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マーサー王物語第3章

466 :外伝担当。。。:2007/09/04(火) 23:05:31.76 0
外伝W とうかい 10

「なんで!」
「あんた年幾つや。とうかい?11かい?」
「年は関係ないって言ったのはイナバさんじゃないですか!それなのに・・・」
「ええか、マイマイ。あんたの今回の作戦はほぼ完璧やった。
地形を読み、敵の動きを感じ、敵の能力を見極め、ほぼ合ってた。
それに合った作戦を立て、ほぼその通りに動いていた。でも・・・」
マイマイは泣き出しそうな目で睨む。
「でもあんたは自分と味方を見なかった。兵、特に下士官達は歴戦の戦士たちや。
で、あんたは子供、見た目はね。その子供が完璧な作戦を頭ごなしに命令する。
彼らが面白い訳ないがな。たとえ正しくてもな。それが、分らんかった。」
「でも、正しいことに従えないのは悪いことなんじゃ・・・」
「世の中、正しいことだけで動いてるわけじゃない。それに、今回は命令に逆らったわけでも何でも無いよ。
積極的に協力しなかっただけ。でも、それは上官としての能力が足りないって事になるんや。
いい、よく聞きや。マイマイは後20年たっても、世の中では若造なんや。
それで、どうやって人を動かすか。これはアナタにとって将来を決める大切なことやで。」
マイマイは眉根を寄せ、悩みこむ。
「どうすれば、良いんでしょう・・・」
なみだ目になって、小さい身体を更に丸めて小さくし、上目遣いになり懇願するような目でイナバを見上げる。
「マイマイ。今のあんたはとってもかわいい子や。そんな、あんたを助けたない思う大人はそう居ないで。」
そういって部屋を出る。
数分後、悩んで俯いていたマイマイが顔を上げると、一枚のメモがテーブルの上にある。
そこには、イナバの字でこう書いてあった。
“韜晦”と

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0ch BBS 2005-12-31