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ケータイ小説家りさこ 4台目

1 :名無し募集中。。。:2007/12/16(日) 18:36:14.09 0
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ケータイ小説家りさこ 3台目
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1197343290/

701 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:37:46.56 0
ある日のこと、みやがお見舞いに来ました。
ももがちょうど、買い物に出かけているときでした。
ちぃ、足はどう?まだ折れてるの?
うん、粉々らしくてwと笑顔で言うと、
みやも笑っていました。
どうしたの?珍しいね、みやが来るなんて・・・
ちなみがそう聞くとみやは困った顔をして、
曖昧に微笑みました。
あ、あのね・・・聞いてほしいこと・・・あるんだ、
みやは深刻そうな顔でそう言うのでした。
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   /  つ//  ジャンジャカ 
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702 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:38:32.38 0
ジャンジャカきたああああああああああああああ!

703 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:39:15.78 0
>>702
おまえいちいちうるさいよw

704 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:41:16.49 0
「サキちゃんの・・・あえっと、転校生の話知ってる?」
「うん、ももに聞いたよ?なんで?」
「うち、話が合うっていうか・・・も、もちろん、さきちゃんとはさ
関係なくてそういうことじゃなくて・・・友達としてさ・・・」
みやは一人で焦りながら話をしました。
ちょっとおかしかったけど、深刻そうだったから
ちなみはマジメに聞いてあげることにしました。
「けど・・・りさこが・・りさこが変なの・・・・」
「変?どゆこと??」
唐突な話でちょっとびっくりしました。
なんでりさこ?と思ったのです。
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705 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:43:38.06 0
ちなこが真面目に打ってるだけで感慨深いよ
初期ちなこのカチカチネタがぶっ飛んでてすごかったから

706 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:44:14.28 0
「りさこ、・・・最近うちのこと避けてるみたいで・・・
朝もさ、一緒に行ってたのに先に行っちゃうし、
帰りだって先に帰っちゃうし・・・
学校ではももとばっかり一緒にいるし・・・なんでだろ?
うちは、サキちゃんのせいかなって思うんだけど・・・
あ、うち、最近ずっとサキちゃんと一緒だから・・・
でも、りさこはサキちゃんを嫌う理由なんかないし・・・
気になっちゃって・・・」

みやの話はちゃんと聞いていたけれど、
ももとばかりいる、そう聞いてちなみは少し胸がドキドキしました。
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707 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:47:35.76 0
ももの名前が出るだけでこんなにドキドキしてしまう。
なんでだろう、いつもそばにいてくれるのに。
うちは、知らない人だったのに。
なのになんでこんな気持ちになっているんだろう。
ま、まさか・・・好き?そ、そんなわけない!
ももは、うちに思い出して欲しくてそばにいてくれるのに・・・
う、うちはなんてこと考えてるんだ・・・
だめだ、そんなのももに失礼だ・・・

みやを忘れて考え事をしてしまっていました。
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   /  つ//  ジャンジャカ 
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708 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:49:01.02 0
この学校に入学したい

709 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:50:39.13 0
「ちぃ、どう思う?りさこどうしちゃったのかな?」
黙り込んだちなみにみやが聞きました。
「う、うーん・・・あ、聞いてみたら??りさこに」
何も思いつかなくて月並みなことしか言えませんでした。
「あ、そうか・・・ちゃんと聞けばいいんだよね
でも、何も言ってくれなかったらどうしよう?」
「そんなことないよ、りさこは言ってくれるって・・・たぶん」
「適当なこと言わないでよー・・・なんか寂しいんだもん、最近」
「え?なにが?」
「サキちゃんと話してるのは楽しいけど・・・でも・・・
りさこがいないと・・・寂しいんだよ・・・」
みやはちょっと恥ずかしそうに言いました。
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710 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:50:43.61 0
緊張温度がたまらないよね

711 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:52:01.05 0
みんなレズっ娘なの?

712 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:52:41.91 0
甘酸っぱい〜

713 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:54:31.39 0
「それにね、うちを避けてるならいいんだけど・・・って
よくはないけど・・・サキちゃんもいい気分じゃないと思うんだよね」
「あぁ、それはねぇ・・・・」
「サキちゃん転校したばっかでさ、りさこのことも気に入ってるみたいで
仲良くしたいって言ってるのに・・・りさこがああいう態度だと・・・
失礼だし、可哀相になっちゃうんだ・・・
ときどきりさこの事見て、『私のこと嫌いなのかな?』なんて言うし・・・」
「いい子なんだ?そのサキちゃんって」
「うん、優しいし、話は面白いし・・・
あ、ゴメンネこんな話・・・ちゃんとりさこに聞いてみる!」
みやは決意をした顔をしていました。
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714 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:54:56.47 0
実際にありそうでいい

715 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:56:36.13 0
顔つきが思い浮かぶよな

716 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:58:05.88 0
ちなこ…

717 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 03:59:40.22 0
>りさこがいないと・・・寂しいんだよ・・・

梨沙子に聞かせてやりたい・・・

718 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:00:37.92 0
子供過ぎるなりーは

719 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:00:54.73 0
いいねえ

720 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:01:08.92 0
「ううん、いいよ、頑張って・・・きっとりさこもわかってくれるよ」
ちなみがそう言うとみやはうん、と頷いて帰っていきました。

みやには言わなかったけれど
きっとりさこはみやの態度が気に食わない・・・というよりは
他の子と一緒なのがいやなのだろうと思いました。
好きだったから、みやのこと、すごく好きだったから、りさこは・・・。
みやは鈍感さんだなぁ・・・と思いました。
だから「寂しい」ってわかってるくせに、それ以上の
自分の気持ちには気付いていないのです。
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   /  つ//  ジャンジャカ 
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721 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:02:42.15 0
結構みんなよゐこ

722 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:04:23.27 0
いろいろあったけどな

723 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:04:24.93 0
そう、ちなみは、みやがりさこを好きになり始めている、と
感じていたのでした。
まだ、確かな確信はなかったのだけれど、そう感じるのでした。
りさこは素直になるかなぁ・・・
と考えていると、ももが買い物から帰ってきました。
ただいま、遅くなっちゃった・・・ちなみ?
帰ってきたももを見つめていたら怪訝そうな顔でももが見ました。
う、ううん、なんでもない・・・おかえり、ありがとね。
いいよ、そんなの、ね、アイス食べよっ!
無邪気に微笑むももに癒されながらふたりでアイスを食べました。
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   /  つ//  ジャンジャカ 
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724 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:07:17.99 0
千奈美が頑張ってる

725 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:09:15.55 0
みやのことを偉そうに考えていた自分だけれど
ちなみは・・・多分・・・この目の前にいる小さな女の子のことが・・・
そこまで考えてアイスを食べることに集中しました。

ももはただちなみに自分の存在を思い出して欲しくて
・・・だから・・・これはきっと考えちゃいけないことなのだ、
ちなみはそう思ってその思考をやめてしまうのでした。

ただ頭の中には、「ももとばっかり一緒」という
みやの言葉が響いているのでした。
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   /  つ//  ジャンジャカ 
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726 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:09:38.74 0
今夜も乙だよ!

727 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:11:03.33 0
進んでるし

728 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:13:50.06 0
朝学校に行くと、校門のところにみやが一人、立っていました。
りさこはドキっとして引き返そうとしました。
でも、みやは昨日と同じように、
りさこの腕をがっちり掴んでいました。
今日は逃げないでよ、うち、一人だから・・・ね?
怖いみやではなく、優しい笑顔のみやでした。
りさこ、話を聞いて?お願いだから・・・
みやはりさこに懇願をしました。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
        ̄

729 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:14:10.85 0
りしゃああああああ

730 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:16:12.91 0
ごめんだもん、でも、・・・今は何も話したくないもん・・・
りさこは俯いてみやの顔を見ませんでした。
何を言われるのか、怖くて、苦しくて
心臓はいつもよりも早く脈を刻んでいて、
一刻も早くみやから逃げ出したかったのです。
りさこ・・・なんで・・・みやは情けない声でした。
ごめん・・・みや、ごめん・・・
りさこはそう言ってみやの手を振りほどくと、
屋上まで一気に階段を駆け上がりました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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731 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:18:53.48 0
ごめんだもん萌えぇぇ

732 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:22:08.41 0
りさこは荒い息をしながら、屋上のフェンスにもたれかかりました。
泣きたかったけど泣けなくて、
ただ必死に酸素を吸っていました。
みや・・・怒っただろうな・・・もう口聞いてくれないだろうな・・・
りさこのこと・・・嫌いになっちゃっただろうな・・・
そう、思いました。
でもしょうがなくて、もう後戻りはできなくて。

りさこはただ屋上で、一人、荒い息を整えるのでした。
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   ☆ノハヽ  _
  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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733 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:24:47.40 0
今日はいっぱい書きました中の人です。

話が結構進んだかなーと思います。

みやりしゃの話でしたよね、これって

やっと原点に戻ったかもです。w

あ、毎日保全ありがとうです、感想もすごく嬉しいです。

感想は特に励みになります。

では、寝ます、おやすみなさい。

734 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:25:27.75 0
>>678
あ、これは中の人ではないのです。

みなさん気にしないでください。

735 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:34:11.91 O
お疲れ様です
いつも楽しみにしてます


736 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:41:43.74 0
不器用で鈍感なみやびちゃんが好きだ俺

737 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:45:51.36 0
乙ですし!

738 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:47:01.67 0
このみやって子、鈍感過ぎるなー
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  ☆ノノハヽ   _
  ノノl∂_∂'ル //
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        ̄ 




739 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:47:42.22 0
>>733
かなり毎回楽しみにしてます

740 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 04:48:23.95 0
首領 みやび

741 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 06:23:13.69 0
みやがりさこを好きになり始めている

まさに梨沙子主演の雅空だな
wktk過ぎる

742 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 07:11:44.03 0
夜中に乙です!!読みました
続きが気になるよ

743 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 09:25:22.32 O
りーちゃん…

744 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 11:34:24.22 0
サキちゃんのカチカチに期待ほ

745 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 13:30:44.36 O
たのしみほ

746 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 15:23:27.82 O
州*‘ -‘リ<イヒヒ

747 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 16:34:54.22 O
ノノl;∂_∂'ル<べ、別に梨沙子のために保全してるわけじゃないんだからね!!

748 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 17:51:14.04 0
州*‘ o‘リ<ほだもーん♪

749 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 18:40:42.24 0
また夜かな

750 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 19:42:58.54 O
州*‘ -‘リ<みや〜

751 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 20:37:16.95 0
州*‘ o‘リ<びよ〜ん♪

752 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 21:37:49.65 0
州*‘ o‘リ<ゆ〜ん♪

753 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 22:46:59.19 0
州*‘ o‘リ<もも〜ん♪

754 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 23:25:49.94 0
          .    _________
          ∩ ∩   |只今充電中・・  .  . |
         | ∪ |   . |少々お待ち下さい・・.|
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       __|★ノノハヽ   Zzz・・・
 ┌┐   | \州*´ ー`リ、カチカチスヤスヤ
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 └. ̄     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

755 :名無し募集中。。。:2008/01/05(土) 23:45:13.37 0
激しく待ってるよん

756 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 00:43:35.82 0
州*‘ o‘リ<も〜ん♪

757 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:13:09.73 0
充電中か

758 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:15:12.29 0
お前ら今日も油断するんじゃないぞ
ほんといつも忘れた頃にやってくるw

759 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:24:18.49 0
昨日は油断したな

760 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:39:25.93 0
始業の時間が迫っていました。
それでも、りさこはずっと屋上にいました。
教室に行く気にはならなかったのです。
すると、ももからメールが届きました。
「りーちゃん、いまどこ?探してるんだけどなぁ」
ももからのメールにりさこは少しだけ胸が軽くなりました。
どうしようどうしようと考えていた気持ちが楽になったのです。
「おくじょう」とだけ書いてりさこはふーっと息をつきました。

しばらくすると、ももが迎えに来てくれました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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761 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:40:06.90 0
きたああああああああああああああああああ

762 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:41:19.32 0
明日早いからもう寝ないといけないのに…
中の人明日帰ったら読みますね

763 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:42:25.32 0
おやす

764 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:42:40.75 0
もう、なにしてるのよ、心配させないでとももは言いました。
みやからどこかへ行ってしまったと聞いて、
探し回っていたとももは言いました。
みやは・・・探してなんかくれないよね・・・
ふと目の前にいるももに失礼なことを考えて、
そんな考えは頭から消し去りました。
もも、ごめんね、ありがと、とそう言って
ももにぎゅっとしがみつくとももは照れくさそうに、
いいんだよ、さ、教室行こ?といいました。
本当は行きたくなかったけど、
ももがせっかく来てくれたのだからと、
りさこはももに従うのでした。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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765 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:43:17.96 0
飛び飛びになるから自重

766 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:43:52.58 0
中の人来たね

767 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:46:35.67 0
ももと手を繋いで教室に入ると、
先生はまだ来ていなくてりさこはほっとしました。
ふと、みやとサキちゃんを見るといつもどおりでした。
見たくない、と顔を伏せて席に着くと、斜め後ろのももが
親指を立てて、「自信持ってね」と言いました。
りさこはうん、と頷いて頬をパンっと叩きました。
そして気合を入れて、授業に臨むのでした。

みやはお昼休みになるまで、一度も話しかけてきませんでした。
当たり前、当然のこと。りさこはみやを拒否したのだから。
それでも辛いのはなんでかな・・・。
りさこは自分の気持ちと現実の狭間で戦っているのでした。
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768 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:47:41.26 0
りさこいいよん

769 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:49:51.95 0
お昼休み、ももが食堂に誘ってくれました。
喜んでももについていこうとすると、
腕をつかまれました。
昨日も、今日も、そして今も、同じ感触。
振り返るとみやがそこにいました。
サキちゃんも隣にいました。
ももが「離してあげて」と言っても、
りさこが「離して」と言ってもみやは離してくれず、
さらに力を強くするので、痛くてりさこは顔をしかめました。
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770 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:53:14.47 0
一緒に来て、絶対逃がさないからね、とみやは
すごく怖い声で言いました。
りさこは怖くなって、全身に震えがきました。
みやの顔を見ることはできませんでした。
ももも来て、サキちゃんもね、とみやは言い、
りさこは逃げられないとわかってみやについていきました。
みやは近くの空き教室に入りました。
入るとみやはりさこの手を離しました。
4人は何も言わず、居心地の悪い空気だけが漂っていました。
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771 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 01:59:21.90 0
りさこ、うちが怒ってるの・・・わかってるよね?
とみやが言い、沈黙が破れました。
りさこは小さく頷きました。

「だったら話早いよね、単刀直入に聞く・・・
なんでうちのこと避けるの!?なんでなの!?
朝は先に行っちゃうし、帰りだって避けるように
さっさと帰って行っちゃう・・・
学校でだってそうだよっ!なんで!?
うちのこと嫌なの?嫌いになったの!?
だったらそう言えばいいじゃんかっ!!
なんでそんなことすんの!?りさこのばかっ!!!」

みやの言葉が痛くてりさこはその場にうずくまってしまいました。
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  州*‘ -‘リ / /
   /  つ//  カチカチ
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772 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:06:59.00 0
「サキちゃんのせい!?一緒にいるのが気に食わないわけ!?
だからそうならそうって言ってよっ!
黙ってちゃなんもわからないし・・・
急に避けられたら気分悪いよ!!
サキちゃん言ってたんだよ、自分のせいで
りさこがうちから離れたのかもしれないって!!
そんなのサキちゃんが悪者みたいじゃんか!
うちはただ・・・サキちゃんがまだ学校に慣れてなくて
少しでも力になりたくて、仲良くなりたかったんだよ!
それがりさこは嫌だって言うの!?
そんなの子どもじゃんか!!
黙ってないで何とか言ってよ!りさこ!!!」

みやはりさこの胸倉を掴みました。
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  州*‘ -‘リ / /
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773 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:13:09.31 0
必然的に顔を上げると、みやと目が合いました。
みやは見たことがない顔をしていました。
とてもとても怒っていました。
すると二人が止めに入りました。
「みや止めてよ!りさこちゃん苦しそうだって!」
「みーやん止めて!りさこの気持ちだって考えてあげてよ!」
二人に言われてみやはりさこを離しました。
りさこはふっと涙が溢れ、
わんわん泣き出してしまいました。
みやが怖くて、たくさん怒られて、辛くて
今朝は出なかった涙がどんどん溢れてきました。
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774 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:15:56.31 0
「そうやってすぐ泣くんだ・・・ずるいよ・・・りさこ・・・」
みやはりさこを見てそう言うと、
空き教室を出て行ってしまいました。
「あ、ちょっとみーやん待って!!」
ももがみやを追いかけました。
サキちゃんはみやを追いかけるタイミングを失ったようで、
りさこのそばに腰を下ろしました。
「りさこちゃん、ごめんね、あたしのせいで・・・」
サキちゃんは優しく微笑みながらりさこの
髪を撫でてくれました。
その顔はまるでさきちゃんで・・・
りさこは安心したのか悲しくなったのかわからないけれど、
サキちゃんにしがみついて激しく泣くのでした。
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775 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:21:58.97 0
「りさこちゃんの気持ち・・・わかるんだ・・・
わかってるんだよね、あたし・・・なのに・・・
みやのそばにいてごめん・・・」
「・・・う、ううん・・・違うもん・・・りさこが悪いんだもん・・・
みやの言うとおりだもん・・・りさこ、子供なんだもん・・・」
「あたしね、正直ちょっと嫌な気分だった・・・
避けられてるのっていい気分なわけないでしょ?
でも、よく考えたらそういうことなんだよね・・・
ごめんね、気付いてあげられなくて」
りさこは胸が詰まって何も言えず
ただひたすら首を横に振っていました。
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776 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:22:50.91 0
静かに観てたけど良すぎる号泣中

777 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:23:52.70 0
イィョイィョ

778 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:25:06.69 0
「みやがあんなに怒るなんて思わなかった・・・
よっぽど嫌だったんじゃないかな、避けられてるのがさ。
あたしのせいってあたしが思ってることに、
責任感とか感じちゃってたのかもしれないし・・・
でも・・・それ以上に、自分を避けるりさこちゃんが嫌だったんだよ。
そんな気がするなぁ・・・」
「そうかな・・・??でも・・・なんでかな?」
やっと絞り出した声で聞き返しました。
「そんなの決まってるじゃんか・・・自分で考えてみて?」
サキちゃんはりさこに答えを教えてくれませんでした。
でも、ずっとりさこの背中を撫でていてくれました。
心地よくて暖かい、そんな空間でした。
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779 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:26:31.67 0
また上がってるな

780 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:27:42.88 0
りさこはあんなに嫌だった、好きになれなかった
サキちゃんに心を許していました。
話してみるとすごく優しくていい子でした。
りさこは子どもっぽい理由で避けていた自分を
恥ずかしく思いました。
もっと仲良くなりたい、そう思ったのでした。
だからりさこはちゃんと謝ろうと思いました。
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781 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:28:38.85 0
いいこりさこ

782 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:30:54.99 0
「サキちゃんゴメンネ、りさこ・・・ごめん・・・
避けたりしてごめんなさい・・・」
「あはは、いいよ、もう・・・泣いてるのに謝らせたら
あたしなんか悪いやつじゃんw」
サキちゃんは笑顔でそう言いました。
「もういい、だから、仲良くしよ?
みやと、三人、ううん、ももちゃんとかみんなも!ね?」
「うん・・・ありがと・・・ありがとっ・・・」
りさこは止まりかけていた涙が溢れるのを感じました。
「あぁっ・・・もう泣かないでー」
「ら、らって・・・止まんないんだもんっ・・・」
りさこはしばらく泣き続け、
サキちゃんはずっとそばにいてくれるのでした。
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783 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:32:46.61 0
「らって」が萌える件

784 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:33:08.06 0
>>781
静かに

785 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:34:18.29 0
いいじゃんか

786 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:35:04.41 0
みやは足が速いということを忘れていました。
足の遅いももでは追いつけませんでした。
あぁんっ!もう・・・どこ行ったんだろ・・・
ももは完全にみやを見失ってしまいました。
校舎内は昼休みで人がごった返し、
探すのも一苦労だったのです。

でも、ももはハっとしました。
きっとそこだろう、そう思ってそこへ駆け出すのでした。
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787 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:35:16.48 0
もももももち

788 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:36:07.95 0
ちょっと前まで居たのに油断したorz

789 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:37:37.44 0
そこへの途中みやの言葉を思い返していました。
子どもっぽいのはどっちだよーとももは言いたかったのです。
確かにりさこは子どもっぽいことをしたけれど
無理やり引っ張り込んで、
大声で問い詰めるのもそう大差はない気がしました。
しかも、内容は裏を返せば、
「りさこがそばにいなきゃやだ」そう言っているようなものです。
サキちゃんだってきっと気付いています。
気付いてないのは当人であるりさことみやだけです。
なんて鈍感な二人なんだろう・・・ももは思ったのです。
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790 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:40:09.27 0
今789に追いついた

791 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:41:04.19 0
あーこれいつまでも終わらないで欲しいな

792 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:42:15.90 0
でもみやはちょっと言いすぎなのです。
りさこの気持ちを知りもしないで一方的に責めつけるなんて。
りさこの性格を誰よりもわかっているのはみやなのに。
あんなことを言ったらりさこがどれほど傷つくのか、
みやは十分過ぎるほどわかっているはずなのに。
みやも辛いのかもしれないけれど、
りさこだって同じくらい、いや、それ以上に辛い思いをしたのです。
なのに悪いのはりさこで、自分やサキちゃんは被害者だなんて。
みやは少し的外れの勘違いをしているのです。
ももはそれを言ってやらなければなりませんでした。

もちろん、りさこのためにです。
ももは、りさこを守らなければならない。
そんな使命感を抱いていたのです。
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793 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:42:47.41 0
桃子は優しいね

794 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:46:16.20 0
これは良い妄想でつね

795 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:47:45.24 0
そしてももは、今朝も来たこの場所にいました。
みやはフェンスにもたれかかっていました。
「待ってた、来ると思ったよ、もも」
みやはそう言いながらも空を見ていました。
「来たよ、みーやんを説教しに来た」
「へー・・・そりゃ怖いなぁ」
みやはそう呟きながらもずっと空を眺めていました。

ももはみやの隣に腰掛けると、ゆっくり話し始めるのでした。
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796 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:48:59.02 0
雅は速脚王

797 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:49:34.11 0
さて、今日はここでオシマイです。

ももちの説教が始まります。

りさことサキちゃんももうちょっと進めたいです。

眠いです、おやすみなさい。

みんな感想ありがとうです。

798 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:51:21.45 0
いつも乙です!中の人

799 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:51:40.02 0
今日も良かったね

800 :名無し募集中。。。:2008/01/06(日) 02:52:27.22 0
油断ならぬ時間帯だ

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