スレ大杉なんで2chブラウザ推奨

これ参考にがんばって!!1 → 板追加手順

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 最新50
マーサー王物語

1 :名無し募集中。。。:2007/06/07(木) 05:57:05.27 0
そして13人の円卓の騎士

132 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 23:48:59.71 0
「リシャコ、この人たち強いの?」小型大砲の用意をしつつ質問するチナミ
「ん〜、ずっと前戦ったけど余裕だったよ」馬車から三叉の槍を取り出すリシャコ
「そっか、じゃあなんとかなるね」二人に倣い長剣を構えるクマイチャン
余裕ぶっかましてる3人を見てイライラする悪漢達
とうとう我慢出来ず準備している最中の3人に斬りかかる
しかしそこは食卓の騎士である3人、軽くあしらってしまう
クマイチャンはその長い剣を振り回しながら敵の密集している地帯に突撃
敵も剣術を心得ているわけないのでクマイチャンの斬撃を捌ききれず薙ぎ倒されてしまう
チナミは敵の中でもあまり積極的に攻めてこない者を見抜き鉄球を投げつけた
基本的にこの悪漢達は特に仲間意識がある訳ではないので簡単に逃げてしまうのだ
倒すのが目的ではないので逃がすだけで大成功なのである
最後にリシャコだが通り名の由来となった三叉槍「パスタセンヨウフォーク」を敵の喉下に軽く刺しては次の敵を狙っていた
リシャコの実力なら敵の首を貫く事は易いのだが先に述べた通り倒すのが目的ではないのでその程度にしておいたのだ
当然ただの人間なら首に小さな穴が開くだけで大騒ぎなので後はただほっておけばいい
そうこうしているうちに10分たらずで戦意の残っている敵はいなくなってしまった
クマイチャン、チナミ、リシャコ、誰一人実力の50%も出してないと言うのにだ



>>130
ネタに困った時はお言葉に甘えて募集させていただきます
あと100%叶えなくてもいいという前提なら要望とか色々言って頂いても構いませんよ
基本的に話は固まってるのでサブ的なものなら使えるかもしれません

133 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 00:24:45.16 0
キャプテンどこにいるんだよ〜ぉ

134 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 00:44:33.25 O
>>133 純和風顔だから ダメ

135 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 01:06:06.83 0
クマイチャンとチナミがリシャコを呼び戻すため出発してからちょうど十数日
ようやくクマイチャン達は王国へと戻る事が出来たのだ
「ついたー!!結構な長旅だったねぇ」大きく伸びをするチナミ
「早くミヤビのとこ行こうよ、早く早く」久々の王国なので大はしゃぎなリシャコ
「良いけどミヤビは怪我してるんだから抱きついたりしちゃ駄目だよ」
「わかってるよ〜」頬っぺたを膨らましながらリシャコはチナミの背中をバシバシ叩く
そうしてなんやかんや言いながら3人は城へ入っていった
すると城の中には自分達より遠出しているはずのナカサキとオカールがもう居たのだ
「あれ?二人ともメロニアに行ったんじゃなかったの?」
明るく質問したチナミだがナカサキは暗い表情で黙りこくったまま
「なんなのなんなの?あ!ひょっとして行かなかったとか?」
チナミの大声を聞いたからか扉を開けて3人の若者がこちらにやってきた
「あ!」「お前達は!!!」
なんとやってきたのは3人ともキュート7戦士であった
「アイリ・カッパー・ダボトール」、「マイマイ・チチハエ・タラステル」、「カンナ・ディスライクハンド」
遠征に行っていたはずの彼女らが何故王国にいるのかチナミには分からなかった
そして、彼女らがここにいるなら何故マイミ隊長はどこにも見当たらないのか・・・それも分からなかった

136 :05004014742177_ee:2007/06/11(月) 02:28:16.39 O


137 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 03:43:56.08 O
マーサー王保全

138 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 06:29:47.69 O
イイヨイイヨ-

139 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 08:36:49.00 0
寝起保

140 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 10:17:37.35 O
州*‘ ー‘リつ━━━━∈ほ

141 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 10:21:14.82 0
おー狼でやるか
ガンガンレ

142 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 11:31:28.79 0
マイマイに乳生えたら捨てるってw

143 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 12:23:38.28 O
お話中、ダジャレでスマヌが


滝川ヤり捨てる
by 庄司

144 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 12:38:23.11 0
マサオ物語
by メロン記念日

145 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 13:05:12.49 O
昼飯中保

146 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 14:26:15.21 O
今一気に読んだ
面白いw

147 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 16:35:53.76 0
ミヤビとウメサンの休んでいる病室に集まったベリーズ戦士4人とキュート戦士6人
当然今回の遠征で何が起きたのかをアイリ、マイマイ、カンナに聞くためだ
「それでは私の方から全て話させていただきます」
アイリ・カッパー・ダボトール、キュート7戦士きっての「天才」と呼ばれる逸材だ
しかしその天才ですら体を汚して帰ってきた事に誰もが不思議がっていた
「では長くなりますが順を追って・・・」


時は数日前
マイミ・バカダナー戦士団長率いる遠征軍が近々王国を狙っているという話があるメロニア国を討伐しに行った時の話だ
キュート7戦士の中でも誰もが認める"最強"マイミ・バカダナーを筆頭に
"天才"アイリ・カッパー・ダボトール、"知将"マイマイ・チチハエ・タラステル
そしてメグの抜けた穴を埋めるように新しく加入した新人カンナ・ディスライクハンド
この4人が軸になって戦争をするなら安心だと遠征軍の誰もが思っていた
メロニアの四天王に出会う前までは・・・


148 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 17:23:00.62 0
良スレ発見!

149 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 18:41:51.97 0
舞美は馬鹿だなぁ

150 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 19:15:05.91 0
 ,,,,,,,
<o o>
<_O_>  ドモー
/| |>
//|_|


151 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:06:42.11 O
ダボトールで堪えたがバカダナーで完全に吹いた


152 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:11:47.12 O
ダボトール…はんぺんや!

153 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:49:12.29 0
舞美はバカだからなぁ
メロニア=メロンかな

154 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:51:31.94 0
「敵は目前だ!我が王国を脅かす敵はなんびとたりとも生かしておけない!」
マイミ戦士団長の雄々しい号令と共にメロニア城へと突撃する遠征軍たち
マイミが先頭になって進撃し後方をアイリ、マイマイ、カンナが守るという形となった
アイリ達から見て前方は遠く、何が起きてるのか分からぬがマイミが負ける姿なんて見た事無いので安心しきっていた
いくらアイリが天才とは言えマイミの超身体能力の前では赤子も同然、それくらいマイミの強さは圧倒的だったのだ
しかしどうもこの日は様子がおかしかった、前方の味方たちがどんどん倒れていっている
それどころか二人の戦士がこちらの軍を薙ぎ払いつつ強行突破してきたのだ
後に名を知ったがシバチャピン・ポコミュン、マサオ・ダチナイというメロニア四天王のうちの2人であった
しかし本来ならそう言った「強豪」の存在をマイミがほっておく訳がなく早急に退治に向かっていたはずだ
それが無いという事はマイミは前線で他の猛者と戦っている最中だったのか
それともすでに倒されてしまったのか・・・どちらかしか考えられなかった

155 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:52:04.66 0
>>129
リアルのアーサー王もけっこう出番少ないね

小春も使って欲しい☆カナ

156 :1:2007/06/11(月) 20:53:40.04 0
小春は出るけど出番はまだまだ後☆カナ
でも結構活躍する予定ですよ

157 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 21:57:30.29 0
保守

158 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 22:17:22.18 O
小春はマーリン役☆カナ

159 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 22:29:35.27 0
シバチャピンとマサオの登場に身構えるアイリ、マイマイ、カンナ
「どうやってマイミ団長の攻撃をかいくぐって来たのですか?」
棍棒「ソノヘンノボウ」を構えつつ二人に探りを入れるアイリ
するとシバチャピンとマサオは大笑いし始める
「かいくぐってきた?笑わせるな、お前達の団長は我々メロニア四天王に倒されたんだよ!」
「まさにその通り、少々手ごわかったが我ら4人にかかれば無力であった」
その言葉を聞きショックを受けるアイリ達
「そんな・・・マイミ団長がやられるなんて・・・」
「惑わされないでアイリ、団長がこんな死臭を発している人達に負ける訳無いのはキュート7戦士全員が知っているはず
 たぶん私達を同様させて士気を下げる作戦・・・今すべき事はこの人達を瞬殺して普段通りの仕事をするだけだよ」
そう言ってサングラスをかけたマイマイは自分の体より大きく見える斧を敵に向かって振り下ろした
マイマイの斧「パリパリナッタワイシャツ」は特注製で大の男が3人揃ってようやく持ち上げられる重量なのだ
しかしシバチャピンは破壊力満点の斧にも恐れずむしろ自らのフレイルで弾き返した
「その程度の力しかないのか?情報ではマイマイは食卓の騎士の中で最も怪力と聞いたが・・・買いかぶりすぎのようだな」

160 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 23:30:50.61 0
食卓の騎士達の危機を察知した周りの遠征軍達はいっせいにシバチャピンとマサオに襲い掛かる
いくら強くても大勢でかかれば制せられると思ったのだろう
しかし一国の猛者がその程度でひるむはずもなく、マサオは愛用している鎖鎌で周囲の遠征軍を一瞬にして蹴散らしてしまった
乱戦に不向きなフレイルを扱うシバチャピンに立ち向かう大群をマサオが一掃する、これがこの2人の常勝パターンなのだ
この2人の本気の実力を見せられて完全にひるんでしまうアイリ、マイマイ、カンナ
これほどの力を持っているならマイミも本当に倒されたのかもしれない・・・そう思うとアイリは震えが止まらなかった
「アイリ、確かに敵は強いけどアイリがいつも通り見ればなんとかなるでしょ?天才なんだから」
怯えてしまっているアイリを勇気付けるようにアドバイスするマイマイ
しかし今までマイミより強い者を見た事がないアイリの恐怖心は並みのソレでは無かったようだ
「だ、だめ・・・見えません・・・全く見えないんです・・・」
弱気なアイリを見て焦るマイマイ、しょうがないのでここはカンナと二人で乗り切る事に決める
「カンナはそっちの派手な髪型の人を倒して、私は足が太いほうを倒すから」
こくりと無表情で頷くカンナ
(いつも何考えてるかわからないけどこういう時動揺しないからカンナは強いな・・・)そう思うマイマイ

161 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 00:26:40.53 0
果たしてカンナは活躍するのか

162 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 00:28:42.08 0
「誰が足の太いほうじゃコラァッ!」
身体的特長を馬鹿にされて怒り狂うシバチャピン、勢い良くフレイルを振り下ろす
しかし何度もやられたままなマイマイではないので素早く身をかわす
「へぇ・・・そんな重い斧持ってるから避けきれないと思ったら」
「戦場でのろのろしてるような戦士は食卓の騎士には選ばれないんで」
お返しにと巨大な斧でシバチャピンに斬りかかるマイマイ
さっきは防がれたが今度はシバチャピンの体勢が不安定なので当たる確率は数倍高くなったと踏んだのだ
しかしそこはメロニア四天王の一人であるシバチャピン、無理のある体勢からでもフレイルを振り斧を防ぐ
シバチャピンのフレイルは重量ではマイマイの斧には敵わないが先端の棍を長くする事で衝撃力を増す事が出来る
おまけに空を切るほどの勢いで振る事で巨大な斧にも匹敵する破壊力を生む事も可能なのだ
さすがのマイマイも予想外の反撃によろけてしまう
そしてその隙をつかれシバチャピンの渾身の一撃をサングラスで受けてしまい・・・

163 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 01:45:44.48 0
いいとこでとめるなよ!

164 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 01:47:57.59 0
今書いてるんで><

165 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 02:07:38.40 0
もう一方で戦っているカンナとマサオ
劣勢なマイマイとは違いカンナは善戦していた
四方八方から繰り出されるマサオの鎖鎌を全て紙一重で避けていたのだ
更に避けると同時にマサオの懐に入り剣で斬りつけていた、これが先ほどから3回は繰り返されたのでマサオも軽症では済まない
おまけにカンナは完璧とも呼べるポーカーフェイスなのでマサオも相手が次にどう出るのか読めずにいた
「なるほどそれが貴様の戦闘スタイルか、新人だと思って舐めてたが流石は食卓の騎士」
一旦鎖鎌を回収し間合いを取り始めるマサオ
「ならばこちらも同じ戦法を取らさせてもらおう、静かな戦いになるだろうな」
そう言って完全に静止するマサオ、鎖鎌も鞘にしまい傍から見れば無防備そのものだ
だが簡単には攻め入れない、少しでもマサオの射程距離に入れば恐ろしい反撃が待っているのだろう
それに鎖鎌と剣の射程はどう見ても鎖鎌の方が長い、カンナはどう出るのか・・・周りの遠征軍は皆がそう悟った
しかしカンナはそんな状況でも顔色ひとつ変えず剣を構えた
危険を恐れずマサオの射程に入り込むのかと思いきやそうではなかった
なんとカンナの剣から弾丸が発射されたのだ、その意外な攻撃方法に対処できるはずもなくマサオは額で受けてしまう
カンナの武器はただの剣ではなくこの時代開発されてまだ日の浅い銃剣だったのだ
銃剣「ロケットエンピツ」と相手の攻撃を見切る判断力、次の行動を悟らせないポーカーフェイス
この3つがカンナを食卓の騎士にまで押し上げたのだ

166 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 02:59:51.29 0
額から大量の血を流し膝をつくマサオ
「貴様よくも…よくもこんな仕打ちを…」
怒りは込みあがってきてるもののまったく立てない、体が言う事を効かないのだ
それを確認し今度こそ剣を構え斬りかかるカンナ、まるで機械のように冷徹に…
しかしそれを邪魔するようにカンナに謎の物体がが投げつけられる、よく見たらその物体はマイマイだった
マイマイはシバチャピンの攻撃であわや失明かと思いきや咄嗟に体を後ろに傾けてたので大事には至らなかった
だがそれでも重症なので動けるものではない、そこでマサオのピンチを察したシバチャピンがマイマイをカンナに投げつけた…という訳だ
トドメを刺せれなかったので内心不満だったがそもそもマサオは戦闘不能なのでターゲットをシバチャピンに切り替える事にしたカンナ
シバチャピンも実力はせいぜいマサオ程度、しかも武器の射程はマサオ以下なので余裕だと思っていた
だがシバチャピンの隣に新たな敵が並んできたのだ
「なるほどなるほど貴方は銃剣を使うのですか、食卓の騎士も人材が豊富ですなぁ・・・良いデータが取れました」
博士風の格好をしたメガネの新手、後に知る名はムメ・アラドーテ・コマリマス
いかにも弱そうだし持ってる武器もただのナイフなので突っ切れると思ったが一応警戒するカンナ
するとムメはとんでもない事を言い出した
「そこのアイリさんはとても弱かったので大したデータは取れませんでした、貴方からは素晴らしいデータが取れるよう期待しますよ」
なんと気づかぬうちにアイリまでもがボロボロになって地面に寝ていたのだ
いくらなんでもマイマイとアイリを倒した二人を相手に涼しい顔してるほどカンナに余裕はない
今まで無表情で通してきたが少しカンナの表情が曇りだした


167 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 06:17:24.64 O
作者ガンバレ作者

168 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 08:31:36.60 O
作者いい意味であほだな

169 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 08:34:49.83 0
州*‘ o‘リ<この人アフォだゆー

お前には言われたくないでも言われたい

170 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 09:23:13.76 O
今全部読んだ
面白い

171 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 09:37:52.15 O
岡田と大谷は実力による負けと言うより己の過信と不意をつかれてだから
もう1度リベンジの機会がありそうな気もするしそこは何も考えてないような気もする

と真面目に考察したら負けかw

172 :1:2007/06/12(火) 09:41:32.63 0
いや、考察とかしてもらったら結構嬉しいですw
半ば勢いで書いてるだけなんで面白いとか言われて舞い上がるほど嬉しいですね
んじゃこれから続き書きます

173 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 10:21:33.76 0
カンナの眉が動いた事に気づきニヤリとするムメ
「さすがに恐れているようですね?3人も居たお仲間が皆居なくなったので当然と言えば当然でしょう」
自分の表情に気づきハッとするカンナ、すぐさま表情を元に戻す
かと言って戦況が変わるはずもなくシバチャピンとムメは臨戦状態に入っていた
「その銃みたいな剣やっかいだな・・・ムメ、なんか手はないの?」
「そうですねぇ、ここはいっその事やけくそで突っ込んでみてはどうでしょうか」
そう言ってカンナに素早く近づくシバチャピンとムメ、このヤケクソとも思える作戦は実は最も有効な手段なのだ
銃剣の射程は文字通り銃と同じだ、しかし接近戦では銃を撃っていられないため剣の射程…そこまで近づけばシバチャピンのフレイルの世界だ
さすがにカンナにも焦りの表情が見え隠れし始める
近づかれては困るので遠いうちに銃で撃ち殺そうとするが既に手の内が知られているため簡単には当たらない
カンナが10発は撃った頃にはついにシバチャピンとムメに近づかれてしまった
しかもシバチャピンとムメはカンナを間に置くように対角線に陣取ったのである
「貴方は攻撃を見抜くのが得意みたいですが後ろに目がついてる訳はありませんよね、ここをどう切り抜けますか?」
確かにシバチャピンを向けばムメにやられムメを向けばシバチャピンにやられる、この窮地にカンナの表情はますます曇ってしまう
まさに絶体絶命のピンチ、勝利を確信したシバチャピンがフレイルを力強く振り上げた
が、その時ことは起こった
なんと周りに居た遠征軍達が至近距離にまで迫ってシバチャピンとムメを囲んでいたのだ
周囲の敵を一掃する能力を持たないシバチャピンとムメは簡単に取り押さえられてしまう
いつもはこんな事が無かったので混乱するシバチャピンとムメ
そう、いつもならマサオが鎖鎌で一掃してくれたはずだが今回はマサオが戦闘不能だ
おまけにカンナの弾を避けるのに必死だったのと銃声の大きさにより遠征軍の接近に全く気づく事が出来なかったのだ
悔しがるムメ、そして気づけばカンナの口元はニヤリとしていた
「騙してたんですね…いや、これは私達が馬鹿でしたか」
1対2ならムメの作戦は完璧だった、しかし今回は100対2だ
周りの兵を雑魚と切り捨て最初から計算に入れなかったムメに勝ち目は最初から無かったとも言えるだろう

174 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 12:25:12.67 O
水じゃ潤せぬ保

175 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 12:33:10.52 O
現在戦いを放棄して某国の学府にいる某メンがやりそうな策だなw



176 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 12:35:30.23 0
侮っては困りますよ

177 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 14:21:35.19 O
夜が楽しみ

178 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 15:50:20.96 O
イキマスイカセマス

179 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 17:45:45.77 O
そう言えばまだメロニアの獅子(仮)が出てないな

180 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 19:21:21.73 0
舞美はどうなったのか楽しみ

181 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 20:48:38.71 0
朝が楽しみ

182 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 21:48:07.73 O
楽しみやびちゃんみやびちゃん

183 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 22:20:46.49 O
夕食中保

184 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 22:22:02.09 0
ってか騎士団長が気になる・・・

185 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 22:38:32.90 0
獅子(仮)とタイマン中かね?

186 :蕎麦:2007/06/12(火) 22:51:54.12 O
おもしろいおもしろいおもしろい
どっかの部分をぱくって、羊でねたにしようかな[もちろん冗談]
がばてください

187 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 23:45:08.97 0
ごめんなさい、今日は帰宅が遅くなっちゃいました
ボチボチ書き始めますね
あと本当に保全有難うございます!

188 :蕎麦:2007/06/12(火) 23:59:51.81 O
保ーほっほっほ

189 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 00:22:16.03 0
シバチャピン、マサオ、ムメを縛っておきある程度痛めつけるカンナ
強敵だったが縛られれば身動きが取れないので少し一安心して体を休める
本当なら一刻も早くマイミの安否を知りたい所だが今の状態で行っても無駄になるだけなの休息が必要なのだ
そうして休んでるうちにマイマイも動けるようになり、アイリも目を覚まし始めた
だがどうも浮かない顔をしているようだった
「私・・・何も出来ませんでした・・・こんなので天才なんて笑っちゃいますよね」
実力の半分も出せず怯えてばっかりでムメに負けたのを気にしているようだ
そんなアイリを元気付けるよう励ますマイマイ
「大丈夫だって、私も結局足の太い人に負けちゃったから・・・それも力勝負で
 でもカンナと兵隊さん達が助けてくれたんだよ、私達は一人じゃないんだから助け合えるんだよ
 だから自分ひとり負けそうでももう怯えたりしないで、皆なら倒せるから」
「そ、そうですよね・・・!」
不思議と力が湧き出すアイリ、カンナや遠征兵達にペコリとおじぎをする
「それにこの人達が本当にマイミ団長を倒したと思う?確かに強いけどこのくらいの敵なら団長は軽くひねっちゃうはず
 たぶん団長は今でも前線で馬鹿みたいに戦ってるはずだよ」
確かにそうだ、と再認識するアイリ、カンナ、遠征軍達
シバチャピンやマサオ、ムメは強いしチームプレイを得意とするが束になっても"最強"マイミに対抗できるとは思えないのだ
何故ならマイミは数年前たった一人である国を滅亡寸前まで追いやったという過去を持つのだ
そんなマイミ団長を脅かす者などそう居るはずがない、そう思うと安心感に包まれるのだ

数分後、ヤツがやってくるまでは・・・だが

190 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 00:44:17.03 0
お話しがとっても面白くてよい
ちなみにここまでで一番笑ったのは舞美の名前だった
スラヴ系で本名は マイミスキー・バカダナヴィッチ・ゼツリンホフ とか(w 

191 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 00:54:41.89 0
凄い文章が上手いって訳ではないのだけど
読みやすいし何より話の中に引き込まれる

192 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 01:16:16.22 0
急に体が震えだすアイリ
「あ、あれ?・・・もう勇気をもらったはずなのに・・・あれ?・・・あれ?」
先の戦いで怯えて役に立たなかった事を悔いたはずなのに
団長を越える敵なんていないと理解しているはずなのに
何故か指先から骨の隋まで震えが止まらないのだ
もう足手まといにはなりたくないのに理由のわからない恐怖が自分を締め付ける
自分は天才なはずなのにまた人の足を引っ張る事になるかと思うと自責の念に駆られずにいられなかった
だが震えていたのはアイリだけではなかったのだ
マイマイも、あんなに強いカンナでさえも立てないほどに震えている
シバチャピン、マサオ、ムメでさえ半笑いしながらも冷や汗をかいている
いったい何が自分達をこうさせるのか?その正体に気づくのに時間はいらなかった
ああ、あいつか 誰もがすぐ気づいたのだ
「おうお前ら、ちょっと不甲斐なさすぎやしないか?」
いつの間にこの人はこの場に居たのだろう、いや、おそらく震えが始まった頃には既に居たのだと思う
シバチャピンより太い足、マサオより派手な風貌、ムメより得体の知れない存在感
ヒトミ・ボス
ヤツがメロニア最強、その場にいる誰もがそれを理解した

193 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 01:33:02.72 0
一瞬、それは一瞬だった
いつの間にかカンナの背後にいたヒトミは素手で鎧を突き破りカンナを地に沈めていた
カンナも銃で応戦しようと構えていたのだが撃つより速く迫れてはなんの意味もない
そしてさっきシバチャピンとムメを取り押さえたようにしようにもそれも出来なかった
あの強靭な肉体を誰が取り押さえられると言うのだろう?100対1でも負けるのはでないだろうか
全ての兵がそれを肌で感じていたから誰も取り押さえに行けなかったのだ
もちろん実際取り押さえにいったところで動きを止められる訳も無い
この感覚、まさにマイミと似ている
アイリとマイマイがマイミと初めて出会った時に感じた圧倒的なレベルの違い
それと似た感覚がヒトミ・ボスからも感じられたのだ
「た、退却だ!全軍退却!!!」
マイマイはそう号令を出さずにはいられなかった
この場にいれば必ず死ぬ
さしずめ「小学生でもわかることよ」と言ったところだろう

194 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 01:55:53.21 O
バカダナー早く出てこいバカダナー

195 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 02:42:53.31 0
蜘蛛の子を散らすように逃げる遠征軍達
歩けそうにないマイマイやカンナをおぶって走る者もいるがほとんどが武器を捨てて走って逃げている
しかしヒトミ・ボスが逃げる遠征軍を黙ってみている訳が無かった
「逃がすわけねぇだろ、王国侵略のために少しでも殺しとかなきゃな」
そう言ってマイマイをおぶっている兵に近づき仕留めようとするヒトミ
ヒトミの鉄のような拳がマイマイに振り下ろされる
しかしその時ヒトミの膝に電撃が走った
なんと震えて怯えて小さくなっているはずのアイリが棍棒「ソノヘンノボウ」でヒトミの膝に渾身の一撃を加えたのだ
「見えました!あなたの電源は膝にあります!」
意思とは反して地に膝をついてしまうヒトミ、だがすぐ起き上がり
「そうか、自殺志願者か」
アイリの柔らかい腹に像でも一撃で気絶するようなボディーブローを放ったのだ
「てめぇが噂に聞いてたキュートの天才だな?ここで完全の息の根を止めてやるよ」
もう意識の無いアイリに二撃目三撃目を繰り出そうとするヒトミ
しかしそのヒトミの腕を何者かが掴み制した
なんとその者こそキュート戦士最強のマイミ・バカダナー戦士団長だったのだ
頭から血が出て今にも死んでしまいそうな重症だが目だけはいつものままだ
「生きてたのか、10発はぶん殴ったはずだがかなりタフなんだな」
「仲間が殺されるというのに黙ってはいられないからな」

196 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 03:10:15.87 0
「だ、団長!」
マイミが生きていた事に安心と喜びを感じたマイマイとアイリが駆け寄る
しかしマイミは「お前達は来るな!今すぐ逃げろ!」と怒鳴りつける
「で、でも団長が来たなら皆で協力すればそいつにだって勝てますよ・・・」
そう言って棍棒を構えなおすアイリ
しかしマイミは怖い顔をしてもう一度言う
「勝てないから言ってるんだ!悔しいがこいつの強さは想像以上だ
 お前達は王国に戻って援軍を呼んでくるんだ、私がこいつを抑えている隙に!」
ヒトミを羽交い絞めにするマイミ、だが力はヒトミの方が強く解かれてしまうのも時間の問題
「で、でも隊長をほっておく訳には・・・」
「私は絶対ここで生き延びる!どんな拷問を受けようがどれだけ殴られようが絶対生きてみせる!
 もし生き残れなかった時は私が最強ではなくなる時だ、私を最強だと信じてるなら王国に戻ってくれ!」
「・・・!!」
ハッとするマイマイとアイリ
そうだったのだ、マイミが最強と呼ばれる所以はその生命力にあったのだ
確かに攻撃力や身体能力にすぐれているが特筆すべきは他を圧倒する「生きるという力」
いくら破壊力のある武器を持っていようが長時間戦っていたらそのうち怪我を負って死んでしまう
しかしマイミの生への執着心は尋常ではない、大国を一人で滅亡寸前まで追いやったのもその生命力があったからだ
マイマイとアイリはマイミ戦士団長を信じる事にした
メロニアに戻るまでに数週間はかかるかもしれない、だがマイミは生きているはずだと

197 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 05:41:41.88 O
おはよう保

198 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 07:38:32.38 0
騎士団長、漢だな 
娘。塾大鐘音エールを送るよ

199 :1:2007/06/13(水) 07:54:44.24 0
今気づいたけどなんでアイリはボディーブロー喰らって気絶してんのにすぐ意識を取り戻してるんだろ
失敗した><

200 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 08:28:49.67 0
「そうして退却している途中でナカサキとオカールに出会ったのです
 二人に会った時点でまたメロニアに戻ろうとも思いましたがヒトミ・ボスの力は強大です
 ベリーズの力も借りたいと思い王国まで戻りました、どうか力を貸してもらえませんでしょうか?」
全ての事情を話し終えたアイリ、切実な思いでベリーズに嘆願する
クマイチャンとチナミの性格から考えて断るはずもなく
「当たり前だよ!今すぐ行こう、今もマイミは拷問を受けてるんでしょ?一刻も早くいかないと」
「ヒトミってやつがどんなに強くても私やクマイチャン、リシャコ、そしてオカールやナカサキが居るから絶対勝てるよ!」と協力的だ
ナカサキとオカールも最初はマイミより強い者が居るとはにわかに信じられなかったが今は武器の準備を始めている
馬鹿だけどいつも的確な指示を出してくれた団長、その団長を見捨てるなんて心は持ち合わせていないのだ
「ただ心配なのは・・・マイミ団長を人質に取られている状態で私達がどれだけ戦えるか・・・」
マイマイが言った事はもっともな事だった、前戦った時とは違い今回は人質がいるのだ
もしマイミの首にナイフでも突きつけられたら何も出来ないのかもしれない・・・
しかしベッドで寝ているウメサンは心から安心しきったような顔でこう言った
「ううん、マイミが人質でよかったんだよ、マイミは銃を突きつけられても逆に殴り飛ばしちゃうような性格だよ
 これほど強い人質ってそうそう居ないんじゃないかな」
確かにそうだと緊迫していたキュート戦士達に笑顔があらわれた

201 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 09:36:56.28 O
>>175
伝説の粗末な軍師(仮)よりマリッペ・リトルマロンビッチ(仮)がやりそうな策だな

202 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 11:23:48.28 O
この強さのレベルでいくとマーサー王が
最強のような気がするんだがw

203 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 13:29:58.45 0


204 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 13:30:13.26 0


205 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 14:54:05.42 0


206 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 15:05:22.74 O


207 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 15:09:12.54 0


208 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 15:10:03.69 0


209 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 15:11:34.30 O


210 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 15:11:50.21 0
!!

211 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 16:13:09.54 O
ノルウェー風

212 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 17:59:42.62 0
今夜も期待

213 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 19:05:01.53 0
このあとすぐ

214 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 20:15:23.62 0
時を同じくしてメロニア城のある室内
白衣を着たムメが壁に開いた穴を見てため息をついていた
「また脱走したみたいですね…こんなに落ち着きのない人質もう嫌ですよ・・・」
そんな呆れているムメの後ろからピザをかじりつつ現れるマイミ
「ため息をつくと寿命が縮むらしいぞ?何があったか知らないが前向きに生きないと」
「貴方が脱走ばっかりするからため息も出るんでしょう・・・ていうか断食の刑なんだから物を食べないでもらえませんか」
「いやそれは御免だ、なぜなら2週間も何も食べなければ人間は死んでしまうからな」
「だから大人しく死んでくださいよ・・・泣けてきますよ本当に」
実はマイミ団長は最初の3日ほどは普通に拷問を受けてきたのだ
しかし何故か拷問器具を使えば使うほど壊れていくうえにマイミ団長に大したダメージは与えられない
そもそも縄で縛ろうにも引きちぎってしまうしシバチャピン、マサオでリンチにしようにも返り討ちされてしまう
ヒトミにお願いしようにもめんどくさがって何もやってくれない
そこで鉄格子で囲まれた部屋に閉じ込め飢え死にさせようと思ったのだがご覧の通りぶち破ってしまう
もうお手上げなのだ
「しかし不思議なんですが何故逃げて帰ろうとはしないのですか?悔しいですが私に貴方を止める事は出来ないのですけど」
「ああ、私達の最終目標はメロニアを屈服させる事だからな
 私が捕らわれていると思えばキュート戦士達は燃え上がるだろう、ヒトミを倒すにはそれほどの闘志が必要不可欠だ」

215 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 20:44:54.75 O
wktk

216 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 20:50:43.31 0
>>202
俺もそう思った(w

ベリキュー戦士が皆虫の息になり、勝利を確信したミキティがマーサー王を
殺そうとした瞬間、聖剣エクスカリバーをつかんだマーサー王が快刀乱麻を断つがごとく
敵共をばっさばっさとなぎ倒して敵も味方もポカーン で幕とか

217 :蕎麦:2007/06/13(水) 21:32:31.48 O
(なんかモンスターの集団みたいだ)
関○電気保〜全協会♪

218 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 22:04:15.57 0
「なるほど…ですがそう簡単に私達も負けたりはしませんよ
 以前の戦いでキュート7戦士全員分のデータが揃いましたからね、貴方抜きなら私達に勝てないという計算も出ています」
大量の資料を持ち出しマイミに見せるムメ、パラパラと目を通すマイミ
確かにそのデータは実際に限りなく近かった、扱う武器といい好む戦闘スタイルといい忠実な情報だ
「正確でしょう?その資料は我がメロニア軍全員に行き渡っています、シミュレーションも何度もしましたし勝率は100%ですね」
だがマイミは落ち着いた様子でムメに問いかける
「ではそこにベリーズが加われば勝率は何%になるんだ?」
意外な質問に面食らうムメ
「ベリーズとキュートはあまり共闘しないのでしょう?そんな事を聞いて何になるのですか」
「いいから質問に答えろ、何%になるんだ?」
睨みをきかせるマイミにビビるムメ、か細い声で答える
「あ・・・それは・・・ベリーズ全員が加勢したと仮定すれば・・・20%です・・・」

219 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 22:59:36.61 0
数多すぎるな

220 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 00:02:49.53 0
深夜が楽しみ

221 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 01:00:00.45 0
。。。。。。

222 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 01:07:10.78 0
また明日かな

223 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 01:31:30.13 0
時は経ち食卓の騎士達はマイミが捕らわれているメロニア領土へと到着する(実際はマイミにタダで飲み食いされてる)
リカチャンの襲来、メロニアでの戦争によりほとんどの王国兵が負傷しているので馬車を操る一般兵のみを連れた少数精鋭だ
ベリーズはクマイチャン、チナミ、リシャコの3人
キュートはナカサキ、マイマイ、オカール、アイリ、カンナの5人、つまり計8人で敵国に対抗する事になる
ミヤビやマイミなど指揮をする立場の人間を欠いているのでひとまずマイマイが臨時的に総指揮を取る事になった
「メロニア四天王で気をつける必要はあるのはヒトミだけ、残りの3人はこれだけの人数揃えてるので容易に倒せると思う
 ただこちらには兵が馬車兵しか居ないから四天王よりむしろ敵の大群の方が恐ろしいの
 だけど全員で相手してたらキリが無いからここはアイリ、オカール、リシャコの3人で1000の大群を相手して欲しいけど出来る?」
こくりと頷くアイリとリシャコ、一人ぽかんとしているオカール
(ま、まじかよ・・・いくらなんでも333人も相手するなんてキツくないか?・・・)
今までそんな大勢の敵を相手した事ないのでビビっちゃってるのだ
そんなオカールを見て瞳をウルウルさせながら困った顔をするマイマイ
「オカール出来そうにない?・・・だったら他の人に代わってもらう?」
マイマイにそんな目で見られてキュンとしちゃうオカール
「い、いや余裕だよ!なんなら俺一人で1000人相手にしてもいいんだけどさー、まぁアイリとリシャコにも見せ場作ってあげないとな」
かなり調子に乗ってるオカール


224 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 01:52:05.14 0
調子に乗ってるオカールはひとまず置いといて次の作戦を説明するマイマイ
「それでね、残った5人で四天王を相手にする形になるんだけど出方が分からないから皆で固まって戦うべきだと思う
 一人づつ現れたら全員で協力して倒すし、4人同時に現れたらその場で臨機応変に割り振って行きたいの
 とにかくこっちの人数が相手より少なくなる事だけは避けないといけないからね」
マイマイの言葉を聞いて疑問が浮かぶチナミ
「ちょっと待って!シバチャピンとマサオとムメには一人づつつけばいいけどヒトミって物凄く強いんでしょ?
 5引く3したら2人しか残らないじゃん!たった2人でヒトミに勝てるの?」
チナミの質問にもっともだと賛同する戦士達、だけどマイマイはその質問を待っていたかのように答え始めた
「そのためにアイリとオカールとリシャコには早めに兵達を一掃してほしいの、そうすればヒトミに5人でかかれるでしょ?
 出来れば一人辺り5秒くらいで仕留めてもらいたいかな、3人とも出来るよね?」
こくりと頷くアイリとリシャコ、プレッシャーを感じて胃が痛くなるオカール
そんなオカールを見て目をウルウルさせて上目使いで見上げるマイマイ
「オカールどこか傷が痛むの?・・・」
「い、いや全然痛くないよ!ピチレモン国の薬って滅茶苦茶効くよなぁ、2週間でここまで回復したさ!」
オカールが苦し紛れに言ったピチレモン王に貰った薬、この薬は実際かなり重宝していた
リカチャン達に負わされた傷、メロニア四天王に負わされた傷、完全回復とは言わないがほとんど治りかけていたのだ
さすがにミヤビやウメサン程の重症はすぐには治せないがここにいる騎士達の怪我は軽かったので2週間で治癒できたのだという

225 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 02:27:01.14 0
本当にキタよ乙

226 :05004014742177_ee:2007/06/14(木) 02:37:16.97 O
ピチレモン国 最強だな

227 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 02:41:53.62 0
「という訳でおおまかな作戦は以上!後はメロニア城に着くまで皆よく体を休ませてね」
天使のような笑顔を見せるマイマイ、オカールならずとも可愛いと思ってしまう
マイマイは王国NO.1の怪力、且つ王国NO.2の策士ではあるがそれ以前にとても可愛いのだ
一般兵の中にはマイマイのファンクラブまで作っている者も居るという噂もあるがそれはまた別の話

待ち時間が結構あるのでそれぞれが各々体を休め到着に備える事にした
そんな中リシャコの隣に座り接触するアイリ
「いっしょの戦場に立つのは初めてですよねリシャコ」
フレンドリーに話しかけてくるアイリに気をよくするリシャコ
「うん!頑張っていっぱい倒そうね」と笑顔で返す
しかしアイリは急に雰囲気を変える、その目はライバルを見るような目に変わったのだ
「リシャコはなんでもベリーズきっての天才だと聞きましたが…実は私もキュートの中では天才と呼ばれてるのですよ」
アイリの豹変を肌で感じるリシャコ、負けずと睨み返す
「こっちだってアイリの事知ってるよ、人の体の中に雷を起こす事が出来るって聞いたよ…どうやって起こすの?」
「そういうリシャコは本気を出したら敵を深海の底に沈める事が出来るそうじゃないですか、しかも陸地で」
二人の目と目の間には火花がバチバチ出ていた
それもとびっきり熱そうな火花が

228 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 02:42:54.26 O
まあレモンのクエン酸は疲労回復につながるしビタミンCはお肌…ってみのかw

229 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 02:47:24.28 O
おそらく みのがいるなピチレモン国には

230 :名無し募集中。。。:2007/06/14(木) 03:15:41.87 0
言い合ってるうちにそれぞれ武器を持ち出すリシャコとアイリ
リシャコは三叉槍パスタセンヨウフォークをアイリの胸元に
アイリは棍棒ソノヘンノボウをリシャコのわき腹に突きつけた
そしてニヤリと笑い構えてた武器を仕舞う二人
「リシャコ…やはり貴方も見えてるのですね、さすが天才と呼ばれるだけあります」
「アイリだって見えてるじゃない、雷を起こすってのもなんとなくわかったかも、かも」
その様子をただぼーっと見ていたオカールにはさっぱり意味がわからなかった
(なんだなんだ?喧嘩でもおっ始めると思ったら見えるとかなんとか・・・何言ってるんだこいつら?)
そんなオカールが見ているとは気づかず話を進める二人
「大群相手は骨が折れますが2人で頑張りましょう、私とリシャコならすぐ倒せるはずです」
「うんわかった!一人3秒くらいで倒せば皆を助けにいけるよね」
わいわい楽しく話すアイリとリシャコ、しかしその話を聞いて面白く思わない者が居た、もちろんオカールだ
「おいおいおいおい2人ってなんだよ!雑魚は俺も倒すっての!」
オカールからしたら全くもって不愉快だろう、自分は数にも入れられないのだから
しかしいくらオカールが必死になろうともアイリは軽く流してしまう
「あ、オカールは適当にやってください、出来れば邪魔にならないようにお願いしますね」
それを聞いてプッツンしちゃうオカール
「だいたいなぁっ!俺はベリーズが嫌いだけどアイリ!おめーも大っ嫌いだったんだよ!!!
 いちいち鼻につく喋りしやがってよぉ、そもそも食卓の騎士は良いとこのお嬢様が道楽でやっていいもんじゃねーっての!」
この後マイマイがオカールに駄目駄目!と止めなければ大変な事なってただろう事は想像に難く無い

231 :1:2007/06/14(木) 03:23:16.35 0
眠いのでもう寝ます
ではまた明日〜(保全してくださる方々本当に感謝です)

232 :1:2007/06/14(木) 03:26:51.24 0
あ、そうだ
ピチレモン王の名前は「ミノ・アサズバー」にします
もう二度と出番ないでしょうけどw

196KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2005-12-31