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ノノ*^ー^) えりがナマタでえりながカメで |||9|‘_ゝ‘)
620 :
名無し募集中。。。
:2011/12/26(月) 19:01:19.34 0
3日間の入れ替わりによって受けた仕事は撮影とダンスレッスンだけだった。
だが、その中で絵里は新たな環境に直面し、前へと進むメンバーと対面した。
休養という形でモーニング娘。を卒業した絵里にとって、前へと進むメンバーを見るのは苦痛だった。
自分だけが立ち止まり、里沙もさゆみもれいなも、どんどん先へ行くようで嫌だった。
自分が感じた不安や切なさを、こういう形で後輩にぶつけるのがどれほど卑怯なことかくらいわかっている。
絵里だってもう子どもじゃない。
モーニング娘。にいたころは中間管理職であったし、もしいまでも在籍していたらサブリーダーあたりにはなっていたはずだった。
後輩のために気を配るのがどれだけ大切かくらい、絵里にだって分かる。分かるのに、分かるのに、分かるからこそ…
「えりぽんには、絵里の気持ち分かんないよ!」
そうして絵里は走りだした。
後ろで「亀井さん!」と声が追いかけてきたが振り返る余裕はなかった。
入れ替わっても、絵里の脚は速かった。こういうところは魂の方が勝つのだろうかと思いながらも、絵里は走った。
生田家の近所はまったくの未知の領域であり、1本横に入ると、それこそ何処にいるか分からなくなった。
それでも絵里は止まらない。
方向音痴に定評はあるが、知ったこっちゃない。
絵里はその息が切れるまで、ただひたすらに走ってやろうと思った。
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0ch BBS 2005-12-31