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ノノ*^ー^) えりがナマタでえりながカメで |||9|‘_ゝ‘)

530 :名無し募集中。。。:2011/12/25(日) 18:41:29.65 0
「珍しいね」

帰り支度を済ませ、れいなと肩を並べて廊下を歩くさゆみはそう言った。

「なんが?」
「れいながえりぽん誘うの。あんまり後輩とご飯とか行かないじゃん」

さゆみの言葉にれいなは大袈裟に肩を竦めた。
「たまには先輩らしいことしてみよっかなって」と言いながら、れいなは帽子を深めにかぶり直す。

「えりぽんモツ鍋食べたいって言ってたんだぁ」
「……さあ」

れいなの言葉にさゆみは振り返る。れいなは大きめのサングラスをつけているため、その瞳が見えない。
そう言えば、表情をつくらなくて良いからサングラスをかけているのだと、いつかのコンサートで話していたことをさゆみは思い出す。
まさかこんなときに役に立つとは思わなかったと、さゆみはその表情を見ることを諦めた。
さゆみはふうと息を吐いて外に出る。夕陽が沈みかけ、街はオレンジ色に染まりはじめていた。
ああ、絵里の色かあと思っていると、隣にいる同期が「絵里も見とぉやろうか?」と呟き、サングラスを外した。
その瞳は真っ直ぐで、沈みかけている太陽をじっと見つめている。

「見てるんじゃない?……いや、見てたんじゃない?」

クスッと笑うさゆみの言葉にれいなは反応するが、目を合わせることなくサングラスを掛け直した。
まさかねと、あり得ないと考えていたが、心の奥に引っ掛かっている“なにか”は、確かに消えることなくそこに残っていた。

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0ch BBS 2005-12-31