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もしもあややと2人っきりで温泉旅行に行ったら
821 :
名無し募集中。。。
:2007/12/13(木) 02:00:10.20 0
>>554-557
>>609-611
>>697-699
>>758-766
続きです
変態、変態と騒ぐあややをなだめて寝ることにした。
もちろん普通の意味だ。
仲居さんが来たときは酒盛りしてたので自分たちでというか俺が布団をひいた。
もちろん二組だ。
布団はくっついてる。
もちろん俺判断だ。
布団を引いてる間あややは洗面所でドライヤーと歯磨き。
布団をひき終わっても戻ってこないので、ごろんと掛け布団の上に寝転んだ。
天井を見つめる。
正確には俺の目は天井を見ていなかった。
浴場で見たあややのおっぱいとおしりが目に焼きついていたからだ。
あややの濡れた白い肌。おっぱい。おしり。
ああ、そのあやや本人がこれから俺の横に寝るというのに俺はなにもできないのか。
いやいや、それは俺しだいじゃないのか。
大体男女が同じ部屋に泊まるということをOKした時点でそれはもうOKではなかろうか。
むしろ、あややはなんでこの人はなにもしないんだと思ってるのかもしれない。
そうだよ、もしかしたら全然OKでこれからあややとキスしたりあのおっぱいを・・・
「なに、ニヤニヤしてんの?気持ち悪い。洗面所あいたよ、歯磨けば。」と戻ってきたあやや。
俺はダメだなこりゃとショボーンとする。
あややはそんな俺には無頓着に「ふぃーっ!」と言いながらばふっと布団に倒れこむ。
「あーなんで旅館の布団はこんなに気持ちいいんだろう。」とあやや。
俺は黙って歯を磨きに行く。
グシグシと歯を磨く。いつもより念入りに。
いや、もうなにも期待なんてしてないけど、グシグシと磨く。
822 :
名無し募集中。。。
:2007/12/13(木) 02:02:16.04 0
部屋に戻るとあややは掛け布団の上で大の字になってる。寝てるのか目は瞑ってる。
「・・・あやちゃん布団に入らないと風邪ひくよ。」と言ってみる。
あややは動かない。寝たのかな。
少しだけはだけた裾から見える脚の白さがまぶしい。
このまま上から襲ってしまいたい衝動にかられる。
でもチキンな俺はあややのそばに寄って肩を揺する。
「ちょっと、マジで風邪ひくよ。」全然起きないので少し乱暴に揺すってみた。
「んー、んー」と言いながらあややは俺の手を払いのけて体を俺の方に向けるようにして横向きになる。
ダメだ、起きない。
どうしたものかと思ってるとあややのなまめかしい腰からお尻にかけての曲線が目に入る。
いかんいかん。暴走しそうだ。
自分を抑えていると横向きになったせいであややの襟の合わせ目から少しだけ柔らかそうな胸元が見えるのに気がついた。
うう、これは狼になってもしょうがないんじゃないか。
うん、しょうがないよと自分の中で狼派が圧倒的多数で可決されそうになったとき、あややの無防備な寝顔が目に入った。
俺はしばし、その顔を見つめる。かわいいなあ。
あややにいろんなことしたいけど、あややのこのかわいい顔が怒りや泣き顔に彩られるのはいやだ。
あややを引きずり起こして無理やり布団をかぶせようかとも思ったけど、
いまあややに触るとまた自分が暴走モードになりそうだったので自分の分の布団をかけてあげた。
俺は毛布一枚をかぶって横になる。
今はいいけど朝は寒くて風邪ひくかも。まあいいや。
あややを見ていられるように電灯は豆球をつけておく。
あややを見ながら寝られるなんて幸せじゃん。
と思ったらあややはうーんと言いながら俺と逆の方を向いてしまった。
俺は苦笑しながら「あやちゃん、おやすみ」と言って目を閉じた。
823 :
名無し募集中。。。
:2007/12/13(木) 02:04:23.46 0
たぶん寒いせいで俺の眠りは浅かったんだと思う。
バサッと自分に布団がかけられて意識が浮上する。
そして真っ先に意識したのは寒いこと。
自分が赤ちゃんのように横向きになって丸まってるのがわかった。
うう、やばい震えがくる。これは風邪確定だな。まあいいや。明日は、いや今日か。は帰るだけだし。
ん?今の布団は?とようやくそこに意識が行ったときだった。
するりと布団の中に暖かいものが入ってきたのがわかった。
背中にぴたっとあたたかいものがくっつく。
あ、もしかして「あやや?」と寝ぼけたようなと自分でも思う声を出す。
「バカじゃないの?そんな毛布一枚じゃ寒いに決まってるじゃん。」とあややが少し怒ったように俺の背中で言う。
「起こしてくれればいいのに、かっこつけちゃって、バカじゃないの?」とあややが続けて言う。
いや起こそうとしたけど起きなかったんだよ。
「もう、本当に冷え切ってるじゃないのよ!」と言いながらあややは自分の手で俺を抱え込むようにする。
あったかいなぁ。あ、この背中に当たってるのってもしかしてあややのおっぱいかなあ。気持ちいいなあ。
「しかたないから少しだけあっためてあげる。」と言ってあややは俺にできるだけ密着するようにした。
うん、あややはあったかいし気持ちいいな。かわいいし。
俺の脳はまだちゃんと機能してないようでそんなことを考えていた。
微かにあややの息が俺の後頭部からうなじらへんにあたる。
あややの胸のふくらみがあややの呼吸にあわせて強弱をつけて押し付けられる。
あややの鼓動すら感じる。
俺はこのうえもない幸せを感じながら、そのままもう一度寝てしまった。
824 :
名無し募集中。。。
:2007/12/13(木) 02:07:38.54 0
朝。目を開けると天井が見えた。
寝ぼけているがなんだか幸せだという感覚だけはある。
昨日の夢うつつの中の出来事。背中に感じたあややのぬくもり。
そう今俺の胸の上に感じるこのぬくもり。
え?ありえない。
当然のごとく温まったらあややは自分の布団に戻ってるだろと思ったらまだ俺の布団のなかだよ。
ありえない。
あややは俺の胸にもたれ覆いかぶさるように寝ている。
あややの寝息が俺の胸の上で。
そしてあややのおっぱいが俺の上でつぶれている。
朝。目が覚めるとそこは天国だった。
そしてその天国にはまだ続きがあった。
あややの右足が俺の脚の間に入り込んでる。
ふ、ふとももが俺のものに当たってるんですけど。
とりあえず、動けない。この幸せな時間を一瞬でも延ばすために。
でも、動かさないと思っていても勝手に動いてしまう。
正確には大きくなってしまう。
いかん。気持ちいい。
俺のものは今期最大の大きさとなったがあややはまだ寝ている。
ああ、しかし・・・・・・・・・・・・・・腰をクイッと動かして見た。
気持ちいい!
けど、あややがもぞもぞと動いた。
ああ、さようなら俺の天国。
あややは少し状況を掴むのに時間がかかったようだがやがて俺を見ていった。
「ん、あ、おはよう、あのまま寝ちゃった。はは。」と言ってまた目をつむる。
「ん?」とあややが言った。目を瞑ったまま眉間にしわが寄る。俺も目を瞑った。
あややのふとももが、俺のものにあたってるふとももが、ピクッと一回だけ動いた。
あ、きもちいい。
「ぎゃあ!変態!」と言ってあややは跳び起きた。
「ち、違うよこれは男の朝の生理現象で、うわあ!」
俺はあややが次々なげつけるまくらや布団に埋もれていった。
825 :
名無し募集中。。。
:2007/12/13(木) 02:09:51.52 0
あややはかなり長いことプリプリ怒ってたが、朝ごはんを終えるころには機嫌を直していた。
俺の呼び名は「変態くん」に変更されていたけども。
とりあえず、怒らせたままにならなくてよかった。
あややとお茶をすすりながら、最後の時間を噛み締めた。
そしてタイムアップ。
部屋を出るときに俺は頭を下げた。
「ありがとう。一人で味気ない旅行になるはずが、本当に楽しかった。ありがとう。」
そう言った俺に対してあややは。
「やだなあ、まだ一緒のバスで帰るんだし。なんか泣きそうになるじゃん。行こう。」と少し照れたような感じで言った。
バスは当然2人で並んで座った。
しかし、周りに人がたくさん居て、あんまりぶっちゃけたことは言えない。
自然と2人とも黙ったままになった。
途中であややはゴゾゴゾとMDを取り出した。
イヤホンをはめようとして俺の視線に気がついて、片方を俺の耳にはめてくれた。
イヤホンからはあややの歌が聞こえてきた。
俺は聞き入ろうとしたが、ふと思いついて、思い切ってあややの手を握ってみた。
あややは拒まなかった。
dearestが流れる。
ちゃんとしたオケの入った、情感のこもったdearestだ。
それでも昨日のdearestの光景が浮かんだ。
あややのおっぱいとおしりも浮かんだ。
背中に押し付けられたあややのおっぱい。あややの鼓動。
あややのふともも。
感動してるのか興奮してるのかわからなかったが涙が出た。
ちょっとだけあややの手を握る手に力が入った。
あややは黙って手を握り返してきた。
826 :
名無し募集中。。。
:2007/12/13(木) 02:11:15.28 0
そのうちに到着した。
立ち上がる前に俺はもう一度お礼を言った。
「あの、ありがとう。」
あややはうなずいてから言った。
「ねえ、ちょっと前向いて。」
俺が素直に前を向くとほっぺにちゅっとされた。
あややは少し赤くなって「わたしも楽しかった。じゃあね!」と言ってからバスを降りていった。
呆然としながら俺も少しあとにバスを降りた。
これから電車で家まで帰る。
あややはタクシー乗り場にいてタクシーに乗り込むところだった。
そのあややが俺に叫んだ。
「じゃあね、変態くん!」
周りの視線が俺に集まる。
勘弁してくれよ。
−終わりー
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