♪

186 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 22:05:17.76 0
从oﾟーﾟ从＜晴れた日のマリーンならしってるとゆいたいです

187 ：名無し募集中。。。：2011/01/31(月) 23:16:34.10 0
>>172
乙です　携帯さんは桃推しでしたか　次も楽しみにしてます

188 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 00:44:19.48 0
寝るー

189 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 01:00:03.48 O
ﾉﾉ*∂_∂'ﾙ＜さっさと寝れば!べ、別にさびしくなんかないんだから!

190 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 01:45:17.22 0
>>186
一本気だなぁ

191 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 07:04:59.33 0
おは

192 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 12:21:04.52 O
よっす

193 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 15:45:36.36 0
危な〜い

194 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 19:03:59.17 O
凍えそうなこんな夜は管理人さんのジャングルカレーでHOT！HOT！

195 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 19:19:46.53 O
州;‘ -‘ﾘ ＜ジャングルカレーの恐ろしさは辛さなんかじゃねぇんだゆ…

从;oﾟーﾟ从＜お祭りの匂いがするとゆいたい

ﾉﾉ|Ｘ_Ｘ'ﾙ＜目が、目が――!!

川#＾∇＾)||＜ノーエンジョイです

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜今日も美味し♪

川´・_・ﾘ／＼从´∇｀）＜ほめられた―!!

(;学д生)＜(1人だけでしょ!)

196 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 21:14:27.15 0
州*‘ ｰ‘ﾘ＜こっちくるゆー

州*‘ 3‘ﾘ＜湯たんぽぬくぬく　▼・ェ・▼？

197 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 21:54:43.49 O
▼´・ェ・`▼＜ワオン!

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜久しぶりの出番だと思ったら湯たんぽ替わりか…と言ってるみたい


ｰ’ﾘ三＝3＜あ〜んいや―!　　▼・山・▼三＝3＜ガウ!


州*´ д`ﾘ＜ブルブル 寒いゆ〜

198 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 22:20:55.06 O
りーちゃん暖めてあげるからまずは服を脱ぎなさい

199 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 22:59:54.67 O
管理人さん！こっちです！
あそこ>>198ですあそこ>>198！
なんか変な人がベリーズ荘の敷地内にいるんですが警察呼んだ方が良くないすか？

200 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:19:01.75 O
茉麻が木刀を手にした

201 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:27:11.50 0
茉麻の部屋でLOVEノートを見つけてしまった学生さん

202 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:36:13.92 0
>>134
第6話『そして、彼女は求めた』

たばこを買うことができなかった私が部屋に戻ると、すでに須藤さんの姿はなかった。ただし、彼女が使ったティーカップと
皿はきれいに洗って乾かされており、机の上に『紅茶　ごちそうさまでした』との書き置きが残されていた。もしかしたら、
彼女は礼儀作法がある程度できた少女なのかもしれない。七人が皆そうなら、私の仕事も随分楽になるのだが…
いや、他人を頼ってはいけない。安易に他人を頼るのは、あまりにも危険な行為だ。

その日の夜、もう日付が変わろうかという頃だった。すでに皆寝静まってしまったのか、七人の少女たちの部屋は閑散としている。

「ふぅ…」
私は一人スコッチを飲んでいた。ここしばらくの間に激変した自分の生活の中で、自分の時間をあまり持てなかったことに気がつく。
三杯目のスコッチをオン・ザ・ロックで飲んでいた時だった。扉を叩く音がする。すでに日付が変わった後だというのに、こんな時間に誰だ…？

203 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:37:31.07 0
>>202

ドアを開けた。一人の少女が立っていた。
「あなたは…夏焼…さん…でしたね？」

「…はい」

廊下の灯りもつけず、暗い場所に彼女…夏焼雅さんは立っていた。夜中に突然にゅっ、と顔が出てくると…さすがの私も
少しばかりの恐怖を覚える。

「こんな時間に…何のご用ですか？」

私がそう訊ねると、彼女は手に持っていたノートを私に差し出した。


「あの…もしよかったら…勉強…教えてくれませんか」
聞けば、高校3年生の彼女は来年に迫った受験に向けて、日夜受験勉強を始めているのだそうだ。

「ちなみも、まあさも、みんなやってるんですよ。さすがにこの時間は二人とも寝てるけど」

「そうですか…」

彼女たちが一人前の大人になるように導くのが、私に課せられた『仕事』である。もっとも、だからと言って、私は彼女たちの
親でも保護者でもない。最終的にどんな道を選ぶかは本人たちがそれぞれ決めればいいことではある…ただ、どうせなら
各人がそれぞれ『幸せ』になる道を選んでもらいたい、とは思うが。

204 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:39:34.51 0
>>203

「こんな時間に勉強するより、学校でやった方がよいのでは…ないですか？」

「それじゃ足りないから、お願いしてるんです！」

私は夏焼さんに一喝されてしまった。まあ、少々不用意なことを言ってしまったのは確かだ。

「そうですか…申し訳ない」
素直に謝った。


「では、始めましょう」
彼女の求めに従って、英語と数学を教えられる範囲で教えた。参考書の文面に目を通すうちに、私はかつての自分の姿を
思い出していた。そうだ、あの頃の私にもこんな時代があった…

「タキおばさんが言ってました。新しいかんりにんさんは大学を優秀な成績で卒業した頭のいい人だから、何かあったら
　勉強教えてもらいなさい、って」

「そうですか…や、もう遠い昔の話ですがね」

自分の学生時代なんて、もう忘却の彼方の出来事だ。いや、そもそもが私の人生の形そのものが、忘れたいことの方が多い人生である。
もっとも、天の才能か、私は忘れたいことを割ときちんと忘れられている人生を送れているような気がする。


いくつかの例外を除いては…

205 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:42:16.29 0
>>204

夏焼さんが黙々と問題を解き続け、違った箇所があれば私が時折教える、そんな時間がしばらく続いていた時だった。
唐突に彼女が口を開いた。


「みや、かんりにんさんのことを…誤解してました」

「…誤解、ですか？」

「まあさから聞きました。かんりにんさんに紅茶とお菓子をごちそうになった、って…
　あの子、すごく嬉しそうにしてましたよ」

「…そうですか」


別に特別なことをしたわけではない。自分の家に招いたのだから、もてなしをするのは人として当たり前のことだ。別に
何かの計算があったわけでもない。ただ当たり前のことを当たり前にした…自分から見ればそれだけのことなのだけれども、
彼女…須藤さんはとても喜んでいたようだ。

「最初、佐紀ちゃんが泣いて帰って来るの見たり、ももが怒ってるの見たりした時は…『この人、何て冷たくて酷い人なんだろう』
　って思ってたけど…案外、そうでもないのかな、って、思いました…」


「…そうですか。それは…どうもありがとう」


「…でも、他のみんなはきっと、かんりにんさんのことを『冷たい人』だって思ってますよ。せっかくだから、みんなとちゃんと話してみたら…
　どうですか？」

206 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:45:01.82 0
>>205

彼女の言葉で、私の心が少し大きくなっていたらしい。私はつい余計なことを言ってしまった。

「…私は…他人にどう思われようが、別にいい。他人の評価ばかり気にする人生はつまらないし、他人にあれこれと
　干渉し続ける人生もまた、同じようにつまらない…そう、思っているだけです」

私がそう言うと、夏焼さんは首をかしげた。

「でも、他の人に好かれたいとか、愛されたいとか、ふつう、そんなこと思うのが人間、なんじゃないんですか？」

「他の人はそうかもしれませんね。しかし…私はそうではない、ということです」

「…どうして？」


「その理由は言えない。教える必要のないことです。あなたにも一つや二つぐらい、他の人に知られたくないこと、あるでしょう？」

「…ええ、まあ」

「私にもあなたと同じように、それがある。そういうことです」

207 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:46:25.94 0
>>206
時計を見ると、すでに午前二時を回ろうとしていた。

「もうこんな時間だ…そろそろ寝た方がよいでしょう。あなたは明日も学校がある」

「…わかりました」

夏焼さんは不承不承、という感じではあったが私の言葉に従った。

「じゃあ、お邪魔しました…おやすみなさい」

彼女はそう言って、扉を閉めた…が、私は聞き逃さなかった。閉めたところで彼女が
『…もう少し話したかったのに…』と、ポツリと呟いてから自分の部屋に戻って行ったことを。
(つづく)

208 ：名無し募集中。。。：2011/02/01(火) 23:47:56.95 0
|ω･)　まだメンバー全員も出してない程度にしか書いてないのに頭の中はすでに第2シリーズのことで
　　　　頭がいっぱい…


|ω･)　まあ、第2シリーズになるともはや『ベリーズ荘』という設定からは大いに逸脱しているので
　　　　書くかどうかは分からないんですが…


彡　ｻｯ

209 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 00:42:52.34 0
おつー

210 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 01:17:46.79 O
なんだか主人公が普通に見えるようになって来ましたw
今晩は3連投ですか?お疲れ様です

211 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 05:26:20.75 O
続きは絶対に読みたいけど
新狼の小説スレの方が良いかも

212 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 06:56:16.27 0
おは

213 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 09:38:56.12 0
ずいぶんと厨二病こじらせた主人公だなぁ

214 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 12:45:44.53 O
ﾙ*’ｰ’ﾘ

215 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 15:45:11.60 O
从*´∇｀）＜ただいま〜!

216 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 18:24:44.77 0
おっと

217 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 20:49:35.26 0
あぶない

218 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 21:15:33.45 0
川´・_・ﾘ＜いいデスか　南南東を向いて黙って一気に流し込むんデスよ

ﾙ*’ｰ’ﾘ 从*´∇｀） 从oﾟーﾟ从 ﾉﾉl∂_∂'ﾙ 川*＾∇＾)|| 州*‘ ｰ‘ﾘ ……モクモク


ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜それカレーですよ？

219 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 21:36:00.19 O
みやびちゃんに"時には運!"と全力で豆をぶつけられる学生

220 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 22:03:41.02 O
さて虎柄のブリーフ一枚になって全身に豆をぶつけられに行くか

221 ：名無し募集中。。。：2011/02/02(水) 23:41:37.56 0
おやしみ

222 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 00:57:42.81 0
お休み

223 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 02:05:10.62 O
(;学生)＜…ZZZ…ｲﾀｯ!…みやびちゃん!それくらいで勘弁して…!千奈美ちゃんも!…ｲﾀｯ…ｱｯ〜!!どうしたら許してくれるんですか…ZZZ…


州*´ -`ﾘ＜…ｳﾎｯ美味い豆だゆ〜…ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ…ZZZ…

224 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 02:06:29.10 0
ここも避難所も停滞気味。。。

225 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 06:58:00.74 0
おは

226 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 10:21:25.17 O
ﾙ*’ｰ’ﾘ＜おはよう！

227 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 10:23:33.75 0
州*‘ -‘ﾘ＜ｵﾊﾕｰ

228 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 14:11:00.36 O
ﾉﾉ|∂_∂'ﾙ

229 ：名無し募集中。。。：2011/02/03(木) 15:51:14.21 0
.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ
.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ.ﾘ*＾∇＾*ﾘ
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