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黒魔術師りしゃこ(4)

1 :みずき ◆Pretty.00o :2007/08/07(火) 23:11:58.84 0 BE:191344267-2BP(2222)
前スレ 黒魔術師りしゃこ(3)
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1186236637/

☆前回までのあらすじ☆
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結論から言うと揉むものではなく感じるもの

227 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 09:50:24.92 O
>>226

スミマセン…

そんなにキライでしたか…

228 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 09:55:00.66 0
めぐぅ・・・

229 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 10:50:30.20 0
             ☆ノノハヽ
              州*‘ o‘リ
              /   つ(ハ~)_
             ((⌒_))| nepia |
.                   ̄ ̄ ̄
          ☆ノノハヽ
          州*‘ノハゝ   
           /ヾ∩∩  __(ハ~)__
          (⌒_))  | nepia |
.                  ̄ ̄ ̄
          ☆ノノハヽ ブシュン!
          州*`ノハゝ =3
           /ヾ∩∩  __(ハ~)__
          (⌒_))  | nepia |
                    ̄ ̄ ̄
          ☆ノノハヽ
          州*‘ρ‘リ<…。
           (O(ノハと)   __(ハ~)__
          (⌒)(⌒)  | nepia |
                   ̄ ̄ ̄
          ☆ノノハヽ
          州*‘ o‘リ<ゆー
           /つ つノハ) __(ハ~)__
          (⌒_)) ~~ | nepia |
                   ̄ ̄ ̄


230 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 11:17:17.37 O
ハロモニアへの道中…

最後の街を出て一週間が過ぎた…
盗賊と魔導兵器・ゴーレムに襲われた以外は特にトラブルもなく進んできた…
途中途中で小さな集落を見つけては泊めてもらったりしながら少しずつ前進した…
りしゃこ達がいないのは寂しい限りだが、それでもトールや双子達もいて、とても賑やかな旅の暮らしではあった…
ハロモニアまでの折り返し地点まで来て、今まで出て来なかった『刺客』がまた、あらわれた…

「自分ら、『りしゃこ』っちゅう子供、知らへん?」「知ってたら教えて欲しいんだけど…」
フードを身に纏った二人組の女が、馬に乗ってサキ達に尋ねてきた…

「知ってる…って答えたら…どうなるの?」と、サキが牽制発言をする
「なんや?お前が『りしゃこ』か!?ホナ悪いけど、ちょっと一緒に来てもらうでー」
と言うなり、グイッと手を引っ張ってサキをさらっていってしまった!!

突然の出来事に唖然とする一同…。だが、サキがさらわれたのだ!!
二人組の後を必死に追う―

231 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 11:23:55.57 0
             ☆ノノハヽ
              州*‘ -‘リ
              /   つ(ハ~)_
             ((⌒_))| nepia |
.                   ̄ ̄ ̄
          ☆ノノハヽ
          州*‘ノハゝ   
           /ヾ∩∩  __(ハ~)__
          (⌒_))  | nepia |
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          ☆ノノハヽ ブシュン!
          州*`ノハゝ =3
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          ☆ノノハヽ
          州*‘ρ‘リ<…。
           (O(ノハと)   __(ハ~)__
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          ☆ノノハヽ
          州*‘ -‘リ<ゆー
           /つ つノハ) __(ハ~)__
          (⌒_)) ~~ | nepia |
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232 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 12:16:16.08 O


233 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 12:56:03.86 O
突然、謎の二人組にさらわれてしまったサキ…
一瞬、何が起きたのか、さっぱりわからなかった…
サキが正気に戻るのはさらわれたのがわかってからだった…
「やめてー!離してー!」と大声で叫ぶサキを謎の二人組の片割れが
「うっさいボケ!!」と、なんと、サキを片腕で締め落としてしまった…!!

そんなことが起きているとは知らず、馬車で必死に追いかけるモモ達…
「待って〜〜〜!!サキを返して〜〜〜!!」

逃げている二人組にモモの悲痛な叫び声が聞こえた…
「…ねぇ…ユイヤンのさらった子…『りしゃこ』じゃないみたい…」「えっ?ホンマ!?どないしょ…」
「…もう一度、さらうしかないんじゃない?」「うわ…めっちゃメンドいなぁ〜。ダル〜…」

そんなやりとりが続いた後、二人組は踵を返して再び、馬車へ向かってきた!
モモ達は戻ってきた二人組に驚く…
「アンタら、早よ『りしゃこ』出さんかい!!こっちは時間ないんや!!」
「人さらいに渡すワケないでしょ!!それよりサキを返して!!」
「アカン!『りしゃこ』と交換や!!イヤやゆうたら…」
「…望むところよ!!」

234 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 13:47:09.64 O


235 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 14:16:41.91 O
何故かサキを巡って争うことになったモモ達と二人組…

「ええか?ウチらが勝ったら『りしゃこ』を渡してもらうで!!」と、勝手に仕切るユイヤン…
「じゃあ、アタシ達が勝ったらどうなの?」と、モモが尋ねると、
「戦う前に負けることを考えるヤツがおるかっ!!」と意味不明な逆ギレをするユイヤン…
「…まぁまぁ…。じゃあ、アタシ達が負けたら、近くの街でメシでも奢ってやるよ…」
「ちょっと、アンタ?そんなことせぇへんでもええやん!?」
「アタシ達だけ負けても何も無し、じゃあ騎士の風上にも置けないじゃない?」「…せやけど…」

二人組の一人はDQNぽいが、もう一人がまともそうでホッとするモモ達…

「いい?試合は二人一組で、どちらかが『参った』をした時点で終了、ってことで…」
「…わかった。それでいいわよ…」

ルールが決まって、後は誰が相手するかだ…

「まずはアタシがでるわ…。後はパートナーだけど…」
「…ウチが出る、とゆいたい」と自ら立候補したのはマァだった!

「ごちそうさま、とゆいたい…」

236 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 14:40:25.46 0
美勇伝や!

237 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 15:27:13.93 0
>>227
ネタニマジレスはよくない

238 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 15:48:26.20 O
猪木だな

239 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 16:57:40.66 O
サキを巡っての2対2の勝負になったモモ達…

相手はかなりデキるのか、自信満々だ…
4人の勝負を裁くのはトールで決定した

改めてお互いが向き合う
「まずは騎士らしく名乗らないとね…。私はエローカ=ミーヨ…。そして彼女が…」「ユイヤン=ボインブラや!!」
「アタシはモモ…」「ウチはマァ=サ…」

「ホナ、ちゃっちゃって始めよか!!」
「望むところよ!!」

いよいよ決闘が始まった!!
まずはユイヤンが猛然とダッシュしてくる!!その手には何やら大きな球を持っているが…
大分間合いが詰まった頃にその大きな球をブンッ!!と並んで立っていたモモ達目がけて投げつける!!
同時に左右に飛んで避けるモモ達…
だが、ユイヤンの狙いは二人を分断することだった!!

投げつけた大きな球の跡を見ると、地面が大きく凹み、ひび割れが起きている…
こんなのもらったら、ひとたまりもない…。背中に嫌な汗をかくモモとマァ…
だが、ボーッとしている暇は無かった…。
エローカが既に間合いを詰めており、長い棒状のものでモモを攻撃し始めたのだ!!

先手を取られてピンチのモモとマァ…。

240 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 18:10:50.13 O
ゎぉ

241 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 18:11:23.63 O


242 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 18:32:14.39 O
分断作戦に打って出たエローカ&ユイヤンに対し、後手に回ってしまったモモ&マァ…

巨大鉄球『ジャンボタコヤキ』を振り回しながらジリジリと間合いを詰めていくユイヤン…
じっと様子を見て、隙を伺うマァだが、ビュンビュンと音を立てる鉄球の前に、迂闊に手が出せない…

「何や?びびっとるんか?ホナ、ウチから行くで!」とマァに鉄球をぶち当てにきた…!!
すんでのところで躱してユイヤンの懐へ入ろうとするマァ…
「もらった!とゆいたい!」と、マァの拳がユイヤンの顔面を射抜く…!
だが、次の瞬間、マァの拳が捉えたものは、顔面でなくて『盾』だった…!
「どや?ウチの盾…『モダンミックス』のお味は…」と不敵な笑みを浮かべるユイヤン…

思わず拳を押さえてしまうマァ…。その隙にユイヤンはマァを蹴り上げる!!
もんどりうって倒れるマァ…
そこへ再度、容赦なく鉄球が襲いかかる!!
ダメージからか動けないマァ…
モモはエローカと交戦中で動けない…

このまま、マァは『ジャンボタコヤキ』の餌食になるのか!?

243 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 18:56:35.44 0
☆ノノハヽ
州*;´ -`;リ

244 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 19:04:38.86 0
       写真集発売前            写真集発売後
                                         ||
  ☆ノノハヽ ☆ノノハヽ  ☆ノノハヽ  .┃::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  ☆||ヽ
 州*‘ ー‘リ ∩*‘ o‘リ  リ*‘ -‘*リ∩┃:::ノハヽ☆ ::::::::::::::::::::::::::::::::::: ( ⌒ヽ
 / ⊃⊃   ヽ   ⊃  /⊃  /  ...┃:::リ‘ - `;*州:::ノハヽ☆ ::::::::::: ∪  ノ
 (  (     ヽ  )つ ( ヽノ  ......┃:::と  ヽ::::::::: リ;´ρ`;*州::::::::::::: ∪∪
  (/(/'     (/     し^ J   .....┃:::⊂,,_UO::::::::::(∩∩ ):::::::::::::::::::


245 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 19:35:46.22 O


246 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 20:52:36.48 O
巨大鉄球『ジャンボタコヤキ』と堅固な盾『モダンミックス』の前に攻撃を阻まれるどころか大ピンチのマァ…
非情にも、『ジャンボタコヤキ』がマァを襲う!!

思わず目を背ける一同…

ガキィィィン!!

激しく金属音がこだまする…
一同がマァに目を向けると、いつの間にか、マァの手に巨大な棍棒が…
どうやら、それで鉄球を反らしたらしい…

「この『筋属バット一号』で成敗してやる!とゆいたい!!」とマァ…
いよいよ『眠れる獅子』の目覚め、か!?

「何や?そんなモンあったんか?でも、無駄や!!」鉄球の第2投目がまたも寸分違わずマァに襲いかかる!!
だが、マァはその鉄球を少し横に避けて『筋属バット一号』をフルスイングして鉄球を弾き返す!!
見事に芯を捉えた鉄球はユイヤンの方へと飛んでゆく!!
しゃがんでなんとか避けたユイヤンだが、勢いのついた鉄球に引き摺られて一緒に飛んでいってしまった…
一方、モモはというと、やはり、リーチの差でエローカの懐に飛び込めず苦労している…

247 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 22:35:56.01 0
人知を超えた戦い

248 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 22:42:41.21 O
エローカの武器の前に、なかなか懐に飛び込めないモモ…
そんなモモを嫐るように十字槍『三所責め』で追い込むエローカ…

モモも短刀を両手に持ってなんとか躱している状態だが、攻めないことには勝利はない…
そこで、モモは秘密兵器を取り出した…
短刀を一時しまって懐から取り出したのは、鎖分銅だ…

鎖分銅を勢いよく振り回し、エローカの十字槍のリーチ外から分銅を投じるモモ…。成る程、これなら場合によっては致命傷を与えられる…

だが、せっかくの分銅も十字槍に絡め取られてしまった…
小柄なモモと大きくはないが、普通体型のエローカでは、やはり力比べではエローカに軍配が上がりそうだ…
「あなたの秘策も、ここまでだったようね…」と言って、空いてる手で鎖分銅を手元に引き寄せる…
必死にこらえるモモ…に見えるが、モモの口元には笑みが…
「…じゃーん!!」
何か筒状のものを取り出し、鎖に引っ掛け…そして「…ファイア!!」と言って筒状のものに火を点けた!
すると、筒状のものがエローカに向かって一直線に飛んでいく!!


249 :名無し募集中。。。:2007/08/12(日) 23:52:39.07 0
えろす

250 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 00:04:31.94 O
モモの秘策・鎖分銅はエローカにガードされてしまったが、その後の火筒はエローカに向かって一直線に飛んでいった!!

「わ、わ、わ!!」
と、慌てふためくエローカ…
火筒はエローカの目の前で破裂し、白い噴煙が辺り一面に拡がる…
「ゲホッ!!ゲホッ!!」
エローカがむせ込んでいる…

その隙を突いて、モモが噴煙の中にダッシュする!!
エローカが十字槍を振り回してモモを近寄らせないようにしているが、全て空を切る…
噴煙の中にモモが突入し、やがて
「わ、ちょっと…やめて!やめて!!」と、エローカの悲鳴がこだまする…

そして―
噴煙が晴れた頃には、エローカは鎖でがんじがらめにされていた…


「勝負あり!!」とトールが宣告する
「勝者、モモ&マァ!!」

251 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 00:16:30.82 0
グフフフフ

252 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 01:11:06.71 O


253 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 02:04:46.67 O
最初は苦戦したが、見事勝利を収めたモモ&マァ…

一方のエローカとユイヤンはと言うと…
「やだー!納得できなーい!」と、負けに納得がいかずブーたれるエローカ…
とは対照的に
「参ったわぁ!ウチらの負けや…ホンマ、アンタらスゴいわ!」と意外な程、すんなり負けを認めるユイヤン…
「ま、約束は約束やから、こいつ返すわ…」
そう言ってサキをマァに手渡す…

「ホナ、な…」という言葉を残し、立ち去ろうとするエローカとユイヤン…


从#゚ー゚从<ちょっと待て!とゆいたい!!

と、お怒りモードのマァ…
「へ?何のことだっけ?」と、とぼけるエローカに対して、


从#゚ー゚从<メシを食わせろ!とゆいたい!!

と、どんどん不機嫌になっていくマァ…

「こら、エローカの負けやな!」と相方に、覚悟を決めるように促すユイヤン…
かくして、サキ達は勝負に勝ってタダメシを頂くことになった…

254 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 04:19:14.06 0


255 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 07:50:18.00 O


256 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 09:17:17.68 O
エローカとユイヤンに先導されて、移動すること3時間…


从o゚ー゚从<メシはまだか?とゆいたい…

と言って、腹の虫を鳴かせ放題のマァ…

「お待たせ〜!着いたで〜!!」とユイヤンが言うと、前方に大きな街が見えてきた…
「ここは『カワチ』言うて…ウチの生まれ故郷やねん!」と、誇らしげに話すユイヤン
成る程、街としては『ベリーナイス』や『マハ・アリ・カンナ』以上にデカイ…
「美味いメシ屋まであとちょっとの辛抱や!!」とみんなを鼓舞するユイヤン…エローカがちょっと元気がないのが気にかかったが…

さて、街に入るとそこらかしこで何やらいい匂いが鼻腔をくすぐる…
「ここ、『カワチ』は別名・食い倒れの街ゆうて、とにかく色んなモンがめっちゃ美味いんや!!」と、張り切って説明するユイヤン
「それは楽しみだ…とゆいたい…ジュルリ…」とパブロフの犬よろしく、よだれの止まらないマァ…
他のみんなも、
「楽しみ〜♪楽しみ〜♪」「ゴ・ハ・ン♪ゴ・ハ・ン♪」とノリノリだ…

エローカを除いては…

257 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 10:10:59.46 0
ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州*‘ ー‘リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ


258 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 11:09:42.17 O
さて、街を練り歩くこと約10分…ユイヤンおすすめの美味いメシ屋とやらに到着した…

ユイヤンが店の暖簾をくぐると、
「おとん、おかん!友達連れてきたから焼いてくれへん?」と言い出す…
(おとん?おかん?)
聞き慣れない言葉にぽかーんとする一行…
すると、中から中年の男女が出てきて
「ユイー!おかえりー!」「久しぶりやなー!元気しとったかー?」
「ウチはめちゃめちゃ元気やゆうねん!!」
と、親しそうに話をしてる…

「お、エロちゃんや!!」「エロちゃん、元気しとったー?」
「…ええ、おかげさまで…おじさま、おばさま…」と引きつった笑顔を浮かべながら挨拶をする…

あまりに「エロ」「エロ」と言うから、中にいた数名のお客さんがクスクス笑っている…

(だから元気なかったんだ…)と妙に納得する一行…

259 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 12:20:03.26 O


260 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 12:43:37.03 O
「ホラホラ!みんなも座りぃや!」とイキイキとして仕切り出すユイヤン

「…あの、ここって…?」復活したサキが尋ねる
「ん?ウチの実家や!!めっちゃ美味いねん!!アンタらの食うたことない、珍しいモン食わせたるわ!!」と鼻息の荒いユイヤン…
そして料理は…
小さい丸い団子みたいなものと、平べったい煎餅みたいなものが沢山出てきた

「カワチ名物の『たこ焼き』と『お好み焼き』や!!おかわりなら、いくらでもあるで!!」と太っ腹なユイヤン…
ヘンテコな料理だが、何故か香ばしい匂いがする…
誘惑に負けて、マァが一口食べてみる…


从*゚ー゚从<…ブラボー!!…これは、素・晴・ら・し・い・ぞー!!、とゆいたい…

と一言発して、脇目もふらずに食べまくるマァ…

それをみて、サキ達も一口食べてみる…
「あーっ!美味しいー!」「えーっ!けっこうイケるジャン!?」「美味し♪」「うん♪」「…なかなか美味しいね…」
と大好評だ…。ユイヤンもすっかりご満悦だ…

食後―
いよいよユイヤンとエローカが本題を切り出す

261 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 12:49:20.02 0
三好が可哀想だw

262 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 13:05:30.48 0
エロちゃんwww

263 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 13:41:33.91 O
食後―

それまでの和気あいあいとした雰囲気とうって変わって、シリアスな表情になるユイヤンとエローカ…

「…実は、『りしゃこ』っちゅう子を急いで連れていかなアカンのや…」と、ユイヤンが話し出す…
「…どうしてなの?」と、ユイヤンに絞め落とされたサキが尋ねる…
「…ヤグーの手に…渡る前に!!」

!!

エローカの一言にサキ、モモの表情がみるみるうちに青ざめる…

「…ち、ちょっと!それ…どうゆうこと!?」といきり立つサキ…
「サキ!落ち着いて!!」とモモが止める…

「…驚くのは仕方ないわ…EX-ZYXのお二人さん…」
「!!」
「なんでそれを…!!」
今度はモモも動揺する…。特殊部隊・EX-ZYXの存在を知るものは、ハロモニアでも一握りなのに…

「…詳しいことは後で話すけど、彼女を『保護』したいの…」とエローカが真剣な眼差しで、サキ達に熱く話す…
少なからず、嘘を言ってるようには見えない…
そう感じたサキとモモは、ユイヤンとエローカに事実を打ち明ける…

「…りしゃこは…ここにいない…さらわれたの…」

264 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 14:53:11.54 O
「何!?『さらわれた』やて!?」
突然、大声を張り上げるユイヤン!!

パリーン!!

突然の大声にびっくりしたユイヤンのおかんが洗っていた皿を落っことしてしまった…

それはスルーして、話を進めるサキ達…
「…ここに来る前にさらわれたの…。犯人は昔の仲間よ…」
「…それじゃあ、EX-ZYXのヤグーの手に渡ってるかも知れないの!?」
「…ええ」
「かーっ!!何てことや!!一番マズイ奴の手に渡ったんか…」

「『マズイ奴』って…」
モモが尋ねる…
「ここ最近、ハロモニアのあちこちで『時空の歪み』が発生してるのは知ってる?」
「その件なら、僕が知ってるよ…」と、答えるトールに
「おっちゃん、誰?」
と聞くユイヤン…
「…バカ!この人、宮廷魔術師のトール様よ!!」
「…え?ホンマ?」

「…いかにも。僕が宮廷魔術師・トール・B・ウッドベルだよ…」

「…し、失礼しました!」急にかしこまるユイヤン…とても気まずかったに違いない…

「…て事は、彼女が『黒幕』かも知れんな…」

「『黒幕』ぅ!?」

265 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 16:05:03.31 O
州*‘ -‘リ<頑張るもん!

266 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 17:25:14.26 O
トールの『黒幕』発言に一瞬にして、場が静まりかえる…

「…長官が、ヤグー長官が事件の『黒幕』!?」
サキ、モモは信じられない…といった顔つきだ

「僕も断定は出来ないけどね…」と前置きしながら

「彼女が、ハロモニアの守護神・『暁の乙女』出身なのはみんな、知ってるよね…?」
「ええ…。ハロモニア女王を護る親衛隊、ですよね?」「アタシも知ってるー!」「ウチもー!」

「…そして彼女が特殊部隊・EX-ZYXの長官になって、その後、『暁の乙女』を脱退したのも…」
「…ええ」「…知ってます」「…そうだったよね」

「彼女が居なくなって以降だ…。例の『時空の歪み』が発生し始めたのは…」

「!!」

「…まだ確証は得てないが…用心には越したことがないな…」と推測を述べたトール…

すると、
「一緒だ!隊長の言ってたことと一緒!!」「ホンマや!隊長、只のアホか思たらけっこうエエとこ突いてるやん!?」
と、ユイヤン・エローカが大騒ぎする…

「せやったら、話は早いわ!トールさん、隊長に会ったって!!」

267 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 18:55:40.79 O
从o゚ー゚从<腹へった…

268 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 19:50:26.29 O


269 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 20:06:28.94 0
      ☆ リシャ  マチクタビレタ〜
                        マチクタビレタ〜
       ☆ リシャ  〃  ☆ノノハヽ
        ヽ ___\\州*‘ -‘リ <お盆だからって手抜きはだめよ
            \_/⊂⊂  _ )
          / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
       |  菅谷梨沙子 |/


270 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 20:14:50.68 0
つ【ご飯】【ソルロンタン】【ブデチゲ】【ペチュギムチ】【オイギムチ】【チヂミ】【カルビクイ】【コチュジャン】【ナムル】【チャンアチ】【チョリム】

271 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 20:15:54.01 0
☆ノノハヽ
州*‘ ー‘リ<わ〜いいただきま〜す
 つ【ご飯】【ソルロンタン】【ブデチゲ】【ペチュギムチ】【オイギムチ】【チヂミ】【カルビクイ】【コチュジャン】【ナムル】【チャンアチ】【チョリム】


☆ノノハヽ
州*‘ 〜‘リ<むしゃむしゃぱくぱくむしゃむしゃぱくぱくごっくんこ


ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州丶`∀´リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ

272 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 20:16:34.69 0
りーちゃんorz

273 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 21:14:46.62 0
          ,..0ヽ
         ,:'゚,::.`!_!_
        :,:'。;:': | |┘
        ;: .' :'::. | |
    。:。o゚o ::::: | |o。:。
  〃ノノハヽ
 ゚。州*‘ -‘リっ ゴシゴシ
  o .:(  ノ。  o゚ 。 o
  。(( o゚ 。 o゚ o゚ 。 ゚。))


      |    ゝ,,__ノ    γ;)____
      |           || |゚    ゚|
      |       (;´⌒.   || | 〃.  |
      |      (: ) )   リ |。  〃。|
      |       ノ  ノ   ̄ ̄
      |_☆ノノハヽ____屯==、
       /と 州*´ -`リ つ . /|
     / .,' `Y,,.. .,. .Y´.`i |{ |_
    / .,' ,; ~      ';i |L/_ 占占__
.   / ,' ,;〜  ~ 〜.  i |/


274 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 21:44:57.26 O
ユイヤン・エローカの申し出…

今回のハロモニア崩壊の原因を探求する、『隊長』と呼ばれる人物との面会…

ハロモニア王国を護る宮廷魔術師としては、重大問題の解決の糸口として、出来るだけ協力者は欲しいところだ…

「…わかった。会ってみよう…」と、トールは即断した…

「わぁー!よかったぁー!」「これで、今回のミスは帳消しやね!」

「…何が帳消しですって!?」
と、そこへ、一人の女性が現れた…

「…あっ!隊長!!」「…げぇ!!」
「…『げぇ!!』って言ったのはこの口か!!この口か!!」と、言ってユイヤンの頬っぺたをつねりあげる…

そんなドタバタのやりとりを見ていたトールが、しげしげとその女性を見つめる…

「やだぁ〜パパァ〜!」「このエロオヤジ!!」

「違う、違う!!」と弁明しながらトールが言う

「この娘は、元・『暁の乙女』のリカサークくんだ…」

「え〜〜〜〜〜っ!!」と驚く一同…

275 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 22:01:57.45 0
ゑーっ!?

276 :名無し募集中。。。:2007/08/13(月) 23:11:05.58 O
ほー!

277 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 00:08:17.37 O
トールが発した言葉に一同が驚く…

目の前に、元・とは言えどハロモニア王国の守護神・『暁の乙女』の一員、リカサークが現れたからだ…

改めて対峙すると、普通の人間とオーラが段違いなのだ…

その場にいた皆が、一斉にに注目する…

「…おばさんミックスモダンね!」
一同ズッコケる…
「…何よ!いージャン!?ワタシだってお腹が空くんだから!!」と、のたまうリカサーク…
そりゃそうだ…。『守護神』と言っても人間なのだから…

「おじさーん!モダン最高!」と、食事を平らげた後、リカサークが切り出す…
「トール様、貴方の名声と武勇は兼ねてより伺ってます…。どうか、ワタシ達に協力して下さい!!」
「勿論、そのつもりですが…」
「…隊長」「ウチらのやりとり、見てへんかったん…!?」

「…ゴ、ゴホン!とにかく、この混乱を止めるために一緒に戦いましょう!」
「おーっ!!」

トールがリカサークに質問する
「で、今後はどうする予定で…」
「とりあえず、ハロモニアに行きましょう!協力者も紹介したいんで…」
「わかりました…じゃあ、急ごうか…」

278 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 01:37:47.60 0
そろそろおちる

279 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 02:00:59.53 O
>>278

気を付けます…

280 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 03:07:41.58 O
元・暁の乙女の一員・リカサークの意向もあって、ハロモニアへと急ぐ一同…
特に大きなトラブルも無く、旅は進んでいく…

ただ、その道中でリカサークから聞かされた話はショッキングなものだった…


ハロモニア女王の体力の低下とともに『時空の歪み』が現れ始めた…
勿論、王国としても、何も策を講じてなかったのではなく、実は、秘密裏に元・『暁の乙女』達を派遣していたのだ…

その話はトールの耳には入って来なかった…
それもそのはず、『時空の歪み』に立ち向かった者の多くが負傷し、傷つき、中には行方不明になったものまでいた、と言う…

もし、それが国中に知れ渡ったら、パニックになる…。そう、考えて女王が箝口令を敷いたのだ…

サキ達、トール達が事態の深刻さに何も言えない状態の時に、運悪く、遭遇してしまう…

あの、『禁断の兵器』ゴーレムと…

281 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 04:06:41.37 O


282 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 08:06:06.76 O


283 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 09:21:59.20 O
ハロモニアまであと一歩、というところで、再びゴーレムに道を阻まれてしまうサキ達…

今回はよりによって2体だ…。しかも、一回り大きいような気がする…

前回はサキ達に心の余裕がなかったからか、かなり手こずったが、今回は弱点や対策もバッチリだ
ただ…問題はリカサーク達だ…。果たして、ゴーレム相手に立ち回れるかどうか、だ…

だが、リカサークとその仲間は全く動じていない…と、いうよりサキ達以上に余裕だ…


「まずはお手並み拝見、と言ったところですわ!」「そちらもよろしく頼むよ!」と、互いのリーダーが武運を祈り合う…

そして、戦いの火蓋が切って落とされた―

まず、サキ達、トール達だが、重圧をかけながら進んでくるゴーレムに対して、前回同様、的を絞らせない作戦に打って出た

サキ達チームが陽動を引き受け、トール達チームが再生能力を削ぎ落とし、とどめを刺す…という段取りだ…

だが、隣のリカサークチームを見てみると、そこには信じられない光景が広がっていた―

284 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 10:33:13.87 O
州´・ v ・)<ほ!

285 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 11:37:03.98 O
洲*` v ´)<ほ!

286 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 11:55:57.83 0
                      l三王三王三l o==
                      乂━━━━乂_|
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                      ノノノノノノノノ

               ☆ノノハヽ _zzz...
            / 州*´ -`リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ

287 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 12:59:35.09 O
隣のリカサークチームを見てみると、そこには信じられない光景が…

エローカとユイヤンは見てるだけ…リーダーのリカサークが一人で相手していたのだ
「リーダー!頑張って〜!」「昼メシ分ぐらいは頑張ってや〜!」「…ちょっと、アンタ達!少しは手伝いなさい!!」
「…ウッ!…急に腹痛が…」「あー聞こえへんなー!」「…後で覚えてらっしゃい!!」

リカサークは呪文を詠唱しながら逃げ回っているが、けっこう大変そうだ…

「…なんか危なげだよね?」「ちょっと可哀想…」「助太刀に行くか?とゆいたい」
そういって、サキ、チナリ、マァの3人がリカサークの助けに入る…

「ありがとう!貴方達!」「なんとか足止めしますんで、後は頼みましたよ!」「任せて〜!」

「…実はさ、新しい魔法…考えついたの!」「え〜!ウソ〜!?」「…ここをこうして…これを…」「わぁースゴーい!!」
3人がゴーレム相手をにして、真正面から向き合った…

「ウチらの合体魔法、見せてやる!!とゆいたい」

288 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 13:10:37.98 0
                      l三王三王三l o==
                      乂━━━━乂_|
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                      ノノノノノノノノ

               ☆ノノハヽ _zzz...
            / 州*´ -`リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ

289 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 14:06:34.61 O


290 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 15:25:18.49 O
芭9川*^∇^)|<意義あり!!

291 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 16:30:16.66 O
ゴーレムに追いかけ回されるリカサークを尻目に呪文の詠唱を終えた3人…

「…よし!」「いくジャン!?」「任せんしゃい!とゆいたい!」

「行け!!合体魔法『ハクション大魔王』!!」
と言うと、マァが地面から石のつぶてを発生させ、それをチナリの魔法が拾い上げ前方に押し出し、サキが勢いと軌道修正をする…
前回の合体魔法が『砲弾』とすれば、今回のはまるで『ショットガン』だ―

それがゴーレムのど真ん中に命中する!!
今まで、ちょっとした魔法では傷一つつかなかったゴーレムのボディに抉れた傷が残り深手を負わせた…

急に動きが悪くなるゴーレム…
それとは対照的にリカサークチームはリカサークがやっと呪文を詠唱し終えたのだ…

「…3人とも足止めご苦労様!」とサキ達を労う一方、「…後でお説教よ!」と部下を睨み付けたリカサーク…
そして、口元には勝利を確信したのか、笑みがこぼれている…

「…お待たせしました!…それじゃあ、いくわよ!」


292 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 17:31:10.08 O


293 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 18:57:50.76 O
川´・_・リ

294 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 19:40:28.79 O
九時以降再開予定

295 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 19:43:14.87 0
wktk

296 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 21:05:03.38 O
州*‘ -‘リ<元気だもん!

297 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 21:21:08.39 O
「さぁ〜て…準備は整ったわよ…」
と、リカサークが走り回って息切れしながらも宣言する…
「…偶然にせよ、いいお膳立てもしてもらえたし…ね!」

「…それじゃあ、いくわよ!!ピンクイリュージョン!!」
そう言うなり、杖をゴーレムに向けて振りかざすと、その先端から無数の弾丸が発射され、穴だらけのゴーレムの身体を打ち抜く!!
だが、ゴーレムの身体には傷が殆んどない…
それでも、リカサークに慌てる素振りはなかった…

「貴方達!『水』の力を持ってるなら、雨を降らせて頂戴!」と、双子達に指示を出す
「言われなくても…」「やってますよぅ〜」と双子達も返事する…

「るてるて!!」「ずーぼ!!」
双子達得意の『水』の高等魔法の雨乞いだ…

だが、何故それをリカサークがリクエストしたのか?がわからない…

その理由が判明するのは、それから、ほんの数分後だった…

298 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 22:21:37.03 O
ノノl*∂_∂'ル<ほ!

299 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 22:23:33.32 0
                      l三王三王三l o==
                      乂━━━━乂_|
                         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                      ノノノノノノノノ

               ☆ノノハヽ _zzz...メシ食うのマンドクサ
            / 州*´ -`リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ


300 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 23:35:23.95 0
ほう

301 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 23:36:16.73 O
川´・_・リ<小さなことからコツコツと!!

302 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 23:40:35.80 0
         . ::゜.゜。・゜゜゜゜ .
        :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
            : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
                  .: ::.゜゜゜゜・
              ..: :.゜゜。・。゜.゜. ...
                :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
                    : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
                    :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
                        : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
                        :::.゜。 ゜・。゜゜. .  . .
                             : ::.゜ ゜ ゜゜。・。゜.゜..
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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   ~^^゚〜.。.... 。.... . ..:::::.....:::::.....:::::....。.....゚ .........。・...。.... 。 。。..::::...... 。...::::::::... ......::::::::::::::::..
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      .. . ...        . . . .    ..: : :. . . . .  ..: : :. . . . .          ^~^:〜。,,,,・
  .. . . . . .          .. . ...        . . . .    ..: : :. . . . .

               ☆ノノハヽ _zzz..
            / 州*´ -`リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ

303 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 23:51:50.29 O
未だ決定的ダメージを与えられないゴーレムに対し、余裕のリカサーク…
先程使った魔法もゴーレムには効いてないのだ…

だが、そのゴーレムに突如、異変が起きた!!

「グォォォォーー!!」
その場にいた全員の身体にまで振動が伝わるゴーレムの咆哮…
痛みを感じないハズの生命体が人間同様に苦しんでいるようだ…

「…やっと効果が出てきたわね!」と、笑みをこぼすリカサーク…

ふと、ゴーレムを見てみると、全身が緑色に浸食されている!!
「…もうこれでお・わ・り・ね!」と、勝利のポーズまで決める有様…

「大丈夫なんですか!?敵に背を見せるなんて…」と、サキが忠告するが、
「大丈夫よ!もう、あの子の身体はコレに動きを封じられてるから!!」と言って、サキにあるものを見せる…

「…これが、あのゴーレムを封じ込めた『手品のタネ』よ!!」

リカサークの手のひらに乗っているものを見て、サキは言葉を失った…

304 :名無し募集中。。。:2007/08/14(火) 23:59:40.20 0
∋o
ノノノハヽ
从*´-`) 
 ゚し-J゚


305 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 00:11:55.34 O
>>304

誰?この人?

306 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 00:32:03.38 O
「…これが、あのゴーレムを封じ込めた『手品のタネ』よ!!」

そう言って、リカサークがサキに見せたものは…

何やら、小さくて堅くて茶色いものだった…

「…あのー、これって…何ですか…?」
内心、答えはわかったのだが、お約束で聞いてみたサキ…

「えっ!?コレ!?何だと思う〜?…ジャーン!正解は『お花の種』でした!!」と、自慢気に言うリカサーク…
その場にいた数名が、あまりの下らなさに殺意を覚えた…のは言うまでもない…
さらに、追い打ちをかけるように、
「コレ、実は普通のお花のタネなのよ!…ワタシの手品には、タネも仕掛けも有りませ〜ん!!なんちゃって!テヘ!」
その場にいた全員が殺意を覚えた…確実に…

そんな中、ユイヤンがリカサークに向かってダッシュし、
「そんなんで笑いが取れるか、ボケ!!」と、隊長であるハズのリカサークに対して、ラリアットで突っ込みを入れたのだった…


307 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 01:09:59.90 0
   ノノノハヽ
    川VvV)
  / U  つ ビシッ
  し'⌒∪


308 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 03:25:59.33 0
::::::::::::::./\__,ヘ,     
::::::::\:|ノノノハ クゥ〜ン 
::::::ミゝ从 *’w’)つ 
::::::⊂__つノ 
マイハニャン巡回中!

309 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 05:05:54.06 O


310 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 06:05:27.57 O


311 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 06:56:57.81 O


312 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 08:38:17.45 O
ユイヤンのラリアットを食らって、ヨロヨロになりながらも立ち上がるリカサーク…

「…何よ!!みんなして!!ひどいじゃない!!」と、癇癪を起こしてしまった…

それを見て(まずい!)と思ったエローカが、
「いや〜!!さすが隊長!!鮮やかな魔法です!!」とヨイショする…

すると、
「やだ!もぉ〜!エロちゃんたら!わかってるジャーン!!」と、一転して、上機嫌になった…


313 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 10:11:47.97 O


314 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 11:14:30.13 O
从o゚ー゚从<もうしばらくの辛抱だとゆいたい

315 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 12:16:14.25 O
リカサークは、おだてると機嫌が良いのだが、拗ねると厄介、という人だと皆が理解した

上機嫌になってホッとするが、同時にため息もつくエローカ…
さながら中間管理職の悲哀を感じさせる…

そんなエローカに、何も言わず、ポン!と肩を叩いたのが、大所帯を切り盛りしているサキだった…
しばらく見つめ合った後、二人で励まし合ってたのが印象的だ…

一方、上機嫌のリカサークはというと、動けないゴーレム相手にとどめを刺そうとしている…


「ワタシのマジックもこれが最後よ!!しっかり見てて頂戴!…咲き誇れ!!ブルーミング!!」
言い終えると同時に、指をパチン!と鳴らすリカサーク…
すると、緑色に覆われたゴーレムの岩肌にピンク色の綺麗な花が咲き始めた…

「素敵ー!!」「綺麗…」思わずみんなが賞賛の言葉を口にする…

「あの寒いギャグが無ければええんやけどな〜」とユイヤンが、ぽつりと漏らす…。なんだかんだで実力は認めているのだ…

だが、その独り言がリカサークに聞こえてしまい、哀れユイヤンの頬っぺたはブルドッグみたいになるのだった…

316 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 13:15:25.66 0
  ★ノノハ
  从 *´・`) <ムネが鳴る音です♥
  /∪Y∪ キュッ
  し―-J 



317 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 13:44:57.05 O
>>316

ノノl#∂Д∂'ル<ゴルァ!!

318 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 14:30:28.85 O
>>316

岡πですか?

319 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 15:23:08.86 0
●( `.∀´)<あんた達、もう寝なさい!

320 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 15:45:38.42 0
>>316
口がおかしいぞ

321 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 16:36:31.30 O
さすが『隊長』と呼ばれるだけあって、その実力を遺憾なく発揮したリカサーク…。その腕前は正しく一級品だ…
だけど、ギャグはからっきしだよ三級品…

それと、被害妄想癖もあるような、ちょっとイタいキャラなのも困りものだ…

サキ達は、リカサークが会わせたい…と言ってるまだ見ぬ『仲間』がまともな人でありますように…と心の底から祈った…

一方

王都・ハロモニアの某所―

「あーっ!またゴーレムがやられたー!せっかく一生懸命作ったのにー!!」
「…多分、デザインに問題がある!と思うのワタシだけ!?」
「…何ですって!?」
「何でもない何でもない…。でも、厄介ね…。まさかリカちゃんが“あっち”についちゃうなんて…」
「ホント、信じられない!!そんなに見栄張って嬉しいの?って言ってあげたいわ!!」
「…たん!ちょっと落ち着きなって!!」
「もー!!どうもこうもないっすよ!!」
「まぁ、いいじゃない?『お楽しみはこれから!』ってことで…」
「わかったわよ…」


322 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 17:24:43.38 O


323 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 18:56:04.18 O
心強い味方・リカサーク達を加えて、いよいよ、王都・ハロモニアに到着間近のサキ達…


一方、りしゃこ達は…

「…むむむ、逝け!『ぴーちゃん』!!」「何の!『ほのまら・改』!!」「であー!!」「じょあっ!!」「やったなー!!」

「ほら、りしゃこー!ミヤビー!お昼よー!!」

「わー!お腹ペコペコだもん!!」「ふぅ…疲れた…」
二人がメーグルの呼ぶ声に反応して、稽古部屋から出てきた…

「ねぇねぇ!今日のお昼、何、何?」「なんだもーん?」
「今日はミヤビの大好きなエビフライだよ!」
「やったー!エビフライー!」「エビー!」
「…もう!そんなにはしゃがないの!」
「へーい…」「わかったもん!」

二人を先導して、食堂へ向かうメーグル…
その間、メーグルは考えを巡らせていた…

(…二人がここに来て、二週間…。物凄く成長したわ…。ひょっとしたら…ううん、必ず…あのプロジェクトは成功させる…)

324 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 19:21:52.00 0
>>320
俺はこっちのAA派

325 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 20:27:18.35 O
りしゃことミヤビを食堂まで連れて行き、自分は専用の部屋に戻るメーグル…
そして、ベットに身体をゴロンと投げ出す…

(…今のところ、Xデーまでは順調に事は進んでいるわ…。…後はなんとか周囲に悟られないようにしないと…!)
思い詰めた表情のメーグル…。しばらく物思いに耽る…

すると、突然、部屋の扉がガチャリと開いた
「おいおい、そんな辛気臭ぇ顔するなよ!?眉間に皺寄せてると、オバサンになるぜ!?」
「そうよ、一人で思い詰めても仕方ないじゃない!コレでも逝っとく?」
そんな軽口を叩いてメーグルの部屋に入ってきたのは…

マイミンとエリカンだった…
二人はメーグルより先に、りしゃこ達に接近したのだ…。勿論、目的は王家の血筋を引く『りしゃこの捕獲』に他ならなかった…

「しかし、長官もとんでもないことを考えつくのな…」と、エリカンの持ってきた酒をあおるマイミン…
「…『傀儡政権』が目的だった…なんてね…」
エリカンもマイミン同様に酒をあおり始めた…
「…長官も昔は、あんなのじゃなかったのにね…」
メーグルもマイミン達に付き合って、酒をあおる…
…その目は、どこか寂しそうだ…

326 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 21:23:06.89 0


327 :名無し募集中。。。:2007/08/15(水) 21:54:32.12 0
               ☆ノノハヽ _zzz..
            / 州*´ -`リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ

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