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やめるにょんやめるにょん

1 :名無し募集中。。。:2011/06/01(水) 13:23:36.78 0
…やめないでにょん

453 :名無し募集中。。。:2011/06/16(木) 23:47:01.39 0
453のつづき

空腹が満たされて ふとガラス窓に映る"黒い怪物"の姿を見た
(「う 嘘だ!」)
あれが本当に今の自分なのか?確かに自分は元から色白ではなかった
いつも左側にいたユウカの透き通るような真っ白な肌の色に憧れた事もあった
だけど 生まれたまんまの褐色の肌が結構気に入ってさえいたんだ
闇に溶け入りそうな漆黒の黒 これは私の肌の色じゃない!
サキの目から黒の涙がポタポタと零れ落ちた
(「早くここから助け出して欲しいのれす!サキがサキで全部なくなってしまう前に…
ねえ…誰か!!…ねえ!…カニョン…」)

コ コラッ!うら若き乙女達に何て事をさせてるにょん!
これはあくまでも物語だにょん
本人達をリアルに想像するのは なるべくやめるにょん!

454 :名無し募集中。。。:2011/06/16(木) 23:54:33.45 0
>>453
また やってしまったにょん
452のつづきだにょん
因みに「やめるにょん」で一区切りにしているのは意図的なものだにょん
前作を初投稿する際 スレの趣旨に無理矢理合わせる為に「やめるにょん」で
終わらせたという"苦肉の策"がきっかけだったにょん
これからも この形式は採用していくつもりなので
よろしくお願いしますにょん

455 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 00:46:01.94 O
おつかにょん

456 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 01:00:11.36 0
楽しみにしてますにょん

457 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 01:12:05.83 O
夢で逢いたいにょん

458 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 01:20:31.85 0
おつかにょ〜ん

459 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 07:06:55.83 O
おはにょん

460 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 09:19:54.47 0
サキにょんサキにょん

461 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 10:17:20.01 0
佐紀尿?

462 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 10:37:52.88 O
やめるにょんやめるにょん

463 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 12:47:58.61 O
にょんにょんもれるにょん

464 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 15:03:50.40 0
>>461
大型のイカや外洋の深海にいるイカは体内にアンモニアや塩化アンモニウムを含み
浮力を持たせている

サキチィーが回復するのに別のサキさんが役立つのか

465 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 15:08:37.07 0
>>464
     ___
   /|∧_∧|
   ||. (・ω・`|
   ||oと.  U|
   || |(__)J|
   ||/彡 ̄ ガチャ

466 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 15:47:17.91 O
矢口の結婚祝いのおつまみの詰め合わせにエイヒレ入ってたな
エイの体内に含まれるアンモニアを摂取するために常食してるんだな

467 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 16:04:19.19 0
>>465そっちじゃねぇよwww

468 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 18:55:20.83 O
にょんにょんするにょん

469 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 19:35:09.99 0
453のつづき

流石ナカサキ博士だにょん!
ワガママな にょんのリクエストに一週間も待たないうちに応じてくれたにょん
今 カニョン探偵事務所では チャイナ・タウンの黒髪の美少女リー・ホー・サヤシが
彼女自身の手によって調達された「"怪物捕獲作戦"用の道具」の取り扱い方の説明を
してくれているところだにょん
「今回のはぶち凄いんよ ナカサキ博士も張りきったようじゃね
何と一擦りで九連発もする海鼠銃じゃ 八でも十でもなく九連発の理由は特にナインよ
名前もものごっついんじゃ『海鼠銃/速射9(ナマコ・ガン/ソクシャク)』言うんよ
使い方はノーマルの海鼠銃と変わらん カニョンさんならすぐモノに出来るじゃろ
あんたの注文通り 弾丸に強力な睡眠薬を混ぜてあるけえ 相手を眠らせたかったら 口の中に
突っ込んでから 間髪入れずに"速射9(ソクシャク)"したらええ 勢い良過ぎて 喰らった相手が
"戻してしまう"かもしれん こっちも "貰わん"ように御用心じゃね」
にょんの横で聞いていたチャチャも「スゴーイ!」とか「ホホー!」とか「カワイイッー!」
とか リー・ホーの上手な説明に感心しきりだにょん
クールなリー・ホーもいつになく興奮しているようだにょん










470 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 19:36:22.21 0
469のつづき

「でも本当に凄いんは もう一個の道具の方じゃ これを造るのに今回どれだけのナマコが
使われたのか分からん それもジョウモノのクロナマコじゃ カニョンさん あんた これを本当に
自分で買いんしゃったん?」
「全部ナカサキ・チャン氏のプレゼントにょん」
「へえー それは羨ましいねえ!」
「サヤシ 続けるにょん」
「うん ほうじゃね… カニョンさん ちょっとこれを背負ってみんしゃい」
にょんがランドセルのように背負ったそれには にょんの背丈程の
海鼠銃が二本逆さに備え付けらていて まるで「天使の羽根」のように見えたにょん
チャチャ・ルルーも
「カニョンちゃんが天使になった!」
と言って はしゃいでいるにょん
「こいつの名前は『海鼠JET/濃いのPYUING ピュー!(ナマコ・ジェット/
コイノピューイング ピュー!)」じゃ こっちは使い方がちょっと難しいんよ
ウチが詳しく説明するけえ ようく聞いときんしゃいよ」
リー・ホーの言う通り 『海鼠JET/濃いのPYUING ピュー!』は取り扱いが厄介なシロモノ
だったにょん 短距離走者のように腕振りしながら 背にした左右の海鼠銃を肘でしごいて
『濃ーいのPYUING!』と唄うと センサーが反応して二本の海鼠銃から"ピュー!"と
濃厚な弾丸が噴射されるにょん そしてその反動で背負っている人間をロケットの如く
飛ばすという"ハードルの高い"スグレモノだにょん
『濃ーいのPYUING!』と唄わなければならないのは
「誤作動防止の為」との事で ちゃんとした理由があったにょん
けれども こういうのを 造った人間のセンスに合わせなくちゃいけないのが
アーティストのツライところだにょん


471 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 19:37:08.18 0
470のつづき

「どうじゃ?カニョンさん 気に入ったじゃろ?」
「大体は満足にょん」
「大体って まだ何かリクエストがあるん?」
「この『海鼠JET/濃いのPYUING ピュー!』は何で"BLACK version"なのかにょん!
天使の羽根は昔から"WHITE"って決まっているにょん!」
「そんな事言われてもねえ…原材料がクロナマコだし…それに"JET"には"漆黒"って言う意味も
あるんよ」
ここで駄々をこねても拉致があかないから サヤシには帰ってもらったにょん
仕方なく にょんは「天使の羽根」に白いペンキを自分で塗る事にしたにょん
絵を描くのも好きなチャチャが この"塗装"に付き合ってくれたにょん
「でもカニョンちゃん 黒い羽根の天使だっているんさー」
「"黒の天使"なんて にょんは見た事も聞いた事もないにょん」
「ドラクロワの『天使とヤコブの闘い』に描かれている天使の羽根は真っ黒なんさー」
「…ああ その絵なら最近観たにょん」
「ええー!『オノレセー美術館』に行ったの?スゴーイ!エラーイ!」
「素敵なところだったにょん 真っ白い壁に黒い斑点が絶妙なアクセントになっていたにょん」
「ん?んんっ?本当に『オノレセー美術館』に行ったの?」
「行ったにょん!嘘じゃないにょん!」
「怪しいなー 『オノレセー美術館』は 真っ白な壁が有名で 黒い斑点なんてデザインされて
ないんさー!」
「………」
チャチャの一言に にょんの"探偵の勘"がピクリと反応したにょん
「ああーっ!! ちょっとペンキ 垂れてるー!」
…やってしまったにょん にょんの持っていたハケから白のペンキがポタポタと垂れて
チャチャの焦げ茶色のブーツを汚してしまったにょん…
「すまなかったにょん!ちょっとボーッとしてしまったにょん!」
「もうーっ!! お気に入りのブーツだったのにー!」
あの"怪物"を捕まえて ナカサキ博士からたっぷりと報酬を受け取ったら
にょんが新しいブーツを買ってあげるにょん
だからチャチャ・ルルー そんなに落ち込むのはやめるにょん

472 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 20:54:08.48 0
小説面白いなあ

妙なスレがあったが、ゆうかりんのバナジウムネタって何が由来なんだろう?
なお、これも海産生物のホヤの仲間にはバナジウムが含まれるものもいる

473 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 21:06:59.27 0
昨日の生スマでゆうかりんが飲んでたのがバナジウム天然水

474 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 21:13:40.98 0
にょんにょんにょんにょんにょんにょんにょんにょん 福田の大親分

475 :名無し募集中。。。:2011/06/17(金) 22:32:31.55 O
バナジウムゆうか

476 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 00:16:45.38 O
まだまだ続けにょん

477 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 00:25:04.61 0
小説が続いているのに意見言っちゃって申し訳ないが
1ヶ月後くらいにバナジウムボヤゆうかりんが登場する小説が読めたらなあと願う
http://www3.kmu.ac.jp/butsuri/student04/SH3.htm

478 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 00:37:33.26 O
クリクラ桜組みたいになったりしてにょん

479 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 01:33:03.51 O
リ偽´∀`l|<おやすにょん

480 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 02:23:20.91 O
誰だにょん誰だにょん

481 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 03:36:50.13 0
471のつづき

「果報は寝て待て」とは良く言ったものだにょん
獲物は向こうから 網に引っ掛かってきたにょん
と言っても 掛かったのは "怪物"じゃなく その"怪物に襲われた被害者"の方だったにょん
「明日 例の事件の被害者 ミズキ・ダンチズマンが うちの研究所に運ばれてくるんだが
カニョン君も会ってみないか?」
と ナカサキ博士から電話が掛かってきたのは にょんが
チャチャのお気に入りのブーツを汚した日の夜の事だったにょん
その翌日 『オノレセー美術館』に立ち寄り 人目につかない隙を見て 例の壁の黒い斑点の
部分を少し削って 小さなチャック付きポリ袋に入れて ポケットにしまい込んだにょん
これを ナカサキ博士に調べて貰えば 何か有益な情報が得られるかもしれないにょん
nksk研究所に着いたのは お昼休みも終わる頃だったにょん
「おお 来たね!」
「ナカサキ博士 にょんのリクエストに早速応えてくれて有難うございますにょん」
「どうだった?役に立ちそう?」
「今度は にょんが博士のリクエストに応える番だにょん」
「参ったね 全く頼もしいぜよ!カニョン君に依頼して本当によかった 楽しいもん!」
「で ミセス・ダンチズマンは?」
「そうそう大変なんすよ カニョン君 彼女は今"タイヘンなヘンタイ"状態なんすよ!ははっ!」
お昼から この博士の相手はもたれるにょん





482 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 03:38:59.67 0
481のつづき

「何でもあの事件以来 ひどい禁断症状が出てしまってね 『身体が疼く』んだってさ
ったくケシカランよ!『…会いたいだけ 会いたいだけ この場で即抱きしめて 嗚呼 すごいよ
すごいわ…』なんて安物の流行歌みたいなセリフを壊れたレコードみたいにブツブツと
繰り返しているんだよ ある大学病院まで連れていって治療を施しても
まるっきり効果なしでさ このナカサキのとこに運ばれてきたってわけ」
「ナカサキ博士は独自の治療法で重度の薬物中毒者を完治させた事があるって
聞いた事があるにょん」
「それは本当です まさに"過去の栄光"だ! しかし どこで何が役に立つか分からんもんですな
だって この人 ナカサキの心を一瞬で奪ってしまった女優さんですよ!」
「そして この事件の鍵を握る重要人物だにょん」
「そう怪物のナニを握っただけにってね!…ん? あ いや 彼女には こっちに座って貰ってます
ちょっと無理矢理 お行儀良くして貰ってるけどね…」
博士に連れられて にょんが目にしたのは まさにあの盗撮映像に写っていた主演女優その人
だったにょん 彼女は顔色も青ざめ 目の下にはきつい隈をつくって 博士の言った通りのセリフを
ブツブツと繰り返していたにょん その姿は薬物中毒者そっくり そして今から
電流で始末される死刑囚のように 両手両足を拘束されて 医療用のリクライニングチェアに
座らせられていたにょん
椅子の側のマシンの前では ナカサキ博士の例の二人の助手が施術の開始を待っていたにょん
二人の装着しているヘッドセットが場の空気に緊張感を与えていたにょん
博士もヘッドセットを付けながら にょんに話しかけてくるにょん
「うちのはちょっと荒療治 でも効果はテキメン ナカサキ赤面」
助手のチサ・パイがミセス・ダンチズマンにもヘッドセットを装着させたにょん



483 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 03:40:08.06 0
482のつづき

「準備はnksk?」と博士
「チャー」と助手達
もう一人の助手のマイ・ネーサンがPCのマウスをクリックすると
(…WIIN WIIN WIIN WIIN WIIN WIIN WIIN CHANCHARACHANCHA…)
と エキゾチックな音楽が流れ始めたにょん すると 博士と助手の三人はグルグルと
ミズキ・ダンチズマンの周りを池の鯉のように廻りながら 踊り始めたにょん
「カニョン君 ようく見ておきたまえ!これがnksk研究所名物『"SHOCK"療法』だっ!!」
(JA JA JAJA JA!!)
『もう そろそろ いい加減に 吹っ切らなければ 新しい 恋なんてさー あり得ないない』
『チャー』
ナカサキ博士は突然唄い始め 助手の二人は合いの手を打ったにょん
(中略)
『ああ そうだわ 良い男は まだまだ居るから 綺麗に なってやるわー 後悔しなさい』
『チャー』
ナカサキ博士がフルコラーラス 一人で唄い上げた時には
ミセス・ダンチズマンは完全にトランス状態に入っていたにょん
全身をブルブル震わせながら 白目を剥き 開けっ放しの口からは
唾液がダラダラと垂れ流され 股間にはビチャビチャと水溜りをつくっているにょん
「ハアハア ハアハア…フウ これで…彼女 こっちの言う事 なんだって聞いてくれる ハアハア」
乱れる息を整えながら博士は言ったにょん
「失神してるんじゃないのかにょん?」
「違う!催眠状態に入ったの!…ねえ ミズキ君 君はもう私の言いなりだよねえ?」
「あああ 先生! 私 先生の言う事なら何でも聞くわ!」
「ほうらね…じゃあ ミズキ君さ 早速なんだけど ナカサキのオチンチ…」
「やめるにょん!」


484 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 03:40:56.56 0
483のつづき


博士の言葉は嘘ではなかったにょん 『"SHOCK"療法』の効果はテキメン
後から聞いた話では この療法は世界中でもナカサキ博士一人しか出来ない芸当だそうだにょん
何でも 彼の歌声と この曲調が絶妙にブレンドされて生み出される周波数が人を
深い深いトランス状態に導くのだそうだにょん
にょんは 改めて「ナカサキ博士は天才だ!」と思ったにょん
博士がどんな"調教"をしたのかは分からないけれど ミズキ・ダンチズマンは この数日後
nksk研究所から元の平和な日常生活へ無事に戻っていったとの事だにょん
ところで もう一人の被害者 リサコ・ジエンドは幻のイカの下足の味が今も忘れられず
暇を見つけてはグルメツアーに出掛けているそうだにょん まあ 本人もイキイキしている
そうだから わざわざ『"SHOCK"療法』を施す必要もなさそうだにょん



485 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 03:43:25.79 0
484のつづき

本題に戻すにょん
結果的にミズキ・ダンチズマンからは有益な情報が得られたにょん
まず 何故 彼女は事件の真相を語るのを頑なに拒んだのか? それは あの怪物に
「喋ったら もう来ない」と脅されたからだという事だにょん 彼女がどれ程の悦びを
与えられたのかは にょんには想像もつかないけれど 「快楽に溺れる事の恐ろしさ」を
にょんは心底感じたにょん 金品の類は全然手が付けられていなかったのに 怪物は
何を目的にミズキを虜にしたのか? 怪物が持ち出したのは 彼女の夫のPCのデータだった
にょん つまり その中身を引き出す為のパスワード等の情報をミズキは全て教えてしまった
んだにょん 彼女の夫は出世株だったから そのデータの中には夫が勤める警備会社の重要な
データもリンクされていたらしいにょん
彼女達が被害に会った時 彼女達の夫の仕事場は『オノレセー美術館』だった…
そして現在も 彼らは「『天使とヤコブの闘い』展」の警備担当をしている真っ最中…
…との事だにょん
にょんの前に一筋の道が開けたような気がしたにょん
勿論 ポケットに入れておいたチャック付きポリ袋の中身の粉も調べて貰ったにょん
にょんの読み通り 『オノレセー美術館』の黒点の正体は「毒性の高い烏賊墨」だったにょん

サキ・ナノレス もうすぐお前に会えるかもしれないにょん
この街でウロチョロすんのは もう やめるにょん

486 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 08:04:15.53 0
おはにょん

487 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 08:04:32.13 0
イカイカ
にょんにょん

488 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 08:05:58.33 0
こんなスレあったのかにょん
早く教えてくれにょん

489 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 08:10:46.96 O
続くにょん

490 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 09:22:30.36 0
きょうもにょんにょんしてね

491 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 12:01:23.08 0
落ちるにょん

492 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 15:05:22.51 O
さーみしいにょん

493 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 15:32:28.44 0
ミズキ・ダンチズマンが知らない間にデラックス化してて
ビックリしたにょん

494 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 17:38:50.56 0
おっぱいは前からデラックスにょん

495 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 18:04:40.16 O
そのうち今回デラックスした分もおっぱいにデラックスされるにょん
べ、別にうらやましくなんかないにょん

496 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 18:12:40.20 0
フクラム ミズキ クン 14歳…ケシカランにょん

497 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 18:42:06.52 O
にょんにょんするしたくなったにょん

498 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 19:56:31.18 O
二の腕はぷにぷににょん

499 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 20:06:15.12 0
485のつづき

(「気持ちイイのれす!気持ちイイのれす!」)
伸びた十指を巧みに操りながら サキは夜空を飛んでいた
この身体を手に入れてから 手放したものも沢山あった
しかし 別の快楽がそこにはあった
(「サキは新しい御主人様にイイコ イイコして貰えれば もうそれでいいのれす!」)
コドモ・ノ・ユウカが「お前に店の全てを任せる」と言ってくれたのは
本当に嬉しかった
会員制高級クラブ「エッグ・ダンサーズ」の店長就任の喜びを真っ先に伝えたくて…
いや 真っ先に自慢したくて カニョン探偵事務所のドアを初めてノックした
…それが この結果だ!
あいつの寝坊グセのせいで…あいつの遅い出勤を ソファに座り 大人しく待っていたら
いきなり背後から縛り上げられ 目隠しをされ 妙なものを無理矢理飲まされた
それから 自分は誰かのオモチャになった 自分の意思とはまるで関係のない"指図"が
自分をコントロールした まるでコンピューターゲームのキャラクターにでも
なってしまった気分だ
そして 多分 今だって そうなのだ
思考を停止し 誰かの指示に身を委ね "希望"なんていう当てにならないものを
一切捨ててしまう事がこんなに楽な事だとは!
サキは 今の御主人様が導いてくれた「新しい世界」の住民になる決心をした


500 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 20:07:41.72 0
499のつづき

前の主人 コドモ・ノ・ユウカには何の不満もなかったが 彼は堅物過ぎて 毎日が平和過ぎた
今は次に何が起こるのか 全く予想も出来ない日常に楽しさすら覚えている
もう太陽の光は何日も浴びていない 闇の中を黒い肉体で散歩するのが 最近の日課だ
すぐ側にはいなくても どこかで御主人様が自分を見ていてくれるのは感じていた
御主人様の名前は知らない けれど その黒目がちな大きな瞳は 産まれたばかりの
赤ん坊のように澄んでいる…無邪気なのだ 彼女が頭を撫でていてくれさえすれば
「もうどうなっても良い」と感じるくらい サキは彼女の可愛い忠実なペットになった


501 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 20:08:54.65 0
500のつづき

彼女は自分の事を「ちーず」と呼んだ
サキは自分の新しい名前を気に入っていた そして 自分は「ちーず」なのだと
自分自身に言い聞かせた
「今日はちょっとメンドーなお使いだよ ちーずに出来るかなあー?」
(「御主人様の笑顔のためなら何でもしよう」)と ちーずは思った
いつか一度訪れた事のある 真っ白な壁の建物に近づいた
少し待つと 向こうから見覚えのあるコートを着た人物がこっちに向かってくる
(「まずは あいつを眠らせてやればいいんだな…」)
建物の裏口からドアを開けようとする その人物の背後に音もなく近づき
彼の着ているコートに手に掛けると 振り向いた人物から やはり聞き覚えのある
ちょっと鼻にかかった声が響いた
「相変わらずだにょん サキ・ナノレス! その"やり過ぎちゃった変顔"を今すぐやめるにょん!!」

502 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 22:15:52.31 O
やめないのれすー

503 :名無し募集中。。。:2011/06/18(土) 22:44:32.96 O
かなり話が進んでるにょんおつかにょん
ゆっくり読むにょん

504 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 00:08:29.37 O
なんとしてでも海鼠銃の新型の活躍を見届けるにょん

505 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 01:05:11.03 O
やめないでにょん

506 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 04:44:46.29 0
ナマコとイカのエロエロ魚貝小説かと思いきや設定や展開が意外に引き込まれる

507 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 08:47:23.80 O
乙にょん

508 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 08:56:43.77 O
おはにょん

509 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 09:12:31.13 O
悲しい展開が待っているような気がするにょん

510 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 12:17:12.25 O
きっと感動の嵐にょん

511 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 14:35:21.07 O
暇だにょん

512 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 14:57:15.83 0
揉まれにょん
http://s3.amazonaws.com/twitpic/photos/full/324410018.jpg?AWSAccessKeyId=AKIAJF3XCCKACR3QDMOA&Expires=1308463986&Signature=JzckxtRAVZGB2342MujxKakn1GA%3D

513 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 18:47:10.01 0
続きが待ち遠しいにょん

514 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 18:53:59.77 0
>>512
見れないにょん

515 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:01:51.01 O
なのれす

516 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:46:12.20 0
501のつづき 連投開始しますにょん 今回はかなり長めだにょん

「相変わらずだにょん サキ・ナノレス!その"やり過ぎちゃった変顔"を今すぐやめるにょん!!」

「三度目の正直」「仏の顔も三度まで」「三日坊主」………etc
日本の諺はよく分かってるにょん ミズキ・ダンチズマンの御主人様のコートを借り
彼の振りをして 『オノレセー美術館』に通い始めて ちょうど三日目に
"怪物のサキ・ナノレス"は にょんの前に姿を現したにょん
奴がにょんの肩に手を掛けたのは おそらく"ミズキの御主人様"と勘違いしての事だにょん
しかし コートの中から姿を見せたのは 『海鼠銃/速射9(ナマコ・ガン/ソクシャク)』を構え
背中には『海鼠JET/濃いのPYUING ピュー!(ナマコ・ジェット/コイノピューイング ピュー!)』
("WHITE version" 通称「天使の羽根」)を背負った "怪物捕獲作戦"用アイテム フル装備姿の
"アイドル兼しがない私立探偵"カニョン様だったにょん
さて どうなるのかにょん…?
にょんが一番恐れたのは「怪物がそのまま逃げてしまう」事だったにょん
でも良かったにょん 「怪物はにょんを倒す」気でいるらしいにょん
お前らしいにょん サキ・ナノレス ガキンチョの頃からちっとも変わらないにょん
お前のその向こう気の強さは 全く"表彰もの"だにょん




517 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:47:01.24 0
516のつづき

例え相手が"得体の知れない怪物"であろうと "生身の人間"であろうと
戦いの極意はいつも変わらないにょん
にょんが日頃からしたためている戦いの極意書『五輪のニョン』…
…この際だから思い切って暴露するにょん
実はこの『五輪のニョン』は宮本武蔵の『五輪書(ゴリンノショ)』を元にして構成されて
いるにょん しかし武蔵君も見上げた人物だにょん いっその事「スマイレージの新メンバー
募集のオーディション」を受けて『新メン武蔵』を名乗って欲しいものだにょん
にょんの勘では この『五輪書』はいつか世界中で読まれる日が来ると踏んでいるにょん
おっと脱線してしまったにょん 話を戦いの場面に戻すにょん



518 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:48:08.69 0
517のつづき

ー『五輪のニョン』FIREの巻
「一、敵に成るといふニョン
…敵に成るといふは わが身を敵に成り替りて思ふべきといふところにょん」
にょんがもし怪物の立場だったら まずその異様に伸びた十本の指で相手の身動きを封じる為に
両手両足を捕まえてしまうにょん
という事は 相手の間合いに入ったままでは危険だという事だにょん
にょんは前傾姿勢で短距離走者のように腕を振り 肘で背中の海鼠銃を刺激しつつ
「濃ーいのPYUING!」と声高らかに唄い上げたにょん
PYUUUUUUUUUUU!!!!!!
リー・ホー・サヤシの説明通り 逆さまに備え付けられた海鼠銃から濃厚な白い液体が勢い良く
噴射され にょんはロケットのように飛ばされたにょん
これで 怪物との距離は約15メートル…



519 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:49:09.59 0
518のつづき

(「…これなら大丈夫にょん」)とホッとしたのも束の間 怪物の指が"新幹線"のスピードで
こっちに向かって 予想以上に伸びてきたにょん
「もの凄い膨張率だにょん!さては"メイド イン ジャパン"…」
怪物は伸びきった十本全ての指を使って にょんの 両手首 両肘 両足首 そして左右の
「天使の羽根」を捕らえ 更には口の中に無造作に一本 最後に"オシリの御隠居様"にも
一本 強引に突っ込んできたにょん
"オシリの御隠居様"にまで指を入れてきた時に この怪物の正体が(「やっぱりサキ・ナノレスだ!」)とにょんは確信したにょん
「ほぁああ…はぅ…はっ!」
指が小刻みに震えるので にょんは思わず声を漏らしてしまったにょん
(「まずい…手も足も出ない…出そうなのは"御隠居様の高笑い(通称「天使のフルート」)"だけだにょん…」)



520 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:50:08.10 0
519のつづき

まさに絶体絶命 怪物は捕まえたにょんをジリジリと引き寄せてくるにょん
(「多分 あの烏賊墨を吹きつけて にょんを気絶させるつもりだ!」)
にょんは「あの烏賊墨には気をつけた方がイイぜよ みたいなっ ははっ!」という
ナカサキ博士からの忠告を思い出したにょん
この時 怪物との距離は約10メートル…
にょんの背中がブルブルと震えてきたにょん
強がっているわけじゃないにょん!この時点では まだ にょんは"恐怖感"よりも
"快感"の方が断然優っていたのにも関わらず…だにょん
(「あっ!」)
にょんは 改めて「ナカサキ博士は天才だ!」と思ったにょん



521 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:51:33.86 0
520のつづき

ー『五輪のニョン』FIREの巻
「一、崩れを知るといふニョン
…敵の崩るる拍子を得て その間を抜かさぬやうに追ひたつること肝要にょん」
背中の震えの正体は…そう 小刻みに震える"怪物のサキ"の指に刺激され 今にも
"出しちゃいそう"な「天使の羽根」こと『海鼠JET/濃いのPYUING ピュー!』だったにょん!
(「…見えたにょん!勝利のプロセスが!」)
後は にょんの呪文で束縛を解いてやるのみだにょん!
にょんは思いっ切り 口に突っ込まれたイカの下足を噛みちぎったにょん
本当はもうちょっとしゃぶっていたいのを我慢して ペッと口の中の残留物も吐き出すと
「キューッ!」と怪物は悲鳴を上げたにょん
その刹那 素早く前傾姿勢になったにょんは宇宙の果てに向かって叫ぶように唄ったにょん!!
「濃ーいのーPYUING!!!!!」
PYUUUUUUUUUUU!!!!!! PYUUUUUUUUUUU!!!!!! PYUUUUUUUUUUU!!!!!! PYU!PYU!
我慢していた分も加味されて 背中の海鼠JETはさっきの何倍ものスピードで
にょんの身体もろとも怪物に向かって飛ばしたにょん!
「バカアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!」
にょんの渾身の体当たりで "怪物のサキ"は吹っ飛び ドサっと仰向けに倒れた後 十指は
元の長さに収縮し(この時 "オシリの御隠居様"からも指がスポッと抜けて にょんの「あっ」と
いう微かな声が漏れたにょん) 大口を開けて伸びているにょん!
因みに この体当たりも日頃のウエイトアップの成果だったにょん
『エッグ・ダンサーズ』で踊っていた頃の『シュッとしたカニョン』だったら
ここまでの破壊力はなかったにょん



522 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:52:27.19 0
521のつづき

にょんは伸びている"怪物のサキ"に向かって叫んだにょん
「"怪物のサキ・ナノレス"敗れたり!これがフィニッシュだにょん!」
にょんは駆け足で 伸びているサキの怪物に近づき リー・ホー・サヤシの教え通り
その口の中に『海鼠銃/速射9』を突っ込んで 間髪入れずに夢中で九擦りしたにょん
合計八十一連発の白い粘着液がドクドクと怪物の体内に飲み込まれていく感触が
『海鼠銃/速射9』を持つ手にしっかりと伝わってきたにょん
『海鼠銃/速射9』の瞬く間の八十一連射が終わると…
…怪物の動きがピタッと止まって…
その数秒後 怪物の全身はブルブルと痙攣し出し…
一瞬の沈黙があって…



523 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:53:20.54 0
522のつづき

突然 "怪物のサキ"は身体中の穴という穴から黒い液体を間欠泉のように
にょんもよけきれない程の勢いでドバーッと81た(吐いた)にょん
結果 にょんの全身も真っ黒に…せっかくの「天使の羽根」も"BLACK version"へ元通りに
なってしまったにょん
もう液も出尽くしたと思われる頃 怪物の口から20センチ程の"黒い一物"がポトリと
吐き出されたにょん
"黒い一物"は烏賊そっくりの姿だったにょん
(「これが今回の事件の元凶かにょん?」)
にょんの"探偵の勘"がそう訴えかけてきたにょん
にょんは胸にその"黒い一物"をしまい込んだにょん



524 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:54:07.34 0
523のつづき

それからは まるで御伽噺を見ているようだったにょん
魔法が解けたように 怪物の表皮はドロドロと溶け出し やがて その中から
"人間のサキ・ナノレス"が姿を現したにょん
にょんは元に戻ったサキ・ナノレスを両膝をついて上半身だけ抱き起こしたにょん
咳き込むサキが今にも泣き出しそうな顔をして 力のない声で喋り出したにょん
「ゴホッ ゴホッ…ひ ひどいのれす …気を失っている間に 口に突っ込んで発射するなんて…
…卑怯なのれす…」
「サキ!大丈夫かにょん!」
「…ツラかったのれす…カニョン…早く助け出して欲しかったのれす…」
「悪かったにょん!悪かったにょん!」
何故だか急に堪らなくなったにょん…にょんはサキをギュッと抱き締めたにょん



525 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 21:55:07.43 0
524のつづき

「ゴホッ ゴホッ…ウフフフ…カニョン…知らない内にずいぶん太ったれすねー…ンフフフ…」
「サキ やめるにょん!今喋るのは身体に毒だにょん!」
「…はい…これを…カニョンに渡したかったのれす…ゴホッ ゴホッ」
と サキは にょんの目の前に力なく右手の拳を差し出したにょん
いつ取り出したのか そこには黒く濡れてグチャグチャになった一枚の紙が握られていたにょん
「…『エッグ・ダンサーズ』リニューアルオープン記念パーティー 招待状…」
にょんは ほとんど消えかかっていた紙の文字を目を凝らして読み上げたにょん
「直接渡したかったのれす…大切な日だったから…」
「もう良いにょん! 必ず行くにょん! だから しっかりするにょん!」
「カニョン…今日はすっごく寒いれすねえ…」
サキの顔が真っ青なのが 夜空の下でも良く分かったにょん



526 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 22:05:02.75 0
525のつづき

…やり過ぎた…にょん
"怪物のサキ"と思って喰らわせた睡眠薬の量は"人間のサキ"には明らかに多過ぎたにょん
「…ねえ カニョン…サキはキョーレツに眠いのれす…このまま眠ってしまったら…
…二度と"オッハー"出来ないかもしれない…」
「サキ!サキ!寝ちゃ駄目だにょん!」
「カニョン…カニョンの方こそ…寝坊しちゃあ…いけないのれす…ウフフフ…」
サキはうわ言のようにそう呟くにょん
「サキ!笑うにょん!ガキンチョの頃 みんなで撮った『変顔の写真』を 思い出して笑うにょん!」
サキは無理に笑顔をつくって見せたにょん
それは "あの頃の"とちっとも変わらない笑顔…だったにょん
「そうだにょん!その顔がサキにはお似合いだにょん!」
(「救急車!」)と思った時 不意に眩暈がしたにょん
にょんはリー・ホー・サヤシのアドバイスを勘違いしていたにょん!
彼女が「貰わんように」と言ったのは「釣られないように」という意味じゃなく
「撃った本人も海鼠銃の弾丸を浴びないように」という意味だったんだにょん
まずいにょん! 二人共 ここでぶっ倒れてしまったままだったら…
…どうなるにょん?



527 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 22:07:34.37 0
526のつづき これが今回の投稿のラスト(物語はあと少し続きます…にょん)

…だけど 世の中まだまだ捨てたもんじゃなかったにょん
この後すぐに"善意の通報者"のおかげで救急車が手配され 二人は一命を取り留めたにょん

薄れゆく意識の中で にょんはコツコツと遠ざかる足音を聞いたにょん
おそらく その足音の主が"善意の通報者"…
視力の良さが御自慢のにょんの目にその人物の足元だけがハッキリと映ったにょん

ねえ 神様…にょんをそんなに苦しめるのは…やめるにょん…

528 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 22:09:06.87 0
おつかにょん!
ゆっくり読むにょん

529 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 22:10:11.67 0
はい 長々とすいませんでした
お待ちいただいた方 お待たせしました
最後(だと思う)は あと ちょっとだけ時間をください…にょん


530 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 22:30:04.48 O
大量更新おつかにょ〜ん

531 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 22:47:08.87 O
楽しみに待ってるにょん

532 :名無し募集中。。。:2011/06/19(日) 23:21:48.93 0
新メン武蔵まで絡めてくるとは博識なのかバガボンドヲタなのか
とりあえず天才にょん

533 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 03:04:08.04 0
リアル作家わろたにょん

534 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 05:30:28.23 0
おはにょん

535 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 06:45:48.51 O
ぐっもーにょん

536 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 10:46:26.78 O
2人が助かったのは安心したにょん
でもやっぱりかにょんが悲しい思いをしそうな結末だにょん><

それはそうと、‘ご隠居様’というワード最高にょん

537 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 11:17:34.24 0
花音はアジアのパピニョン

538 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 11:29:03.51 O
おぼっちゃまくんの「見て肛門」という茶魔語を思い出したにょん

539 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 14:09:51.49 O
あげるにょん

540 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 16:14:24.72 O
やめないでにょん

541 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 18:12:59.39 0
さーみしいにょん

542 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 18:16:20.27 0
もっとにょんにょんして

543 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:11:33.05 O
にょんにょん

544 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:13:06.72 0
527のつづき 連投開始しますにょん いよいよエンディングを迎えます…にょん

ねえ 神様…カニョンをそんなに苦しめるのは…やめるにょん

(「前章の最後のフレーズは「にょん」よりも「カニョン」と書いた方が
"キザさ"が増したにょん… 少し慌てて"出しちゃった"にょん…」)
とか何とか クダラナイ思考遊戯をしながら にょんは時間を持て余していたにょん

その朝 いつもとは違い 朝寝坊しないで 誰よりも早く事務所のドアを開き
そうして いつもは先に出勤している秘書のチャチャ・ルルーの仁王立ちしている姿もなく…
にょんは今回の事件を引き起こした犯人…いや容疑者…いや重要参考人がドアを開くのを
唯ひたすらに待っていたにょん
"善意の通報者"が履いていたのは『白いペンキで汚れた焦げ茶色のブーツ』だった…
サキ・ナノレスに彼女の写真を見せた時 サキは「"御主人様"に間違いない」と呟いた…
この二つの証拠が揃っていて 彼女は一体どんな言い訳をするのだろうかにょん?
そして 今目の前に置かれている箱の中に入っている例の"黒い一物" これを彼女にいきなり
見せたら 彼女はその時 どんな反応を示すのだろうかにょん?
ナカサキ博士に この"黒い一物"を見せた時 彼はツヤツヤと黒光りするこれを
マジマジと見つめながら
「こんなの生まれて初めて見た…」
と「Mouth Pussy(<CENSORED>)」の異名を持つ大きな口をアングリさせて
茫然としていたけれど あの 少女がそのまま大人になってしまったような彼女が
これを見たら…まるで想像がつかないにょん





545 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:14:24.70 0
544のつづき

定刻の出勤時間の二十分程前に 漸く事務所のドアが開いたにょん
そこには いつもと何にも変わらないチャチャ・ルルーの姿が…
「お早う チャチャ・ルルー!」
「おお!カニョンちゃん!もう大丈夫なの?まだ ちょっと顔色が悪いみたい…」
「おかげ様で…」
チャチャの足元を見たにょん 彼女はまだ『白いペンキで汚れた焦げ茶色のブーツ』を
履いていたにょん
「チャチャはずっと履いているにょん?そのブーツ?」
「そうだよ だって ここの給料じゃ 新しいの買えないじゃん!」
にょんは 覚悟を決めたにょん チャチャに例の箱を差し出したにょん
「あっ そうそう忘れていたにょん!今日は君にプレゼントを持ってきたにょん!
さあ これを開けてみて…」
「ええー!スゴーイ!珍しい事もあるもんだ!」
チャチャは疑う気配すら微塵も見せず 箱を受け取り 包装紙を剥がしたにょん





546 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:15:32.07 0
545のつづき

「フフウン…ヘエー…何が出るかな 何が出るかな…アッ!!」
今回だけは にょんの"探偵の勘"は外れて欲しかったにょん…
「"とらのすけ"…可哀想に…」
「…にょん!?…"とらのすけ"…って猫じゃなかったのかにょん?イカ墨が大好物の…」
「"とらのすけ"が猫だなんて チャチャは一度も言った事ないんさー」
「じゃあ そいつは一体何者だにょん?」
「知らないの?流行りのオモチャなんさー 子供じゃ買えない"大人のオモチャ"」
「にょんはそんなもの見た事も聞いた事もないにょん!」
「ああ ここじゃ売ってなかったんだ!正式名は…まあ言っても通じないと思うんさ
多分方言だから…だから チャチャはこれに勝手に覚えたての英語の名前をつけてあげたんさー
"伝達とか感染"っていう意味の『transmission(トランスミッション)』と 形が似ているから
イカの意味の『squid(スキッド)』 この二つを合わせましてー『TRANSQUID(トランスキッド)』
でも そのままじゃ可愛くないからー『とらのすけ』!! …チャチャは これを思いついた時
自分が天才じゃないかと思いましたっ!バイバイ!」
「ちょ ちょっと待つにょん!バイバイって言えば、何でも丸く収まると思ったら
大間違いだにょん!」





547 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:16:38.66 0
546のつづき

「ええー!だからあー "とらのすけ"を呑み込むと"とらのすけの怪獣"に変身するんさー
それで『飛びっ子ピコピコ』っていうコントローラー…アッ これもチャチャが名付け親なんさ
正式名は方言だから…」
「その『飛びっ子ピコピコ』でどうするにょん?」
「ううん?ああー そう コントローラー『飛びっ子ピコピコ』で指示を出すと 怪獣は何でも
言う事を聞いてくれるようになるんさー それに怪獣はイカ墨を飲めば飲む程強くなって
いくんさー でも子供には買えないの "大人のオモチャ"だから…」
にょんには チャチャの目が嘘を吐いてるようには見えなかったにょん
「あのナカサキ博士が『こんなの生まれて初めて見た』って言ってたにょん 『もし これを
譲ってくれるなら それなりの報酬も出す』とも…」
「別に良いよ だって それ もう壊れてるもん!カニョンちゃんが無理矢理吐かせたから…」
犯人はこちらが拍子抜けする程 アッサリと口を割ったにょん
でも そのあまりの無邪気さに この時 にょんは無性に腹が立ってきたにょん!
「チャチャはサキをあんな姿にまでしてしまって どうするつもりだったにょん!
万が一 元通りの姿に戻らなかったら…君はそれでも平気でいられたのかにょん!」
にょんは初めてチャチャに怒鳴り声を上げたにょん!
「ああ…それはね 簡単なんさー ブドウでもイチゴでもイカ墨以外の食べ物を食べさせれば
拒否反応が出て "とらのすけ"も吐いてしまうんさー そうすれば簡単に元通り…」
「えっ?それだけ…?」
「そう シンプル イズ ベスト!」
(「サキ・ナノレスにはこの事を秘密にしておくにょん…」)



548 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:18:04.02 0
547のつづき

にょんは会話を進めたにょん
「…まあ それなら良い…という事にするにょん…でも君はその怪物を操って美術館の絵画を
盗もうとしたにょん!それは…とっても悪い事だにょん!」
「どうしても欲しかったんさー!だって レンブラント・ファン・レインにギュスターブ・ドレ
ヴシェーヌ・ドラクロワにアレクサンドル・ルイ・ルロワール おまけにポール・ゴーギャン…
チャチャの好きな画家さんばっかり 一度に手に入れられる機会なんて滅多にないんだもん…」
「そんな理屈が通る訳ないにょん!」
「だってさー! この星は汚いものばかり…」
「チャチャが潔癖性なのは よく知ってるにょん」
「でも芸術作品だけは美しかった…だから どうしても持ち帰りたかったんさー
この星のお土産に…」
「それじゃあ まるで"観光地の絵葉書"だにょん!…にょん!?…チャチャ 君 今何て言ったにょん?」
「だからさあー "芸術作品だけは美しかった"…って」
「違うにょん!違うにょん!その後だにょん!」
「うん?ああ…"この星のお土産に"って言った」
「ほ 星…国じゃなくて?」
「ああー! まだ言ってなかったけー?チャチャは違う星から来たんさー 着くまで五ヶ月
掛かった!5ヶ月って長い…」
「やめるにょん!そのフレーズは悪用される危険があるにょん」
「…………」
「にょんが悪かったにょん!チャチャ続けて…」





549 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:19:05.96 0
548のつづき

そうやって真相を聞いてみると 今までチャチャ・ルルーに対して感じていた違和感みたいなものの原因が漸く分かったような気がしたにょん それは 彼女がいつも星空を懐かしそうに眺めていた姿の訳も含めて…
一通りの会話が終わると にょんは何故かとてもホッとした気分になったにょん
これが全て事実なら にょんが いざチャチャ・ルルーを警察に突き出したとしても
にょんの方が病院の別の科に再入院させられる事は間違いないにょん
そのぐらい 真実は"荒唐無稽のシロモノ"だったにょん
「…あの夜のカニョンちゃんとちーずの姿は まるでホンモノの『天使とヤコブの闘い』を
見ているみたいだった チャチャは感動したんさ これまで 地球で見てきた どんな
芸術作品…ううん違う どんな光景よりも美しかった!チャチャはイイモノを見たっ!」
「…………」
次の言葉が見つかるまで かなりの時間が掛かったにょん
「チャチャ…もう にょんは君の事を責めたりしないにょん だけど それには一つだけ条件が
あるにょん」





550 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:20:03.69 0
549のつづき

数日後 念願の"美術館デート"がやっと実現したにょん
その日の事をにょんは一生の"お宝"にするつもりだにょん
デートの日の夜 二人はその足で サキ・ナノレスが仕切る『エッグ・ダンサーズ』の
リニューアルパーティーに顔を出したにょん
チャチャの顔を見たサキは
「お懐かしいのれす…」
と言って 何故か目に涙を浮かべていたにょん
その理由は…まあイーカ…人の心とは簡単に納得のイカないものだにょん
その夜 そこにコドモ・ノ・ユウカも合流して マノ・ピアノの伴奏でイン ザ モーニングまで
踊り明かし 唄い明かし そして 飲み明かしたにょん





551 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:22:56.63 0
550のつづき

振り返れば とっても複雑な事件だったような気もするにょん だけど 突き詰めたところ
幼馴染の三人が 宇宙からやって来た一人の女の子の"無邪気な悪戯"に振り回され
最終的には三人共 彼女の "虜"になってしまった…
そんな どこにでもあるような他愛のない出来事だったような気もするにょん

それに…
気が遠くなるぐらい広い広い この宇宙の片隅で お互いの引力に導かれ合い 折角こうして
集まった"似た者同士"なのだからこんな事でお別れしてしまうのは"アホちゃん"と
いうものだにょん
「類は友を呼ぶ」…カニョンの今一番のお気に入りのフレーズだにょん

これが今回の依頼の大体の報告だにょん もうこの事件について これ以上語るのは
やめるにょん


FIN

552 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:37:15.69 0
以上が この物語の全てですにょん
今回は『カニョン探偵事務所/TRANSQUID』というタイトルも一応付けておきます
(前回は『カニョン探偵事務所/海鼠銃』…かな)
作者のイメージするテーマ曲は勿論…「恋にBOOING ブー!」です!
(前回は「夢見る15歳(Pax Japonika Groove Remix)」…かな)
今回は量が多すぎるので早読みアンカーは無くても良いんじゃないかと…
399番から始まり 551番でフィナーレです…にょん

最後までお付き合い頂き 本当に有難うございました
作者自身 なかなかスリリングな一週間を送らせて貰いました
取り敢えず 最後まで書けて ホッとしているのが今の正直な心境です…にょん



553 :名無し募集中。。。:2011/06/20(月) 19:46:46.08 O
おつかにょん

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