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マーサー王物語第3章

9 : ◆dO/kErKplo :2007/08/19(日) 14:14:21.81 0

「必殺技って?・・・」
いきなりマイミが必殺技なんて言葉を出すものだから団員たちはキョトンとしてしまう
確かにあのマイミなら必殺技くらい出来そうな気もするがたった1ヶ月で自分たちが習得できるかと言うと不安が残る
正確に攻撃をヒットさせる事でさえ習得に苦労すると思われるのにましてや必殺技なんて・・・
「必殺技は何も心配するほど難しいものではない、自分の出せる最高のパフォーマンスがそのまま必殺技になるのだけだ」
不安気な団員たちを見たマイミが勇気付けようとしたがそれでもまだピンと来ない様子
ならば百聞は一見にしかずと言う事でマイミが実際に必殺技を披露してみせる事にした
必殺技の対象は訓練場に備え付けられてあるサンドバッグだ
「マイミ、怒られちゃうからサンドバッグ壊しちゃ駄目だよ」
「それは無理な話だな」
そう言うなりマイミはその場でピョンピョンと跳ね体を温め始めた
そして全身が十分に温まるなりジャンプからダッシュへと切り替える
その切り替えのキレは凄まじく、まるで爆発が起きたかのようなスタートダッシュだった
マイミとサンドバッグはもともとそんなに離れてはいなかったがもののたった数秒で間合いを詰めてしまう
アイリは自分をサンドバッグに置き換えてみたがいくら考えても避けるイメージが浮かばなかった
それほどマイミの初速と加速は驚くべきものだったのだ
そしてマイミはサンドバッグを自分の間合いに入れるなりその勢いを味方につけ右ストレートをぶつける
更にサンドバッグが跳ね返る前にその地点に先回りし今度は左ストレートを追加する
また跳ね返る前に先回りしぶん殴る、またまた跳ね返る前に先回りしぶん殴る、ただそれだけの事を繰り返すだけだった
マイミの人間離れした敏捷性があるからこそ出来る必殺技だ
その完成された連続技が華麗なステップを踏み舞っているように見えるため「ビューティフルダンス」と名づけられている(命名ウメサン)
衝撃に耐えられなくなったサンドバッグはやがて上空に舞い上がりボロボロにはじけてしまった

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0ch BBS 2005-12-31