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ノノ*^ー^) えりがナマタでえりながカメで |||9|‘_ゝ‘)

951 :名無し募集中。。。:2011/12/31(土) 22:14:10.00 0
〜ベリキュー編〜第二話
>>743-746>>810-812 の続きです



そこに誰が現れたのか認識した雅ちゃんは、すぐさま彼女に駆け寄った。

「あ〜〜〜!亀井さ〜〜ん!お久しぶりです〜〜!ちっさーの言ってたのって亀井さんだったんだ。」

「あ、え・・・。」

「ごめんね雅ちゃん。千聖、雅ちゃんのことびっくりさせたくてさ。あれ?えりぽん、どうしたの?」

まずい、意外過ぎて絵里動揺しちゃってる。落ち着け落ち着け。
でもえりぽん、なんで絵里に教えてくれなかったんだろう。
メアドだって交換したはずなのに。

だけど絵里のこんな気持ちをよそに、雅ちゃんと岡井ちゃんは楽しそうに話している。

「いやぁ〜、亀井さんとプライベートで会えるなんて奇跡だわまじで〜。」
「ほんとだよね、雅ちゃん!じゃあ、ぼちぼち行きましょ。」

そう言ってベリキューの二人は先頭きって歩き出した。
絵里は二人の後ろを歩きながら、ささやくようにえりぽんに話しかけた。


952 :名無し募集中。。。:2011/12/31(土) 22:14:30.24 0
「ね、えりぽん、どうしてここにいるの?」
「連絡してなくてすいません!実は、今日の朝に岡井さんからお誘いがあって・・・。」
「今日の朝?!」
「そうなんです、本当は高橋さんが来るはずだったんですけど、急遽来られなくなってしまったらしく、えりが呼ばれたみたいで。」

そうなんだ、愛ちゃんの代わりってことか。
それもちょっとショックだけど・・・そんなこと言っている場合じゃないか。

「とりあえず、今日は乗り切らなくちゃ。」
「そ、そうですね。」

そうこうしている内に、雅ちゃんと岡井ちゃんが店に入っていく。
雅ちゃんが、外見が亀井絵里のえりぽんに呼びかけた。

「亀井さん、えりぽん!こっちこっち!ここのお店見ましょう!」
「あ〜、待って〜。」

えりぽんは、しっかりと亀井絵里を演じてくれている。
絵里もしっかり生田衣梨奈を演じきろう。

店内は2階まであるアパレルショップで、様々な洋服が置いてある。
雅ちゃんは、岡井ちゃんに洋服を選んであげている。
絵里たちはといえば・・・、悠長に洋服を選んで楽しむ余裕をまだ持ち合わせていない。

「亀井さーん!亀井さんは、どんなのが良いですか?」

ハロのオシャレ番長雅ちゃんが、外見が亀井絵里であるえりぽんを呼んだ。
右手で、「こっちこっち!」と言わんばかりの仕草をしている。
絵里も雅ちゃんと岡井ちゃんの方へと向かった。


953 :名無し募集中。。。:2011/12/31(土) 22:14:47.53 0
「え〜、絵里は〜、これかな。」

えりぽんが手にしたのは、ドクロがついたジャケットで、まるでモーニング娘。の田中れいなも着ていそうなものだった。
えりぽん、それはまずいって・・・絵里、そういうジャンルのほぼ着ないんだけど・・・。

「亀井さんってこういうの好きでしたっけ〜?なんか田中さんとか・・・どっちかと言えばえりぽんみたいな感じですね〜。」
「確かに!えりぽんこういうの着てるよね〜。」

ほら、雅ちゃんと岡井ちゃんが不思議に思ってつっこんできたじゃないか。
えりぽんが動揺してしまってる。
えりぽんの動揺した顔を見ていると、まるで自分を見ているようで、「何やってんだよ自分!」って思ってしまう・・・。

「あ・・・、そうそう、最近こういうのにも挑戦してみようかなーって。ちょっとカッコ良くない?」
「ん〜、亀井さんはカッコ良いのも似合いますけど、みやはこっちの方が似合うと思いますよ。」

そう言って雅ちゃんが手にしてえりぽんの胸へ合わせてみたのは、白いジャケットだった。
うんうん、さすが雅ちゃん、絵里の趣味をわかってらっしゃる。

「ん〜、これも良いね。」

えりぽんは生返事をした。雅ちゃんに合わせているって感じだ。
すると、今度は雅ちゃんが絵里の方を向いた。

「えりぽんは、どれが良い?」

雅ちゃんが尋ねてくる。
とりあえず、さっきえりぽんが選んだやつとでも言っておこう。


954 :名無し募集中。。。:2011/12/31(土) 22:15:11.51 0
「さっき、亀井さんが選んだ、これが良いです!」
「やっぱ、えりぽんこういうの好きだよね。いっつも着てるもん。」

こうして、夕方までぶらぶらした。
4人でクレープ食べたり、プリクラ撮ったり。
最初はどうなることかと思ったけど、案外何事もなかったし、楽しかったな。
やっぱり洋服見るのは楽しい。

「亀井さん、今日は、突然のお誘いなのにありがとうございました。また誘っても良いですか?」
「いやいや、絵里も楽しかったよ〜。久しぶりに二人にも会えたし。また誘って誘って。」
「じゃ〜、あはは、また誘いますね。それでは、気をつけてください。失礼します〜。」
「あ、じゃあみやも失礼します。ありがとうございました。」


そして、雅ちゃんと岡井ちゃんと別れ、絵里とえりぽんは亀井家へと向かった。
帰路の途中のことだった、黒ベースで花柄のワンピース、茶色の太いベルト、大きなサングラスを付けた少女が向こうから歩いてきた。




あっ。舞ちゃん。


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