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【いつも大騒ぎ】ベリーズ家に下宿することになった 6号室【ときどき規制】
1 :
名無し募集中。。。
:2011/01/23(日) 21:42:24.68 0
前スレ
【管理人指数】ベリーズ家に下宿することになった 5.2号室【上昇中】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1294583603/
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/morningcoffee/1294583603/
(ミラー)
◆避難所
ベリーズ家に下宿することになった 屋根裏物置
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1290435272/
参考画像
http://hellokids.info/cgi-bin/greentea/img/kids3_4438.jpg
http://pai.gotdns.com/img/opa01000.jpg
34 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 01:27:58.12 0
|ω・) 前に「設定はどうなの」とか聞いてた者です
とりあえず最初の2話分だけ書いてみました
主人公がいきなり大学生じゃなくて申し訳ないんですが…
|ω・) …続けても大丈夫でしょうか?大丈夫なら、ある程度続けてみようと思っているんですが…
35 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 03:29:46.46 0
夜中の人と(´・ω・)の人乙乙
36 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 07:16:17.64 0
乙
37 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 08:24:12.11 O
>>23
乙です
ついに告白まで行ったか〜
大胆な話が書けてうらやましい
自分がチキンなだけかなw
次回も期待してます
>>34
ついに始まりましたね
まだ展開が全く読めないのでどんどん書いて欲しいですw
38 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 12:03:00.54 P
さあ盛り上がってまいりました
39 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 15:40:27.09 O
从//∇//)<言っちゃった…
40 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 19:10:45.97 O
川´; _ ;リ<泣いちゃいマシタ
41 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 19:30:56.26 O
ノノl∂_∂'ル<ふんっ…
42 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 20:59:53.10 O
>>5
Chinami's side
あ! が例によって家賃の支払いが遅れて佐紀ちゃんに怒られてる。
と言うことは明日は…佐紀ちゃんと遊びに行けるもんに!
いつも忙しい佐紀ちゃんだけど、ベリーズ荘のおきてに従って が家事をやらなくちゃいけない時だけヒマが出来るんだよね〜♪
先月は2人で買い物に行ってその前は水族館。
楽しかったなあ。
明日はどこに連れて行っちゃおうかな。
そう言えば最初は の家事の腕前を心配して佐紀ちゃんが付きっきりだったんだよね。
それが2回目の時は が前もって私に"もう俺は大丈夫だから佐紀ちゃんを多少強引にでも遊びに連れてっちゃってよ"って言って来たんだっけ。
佐紀ちゃんがいると掃除に色々ダメ出しされたりしてうるさいのかな?
よく分かんないけど私的には大歓迎!
だっていつも佐紀ちゃんは忙しいから全然一緒に出かけられないもんに。
私は料理の達人だから料理の手伝いはできるんだけど、佐紀ちゃんと桃以外には"やらなくていい!"って止められる事が多いような気がする…。何でだろ?
43 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 21:03:36.88 O
Miyabi's side
明日はまたあいつが家事をやらされるんだ。
一斉清掃の日に重なるなんて運悪すぎw。
よし!明日の朝は…。
「ねぇ佐紀。明日の朝ご飯は私に作らせてくれない?」
「ふぉえ?どうしたのみや?そんな事言うの珍しいデスね。」
「たまには料理しないと腕がなまっちゃうからさ。ここに住んでると余りする機会がないんだもん。いいでしょ?」
「まあみやになら任せられるからいいデスけど…。じゃあ私は一斉清掃の方をがんばろうカナ。」
「そっちの方は俺1人で平気だよ。前にもしてるから勝手は分かってるし、どこの家も1人参加でしょ?」
「…デモ…」
「それに管理人さんが行くとラーメン屋の店員さんががっついて来て掃除がはかどらないんじゃない?w」
「あああのカタコトの人ねwそう言う事なら明日は私のご飯が出来るまでゆっくり寝てれば?」
佐紀はなんとか納得したみたい。
さあて明日はがんばろう。
朝ご飯のおかずはエビフライで決まり!
44 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 21:09:24.68 O
Saki's side
昨日は学生さんたらまたお家賃が遅れるなんて、なぜなんだろう?
学生さんの性格を考えても納得いかない気がしマス。
しかも遅れると言っても期限の2日後くらいにはきっちり払ってくれるし、遅れる理由もその場しのぎみたいな物ばかり。
よくわからないなあ…。
ところで今朝は久しぶりにゆっくり寝ていられマシタ。
町内会のお掃除がある日は特に早起きしなくちゃいけないはずなのに、学生さんの罰とみやの気まぐれのおかげでのんびり。
昨日はちょっとだけ夜更かししちゃったカモ。
みやの作った朝ご飯(エビフライ山盛り!)を食べたところで千奈美が遊びに行こうと誘って来マシタ。
「ねえ〜一緒にお出かけしようよぉ!」
「でもお掃除もあるし、今日はお休みでみんな家にいるだろうから、お昼の支度も…」
「佐紀〜この山盛りエビフライが見えないの?w
お昼ご飯も任せておいてよ!それに掃除の方は がやらなきゃいけないでしょ」
「そうデシタ…でもお昼までみやに頼むのは悪いよ…私のお仕事なんだし。」
「久しぶりに料理するとやっぱり楽しいんだ♪
佐紀が家にいようが私作っちゃうからねw」
「みやは私と同じくらい料理できるから大丈夫
45 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 21:12:01.41 O
「みやは私と同じくらい料理できるから大丈夫だって〜
の方はだらしないから罰を受けて当然だもんに
今日は遊園地に行こ!」
千奈美に押し切られて出かける事になっちゃった。
なんかみやに悪いような…。
千奈美の言うようにだらしのない学生さんは、しっかり働いて当然デスけどね。
ベリーズ荘の鉄の掟デスから。
でも学生さん、なぜなんだろ。
(つづく)
途中で切れた…
46 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 22:04:11.24 0
管理人さんのラーメン食べてきたよ
ジャングルにも程があるよ
47 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 22:11:08.66 0
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1378111.jpg_gakJorlBgcZzyKVb3rAi/www.dotup.org1378111.jpg
48 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 22:24:36.97 O
州#‘ -‘リ <主人を呼ぶゆ!
ババーン!
从;´∇`)<菅原梨山(すがはらりーざん)!
州#‘ -‘リ <ナムプラは3級品でむせるくらいだし
野菜は農薬漬けでいがらっぽい
ピーナッツバターの使いすぎでまるでシロップだゆ
おまけにこの麺 Berryzをたくさん使ったと見せかけるために赤く着色してるゆ?w
49 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 22:40:57.23 0
川*^∇^)||<苦情は全て管理人さんへ
50 :
名無し募集中。。。
:2011/01/24(月) 23:43:55.37 0
なんかいっぱいきててうれしい
51 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 00:16:16.78 0
なんかスレいっぱい立ってるな
作者さん今夜はここまでか
52 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:52:26.08 0
>>22
より
「ちょっと〜!早く!こっちこっち!!」
「分かった、分かったから」
まだまだ寒い日が続く中、僕らは遊園地に来ていた
ジェットコースターに乗ってはギャーギャー騒ぎ、
お化け屋敷に入ってはギャーギャー騒ぎ……
一緒にいるこっちが疲れるけどそれもまたいいかな、と思う
「もう!遅ぉ〜い!!」
いつの間にか僕の目の前に来た彼女はすかさず僕の手を取る
「あっち空いてるからダッシュしよ!」
無邪気にはしゃいでるけど心なしか顔が赤いのは繋いだ手のせい?
「楽しいな」
「うん」
こちらを振り向かずに答える彼女が愛おしかった
なんでこんなことになっているかと言うと、話は少し前に遡る…
53 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:53:22.43 0
千奈美から突然告白をされて若干混乱気味の僕は、急いで千奈美を追いかけていた
千奈美の部屋の前に立つ
ふーっと一つ、深呼吸
コンコン……
「千奈美?」
………返事はない
コンコン………
「千奈美?入るよ?」
ガチャ…
ドアを開けると千奈美は机に突っ伏していた
僕が入って来ても微動だにせず、しゃべる気配もない
54 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:54:04.57 0
ドアを閉めて、もう一度ふーっと深呼吸
「千奈美…、そのままでいいから聞いて欲しいな」
「まず…、どっから話そうかな?」
「その…さ?告白ありがとう」
「すげー嬉しかったよ」
「前に千奈美がさ、『女の子から告白〜♪』って歌を歌ってて、それを思い出したよ」
「『この歌好きなんだ〜!』って言ってたよね?だから歌から勇気もらって告白してくれたのかなって」
「本当にありがとう」
「でも、駄目なんだ」
千奈美の体がピクリと動く
55 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:54:52.42 0
「これは僕のエゴかもしれないけど…」
「古い考え方かもしれないけど…」
「告白は男からかな、って思うんだ」
「だから、ちゃんと言わせて欲しい」
「千奈美が…、千奈美のことが…、好きなんだ」
「この1週間、あまり話せなくて正直寂しかった」
「数学教えだして、すぐに千奈美のこと毎日考えるようになって…」
「ホント、毎日楽しくて、教えるのが待ち遠しくて」
「公園で話すのも楽しかったし」
「あー、なんか全然まとまんないんだけど、僕は、千奈美が好き」
「だからさ、付き合って欲しいんだ」
56 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:55:45.94 0
…………
少し待ってみたが、千奈美からの返事はない
「返事はいつでもいいから」
「両想いだけでも十分なんだけど、やっぱり付き合いたい」
「これからももっと一緒に過ごしたい」
「これが僕の正直な気持ちだから」
「それとね―――――――
57 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:56:36.49 0
「あぁー!、歩き疲れた!休憩!!」
「千奈美、声でかいって」
「そう?でも、あのジェットコースター楽しかったもんに〜♪」
「また空いた頃に乗ろうよ」
「うん♪」
僕の彼女は今日も元気だ
「ちょっとトイレ行ってくる!」
「いちいちでかい声で報告しなくていいから…、もっと恥じらいってモンをさ…」
「はいはい」
僕は溜め息を一つつくと温かい飲み物を二つ買いに走った
58 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:58:16.64 0
―――――――ガチャ!
「ちぃ〜!遊ぼ〜!って佐紀ちゃん何やってんの?」
「ミヤ?千奈美の部屋が汚いから片付けようと思いまシテ…」
「机の上に色々出しっぱじゃん」
「困ったもんデスね…」
「ん?このテスト…?」
「数学のデスね」
59 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 01:58:57.47 0
「ここ見て、点数のとこ!68点が二重線で消されてて71点になってる…」
「そーデスよ」
「あ!もしかして!だからちぃいないの!?」
「そう、好きなとこ連れてってもらってるみたいですよ」
「そっか〜、おアツいこって」
「うらやましいデスね」
「あ〜ぁ、もう熊井ちゃんでも誘ってどっか行くか〜」
「気を付けて、いってらっしゃい」
「はぁ〜い」
バタン!―――――――
60 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 02:00:17.14 0
―――――――ゴトン
「千奈美はこのお茶好きだったよな」
少しかがんで自販機からお茶を取っていると後ろから大きい声がした
「おぉ〜い!」
相変わらず大きい声に溜息が出る
61 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 02:00:59.33 0
「はいはい、聞こえてるって!」
そう言って振り向くと、
僕の彼女はとびっきりの笑顔で飛び跳ねながら僕を手招きしていた
「ジェットコースター空いてるよ〜!!」
http://tokunagachinami.info/cgi-bin/upload/data/chinami2_4227.jpg
おしまい。
62 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 02:04:29.12 0
お粗末さまでした
千奈美の話が少なかったのと千奈美に
从*´∇`)<いやぁ!
って言わせたいだけで始めちゃいましたけどwなんとかおしまいです
ちょっと人物の動きの説明を省きすぎたかなとか思いますが適当に想像して頂けたら幸いです
分かりにくいとこだらけで申し訳ない
63 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 06:36:18.17 O
完結乙でした!いい終わり方だと思います
最後の写真がぴったりハマりますね
あと個人的には管理人さんのクールなセリフ回しが好きでした
次も期待してますよ
64 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 12:09:16.79 0
千奈美の髪の毛すごいことになってるな
65 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 17:20:26.71 0
今夜はつづきがあるかな
66 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 19:14:19.64 O
川´・_・リ<千奈美がんばりマシタね
ノノ#∂_∂'ル<(いっそウチも赤点取っておけば…)
67 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 19:59:53.92 P
雅ちゃんは本当に学生さん大好きだなぁw
68 :
名無し募集中。。。
:2011/01/25(火) 22:26:40.18 O
ノノ*∂_∂'ル<べ、別にあんなやつの事なんて好きじゃないし!
69 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 00:44:22.65 0
おっと
70 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 02:26:51.86 0
今晩はもう寝るか
71 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 03:31:17.83 0
从´∇`)<読んでくれてありがとー!
川*´・_・リ<クールなセリフ回しを褒められマシタ
ノノ#∂_∂'ル<てかウチら出番少なくなかった!?
从o゚ー゚从<まぁなんてホントの初っ端しか出てないとゆいたい
ノノ#∂_∂'ル<ウチなんて後半ちょびっとだよ!
川*^∇^)||<ウチいた?
川´・_・リ<テストの日の朝のくだりに少し…
川;゚ ∇゚ )||<そう…
州#‘ -‘リ<りーなんてラーメンに狂喜乱舞するだけで終わったゆー
川;´・_・リ 从;´∇`) 从;o゚ー゚从 ノノ;∂_∂'ル 川;^∇^)||<い、いつものことでは………
川*^∇^)||<あれ?ベリって7人だよね?
从´∇`)<怪現象いやぁ!
ル*’ー’リ<…………………………………………
从´∇`)<明日にでも後日の話少し書きます
ル*’ー’リ<出番あるかな?
72 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 07:02:36.20 0
待ってます
73 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 09:21:09.72 P
ケッコーケッコーコケコッコー
74 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 12:55:22.38 P
落としたくない…
75 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 15:30:15.99 O
川*^∇^)||<落としたらガオーッですよ
76 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 18:33:16.68 O
ノノl∂_∂'ル<あいつ甘いもの平気かな…?
77 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 19:28:30.31 0
>>33
第3話 『そして、彼女は怒った』
その夜。私は一人で食事を作り、一人で食べて、一人でクラシック音楽に耳を傾けていた。そこへ…
ドンドン!
またしても誰かが私の部屋の扉を叩いている。予想以上に音が大きく、私の快適な時間は阻害された。
まったく、困ったものだ…そう思いながらドアを開けた。すると…
「ちょっとぉ、管理人さぁん、こっちまで来てくださいよぉ」
この発言の主が、嗣永桃子という女の子であることは理解できた。清水さんの次に年長であり、現在大学に通っている
という情報はすでに得ている。
「何か、ご用ですか?」
「みんな集まってるんですよぉ、管理人さんと早く仲良くなろうと思ってぇ…」
「…そうですか」
全員集まっているのなら、勘違いを正すいい機会だ。私はそこへ行くことにした。
78 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 19:29:26.27 0
>>77
扉を開けて各人の部屋の前の廊下に行くまでの間に、椅子と机が置かれたスペースがある。私の前の管理人が、
談笑の場に、と思って用意したスペースだそうだ。先ほど、私が七人の少女たちに挨拶をした場所でもある。
嗣永さんに連れて行かれてみると、六人の少女たちは私のことをそれぞれに不信の目、怒りの目、警戒の目…
とにかく『歓迎しない目』で見ているようだった。まあ、だからどうしたというわけでもないが…
嗣永さんは、そんな私を少し憐れむような目で見ている。
「…まあ、こんな感じなんですよぉ…だから、一応、ちゃんと、説明してあげてくださいね」
「説明?ああ、そうだ、いい機会だから、話しておきましょう」
私は、彼女たちに自分の考えている『管理人』としての方針を話した。
79 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 19:30:19.78 0
>>78
・あくまでも自分は管理人であって、あなたたちの親でもなければ保護者でもない。
・各自、自分の善悪の判断に基づいて行動するように。それが分からない人は、人に聞きながらでもいいから
自分で判断できるようになるように。
・ただし、自分の行動には各自責任を持つこと。後から『あの時どうだったこうだった』と人のせいにしないこと。
・全員、勉強をしっかりすること。学業の成績はこちらにも報告されるようにしている。成績が悪ければペナルティを科す。
・門限は全員夜七時。それに遅れた場合はペナルティを科す。学校の行事等でどうしても遅くなる場合は事前に報告すること。
「以上五点が私の方針です。何かご質問は?」
私は彼女たちにそう訊ねた。彼女たちは一様に黙ったままだった。
「ないようですね。なければ、私はこれで」
私はそう言って引き上げようとした。すると、
「ちょっとぉ…こんなんじゃ、みんなついて来れませんよぉ!」
嗣永さんがそう叫んだ。彼女の言葉が突破口になったのか、皆、次々と不満を言い始めた。
私はその不満を黙って聞くことにした。何か言い返したところで、所詮は言い争いになるだけだ。不毛な言い争いほどムダなものはない。
80 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 19:32:16.21 0
>>79
数分間、彼女たちは口々に不満をぶちまけた。そして、最後に嗣永さんが言った。
「…ってことでぇ、私たち、あなたの言うことにはついていけないんです。もう少し…歩み寄ってくれても、いいんじゃないですかぁ?」
「その必要はない」
私はそれだけ言うと、一人部屋に戻った。
「ああ…ちょっとぉ!」
嗣永さんの不満げな声が聞こえたが、構わずドアを閉めた。不満をぶちまけようが何だろうが私は『自分のやり方で』この仕事をすると
決めている。
「何なのアイツ!信じられない!」
嗣永さんが、今度は怒り声を上げていた。もっとも、私からしたら『だからどうしたのだ』程度のことにしか過ぎなかったが。
(つづく)
81 :
[―{}@{}@{}-]
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 21:25:59.60 P
>>76
あまじょっぱいすき焼きwith生卵所望!
82 :
名無し募集中。。。
:2011/01/26(水) 22:12:05.26 O
>>80
更新乙です
まだよく分かりませんがw続きが楽しみですよ
それとついに住人になれたももちおめでとうw
83 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 00:22:44.62 0
寝る
84 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 01:26:51.52 0
久しぶりに来ました。千奈美の話といいレベル高いですね。これからも期待してます。
85 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 01:55:51.71 0
あざっす頑張ります!
从´∇`)<後日の話って言ったけど途中の日常の一コマになっちゃいました
86 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 01:56:36.08 0
私は清水佐紀、ここベリーズ荘で管理人(代行)をしてイマス
ここでは私以外が学生なので、日々私が掃除をしたり洗濯したり食事を作ったり…
勿論それが仕事であり、苦に思ったことなんか一度もありマセン
そんな風に楽しく過ごしてイマス
そんなある日のこと…
午前中に買い物を終え、昼食が終わってからベリーズ荘の廊下を掃除をしている時デシタ
千奈美の部屋の前を通ると、今日も学生さんから数学を教えてもらっているようデシタ
うん、感心感心♪
そのまま通り過ぎて廊下の掃除をしていると様々な住民とすれ違いマス
87 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 01:57:16.10 0
「あいつら…、ウチの家でイチャつきやがって…!」
ここはアナタだけのお家ではないデスし、そもそもベリーズさんのお家デスよ、夏焼さん?
「佐紀ちゃん、ラーメンはまだかゆ?」
30分前に食べたのは忘却の彼方デスか、菅谷さん?
「嗚呼、私のベイビー、ちゃんと思い出させてあげるとゆいたい」
天井裏から突然しゃべりかけてくるアナタは忍者の末裔か何かデスか、須藤さん?
「ね〜、ウチの携帯知らない?」
携帯で電話しながら相手にそれを質問するのは新しいギャグか何かでショウか、熊井さん?
「ちわー、嗣永保険ですぅ〜」
いつの間に会社を立ち上げたんデスか、嗣永さん?
そんなこんなで呆れることばかりデス…
88 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 01:57:57.21 0
そろそろ掃除もおしまい
台所に戻る際に千奈美の部屋の前を通った時デシタ
―――― 責任取ってよね!!!
千奈美の力強い声が部屋の中から聞こえてきマシタ
ビックリして思わず千奈美の部屋のドアを見つめてしまイマス
中からは千奈美の怒った声と学生さんの必死で謝る声…
どうやら休憩中に何かあった模様デス
内容まではよく聞こえないけれど、学生さんは一体何をしたのでショウか?
責任を取るようなことって…
89 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 01:58:45.28 0
―――― 分かった、ちゃんとするから
ちゃんとする?
―――― でも、久し振りだから上手くできるか分からないよ?
久し振り?
―――― ちぃだってずっとやってないもん
や、やってない!?
やっぱり、そ、そーゆーことなのでショウか!?
―――― 取り合えず僕からするよ?
え?え?始めちゃうんデスか!?
90 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 01:59:26.46 0
―――― 上手く入ればいいけど
入る!?ナニがデスか!?
―――― んっ…んっ…
―――― 下手くそ…
そんな…
―――― っかしーなぁ
―――― もうちぃが入れるから!
女の子から!?
―――― んっ…んっ……いたっ!?
千奈美!?
91 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 02:00:08.33 0
―――― 大丈夫か?って血ぃ出てんじゃん!
千奈美!?まさか…
―――― 大丈夫だよこれくらい……、ってどさくさに紛れて舐めなくてもいいから!
な、舐める…?
―――― もっかいいくよ…、んっ、あっ!入った〜!!
はわわわわ/////
―――― よし、じゃあ交代!僕がするから!
―――― お願いね!
モウナニガナンダカ……
92 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 02:00:58.82 0
―――― ちょっと!もうちょっと優しくしてよ!!
―――― しょーがないじゃん、久し振りなんだし
―――― あ〜、でも、結構上手かも?
―――― でしょ〜、あっ、やべ!出てきちゃった…
エッ!?
―――― ちょっとぉ〜!どーすんのよ!!
頭がクラクラするデス…
いっそ聞かなかったことにしてこの場を立ち去ろうカシラ…
―――― ヤバいヤバい!また出ちゃいそう!!
―――― 何とかしてよぉ!
―――― ここはちょっと強引に…
―――― あぁ〜、もう、ちぃ頭おかしくなりそう
エェ〜!?エェ〜!?
93 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 02:02:00.19 0
―――― ふぅ、なんとかなったぜ…
―――― ねぇ……、佐紀ちゃんならイケるんじゃない?
ふぇっ!?
―――― あー、確かに上手そうかも
何でここで私の名前が出てくるんデスか!?しかも上手い!?
―――― 千奈美さ、ちょっと管理人さん呼んできてよ、してもらうから
―――― 分かったもんに〜
ちょっと!私の気持ちは無視デスか!?
しかも千奈美はいいんデスか!?
そしてそしてナニをするんデスかあああぁぁぁぁぁぁああぁぁぁ!?
94 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 02:02:57.58 0
おおいに混乱していた私は千奈美の部屋のドアを開けると目をギュッとつぶって叫んでいた
「エッ、エッチなのはよくないと思イマス!!」
……………、反応がない?
恐る恐る目を開けると、ポカンとした表情で私を見る二人
学生さんの手には糸の通った針と、片手が取れて綿が出かかった変なぬいぐるみ
確かアレは…、チョビン??
「管理人さん、今何て?」
「え!?いや、その……」
「佐紀ちゃん!ちょーど良かった!」
「は、はいっ!」
「チョビンの手が取れちゃったから縫って欲しいな」
「お、お安いご用デス…」
それから私はチョビンの手を縫い付け千奈美の部屋を後にした
その日は自己嫌悪とよくわからないドキドキで家事があまり手につきませんデシタ…
おしまい。
95 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 02:04:52.70 0
>>「ちわー、嗣永保険ですぅ〜」
ル*’ー’リ<…………これだけ?
ごめんね、ももち
96 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 08:04:42.91 O
深夜におつです
シリアスなものからおバカな(いい意味で)話まで振り幅が大きいw
これからも期待しています
97 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 12:53:55.01 P
裸になって読んだから風邪引いたじゃないか!
98 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 14:12:34.59 0
管理人さん
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1555619
99 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 17:57:54.59 O
ルヽ’ー’リ<やっと住人になれた!
…あとはごはんを食べるだけ…
100 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 20:42:12.98 O
>>45
Maasa's side
早朝に学生さんが掃除をしてるのをこっそり見てた私。
わざと家賃の支払いを遅らせてるのは、何か理由があるんじゃないかしら。
そう思ってご近所さんたちと一緒に掃除してる学生さんの様子をうかがうと…。
最近越してきた家の女の子たちと楽しそうに話してる!
まさかあれが理由なの!?
あんなに鼻の下をのばして、許せないとゆいたい!
と思わず竹刀を取りに部屋に戻ろうとしたけど、よく見ると初めて会ったっぽいわね。
大体あの子たちが引っ越して来たのは確か1月2日だったもんね。
という事はやっぱり私の推測は当たってるの?
だとしたら私、学生さん……。
101 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 20:43:54.97 O
Student's side
ふう、管理人さんも千奈美ちゃんと一緒に出かけてくれたか。
これで一段落だな。
今日は朝からなかなかヘビーだった…。
男は町内会長さんと俺だけだったから頼られまくったからな。
掃除し終えたと思っても「まだまだロックが足らへん!」とダメ出しされるし。
ラーメン屋のお姉さんはやっぱり「管理人さん来マセンカ?」とガッついて来たしw
今日の収穫と言えば、町内にあんな可愛い4姉妹が住んでたとは知らなかったぜ。
一番上のお姉さんなんか年のわりに胸が大きすぎだよな♪
しかし何て名前だったか一番下の子、せっかく俺が家の前を張り切って掃除してあげて、どう?きれいになったでしょ?って聞いてるのに、
「どうなんだろうね?」
はないよな…。
それはともかくとして管理人さんが出かけたこれからが本番だ。
ベリーズ荘全体の掃除はなかなか骨が折れる。
範囲が広すぎるし。
管理人さんはよく1人でできるもんだと思うよ。
雅ちゃん特製エビフライも食べたし、がんばるとしよう。
102 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 20:50:58.64 O
友理奈ちゃんが高いところの掃除を引き受けてくれて助かったな。
あの子じゃないと天井の掃除は無理だよ。さすがにベリーズ荘の脚立いらず…いやビキビキされるから言わないけどさw
次は玄関の掃除か、さて…。
「私も手伝います」
「茉麻ちゃん?別に大丈夫だよ 家賃を払わなかった俺が悪いんだし」
「私わかったの。学生さんがわざと家賃を遅らせてた理由が」
茉麻ちゃん?何か目が潤みかけてるぞ!?
「優しいんですね」
「わっ茉麻ちゃん、顔が近い!近すぎるってば!」
くっつかれてしまった…茉麻ちゃんの柔らかい感触…茉麻ちゃんのいい匂い…茉麻ちゃんの潤んだ目…ああ、俺はこのまま……。
103 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 20:55:04.58 O
「ゴホン!」
「雅ちゃん!」「みや!」
雅ちゃんを見て慌てて俺から離れる茉麻ちゃん。
それを見た雅ちゃんは怒り出すかと思いきや、
「玄関で雰囲気出してないの。ここ掃除するんでしょ?早く始めよ」
意外にも冷静で、しかも手伝うつもりらしいぞ。
どうやらこの2人にはバレてしまったか…。
雅ちゃんの方は前から気づいてたっぽいけど。
「じゃあ始めよっか。」
「うん、佐紀が帰る前に終わらせないとね。」
「がんばるとゆいたい(うるうる)」
茉麻ちゃん色っぽいよ…!
つづく
104 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 22:58:25.24 0
从;゚ー゚从
105 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 23:10:43.42 0
>>104
色っぽいよ!
106 :
名無し募集中。。。
:2011/01/27(木) 23:44:57.50 0
sideのストーリーそろそろ核心に迫る感じか〜
勝手にラスト予想してる自分がいるw
続き楽しみにしております
107 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 00:06:21.30 0
>>80
第4話「そして、彼女は嘆いた」
私が言った『5つの方針』は、7人の少女たちの怒りと嘆きと失望を生んだようだ。朝早く起きて一人でベリーズ荘の前を掃除する私に、
手を貸そうという少女はついに一人も現れなかった。まあ、だから別にどうしたということもない。繰り返すが、私は義理人情の四文字に
よって行動を左右されるような人間ではないからだ。
一人で掃除を終え、自分の部屋に戻った。真っ先に紅茶を淹れる。朝に飲むミルクティーの味は格別だ。
「ふぅ…」
まだまだ私にはやらなければいけない仕事がたくさん残っている。そのことを考えるとのんびりしてもいられないが、朝の時間くらいは
のんびりしたいものだ。この仕事を始める前は、もっとのんびりできていたのだから。
ただ…
「いってきまーす!」
扉を隔てた向こうで、少女たちが三々五々、学校へ向かっていく声が聞こえる。それ自体は別に構わないが、あまり大声を上げて、
そしてドタドタと出て行かれるのはちょっと困りものだ。私だけならいざ知らず、近隣住民にも迷惑がかからないかと心配になる。
この辺も是正せねば…そんなことを考えながら、私はミルクティーを飲み終えた。さ、仕事に向かわねば。
108 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 00:07:24.73 0
>>107
この建物を管理するということは、建物自体、あるいはそこに住んでいる7人の少女たちの生活環境を少しでも向上させるための
交渉事を行う必要があるということでもある。私は役所に向かい、関係者との交渉事を始めた。とりあえずの課題は、この建物の
管理体制を迅速にすることである。聞けば、以前はたかだか電球一つ取り換えるだけでもいちいちお伺いを立て、役所の許可を
もらう必要があったそうだ。そんなバカげたことを続けるわけにはいかないから、早々と交渉を取りまとめる必要がある。
しかし、相手は役所。たった一つの話を通すだけでもかなりの時間と労力を必要とする。担当者が変わるごとに一から説明し続け…
るのも、いい加減しんどいものだ。
「…分かりました。では後日改めて。失礼」
結局、この日の交渉では話がまとまらず、日を改めて、ということになった。これだから役所は好きになれない…まあ、私もかつては
『好きになれない』側の人間であったのだが。
『ベリーズ荘』に戻ると、一人の少女がゴソゴソと袋の中を覗いていた。浅黒い顔…確か彼女は『徳永千奈美』という名前だったはずだ。
歳は18、高校3年生である、というのがプロフィールに書いてあった情報。
「何をしているんです?」
「…あっ、かんりにん、さん…」
109 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 00:08:19.03 0
>>108
彼女は私の姿を認めると、袋の中から電球を一つ取り出した。廊下の電球が切れてしまい、代わりにこの電球を『自腹で』
買ってきたのだと言う。しかし、彼女は一つミスを犯した。電球のソケットの形を間違え、合わないものを選んでしまったのである。
何度もつけようと試みるが当然つくはずはなく、この電球をどうするか、彼女は思案していたところだったそうだ。
「…かんりにんさん、ちなみ、新しいの買ってくる…だから、お金貸して!」
「…ダメだ。ここでは電球を交換するにも許可書を提出する必要があるはず…そのことをご存じないのですか?」
杓子定規なのは自分でも分かっている。分かっているが、くだらないことでもそれは『ルール』なのだ。今まで『なあなあ』のまま
通されていたことも、これからは定められた『ルール』に沿ってやらなくてはいけない…私は徳永さんにそう説明した。
「…ケチッ!最悪っ!」
彼女は悪態をついている。しかし私も引き下がらない。なぜならこれは『ルール』だから。どんなに理不尽なことでも、存在している
以上はそれに従わなければならないのだ。
それは、この『ベリーズ荘』の中だろうが、それぞれの学校生活の中だろうが、社会の中だろうが同じことである…
110 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 00:09:01.05 0
>>109
「何と言われようが結構…しかしこれは決まりです。許可書を自分で書いて、こちらに提出しなさい。それを私が役所に持って行きますから」
「うるさいっ!この頭でっかちおやぢ!」
そして、彼女は一言こう嘆いた。
「タキおばさんの頃は…もっとみんな仲良くいられたのに…ひどいよ…」
吐き捨てるようにそう言い残して、彼女は自分の部屋に去って行った。
私は…ほんの少しだけ自分の良心が痛むのを感じたが、それを気にしてはいられない。
『無駄なこと』をしなくていいように、『新しいルール』を作る。それは彼女たちのためにすることであり、そしてそれが私の仕事なのだから。
(つづく)
111 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 00:53:43.18 0
ktkr!!
112 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 04:13:13.31 0
テスト勉強の息抜きに来ました
最近作品あがるペースが速くてうれしいな
作者さんお疲れ様です
113 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 06:19:29.89 O
从´∇`)<新しいベリーズ荘の謎は深まるばかり
>>112
川´・_・リ<がんばるんデスよ 応援してマス
ノノ|∂_∂'ル<算数なら教えられるけど
114 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 12:02:03.46 O
川*^∇^)||<チャムおいしいガオー!
115 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 16:29:54.14 0
さて今夜の展開は
116 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 19:27:53.35 0
おっと
117 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 21:49:18.27 0
どうなるのかね
118 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:06:11.48 P
熊井ちゃんの話も少ないのかな?
119 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:10:14.45 0
熊井ちゃんはトマトネタのとかいろいろあった気がする
管理人さんと雅ちゃんが多くてあとは同じくらいじゃないかな?
120 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:11:22.99 O
熊井ちゃんは本家さんによる一連の超能力話があるし引きこもり編とか駅で学生を待ち受ける話とかあるじゃん
121 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:14:39.48 O
管理人さんはメインの話も多いし他も色々絡んで出てくるから最多出演は間違いないな
122 :
[―{}@{}@{}-]
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:21:58.01 P
色々読み返してみたけど熊井ちゃんは恋愛系の話が少ないのかw
123 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:23:16.69 0
まあさとりーたんは?
124 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:26:12.84 O
>>123
単独メインは少ないかもね
125 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:27:11.79 O
梨沙子はお化け屋敷以外はなんか食ってるのが多かったような
126 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:28:13.55 0
|ω・) 余所で書いてる話は大体いつもまあさがメインになるけど
今回は全員出すつもり…
127 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:34:01.98 0
りさこは部屋で寝てたやつが良かった
128 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:38:21.60 O
>>126
从o゚ー゚从<世話になってるとゆいたい
129 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 22:41:19.95 0
>>128
|ω・)b 大河ドラマと幼なじみ編では実質主役です
130 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 23:15:29.70 0
>>110
第5話『そして、彼女は知った』
翌日。昨日私が役所に出向いて交渉していた件について、電話がかかってきた。
「申し訳ないのですが…まだ上からの決裁が下りません。今週中に決まらないとなると…しばらくかかるかもしれません」
「それでは困るのです。こちらとしては、些細なことまで許可を求めるためにいちいちそちらに伺うのはお互いにとって、
非効率すぎると考えています…こちらの考えはご理解いただけるはずですが」
「分かっています。分かっていますが、何分にも前例が…それに他のこともありますので…」
「前例?そんなことは関係ありません。私は何もそちらの邪魔をしようと思って言っているわけではないのです…すべては
ここに住んでいる少女たちのためにお願いしているのです。分かっていただけますね?」
「分かっています!しかしですね…」
「分かっているならなぜやらない!あなたたちは、旧態依然の『ルール』にいつまで彼女たちを従わせる気なんです!?」
年甲斐もなく、私は担当者を怒鳴ってしまった。彼は恐縮しきっているようだが、ここは鬼になるしかない。
「とにかく、強硬に申し入れていただきたい…いつまでも進展しないようなら、こちらにも考えがあることをお忘れなく」
そう言って、私は電話を切った。
131 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 23:16:30.29 0
>>130
電話を切って、何気なく部屋のドアを開けたときだった。
ドアの前に一人の少女が立っていた。
「あっ、あなたは…」
いつもなら見た瞬間に少女の顔と名前が一致し、プロフィールを思い出せる。しかし、少々興奮気味だった私は、
一瞬名前を思い出すのが遅れた。
「茉麻です。須藤…茉麻と言います…」
結局、彼女…須藤さんが先に自分の名前を名乗った。
『全員の顔と名前を、相手が言い出す前にすぐに言えること』、それは私にとって非常に大事な目標の一つだったのだが…
自分の中での『約束事』を守れなかった自分自身に、内心大いに腹が立った。
「…声を荒げたところを聞いてしまわれたようですね。いや、お恥ずかしい…」
「…ごめんなさい。聞くつもりは、なかったんです…」
私は、彼女の誤解を解く必要があるかもしれないと感じた。常日頃から激昂している人間ではないのだと、正しいことを
知ってもらう必要がある。
「よかったら、中で話しましょう」
私がそう提案すると、彼女は黙って頷いた…表情にまだ、怯えの色が残っていたが。
132 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 23:17:38.77 0
>>131
「紅茶はお嫌いですか?」
「…いいえ、そんなことは…ありません」
「そうですか。それなら…」
私は彼女にミルクティーを淹れた。そしてスコーンを添える。
「さあ、どうぞ」
「あ、ありがとうございます…」
彼女の表情はまだ怯えが強いようだ。私がどう思われようがそれは別に構わないのだが、怯えた目のまま生活し続けることは
彼女にとって良いことだとは思えない。
「さっきの、電話…」
彼女は学校を終え、たまたま『ベリーズ荘』に戻ってきたところで私の会話を聞いたらしい。すごい剣幕で話す私の声が扉越しに
聞こえ、聞くつもりはなかったのだが、つい最後まで聞いてしまったのだそうだ。
133 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 23:18:36.08 0
>>132
「そうでしたか…大人げないところを見せてしまい、失礼しました」
「い、いえ、そういうわけじゃ…」
そして、彼女は恐る恐る、私に訊ねた。
「あのー…訊いても、いい、でしょうか…?」
「何でしょうか」
「…どうして、さっき、あんなに…怒鳴ってた…んでしょうか?」
「どうしてか、ですか?」
「…はい」
そう言って、須藤さんは黙ってしまった。私はなるだけ彼女に分かりやすいように、丁寧に話すことにした。
「一言でいえば、皆さんのためです。この『ベリーズ荘』に住んでいる皆さんのためです」
「…私たちのため、ですか?」
「ええ」
そして、私はこの間、全員の前で話すつもりでいたが話せなかったことを、彼女には話すことにした。
134 :
名無し募集中。。。
:2011/01/28(金) 23:21:17.08 0
>>133
「この間、誰からもご質問が出なかったので、言いませんでしたが…私は別に、自分自身が皆さんに嫌われようが、それは
別に構わないのです。
ただ、いずれ、ここにいる皆さんはそれぞれ、成人してこの場所を巣立つ時がやってきます。その時に、一人の大人として、
一人の人間としてどこへ行っても恥ずかしくないような行動をする人になっていただければ、私はそれでいいのです」
「…」
「世の中、従いたくない『ルール』はたくさんあります。やりたくないこともたくさんあります。それは別にあなたも、他の6人も、
そして私も変わりません。ただ、世の中には従いたくないことでも従わなければならないことや、嫌でもやらなければならない
こともたくさんある…私はそれを、皆さんに知っていただきたいし、そういう事態に直面した時に、自分の力で解決できるように
なってもらいたい、ただ、そう思っているだけです」
そう言って、私はふっ、と息をついた。我ながら、少々長く喋りすぎてしまったようだ。
「紅茶、冷めないうちにどうぞ」
「あっ、ありがとう…ございます」
須藤さんを部屋に残して、私は一人外へ出た。切れたたばこを買いに行ったが、売り切れであった。
そのことに少しだけ苛立ってしまった自分を、情けないと思った。
(つづく)
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