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マーサー王物語

1 :名無し募集中。。。:2007/06/07(木) 05:57:05.27 0
そして13人の円卓の騎士

101 :名無し募集中。。。:2007/06/09(土) 21:54:33.27 O
>>99

熊井ちゃんちのおやつは『パンの耳をあげたやつ』に由来

でも『安全ピン…』もスゲーCOOLかと…

102 :名無し募集中。。。:2007/06/09(土) 23:11:55.45 0
ほー

103 :名無し募集中。。。:2007/06/09(土) 23:19:53.67 0
ホケキヨ

104 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 00:44:49.06 0
狼落ちて復活か
びびった

105 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 00:47:16.83 O
川*^∇^)|つ∈―――→
<必殺!!Final-P!!

106 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 02:57:50.65 0
その後食卓の騎士達は3つに別れて行動する事になった
クマイチャンとチナミは食卓の騎士の一人であるリシャコを呼び戻すために友好国であるピチレモン国へと遣外
ナカサキとオカールは遠征に行っている残りのキュート戦士に戦争を一時中断させるためにとある大国へ
現在最も重症であるミヤビとウメサンの二人は更なるミキティの手がかりを求めるために過去の文献を調べる事に
そしてここではクマイチャンとチナミの道中を追う事にする

「疲れたー・・・もう3日も歩いてるんだよ?ピチレモン国って近隣諸国じゃなかったの?」
ただでさえ棒のような足が棒になったので愚痴をタラタラ言うクマイチャン
「しょうがないよクマイチャン、いくら隣の国でも馬も車も無かったら結構歩くよ
 だけどこの前のオカダとか言うやつが兵士達じゃなくて馬も車も傷つけたからねぇ・・」
「わかってるけどさー・・・私たちも食卓の騎士なんだから名馬サトタとかに乗らせてもらってもバチは当たらないと思うのになぁ」

107 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 03:09:48.96 0
サトタは馬なのかよ!

108 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 03:17:46.40 O
名馬サトタは間違った使い方だろうけど人間のことばを使う馬なんだよきっと



109 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 03:21:06.75 0
カントリーは犬と馬とハゲの人外魔境だったからな

110 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 04:33:54.16 0
早くうちのかんなをだして

111 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 05:13:02.42 O
州*‘ ー‘リ<>>111ならりーちゃんの武器は槍なんだもん!!

112 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 06:37:04.88 0
ピチレモン国、かつては滅亡しかけたが周辺国の手厚い援助によりほぼ以前の状態まで復興した国だ
現在は若い兵の育成が盛んであり意欲のある若者達が日夜稽古に励んでいる
そしてその兵力を底上げするために臨時コーチとして派遣されたのがリシャコ・ピザハブだ
その理由としてはリシャコは食卓の騎士に選ばれる前にピチレモン国に住んでいたからだ
三叉のリシャコ、その通り名を聞いて恐れない悪人はいないほどの優秀な保安官であったのだ
三叉に出くわしたら彼女がアバるのを期待するしかない、さもなくばお縄になってしまう…そんな格言まであったらしい

そして今日もリシャコは若手の兵達への指導に熱を入れていた
「いいんじゃないかな、とにかく気合を入れればなんとかなるもんだよ…多分
 あっ君はもっと胸鍛えたほうがいいよ、この前ミヤビって人がね、女の人は戦うならおっぱいも固くないとって言ってたし」
そんな中練習場には滅多に現れないピチレモン王がやってきてリシャコに近づき
「リシャコよ毎日よく教えてくれて本当に有難いよ、それで今日はどうやらお客さんが来てるらしいぞ」

113 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 07:58:00.57 0
おはぽ

114 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 09:30:16.61 O


115 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 10:07:58.74 O
ほほほ

116 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 12:05:28.36 0
お昼です

117 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 13:14:26.48 0
ごはんたけた

118 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 14:13:08.33 O
りしゃこの『槍』の件は

モデル…りしゃロボ(奈理友スレ)

━州#‘ ー‘リ━━━━━>
でリクエストした次第です

119 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 14:15:08.77 0
ピザハブとかwww

120 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 15:12:22.94 O
この作品はネーミングや武器が絶妙なバランスなんだよ
だからあれ出せとか言わず作者にまかせた方が面白そうなんだがな


と落ちないように保全したる

121 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 16:19:42.18 0
王に呼ばれてやってきたのはなんとクマイチャンとチナミ
懐かしい顔ぶれを見て涙が出そうになるリシャコ・ピザハブ、クマイチャンに抱きつく
「クマイチャン久しぶり〜♪会いたかったよー」
ミヤビとは大違いの豊かな胸を持つリシャコを抱きしめつつなでなでするクマイチャン
そこにチナミも抱きついて3人そろって朗らかな時を過ごす
今までリシャコに指導を受けていた兵達も「やっぱりあの人も友達と居る時は可愛い女の子なんだなぁ」と自然に笑顔に
「でも二人ともどうしたの?ひょっとして二人もここで教えるとか?」
まだ何も知らないリシャコに先日起こった事件の全てを話すクマイチャンとチナミ
マーサー王がさらわれたと知って顔が真っ青になっていくリシャコ・・・
「だからリシャコの力が必要なんだよ、今度の相手は食卓の騎士が全員揃わないと倒せないんだ」
「でも・・・」
リシャコには気がかりがあった、それはピチレモン国の事だ
食卓の騎士になる前に様々な面で面倒を見てくれたピチレモン国、その復興をほっといて自分だけ帰って良いものかと
だがそんなリシャコの懸念を見透かしていたのかピチレモン王はこう言った
「リシャコ安心しなさい、我が国はもう以前の敗戦国ではないのだ
 君が育ててくれたおかげでテンカリンもアイスもエレーナも今や中堅所の戦士だ
 我々はもう支えなしで十分立てるんだ、君は安心して国に帰りなさい」
王の言葉に賛同するように声援をあげるピチレモンの兵達
そこには昔のような弱弱しい姿はもう無かった

122 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 17:50:29.73 0
マーサー王が最強じゃないのか

123 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 19:00:16.97 0
ま〜

124 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 19:36:52.53 0
騎士団長が無敵にフィジカル勇者っぽい予感

・・・江田島平八みたいだったらどうしよう

125 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 19:41:34.57 O
>>124
団長が鬼柴田
愛理が半兵衛
栞菜が官兵衛

ってイメージだがこれだと西洋じゃないしな

126 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 20:43:48.31 0
「うんわかった!私帰るね」
全ての兵士に温かく見守られ帰郷を決意するリシャコ
「リシャコ頑張ってね!」「また遊びに来てねー」「ピンチになったら駆けつけるから!」
数々の声援を聞いてまた別れが辛くなるリシャコ、でもここで発たない訳にはいかない
いつもは意志の弱いリシャコだが今は決意の時、前に居るクマイチャンとチナミの手を強く掴み
「早くいこっ!マーサー王を助けなきゃ」と言って二人の間に入る

そうしてピチレモン国を発とうとしている3人を見てある提案をするピチレモン王
「さっき仲間が重症だと言っていたな?ならば我が国の秘薬を持っていってはいかがだろう?
 この国の復興が早かったのは他国から援助を受けたのもあるが最大の理由は怪我人の早急な治療だったのだ
 一度塗れば一晩で回復する魔法の薬・・・とはいかんがそのまま寝ているよりはずっと良いと思う、どうか役立たせてくれ」
ネックだった重症人の問題が解決して大喜びのクマイチャンとチナミ
おまけに大量の薬を運ぶために馬車まで用意してもらう事に
「王様・・・本当にありがとう、また平和になったら戻ってくるね」

127 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 21:33:09.26 0
マーサー王が次に出てくるのは相当先か

128 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 21:42:26.16 0
ピチレモン国から帰りの道中、行きは歩きなので一週間ほどかかったが帰りは馬を貸してもらったので倍の速度で帰れる見込みだ
「あ〜やっぱり楽だねぇ、明日には到着かな?」
「さすがにそれは無いよ、だってまだピチレモン国の領土だもん」
「いやぁでもこの馬凄い速いよ、伝説の名馬サトタくらい速いんじゃないの?」
ピチレモン国の馬は「サトタよりも速く」を目標を掲げて育成させられている
国の復興には物資の運搬が必要不可欠なので一番ポピュラーな輸送手段である馬の育成が重要課題だったのだ
結果伝説のサトタには敵わないものの国の全ての馬が競走馬並の脚力を持つようになったのだ
「速いし乗り心地も良いし最高だね」
歩きに愚痴ってたクマイチャンはご満悦のご様子

しかしピチレモン城を出発して3日目の深夜、事件は起こった
なんと数十名の悪漢がクマイチャン達の乗っている馬車を取り囲んでいたのだ
「リシャコ居るんだろコラ?今日こそは今までの恨み晴らさせてもらうぜ」
リシャコが保安官だった頃にとっ捕まえた暴漢達がお礼参りのやってきたのだ

129 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 21:43:26.70 0
あらかじめ言っておきます
正直マーサー王の出番は滅茶苦茶少ないです><;

130 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 22:20:10.88 O
楽しみにしつつ保全

アイディアに困ったときはみんなに呼び掛けてもらえたらと

それ以外はフリーで書いてもらえたらと

131 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 22:25:16.67 0
>>129
ええええええええええええええええええええええ

132 :名無し募集中。。。:2007/06/10(日) 23:48:59.71 0
「リシャコ、この人たち強いの?」小型大砲の用意をしつつ質問するチナミ
「ん〜、ずっと前戦ったけど余裕だったよ」馬車から三叉の槍を取り出すリシャコ
「そっか、じゃあなんとかなるね」二人に倣い長剣を構えるクマイチャン
余裕ぶっかましてる3人を見てイライラする悪漢達
とうとう我慢出来ず準備している最中の3人に斬りかかる
しかしそこは食卓の騎士である3人、軽くあしらってしまう
クマイチャンはその長い剣を振り回しながら敵の密集している地帯に突撃
敵も剣術を心得ているわけないのでクマイチャンの斬撃を捌ききれず薙ぎ倒されてしまう
チナミは敵の中でもあまり積極的に攻めてこない者を見抜き鉄球を投げつけた
基本的にこの悪漢達は特に仲間意識がある訳ではないので簡単に逃げてしまうのだ
倒すのが目的ではないので逃がすだけで大成功なのである
最後にリシャコだが通り名の由来となった三叉槍「パスタセンヨウフォーク」を敵の喉下に軽く刺しては次の敵を狙っていた
リシャコの実力なら敵の首を貫く事は易いのだが先に述べた通り倒すのが目的ではないのでその程度にしておいたのだ
当然ただの人間なら首に小さな穴が開くだけで大騒ぎなので後はただほっておけばいい
そうこうしているうちに10分たらずで戦意の残っている敵はいなくなってしまった
クマイチャン、チナミ、リシャコ、誰一人実力の50%も出してないと言うのにだ



>>130
ネタに困った時はお言葉に甘えて募集させていただきます
あと100%叶えなくてもいいという前提なら要望とか色々言って頂いても構いませんよ
基本的に話は固まってるのでサブ的なものなら使えるかもしれません

133 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 00:24:45.16 0
キャプテンどこにいるんだよ〜ぉ

134 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 00:44:33.25 O
>>133 純和風顔だから ダメ

135 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 01:06:06.83 0
クマイチャンとチナミがリシャコを呼び戻すため出発してからちょうど十数日
ようやくクマイチャン達は王国へと戻る事が出来たのだ
「ついたー!!結構な長旅だったねぇ」大きく伸びをするチナミ
「早くミヤビのとこ行こうよ、早く早く」久々の王国なので大はしゃぎなリシャコ
「良いけどミヤビは怪我してるんだから抱きついたりしちゃ駄目だよ」
「わかってるよ〜」頬っぺたを膨らましながらリシャコはチナミの背中をバシバシ叩く
そうしてなんやかんや言いながら3人は城へ入っていった
すると城の中には自分達より遠出しているはずのナカサキとオカールがもう居たのだ
「あれ?二人ともメロニアに行ったんじゃなかったの?」
明るく質問したチナミだがナカサキは暗い表情で黙りこくったまま
「なんなのなんなの?あ!ひょっとして行かなかったとか?」
チナミの大声を聞いたからか扉を開けて3人の若者がこちらにやってきた
「あ!」「お前達は!!!」
なんとやってきたのは3人ともキュート7戦士であった
「アイリ・カッパー・ダボトール」、「マイマイ・チチハエ・タラステル」、「カンナ・ディスライクハンド」
遠征に行っていたはずの彼女らが何故王国にいるのかチナミには分からなかった
そして、彼女らがここにいるなら何故マイミ隊長はどこにも見当たらないのか・・・それも分からなかった

136 :05004014742177_ee:2007/06/11(月) 02:28:16.39 O


137 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 03:43:56.08 O
マーサー王保全

138 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 06:29:47.69 O
イイヨイイヨ-

139 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 08:36:49.00 0
寝起保

140 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 10:17:37.35 O
州*‘ ー‘リつ━━━━∈ほ

141 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 10:21:14.82 0
おー狼でやるか
ガンガンレ

142 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 11:31:28.79 0
マイマイに乳生えたら捨てるってw

143 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 12:23:38.28 O
お話中、ダジャレでスマヌが


滝川ヤり捨てる
by 庄司

144 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 12:38:23.11 0
マサオ物語
by メロン記念日

145 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 13:05:12.49 O
昼飯中保

146 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 14:26:15.21 O
今一気に読んだ
面白いw

147 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 16:35:53.76 0
ミヤビとウメサンの休んでいる病室に集まったベリーズ戦士4人とキュート戦士6人
当然今回の遠征で何が起きたのかをアイリ、マイマイ、カンナに聞くためだ
「それでは私の方から全て話させていただきます」
アイリ・カッパー・ダボトール、キュート7戦士きっての「天才」と呼ばれる逸材だ
しかしその天才ですら体を汚して帰ってきた事に誰もが不思議がっていた
「では長くなりますが順を追って・・・」


時は数日前
マイミ・バカダナー戦士団長率いる遠征軍が近々王国を狙っているという話があるメロニア国を討伐しに行った時の話だ
キュート7戦士の中でも誰もが認める"最強"マイミ・バカダナーを筆頭に
"天才"アイリ・カッパー・ダボトール、"知将"マイマイ・チチハエ・タラステル
そしてメグの抜けた穴を埋めるように新しく加入した新人カンナ・ディスライクハンド
この4人が軸になって戦争をするなら安心だと遠征軍の誰もが思っていた
メロニアの四天王に出会う前までは・・・


148 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 17:23:00.62 0
良スレ発見!

149 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 18:41:51.97 0
舞美は馬鹿だなぁ

150 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 19:15:05.91 0
 ,,,,,,,
<o o>
<_O_>  ドモー
/| |>
//|_|


151 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:06:42.11 O
ダボトールで堪えたがバカダナーで完全に吹いた


152 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:11:47.12 O
ダボトール…はんぺんや!

153 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:49:12.29 0
舞美はバカだからなぁ
メロニア=メロンかな

154 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:51:31.94 0
「敵は目前だ!我が王国を脅かす敵はなんびとたりとも生かしておけない!」
マイミ戦士団長の雄々しい号令と共にメロニア城へと突撃する遠征軍たち
マイミが先頭になって進撃し後方をアイリ、マイマイ、カンナが守るという形となった
アイリ達から見て前方は遠く、何が起きてるのか分からぬがマイミが負ける姿なんて見た事無いので安心しきっていた
いくらアイリが天才とは言えマイミの超身体能力の前では赤子も同然、それくらいマイミの強さは圧倒的だったのだ
しかしどうもこの日は様子がおかしかった、前方の味方たちがどんどん倒れていっている
それどころか二人の戦士がこちらの軍を薙ぎ払いつつ強行突破してきたのだ
後に名を知ったがシバチャピン・ポコミュン、マサオ・ダチナイというメロニア四天王のうちの2人であった
しかし本来ならそう言った「強豪」の存在をマイミがほっておく訳がなく早急に退治に向かっていたはずだ
それが無いという事はマイミは前線で他の猛者と戦っている最中だったのか
それともすでに倒されてしまったのか・・・どちらかしか考えられなかった

155 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 20:52:04.66 0
>>129
リアルのアーサー王もけっこう出番少ないね

小春も使って欲しい☆カナ

156 :1:2007/06/11(月) 20:53:40.04 0
小春は出るけど出番はまだまだ後☆カナ
でも結構活躍する予定ですよ

157 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 21:57:30.29 0
保守

158 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 22:17:22.18 O
小春はマーリン役☆カナ

159 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 22:29:35.27 0
シバチャピンとマサオの登場に身構えるアイリ、マイマイ、カンナ
「どうやってマイミ団長の攻撃をかいくぐって来たのですか?」
棍棒「ソノヘンノボウ」を構えつつ二人に探りを入れるアイリ
するとシバチャピンとマサオは大笑いし始める
「かいくぐってきた?笑わせるな、お前達の団長は我々メロニア四天王に倒されたんだよ!」
「まさにその通り、少々手ごわかったが我ら4人にかかれば無力であった」
その言葉を聞きショックを受けるアイリ達
「そんな・・・マイミ団長がやられるなんて・・・」
「惑わされないでアイリ、団長がこんな死臭を発している人達に負ける訳無いのはキュート7戦士全員が知っているはず
 たぶん私達を同様させて士気を下げる作戦・・・今すべき事はこの人達を瞬殺して普段通りの仕事をするだけだよ」
そう言ってサングラスをかけたマイマイは自分の体より大きく見える斧を敵に向かって振り下ろした
マイマイの斧「パリパリナッタワイシャツ」は特注製で大の男が3人揃ってようやく持ち上げられる重量なのだ
しかしシバチャピンは破壊力満点の斧にも恐れずむしろ自らのフレイルで弾き返した
「その程度の力しかないのか?情報ではマイマイは食卓の騎士の中で最も怪力と聞いたが・・・買いかぶりすぎのようだな」

160 :名無し募集中。。。:2007/06/11(月) 23:30:50.61 0
食卓の騎士達の危機を察知した周りの遠征軍達はいっせいにシバチャピンとマサオに襲い掛かる
いくら強くても大勢でかかれば制せられると思ったのだろう
しかし一国の猛者がその程度でひるむはずもなく、マサオは愛用している鎖鎌で周囲の遠征軍を一瞬にして蹴散らしてしまった
乱戦に不向きなフレイルを扱うシバチャピンに立ち向かう大群をマサオが一掃する、これがこの2人の常勝パターンなのだ
この2人の本気の実力を見せられて完全にひるんでしまうアイリ、マイマイ、カンナ
これほどの力を持っているならマイミも本当に倒されたのかもしれない・・・そう思うとアイリは震えが止まらなかった
「アイリ、確かに敵は強いけどアイリがいつも通り見ればなんとかなるでしょ?天才なんだから」
怯えてしまっているアイリを勇気付けるようにアドバイスするマイマイ
しかし今までマイミより強い者を見た事がないアイリの恐怖心は並みのソレでは無かったようだ
「だ、だめ・・・見えません・・・全く見えないんです・・・」
弱気なアイリを見て焦るマイマイ、しょうがないのでここはカンナと二人で乗り切る事に決める
「カンナはそっちの派手な髪型の人を倒して、私は足が太いほうを倒すから」
こくりと無表情で頷くカンナ
(いつも何考えてるかわからないけどこういう時動揺しないからカンナは強いな・・・)そう思うマイマイ

161 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 00:26:40.53 0
果たしてカンナは活躍するのか

162 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 00:28:42.08 0
「誰が足の太いほうじゃコラァッ!」
身体的特長を馬鹿にされて怒り狂うシバチャピン、勢い良くフレイルを振り下ろす
しかし何度もやられたままなマイマイではないので素早く身をかわす
「へぇ・・・そんな重い斧持ってるから避けきれないと思ったら」
「戦場でのろのろしてるような戦士は食卓の騎士には選ばれないんで」
お返しにと巨大な斧でシバチャピンに斬りかかるマイマイ
さっきは防がれたが今度はシバチャピンの体勢が不安定なので当たる確率は数倍高くなったと踏んだのだ
しかしそこはメロニア四天王の一人であるシバチャピン、無理のある体勢からでもフレイルを振り斧を防ぐ
シバチャピンのフレイルは重量ではマイマイの斧には敵わないが先端の棍を長くする事で衝撃力を増す事が出来る
おまけに空を切るほどの勢いで振る事で巨大な斧にも匹敵する破壊力を生む事も可能なのだ
さすがのマイマイも予想外の反撃によろけてしまう
そしてその隙をつかれシバチャピンの渾身の一撃をサングラスで受けてしまい・・・

163 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 01:45:44.48 0
いいとこでとめるなよ!

164 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 01:47:57.59 0
今書いてるんで><

165 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 02:07:38.40 0
もう一方で戦っているカンナとマサオ
劣勢なマイマイとは違いカンナは善戦していた
四方八方から繰り出されるマサオの鎖鎌を全て紙一重で避けていたのだ
更に避けると同時にマサオの懐に入り剣で斬りつけていた、これが先ほどから3回は繰り返されたのでマサオも軽症では済まない
おまけにカンナは完璧とも呼べるポーカーフェイスなのでマサオも相手が次にどう出るのか読めずにいた
「なるほどそれが貴様の戦闘スタイルか、新人だと思って舐めてたが流石は食卓の騎士」
一旦鎖鎌を回収し間合いを取り始めるマサオ
「ならばこちらも同じ戦法を取らさせてもらおう、静かな戦いになるだろうな」
そう言って完全に静止するマサオ、鎖鎌も鞘にしまい傍から見れば無防備そのものだ
だが簡単には攻め入れない、少しでもマサオの射程距離に入れば恐ろしい反撃が待っているのだろう
それに鎖鎌と剣の射程はどう見ても鎖鎌の方が長い、カンナはどう出るのか・・・周りの遠征軍は皆がそう悟った
しかしカンナはそんな状況でも顔色ひとつ変えず剣を構えた
危険を恐れずマサオの射程に入り込むのかと思いきやそうではなかった
なんとカンナの剣から弾丸が発射されたのだ、その意外な攻撃方法に対処できるはずもなくマサオは額で受けてしまう
カンナの武器はただの剣ではなくこの時代開発されてまだ日の浅い銃剣だったのだ
銃剣「ロケットエンピツ」と相手の攻撃を見切る判断力、次の行動を悟らせないポーカーフェイス
この3つがカンナを食卓の騎士にまで押し上げたのだ

166 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 02:59:51.29 0
額から大量の血を流し膝をつくマサオ
「貴様よくも…よくもこんな仕打ちを…」
怒りは込みあがってきてるもののまったく立てない、体が言う事を効かないのだ
それを確認し今度こそ剣を構え斬りかかるカンナ、まるで機械のように冷徹に…
しかしそれを邪魔するようにカンナに謎の物体がが投げつけられる、よく見たらその物体はマイマイだった
マイマイはシバチャピンの攻撃であわや失明かと思いきや咄嗟に体を後ろに傾けてたので大事には至らなかった
だがそれでも重症なので動けるものではない、そこでマサオのピンチを察したシバチャピンがマイマイをカンナに投げつけた…という訳だ
トドメを刺せれなかったので内心不満だったがそもそもマサオは戦闘不能なのでターゲットをシバチャピンに切り替える事にしたカンナ
シバチャピンも実力はせいぜいマサオ程度、しかも武器の射程はマサオ以下なので余裕だと思っていた
だがシバチャピンの隣に新たな敵が並んできたのだ
「なるほどなるほど貴方は銃剣を使うのですか、食卓の騎士も人材が豊富ですなぁ・・・良いデータが取れました」
博士風の格好をしたメガネの新手、後に知る名はムメ・アラドーテ・コマリマス
いかにも弱そうだし持ってる武器もただのナイフなので突っ切れると思ったが一応警戒するカンナ
するとムメはとんでもない事を言い出した
「そこのアイリさんはとても弱かったので大したデータは取れませんでした、貴方からは素晴らしいデータが取れるよう期待しますよ」
なんと気づかぬうちにアイリまでもがボロボロになって地面に寝ていたのだ
いくらなんでもマイマイとアイリを倒した二人を相手に涼しい顔してるほどカンナに余裕はない
今まで無表情で通してきたが少しカンナの表情が曇りだした


167 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 06:17:24.64 O
作者ガンバレ作者

168 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 08:31:36.60 O
作者いい意味であほだな

169 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 08:34:49.83 0
州*‘ o‘リ<この人アフォだゆー

お前には言われたくないでも言われたい

170 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 09:23:13.76 O
今全部読んだ
面白い

171 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 09:37:52.15 O
岡田と大谷は実力による負けと言うより己の過信と不意をつかれてだから
もう1度リベンジの機会がありそうな気もするしそこは何も考えてないような気もする

と真面目に考察したら負けかw

172 :1:2007/06/12(火) 09:41:32.63 0
いや、考察とかしてもらったら結構嬉しいですw
半ば勢いで書いてるだけなんで面白いとか言われて舞い上がるほど嬉しいですね
んじゃこれから続き書きます

173 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 10:21:33.76 0
カンナの眉が動いた事に気づきニヤリとするムメ
「さすがに恐れているようですね?3人も居たお仲間が皆居なくなったので当然と言えば当然でしょう」
自分の表情に気づきハッとするカンナ、すぐさま表情を元に戻す
かと言って戦況が変わるはずもなくシバチャピンとムメは臨戦状態に入っていた
「その銃みたいな剣やっかいだな・・・ムメ、なんか手はないの?」
「そうですねぇ、ここはいっその事やけくそで突っ込んでみてはどうでしょうか」
そう言ってカンナに素早く近づくシバチャピンとムメ、このヤケクソとも思える作戦は実は最も有効な手段なのだ
銃剣の射程は文字通り銃と同じだ、しかし接近戦では銃を撃っていられないため剣の射程…そこまで近づけばシバチャピンのフレイルの世界だ
さすがにカンナにも焦りの表情が見え隠れし始める
近づかれては困るので遠いうちに銃で撃ち殺そうとするが既に手の内が知られているため簡単には当たらない
カンナが10発は撃った頃にはついにシバチャピンとムメに近づかれてしまった
しかもシバチャピンとムメはカンナを間に置くように対角線に陣取ったのである
「貴方は攻撃を見抜くのが得意みたいですが後ろに目がついてる訳はありませんよね、ここをどう切り抜けますか?」
確かにシバチャピンを向けばムメにやられムメを向けばシバチャピンにやられる、この窮地にカンナの表情はますます曇ってしまう
まさに絶体絶命のピンチ、勝利を確信したシバチャピンがフレイルを力強く振り上げた
が、その時ことは起こった
なんと周りに居た遠征軍達が至近距離にまで迫ってシバチャピンとムメを囲んでいたのだ
周囲の敵を一掃する能力を持たないシバチャピンとムメは簡単に取り押さえられてしまう
いつもはこんな事が無かったので混乱するシバチャピンとムメ
そう、いつもならマサオが鎖鎌で一掃してくれたはずだが今回はマサオが戦闘不能だ
おまけにカンナの弾を避けるのに必死だったのと銃声の大きさにより遠征軍の接近に全く気づく事が出来なかったのだ
悔しがるムメ、そして気づけばカンナの口元はニヤリとしていた
「騙してたんですね…いや、これは私達が馬鹿でしたか」
1対2ならムメの作戦は完璧だった、しかし今回は100対2だ
周りの兵を雑魚と切り捨て最初から計算に入れなかったムメに勝ち目は最初から無かったとも言えるだろう

174 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 12:25:12.67 O
水じゃ潤せぬ保

175 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 12:33:10.52 O
現在戦いを放棄して某国の学府にいる某メンがやりそうな策だなw



176 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 12:35:30.23 0
侮っては困りますよ

177 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 14:21:35.19 O
夜が楽しみ

178 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 15:50:20.96 O
イキマスイカセマス

179 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 17:45:45.77 O
そう言えばまだメロニアの獅子(仮)が出てないな

180 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 19:21:21.73 0
舞美はどうなったのか楽しみ

181 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 20:48:38.71 0
朝が楽しみ

182 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 21:48:07.73 O
楽しみやびちゃんみやびちゃん

183 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 22:20:46.49 O
夕食中保

184 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 22:22:02.09 0
ってか騎士団長が気になる・・・

185 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 22:38:32.90 0
獅子(仮)とタイマン中かね?

186 :蕎麦:2007/06/12(火) 22:51:54.12 O
おもしろいおもしろいおもしろい
どっかの部分をぱくって、羊でねたにしようかな[もちろん冗談]
がばてください

187 :名無し募集中。。。:2007/06/12(火) 23:45:08.97 0
ごめんなさい、今日は帰宅が遅くなっちゃいました
ボチボチ書き始めますね
あと本当に保全有難うございます!

188 :蕎麦:2007/06/12(火) 23:59:51.81 O
保ーほっほっほ

189 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 00:22:16.03 0
シバチャピン、マサオ、ムメを縛っておきある程度痛めつけるカンナ
強敵だったが縛られれば身動きが取れないので少し一安心して体を休める
本当なら一刻も早くマイミの安否を知りたい所だが今の状態で行っても無駄になるだけなの休息が必要なのだ
そうして休んでるうちにマイマイも動けるようになり、アイリも目を覚まし始めた
だがどうも浮かない顔をしているようだった
「私・・・何も出来ませんでした・・・こんなので天才なんて笑っちゃいますよね」
実力の半分も出せず怯えてばっかりでムメに負けたのを気にしているようだ
そんなアイリを元気付けるよう励ますマイマイ
「大丈夫だって、私も結局足の太い人に負けちゃったから・・・それも力勝負で
 でもカンナと兵隊さん達が助けてくれたんだよ、私達は一人じゃないんだから助け合えるんだよ
 だから自分ひとり負けそうでももう怯えたりしないで、皆なら倒せるから」
「そ、そうですよね・・・!」
不思議と力が湧き出すアイリ、カンナや遠征兵達にペコリとおじぎをする
「それにこの人達が本当にマイミ団長を倒したと思う?確かに強いけどこのくらいの敵なら団長は軽くひねっちゃうはず
 たぶん団長は今でも前線で馬鹿みたいに戦ってるはずだよ」
確かにそうだ、と再認識するアイリ、カンナ、遠征軍達
シバチャピンやマサオ、ムメは強いしチームプレイを得意とするが束になっても"最強"マイミに対抗できるとは思えないのだ
何故ならマイミは数年前たった一人である国を滅亡寸前まで追いやったという過去を持つのだ
そんなマイミ団長を脅かす者などそう居るはずがない、そう思うと安心感に包まれるのだ

数分後、ヤツがやってくるまでは・・・だが

190 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 00:44:17.03 0
お話しがとっても面白くてよい
ちなみにここまでで一番笑ったのは舞美の名前だった
スラヴ系で本名は マイミスキー・バカダナヴィッチ・ゼツリンホフ とか(w 

191 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 00:54:41.89 0
凄い文章が上手いって訳ではないのだけど
読みやすいし何より話の中に引き込まれる

192 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 01:16:16.22 0
急に体が震えだすアイリ
「あ、あれ?・・・もう勇気をもらったはずなのに・・・あれ?・・・あれ?」
先の戦いで怯えて役に立たなかった事を悔いたはずなのに
団長を越える敵なんていないと理解しているはずなのに
何故か指先から骨の隋まで震えが止まらないのだ
もう足手まといにはなりたくないのに理由のわからない恐怖が自分を締め付ける
自分は天才なはずなのにまた人の足を引っ張る事になるかと思うと自責の念に駆られずにいられなかった
だが震えていたのはアイリだけではなかったのだ
マイマイも、あんなに強いカンナでさえも立てないほどに震えている
シバチャピン、マサオ、ムメでさえ半笑いしながらも冷や汗をかいている
いったい何が自分達をこうさせるのか?その正体に気づくのに時間はいらなかった
ああ、あいつか 誰もがすぐ気づいたのだ
「おうお前ら、ちょっと不甲斐なさすぎやしないか?」
いつの間にこの人はこの場に居たのだろう、いや、おそらく震えが始まった頃には既に居たのだと思う
シバチャピンより太い足、マサオより派手な風貌、ムメより得体の知れない存在感
ヒトミ・ボス
ヤツがメロニア最強、その場にいる誰もがそれを理解した

193 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 01:33:02.72 0
一瞬、それは一瞬だった
いつの間にかカンナの背後にいたヒトミは素手で鎧を突き破りカンナを地に沈めていた
カンナも銃で応戦しようと構えていたのだが撃つより速く迫れてはなんの意味もない
そしてさっきシバチャピンとムメを取り押さえたようにしようにもそれも出来なかった
あの強靭な肉体を誰が取り押さえられると言うのだろう?100対1でも負けるのはでないだろうか
全ての兵がそれを肌で感じていたから誰も取り押さえに行けなかったのだ
もちろん実際取り押さえにいったところで動きを止められる訳も無い
この感覚、まさにマイミと似ている
アイリとマイマイがマイミと初めて出会った時に感じた圧倒的なレベルの違い
それと似た感覚がヒトミ・ボスからも感じられたのだ
「た、退却だ!全軍退却!!!」
マイマイはそう号令を出さずにはいられなかった
この場にいれば必ず死ぬ
さしずめ「小学生でもわかることよ」と言ったところだろう

194 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 01:55:53.21 O
バカダナー早く出てこいバカダナー

195 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 02:42:53.31 0
蜘蛛の子を散らすように逃げる遠征軍達
歩けそうにないマイマイやカンナをおぶって走る者もいるがほとんどが武器を捨てて走って逃げている
しかしヒトミ・ボスが逃げる遠征軍を黙ってみている訳が無かった
「逃がすわけねぇだろ、王国侵略のために少しでも殺しとかなきゃな」
そう言ってマイマイをおぶっている兵に近づき仕留めようとするヒトミ
ヒトミの鉄のような拳がマイマイに振り下ろされる
しかしその時ヒトミの膝に電撃が走った
なんと震えて怯えて小さくなっているはずのアイリが棍棒「ソノヘンノボウ」でヒトミの膝に渾身の一撃を加えたのだ
「見えました!あなたの電源は膝にあります!」
意思とは反して地に膝をついてしまうヒトミ、だがすぐ起き上がり
「そうか、自殺志願者か」
アイリの柔らかい腹に像でも一撃で気絶するようなボディーブローを放ったのだ
「てめぇが噂に聞いてたキュートの天才だな?ここで完全の息の根を止めてやるよ」
もう意識の無いアイリに二撃目三撃目を繰り出そうとするヒトミ
しかしそのヒトミの腕を何者かが掴み制した
なんとその者こそキュート戦士最強のマイミ・バカダナー戦士団長だったのだ
頭から血が出て今にも死んでしまいそうな重症だが目だけはいつものままだ
「生きてたのか、10発はぶん殴ったはずだがかなりタフなんだな」
「仲間が殺されるというのに黙ってはいられないからな」

196 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 03:10:15.87 0
「だ、団長!」
マイミが生きていた事に安心と喜びを感じたマイマイとアイリが駆け寄る
しかしマイミは「お前達は来るな!今すぐ逃げろ!」と怒鳴りつける
「で、でも団長が来たなら皆で協力すればそいつにだって勝てますよ・・・」
そう言って棍棒を構えなおすアイリ
しかしマイミは怖い顔をしてもう一度言う
「勝てないから言ってるんだ!悔しいがこいつの強さは想像以上だ
 お前達は王国に戻って援軍を呼んでくるんだ、私がこいつを抑えている隙に!」
ヒトミを羽交い絞めにするマイミ、だが力はヒトミの方が強く解かれてしまうのも時間の問題
「で、でも隊長をほっておく訳には・・・」
「私は絶対ここで生き延びる!どんな拷問を受けようがどれだけ殴られようが絶対生きてみせる!
 もし生き残れなかった時は私が最強ではなくなる時だ、私を最強だと信じてるなら王国に戻ってくれ!」
「・・・!!」
ハッとするマイマイとアイリ
そうだったのだ、マイミが最強と呼ばれる所以はその生命力にあったのだ
確かに攻撃力や身体能力にすぐれているが特筆すべきは他を圧倒する「生きるという力」
いくら破壊力のある武器を持っていようが長時間戦っていたらそのうち怪我を負って死んでしまう
しかしマイミの生への執着心は尋常ではない、大国を一人で滅亡寸前まで追いやったのもその生命力があったからだ
マイマイとアイリはマイミ戦士団長を信じる事にした
メロニアに戻るまでに数週間はかかるかもしれない、だがマイミは生きているはずだと

197 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 05:41:41.88 O
おはよう保

198 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 07:38:32.38 0
騎士団長、漢だな 
娘。塾大鐘音エールを送るよ

199 :1:2007/06/13(水) 07:54:44.24 0
今気づいたけどなんでアイリはボディーブロー喰らって気絶してんのにすぐ意識を取り戻してるんだろ
失敗した><

200 :名無し募集中。。。:2007/06/13(水) 08:28:49.67 0
「そうして退却している途中でナカサキとオカールに出会ったのです
 二人に会った時点でまたメロニアに戻ろうとも思いましたがヒトミ・ボスの力は強大です
 ベリーズの力も借りたいと思い王国まで戻りました、どうか力を貸してもらえませんでしょうか?」
全ての事情を話し終えたアイリ、切実な思いでベリーズに嘆願する
クマイチャンとチナミの性格から考えて断るはずもなく
「当たり前だよ!今すぐ行こう、今もマイミは拷問を受けてるんでしょ?一刻も早くいかないと」
「ヒトミってやつがどんなに強くても私やクマイチャン、リシャコ、そしてオカールやナカサキが居るから絶対勝てるよ!」と協力的だ
ナカサキとオカールも最初はマイミより強い者が居るとはにわかに信じられなかったが今は武器の準備を始めている
馬鹿だけどいつも的確な指示を出してくれた団長、その団長を見捨てるなんて心は持ち合わせていないのだ
「ただ心配なのは・・・マイミ団長を人質に取られている状態で私達がどれだけ戦えるか・・・」
マイマイが言った事はもっともな事だった、前戦った時とは違い今回は人質がいるのだ
もしマイミの首にナイフでも突きつけられたら何も出来ないのかもしれない・・・
しかしベッドで寝ているウメサンは心から安心しきったような顔でこう言った
「ううん、マイミが人質でよかったんだよ、マイミは銃を突きつけられても逆に殴り飛ばしちゃうような性格だよ
 これほど強い人質ってそうそう居ないんじゃないかな」
確かにそうだと緊迫していたキュート戦士達に笑顔があらわれた

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