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黒魔術師りしゃこ(4)

1 :みずき ◆Pretty.00o :2007/08/07(火) 23:11:58.84 0 BE:191344267-2BP(2222)
前スレ 黒魔術師りしゃこ(3)
http://ex23.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1186236637/

☆前回までのあらすじ☆
ttp://f16.aaa.livedoor.jp/~hello/up/img/1923.jpg
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結論から言うと揉むものではなく感じるもの

601 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 17:18:23.53 0
☆ノノハヽ
州*‘ ー‘リ<わ〜いいただきま〜す
 つ【ハヤシライス】【エビグラタン】


☆ノノハヽ
州*‘ 〜‘リ<むしゃむしゃぱくぱくむしゃむしゃぱくぱくごっくんこ


ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州*‘ ー‘リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ

602 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 17:34:55.14 O
道に迷ったフリをして、二手に分かれて道を進むサキ達とモモ達…

サキ達は二人が道を引き返してもしばらく二人っきりになるように、馬車を茂みに隠し待機した…
(モモ…上手くやれるかなぁ…)とサキはモモの成否を気にする…


一方のモモは、二人を先導していた…
二人とも無口なので、重苦しい重圧がモモ一人にのしかかってくる…
(損な役回りを引き受けちゃったな…)と痛感するモモ…

だが、これからはこっそりと『観察』することを思うと、少しウキウキしたりもする…

丁度、道の先に小さな獣道があったので、
「ちょっと待ってて!様子見てくる!」と言って、あっという間に姿を眩ますモモ…

これで、下準備は完了した…

603 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 18:32:52.87 O
モモが姿を眩ましたことで二人っきりになってしまったユリーナとチナリ…

いつもなら、チャンス!とばかりにチナリがちょっかいをかけるのだが、ケンカ中の二人にそんな素振りはない…
ただ、待てども暮らせど戻ってこないモモに対してイライラを募らせるユリーナ…
「…遅いね…」

ケンカをして以来、チナリが初めてユリーナにしゃべりかけた…
だが、ユリーナは無言のままだった…
返事が返ってこなかったので、チナリもまた、黙ってしまう…


一方のモモは獣道を分け入って、元いた道へ戻っていく…
そして、ようやく分かれ道の入り口に戻ってきた…

モモは打ち合わせ通りに待ち合わせ場所へと向かう…。そして、ようやく馬車を見つけ、
「上手くいったわよ〜!」と、サキ達を呼ぶモモ…

…だが、返事がない…

異変に気付き、辺りを警戒しながら馬車の中を覗き込むモモ…。勿論、不測の事態に備えて、腰に帯びていた短刀を手にとる…

そして、モモが目にしたものは…

折り重なって横たわった4人の身体…

それに驚いたモモが、思わず叫んだ!!


「起きろ〜〜〜〜〜!!」

604 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 18:34:11.57 0
☆ノノハヽ
州*‘ ー‘リ<わ〜いいただきま〜す
 つ【馬車】


☆ノノハヽ
州*‘ 〜‘リ<むしゃむしゃぱくぱくむしゃむしゃぱくぱくごっくんこ


ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州*‘ ー‘リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ

605 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 20:05:30.54 O
>>604

らめぇ〜〜!!

606 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 21:16:55.10 O


607 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 22:07:26.95 0
http://dnasuoht.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070824203117.jpg

608 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 22:36:30.21 O
>>607

吹いたw

609 :名無し募集中。。。:2007/08/24(金) 23:03:49.46 0
☆ノノハヽ
州*‘ ー‘リ<わ〜いいただきま〜す
 つ【ttp://dnasuoht.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20070824203117.jpg】


☆ノノハヽ
州*‘ 〜‘リ<むしゃむしゃぱくぱくむしゃむしゃぱくぱくごっくんこ


ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州*゜ρ゜リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ

610 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 00:03:07.91 0
おめでとう
ありがとう

611 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 00:18:17.34 O
馬車の中には折り重なって爆睡している4人の姿が…
「起きろ〜〜〜〜〜!!」と叫んで4人を起こすモモ…
だが、緊張状態から解放された4人はそう簡単には起きようとしない…
「…ふぅ…」と、ため息をついたモモは仕方なく、濡れタオルを4人の顔に被せるのだった…

待つこと数秒…
「…ん!むぐぐ…!…ぷはーっ!!」
あれだけ爆睡していた4人が、次から次へと跳ね起きる…

4人が目を覚ましたのを確認して、モモが、
「…ちょっと!何やってんの!二人の様子を見に行くんでしょ!!」
と、喝を入れる…

明らかに寝足りない、という表情をしながらも、モモに従い、一度、馬車から降りて二人の後を追う… 


一方、取り残されたユリーナとチナリ

待てども暮らせど戻ってこないモモに痺れを切らしたユリーナが、とうとう道をすたすたと歩き始める…

焦ったのはチナリ…。
「…ち、ちょっと待ってよユリー!!モモを置いてったらダメじゃん!?」と、必死にユリーナに呼び掛ける…
が、チナリの呼び掛けを無視してユリーナは無言で早歩きをする…

(…機嫌が悪い!!ヤバい!!)

チナリは瞬時に悟った…

(…早く止めないと!!)

612 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 00:20:07.04 O
ノノl*∂_∂'ル<みんなありがとー♪

613 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 01:28:19.34 0
おめでとー

614 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 04:33:06.28 O
ユリーナは機嫌が悪いと、すぐに態度や表情に出てしまうタイプだ…
急に無口になったり、無表情になった時が危ない…

案の定、今回も無言で歩き出してしまった…

早く止めないと、暴走しかねない…そう判断したチナリがユリーナを止めようとする…

「ユリー!ダメだって!みんなとはぐれちゃうじゃん!?」
疎ましがられるのを覚悟でユリーナに再度、必死に呼び掛けるチナリ…

「…もう!ウチにかまわないでよ!!」
振り向き様にユリーナが、ケンカして以来、チナリに初めて話しかけた…だが、その言葉はあまりにも冷た過ぎた…

そんなユリーナに天罰が下ったのか、振り向いた瞬間に足元への注意が薄れたため、言葉を発してすぐに足を踏み外してしまった!!
「…え、わ、きゃあぁぁぁ〜〜〜!!」

雑木林の方へ転がってしまうユリーナ!
「あ、待って…!」
慌ててそれを追うチナリ…
そして…

615 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 06:30:04.58 O
足を踏み外して、雑木林を転がり落ちるユリーナと、それを必死に追いかけるチナリ…

そして―

ユリーナが目を覚ます…

視界にすぐに飛び込んできたのは、心配そうに覗き込むチナリの顔だった…

「…大丈夫!?」とチナリが言う…
その問いかけで、何が起きたのか、ゆっくり思い出すユリーナ…
何が起きたかを把握した後は、プイッとチナリの顔から目線を反らした…

…チナリにはこのユリーナの行動が何を意味するのか、理解していた…。だから、無理に声をかけようとはしなかった…

が、急に、ユリーナが顔をしかめる…
「…痛っ!!」
足首を押さえてしまう…
触ってみると、左の足首が若干腫れているのがわかる…
つい、心配で、再度
「…ユリー…大丈夫!?」と、聞いてしまうチナリ…
ユリーナの返事は
「…ほっといてよ!!」
だった…
ケンカしてしまったせいか、つい、意地を張ってしまうユリーナ…
そして、
「…ゴメン…」と、寂しそうに謝るチナリ…

本当は自分の不注意でケガをしたのに、何故か先にチナリが謝ってしまって、自分から素直に謝れないもどかしさ…

ユリーナの感情が、また爆発してしまいそうだ…

だが、その時―

616 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 09:06:32.60 O


617 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 10:54:23.29 O


618 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 12:52:31.18 O
ノノl∂_∂'ル<ほ!

619 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 12:52:53.41 O


620 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 13:10:02.74 O
自分の不注意でケガをしたユリーナ…
だが、悪い訳でもないのに謝るチナリ…

素直に謝れないもどかしさにイライラして、また感情が爆発してしまいそうだ…

不運な時には不運が重なる…
二人の周囲に突然、野犬の群れが現れた!
だいたい2〜30頭ぐらい…。けっこうな数だ
二人は咄嗟に武器を抜いて身構える…

二人と野犬の群れとの間でにらみ合いが続く…
不意にユリーナの左足首に激痛が走り、思わずしゃがみ込んでしまう…
チナリの視線がユリーナに向いてしまう…

その瞬間を狙って野犬達が一気に飛び掛かってきた!
四方八方から襲いかかる牙…
ユリーナが動けない分、チナリが手にしたブーメランでもって野犬達を殴打する…
疾く、そして的確に…

あっという間に4匹の野犬を撃退した…。二人に傷はない…

「…大丈夫、ユリー!!」と、必死に呼び掛けるチナリ…
まだ、素直になれず、無言のままのユリーナ…

そんなことはお構い無しに野犬は次から次へと襲いかかる…
それらを片っ端から打ちのめすチナリ…

621 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 13:30:04.78 0
              ぬ?
             _☆ノノハヽ__
           / リ*‘ -‘*リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ

622 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 14:42:55.35 O
>>621

つ【かぼちゃのプリン】【パンプキンパイ】

623 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 15:05:32.56 0
☆ノノハヽ
州*‘ ー‘リ<わ〜いいただきま〜す
 つ【かぼちゃのプリン】【パンプキンパイ】


☆ノノハヽ
州*‘ 〜‘リ<ぱくぱくごくり


ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州*‘ ー‘リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ

624 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 16:31:25.00 O
スッ!

625 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 17:23:16.93 O
痛む左足首のケガをおして何とか立ち上がるユリーナ…
それでも非情にも、隙を見ては、次々と襲いかかる野犬達…
足元がしっかりしない状態で斬りつけるので、なかなか思い通りに野犬を退治出来ず苦戦している…

そこへチナリが急に背中をくっつけてきた!

「…な、何すんの!」
「…ウチの背中…ユリーに預けるから…だからユリーの背中も…ウチに預けて!!」
強い意志のこもったチナリの言葉…。とても普段のチナリの姿からは想像できない…。だけど、いつになく頼もしい…

チナリの心の強さに押されて、ユリーナも
「…うん」と頷く…

二人が背中を預け合うことでほぼ死角が無くなり、野犬を撃退するのも楽になった…

もう半数以上打ちのめす頃だろうか…今まで二人に襲いかかってきた野犬の群れも、急に逃げ始めた…

ホッと一息をつく二人…
お互い顔を見てはいないが、きっと安堵の表情を浮かべている…と想像できる…

しかし、まだ終わってはいなかった…

626 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 18:29:31.86 O
野犬の群れを撃退して、ホッと一息をつく二人…

だが、まだ終わってはいなかった…


不意に、茂みの向こうからガサッ!!と大きな物音がする…。大きな生き物が移動している音だ…
普段、森で生活している二人にはわかる…。とても危険な存在…そんな悪い予感がする…
さっきまでいた野犬達は、ひょっとしたら気付いていたのかも知れない…この森の『主』の接近を…
身構えたまま、固唾を呑んで、『主』の姿が現れるのを待つ二人…

だが、茂みの向こうから、いきなり『主』が二人に襲いかかってきた!!

突然の襲撃を避け切れずに吹き飛ばされてしまうユリーナ…!!
何とか瞬時に避けたチナリが『主』がユリーナに追い討ちをかける前にブーメランを投げつける!!

鋭い“風の刃”と化したブーメランが『主』の背中に命中する!!

グァァァァァ---!!と、悲鳴を上げる『主』だが、まるでダメージを受けた素振りが全くない…

森の『主』がゆっくりと上体を起こす…。全身が灰色の毛に覆われた、3m超の化け物・グリズリー…
それが森の『主』の正体だった!!

627 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 19:24:59.00 0
くまー!

628 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 19:33:50.86 O
突然の森の『主』の襲撃でダメージを負ってしまったユリーナ…

チナリが『主』に攻撃を仕掛けるも、ダメージを受けた素振りがない…

このままでは、起き上がれないユリーナが『主』のエジキになってしまう!!


そこで、自らが囮になって、ユリーナと『主』を引き離しにかかるチナリ…
だが、少々のことではダメージを受けない『主』を相手に囮となることはあまりにもリスクが高過ぎる…

しかし、チナリは迷わなかった…。例えリスクを犯してでも、守らなければならないものがあった…
いつか、自分を救ってくれた『恩人』のためにも…

そう思うと、不思議と気分が楽になった…

『主』を牽制しつつ、襲撃を受けたユリーナの様子を見てみる…
うずくまって腹部を押さえている…まだ、立ち上がれないようだ…

(…ユリー…待ってて!もう少しの辛抱だから…)

そしてチナリは巨大な『主』に一直線に向かっていく!!

629 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 21:04:48.85 O
やばい

630 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 22:08:47.36 0
ぁー

631 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 22:11:45.95 O


632 :名無し募集中。。。:2007/08/25(土) 23:19:39.95 O
巨大な灰色熊を相手に闘いを挑むチナリ…
だが、先程のチナリの攻撃でもダメージを受けた素振りがない…
と、なると、今は倒れているユリーナの回復を待って、二人で仕掛けるしか勝ち目がない…

時間稼ぎ…今、チナリに出来る最善の策だ…

早速、距離を取りながら、少しずつ魔法の風のつぶてをグリズリーに当てていくチナリ…
巨体のため、グリズリーには面白いようにヒットする…
一方、面白くないのはペチペチとイライラするような魔法を食らっているグリズリーの方だ…
チナリの思惑通り、次第に怒りの矛先がチナリに向かってくるのがハッキリわかってくる…

そうなれば、しめたものだ…。グリズリーを苛立たせるため、もっと風のつぶてのスピードをアップさせていく…
チナリの視界に、ようやくユリーナが立ち上がったのが見えた!

勝機!と見たチナリが手にしてたブーメランを放り投げ、手元のワイヤーをグリズリーの身体に巻き付けて身体の自由を奪った!

そして、グリズリーの背後には、持てる力を振り絞ってユリーナがレイピアを突き立てる!!
グリズリーの身体にレイピアが深く差し込まれたことを確認して、ありったけの力で

「ピリリ!!」
と叫ぶ!!

633 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 00:07:27.98 0
  _, ._
( ;・e・)y-~~ <これはマズイことになったのだ


634 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 01:42:28.19 0
             ゅ?
             _☆ノノハヽ__
           / リ*‘ -‘*リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ


635 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 03:26:17.08 O


636 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 05:25:03.53 O


637 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 07:41:36.32 O
化け物グリズリーの身体にレイピアを突き立て、電撃魔法をぶち込むユリーナ!
「ピリリ!!」

さすがの化け物グリズリーも直接電撃を食らったらひとたまりもないだろう…
その思惑通り、グリズリーの巨体が崩れ始めた…!

…が、グリズリーも最後の力を振り絞って、暴れ始めた!

グァァァァァ!!と咆哮を上げて大きく身体を震わせる!!
その反動でグリズリーの身体を縛っていたワイヤー付きブーメランも、身体に刺さっていたレイピアも奪い取られてしまった!!

手負いの野獣ほど恐ろしいものはない…。怒りの眼差しで二人ににじり寄るグリズリー…。威圧感に気圧されて、後退りする二人…
そして、怒りのグリズリーが咆哮とともに大きく上体を起こし、二人に襲いかかってきた!!
二人とも、振り落とされたダメージでまともに起き上がれない!!

絶対絶命の大ピンチ!!

だが、無情にも、グリズリーの手が勢いよく二人の頭上に振り下ろされた!!


638 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 09:31:19.93 O


639 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 11:11:46.22 O
ノノl∂_∂'ル<保全するよ!

640 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 11:45:39.80 0
     グリズリー
      ↓
.  ∩_∩   〇_〇 
 ( ・(ェ)・).  ( ・(ェ)・) 
 ((*^∇^)  ((*^∇^)
  ゚しーJ゚.   ゚しーJ゚

641 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 12:31:43.16 O
>>640


可愛い……

642 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 14:11:07.36 O


643 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 14:33:21.59 O
手負いのグリズリーが、上体を起こし、渾身の一撃を加えるべくその手を振り下ろした!!

ドサッ…!!

グリズリーの振り下ろした手は…

いや、グリズリーの身体は…

地面に突っ伏していた…

その背後には…小さな女の子が一人立っていた…


「…ふぅ…間に合った〜〜!!」と、女の子が口を開く…

最初の内は発言の意味がわからなかったが、よくみると、グリズリーの背中には電気痕があった…
…どうやら、あの女の子がより強力な電撃を加えたのだろう…

「…あなた達、ケガはない…?」と、尋ねる女の子
「…ええ、多少…」と素直に答える二人
「…じゃあ、じっとしてて!」と、女の子が二人に言うと、手を二人の前にかざした…
すると、ケガを負っていた部位が少し熱くなったかと思うと、傷口が塞がっていった!

今までに見たこともない力に驚く二人…
みるみる内にケガが治っていくのだ…
そこでチナリが、
「アタシはもうへーきなんで、彼女の足を治してあげて下さい…お願いします!!」
と、女の子に懇願するチナリ…


644 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 15:14:37.12 O
グリズリーを一撃の元に倒した女の子…

そして、傷ついた二人のケガをみるみる内に治していく…
そこでチナリが女の子に、ユリーナの足首のケガを治してもらえないか?と懇願する…

いつになく真剣な眼差しのチナリ…
それを見た女の子も
「…わかった…やってみる!」と、言ってくれた…

ユリーナの腫れた足首に手をかざす…
初めは傷口が熱くなったせいか、苦悶の表情を浮かべるユリーナ…。だが、その表情も次第に和らいでいく…

女の子が、
「まだ、完全に治った訳じゃないから気を付けてね!!」と、忠告する…
「ありがとう!」と、女の子にお礼を言うユリーナ…。そして、チナリにも小声で、「…ありがとう…」と言った…

二人が、倒したグリズリーの後始末をしていると、女の子が、
「…じゃあ、アタシはこの辺で…」と立ち去ろうとする…
すぐに立ち上がる二人…
「…あのー、ちょっと待って!」と呼び止める!

と、同時に

ぐぅぅぅぅ………

腹の虫が鳴いてしまった…
白い目をして、
「…何か食わせろってコト?」と言う女の子…

645 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 16:03:25.35 0
        /⌒ヽ,,,,/⌒ヽ
        (( ( { ̄ ̄} ) ))
      ,.---─┴─┴─---、..,
    ,,;;'''               `:、
   ,i'                  `:、
   ,i   /   /   /   /\  \  \ `;
  ,i'  /   /   /   /  \  \  \゙|
  |  |                 ::!
  |  |    ●        ●  ::|
  |  | * ..:::...        .:::..  ::!
  ∧ ∧         ○       ∧  ←小さい女の子
 /  / ヽ、__         ・   /ヽヽ
       /`'''ー‐‐──‐‐‐┬'''"
       /     \---/ ::::i/\
      /\_./   \/  :::|_/
      \/___/___::|
         |_||__[回]_)||
         i___/\__::/
         \     |::/
           |\_//
             \_/


646 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 17:22:15.09 O
☆ノノハヽ
州*‘ ー‘リ<わ〜いいただきま〜す
 つ【グリズリー】


☆ノノハヽ
州*‘ o‘リ<むしゃぱくごくり


ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州*‘ ー‘リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ

647 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 18:05:44.62 O
グリズリーを撃退してホッとしたのか、二人同時に腹の虫が鳴いてしまった…

それを聞いた女の子が、
「…何か食わせろってコト?」と冷ややかな眼差しで二人に尋ねる…
思わず、(何て答えよう?)と、互いの顔を見合せてしまう二人…
二人が返事に戸惑っていると、女の子が勝手に
「…じゃあ、家においで!ちょっとしたものだったら食べさせてあげるから!」と、言ってくれた…
「ありがとう!!」
と、意図してないのに、何故か二人同時にお礼を言ってしまう…
それを聞いた女の子が、
「さっきから二人とも、息ピッタリね!」と、思いもかけない言葉を口にする…
その時、ふと気付いた…
さっきから二人はけっこう息ピッタリな動きをしてる…
例えばグリズリーの時…
アイ・コンタクトで攻撃のパターンを瞬時に理解し、行動出来たのは、確かに偶然じゃなかった…
野犬の時もそうだった
上手く立ち回りが出来たのも、お互いのことを理解していたからだ…

そんなことを気づかされた一言だった

648 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 18:13:53.91 0
.  ∩_∩   〇_〇 
 ( ・(ェ)・).  ( ・(ェ)・) 
 ((*^∇^)  ((*^∇^)
  ゚しーJ゚.   ゚しーJ゚
             ゅ?
             _☆ノノハヽ__
           / リ*‘ -‘*リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ

649 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 18:16:33.33 O
>>648

くまくまを食べちゃらめぇ〜!!


代わりに…
つ【冷麺】【餃子】【炒飯】

650 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 18:29:29.75 0
☆ノノハヽ
州*‘ ー‘リ<わ〜いいただきま〜す
 つ【冷麺】【餃子】【炒飯】【なりくま】【ともくま】


☆ノノハヽ
州*‘ o‘リ<むしゃぱくごくり


ゲップ
       〜♪
  ☆ノノハヽ
  州*‘ ー‘リノシ ))
   /  ⌒ヽ
  (人_つ つ

651 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 18:37:27.74 O
女の子の思いもかけない言葉にボーッとしてると、
「ほら、早く!!もう少ししたら日が暮れ始めるよ!!」と、少し怒られてしまった…

すたすたと歩き始める二人…。足をケガしたユリーナを気遣って、
「…大丈夫?」と尋ねるチナリ
「…うん、何とか大丈夫…」と答えるユリーナ


女の子についていくこと約30分…。森の中にある集落にたどり着いた…
そして、集落の入り口から奥の方のけっこう立派な建物に到着した

「さぁ、入って!!」と、女の子に入るように促される二人…
「…でも、勝手に入っていったら、お父さんとかお母さんに叱られたりしない?」と、二人同時に尋ねる…
「…ハァ?何言ってんの!?ここはノノタンのお家なの!!」と、呆れた顔で女の子が返事する…
(…ハァ…ここがノノタンのお家ですか…って!?)
「あ〜〜〜〜っ!!」
今度は思わず二人同時に叫んでしまった!!
「何驚いてんの!?」と二人に尋ねる女の子…
「…えっ?だって…あの…ひょっとして…」
二人は女の子を指差し、小刻みに震えている…

そんな二人の反応を見て、すっかりご満悦の女の子…

652 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 18:38:43.69 O
>>650

奈理友?

653 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 19:10:35.91 0
小さい女の子ってロリキャラなのに中出し妊娠でハロ全体をヤリマン集団と世間に印象付けたひと?

654 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 20:18:02.36 O
>>653

ええ、まぁ一応…

655 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:00:48.08 0
>>652
ツグナガ星人スレ見てこいよ

656 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:08:14.84 0
>>654
妊婦とか駅弁がキッズスレにでるのはいやだなぁ

657 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:11:02.74 0
お前そろそろ空気読めよ
小説にろくに感想も与えず意味のわからんAA保全だけしてこんな時だけ文句か?
そもそもこういうスレに駅弁だのなんだのヲタ論争用語を持ち出す時点でどうかと思うけどな
ストーリーは作者さんの頭の中で構築されてるんだろ
お前のそんなワガママで変更できるとでも思っているのか?

嫌なら見るな 文句もグダグダたれるな

658 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:19:45.56 0
KY乙

659 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:24:38.31 0
ヤグソ、駅弁、中出し、喫煙はいらねーな
ハロメンは他にもいるし

660 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:27:22.60 0
作者さんアンチなんか気にせず頑張ってください
こういうのは荒らせればなんでも良いだけの人なんです
相手にして精神すり減らすよりは自分の好きなモノを書くのが一番ですよ

661 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:27:25.55 O
一方…

ユリーナとチナリの二人を追いかけるサキ達…
きっと待ちぼうけを食っているんだろうな…と思いながら、元いた場所にまで戻ってきた…

だが、そこには二人の姿はなかった…

こっそりと後を尾けるつもりだったのが置いていかれてしまった…
慌てるサキ達…。今までの浮かれモードが一気に醒めてしまう…

とりあえず、二組に分かれて周囲を探索する…

だが、なかなか見つけることが出来ない…
それでも、放っておくわけにはいかない…。懸命に探し回るサキ達…

それから30分くらい経っただろうか…

すると、モモが草むらに何か不審な跡を発見した…。何かが転げ落ちたような跡だ…
すぐさま、みんなを呼び寄せるモモ…

「…どうやら、ここから転げ落ちたみたいね…」
みんなに説明するモモ…。だが、その先には二人の姿がない…

「アタシが迂回路を探すから、みんなは馬車を持ってきて!」と急いで指示をする…

662 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:36:31.37 0
911 名前:みずき ◆Pretty.00o [] 投稿日:2007/08/26(日) 21:33:34.13 0
幹生が立ててって言ったりしゃこ小説スレたまに読んでるけど
あのスレの658さんに同意
読み手の価値観を作者に押し付けちゃダメだわな
でもそこに気づかなぃのがヲタである所以か・・・

まぁ妊娠したり恋愛したりすることが汚ぃことで
ベリが汚染されることがいやなんだろうが
現実ならともかく小説世界にまでそれを持ち込むとゎなぁ
笑っちゃうなww

現実にゎベリも℃も同じ様なことしてる可能性も否定できなぃ年齢の子達なんだからなぁ
恋愛に潔癖なのゎヲタとしてわかるけど
否定したところで本人たちに声が届かなぃわけだし
恋愛に恋しちゃぅ妙齢の子に否定したとこで
「うぜぇ 死ね」
って言われるだろぉな

663 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 21:46:21.61 O
きっとスキャンダルのあるハロメンを出す以上は、こういうアレルギーは起きると思ってました

主役はベリキューメン
その姿勢は崩しません

全部の方の期待や願望には応えられないと思いますが、とりあえず、最後まで書き切ります

664 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 22:31:04.60 O
集落の村−

二人が女の子の正体に気付き、驚きを隠せない…
「…ようやく気がついた?まだまだアタシも有名人ってコトね!」と喜びを隠さない…

それもそのはず、目の前にいるのが、元・『暁の乙女』の一人、ノノタンだったのだ…
最年少で『暁の乙女』になったことで、当時のハロモニアが大いに賑わったのは有名な話だ…

しかも、最近では『時空の歪み』の探索に出て以来、すっかり姿を消していたのだ…それが、今、二人の目の前にいる…

「…まぁ気になることはいろいろあると思うけど、それは食事が済んでからね♪」と、言って二人を食堂に案内するノノタン…

食堂で待つ二人…
食事を待つ間、少し沈黙が続いた後、ユリーナが切り出す…
「あの…ごめんなさい!!」そう言って、チナリに頭を下げた…
いつもチナリにやや高圧的な態度のユリーナが頭を下げるなんて初めてだろう…
だが、チナリの反応は
「…やだ!!」

665 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 22:59:25.73 0
>>663
今までROMってたけどコレだけは言わせてくれ
あんた偉いよ

666 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 23:56:42.34 O
今までケンカをしてきた二人…。お互い、なかなか仲直りすることが出来なかった…
そして、二人が一緒にピンチを切り抜けたことで今までの対立関係が雪解けに向かっていった…

…ハズなのだが、チナリの発した言葉は…
「やだ!!」

ユリーナは自分の耳を疑う…。もうチナリは、謝っただけでは許してくれないのか…
そう思っていると、
「…やだ!!そんなのユリーじゃない!!」とも言い出す
チナリの発言に目が点になるユリーナ…。

「…いつもつれなくて、でも、たまに優しくて…ウチはそんなユリーが好きなの!!弱気のユリーはやだ!!」
…あまりにぶっ飛んだワガママ発言に、呆れて笑ってしまうユリーナ…
そんな笑顔のユリーナを見て、一緒に笑うチナリ…

「…じゃあ、許してくれるの?」と、勇気を出して聞いてみる…
「許す♪」とあっさり言ってのけたチナリ…

「…ありがとう!!」
そう言うと、喜びのあまりチナリに抱きつくユリーナ…
だが、「…ただし!」と付け加えるチナリ…
その一言にイヤな予感を感じるユリーナ…
予想通り、唇を突き出すチナリ…
そして、これまた予想通り、チナリの頭にチョップを叩き込んだユリーナであった…

667 :名無し募集中。。。:2007/08/26(日) 23:56:44.53 0
カチリ

668 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 00:01:40.39 O
>>665

そんな大したもんじゃないですが、せっかく始めたものを途中で投げ出すわけにはいかないんで…

それに、レスは無くても見てくれてる人、また、落ちたらスレを立てて下さる人のためにも完走します…


669 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 00:08:42.35 0
スキャンダルメンを出すなって言うのも自由
出すのも出さないのも自由ですから

670 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 00:47:29.28 0
思うのは自由だがここで発言するのは自由ではないだろ

671 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 01:13:45.78 0
普通に自由だろ

672 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 01:24:36.56 0
>>670
羊いけw

673 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 05:41:53.84 O


674 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 05:48:16.00 O
>>672
羊から来たの?

675 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 06:29:55.89 O


676 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 06:57:46.05 O
二人でトラブルを乗り越えたことで、いつもの二人に戻れた…。二人の顔に自然と笑みがこぼれる…

が、その一部始終を見ていたノノタンが、
「…あんた達、何やってんの!?」と、冷ややかな眼差しをしていた…

「…それより、お腹空いてたんでしょ?これでも食べて!」と言って、料理を差し出した…
香ばしい匂いのするパスタとお腹に優しそうなスープとパン…
「あまり大したおもてなしはできないけど…」とちょっぴり照れながらノノタンが言った…
それでも、腹ペコの二人にとっては飛びっきりのご馳走だ…。考えてみれば、口を聞かなかったあまり、ご飯も口に運んでなかった…
「…おかわり!」またもや二人同時にノノタンにお皿を差し出す…
そんな二人を目を細めて眺めるノノタン…


「ご馳走様でした!」二人がノノタンにお礼を言う…「どういたしまして!!」と、嬉しそうにノノタンも返事する…

「…さてと…ところで二人は『おやびん』に言われてここに来たの?」
「『おやびん?』」
「あ、ゴメンゴメン…。ヤグっさんからの紹介で来たの?」
コクコクと頷く二人…

677 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 07:50:55.42 O


678 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 08:44:24.52 O
午前中は難しそうです…

679 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 10:05:47.97 O


680 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 10:46:28.16 O
从´∇`从

681 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 11:51:35.33 O
もうすぐ

682 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 11:57:47.44 O

              ゅ?
             _☆ノノハヽ__
           / リ*‘ -‘*リ() /
         / ̄⌒⌒⌒^⌒ ̄,)
       //:::#::::#::::::#://
      (_______,,ノ

683 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 12:15:41.16 O
「…じゃあ、どこから話そうかな…」と、ノノタンが言葉を選んでいるところに玄関先から、

「スミマセ〜ン!あの〜ヤグーさんからの使いで来たものなんですけど〜?」と、どこかで聞いたような声がする…

二人にはピンときた!(サキ達だ!!)
すぐさま玄関先まで出迎えに行く二人…

案の定、声の主はサキだった…
「…二人とも、大丈夫?ケガはない?」と、相当うろたえている…
ユリーナのケガのことはナイショにして、サキを安心させるために、
「…大丈夫!へーきへーき!」と言ってみせる…
ホッとするサキ…

ところが、モモがユリーナを見かけると、
「いや〜ん!もう!心配したんだから〜!!」とジャンプしてユリーナに飛び付いたものだから、再びユリーナの足首は

グキッ!!

という鈍い音を立ててしまった!
うずくまるユリーナ…

684 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 14:03:15.28 O


685 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 15:27:19.38 0
汚れメンがベリキューにからむのは好ましくない

686 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 16:42:54.51 O
夕方に少し書きます

687 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 17:17:37.67 O
再度、無事みんなが合流出来たことで話を仕切り直すことに…

やはり、後からきたサキ達も腹ペコだったので、ノノタンがまた、料理を振る舞う…
先に食べたユリ・チーが食事の手伝いをかって出る
料理を作ってるときのノノタンはとても嬉しそうだ…何でも、こんな大人数の来客は初めてらしい…

でも、時折、寂しそうな表情をするのが気になった…

そして一時間後…

みんなが食事を終えて、ノノタンが話し始める…

まずは、手紙の内容について…だ
「みんなの訓練を頼む…と書いてある」と、言うノノタン…
「…特にコンビネーションを強化してくれ…って書いてあるよ」とも言う

その時、サキが、
「確かノノさんって、アイヴォンさんとコンビで大活躍してたんですよね!!」とノノタンを持ち上げたつもりで言うが…
その『アイヴォン』という言葉を聞いて、今まで明るかったノノタンの表情が急に曇った…

(…あちゃ〜〜〜!地雷踏んだ〜〜〜!)と誰もが感じた…

少し宙を見上げて、大きく吸い込んだ息を吐き出し、口を真一文字に結んだ後、決意してノノタンが話し出す…

「『アイヴォン』はね…、もうこの世界にはいないんだ…」

688 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 18:07:47.39 O
かつての相棒『アイヴォン』の名前を聞いて、表情が急に曇り出したノノタン…
だが、その後、何か吹っ切れたように語り出す…
「…もう、『アイヴォン』は、この世界にはいないんだ…」

その場にいた全員が、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けた…
昔、ハロモニア世界の誰もが憧れた『暁の乙女』がやられてしまったなんて…にわかに信じられなかった…
だが、真実は少し違ったようだ…

「…いなくなった、って言っても別に死んだワケじゃないの…ただ、『向こう側の世界』に行ってしまっただけなの…」

それを聞いた全員が、何のことだかさっぱりわからなかった…

「…あのー、『向こう側の世界』って…何です?」と、一番年長のサキが尋ねる…
「…あっ、ヤグっさんから何も聞いてなかったんだ…。じゃあ…みんな、よく聞いてね…」

…その後、その場にいた全員が、今回の事件のあらましを聞くことになる…

689 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 18:25:09.20 0
ノノタンだすならたーくんも出せよ

690 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 18:31:50.79 O
「…みんなはどこまで話を知ってるの?」と、ノノタンがみんなに質問する…

そこから出た答えは…
今、ハロモニア世界の崩壊が始まっていること…
その原因か、世界のあちこちに発生している『時空の歪み』であること…
ノノタンがまだ『仲間』かどうか判断出来ないので、『時空の歪み』の原因=ヤグー、という推測は話さなかった…

「…じゃあ、『時空の歪み』は解ってると思うけど、あれは、『違う世界』に繋がっているの…」
「『違う世界』?」
「…うん…。このハロモニア世界と全く別の世界に住んでいる人達もいるの…。…だけど、この世界には相容れない関係の人達…」
ノノタンが語る一言一言に、全員が固唾を呑む…

「…きっとおやびん…じゃなかった、ヤグっさんはね…この世界を『新しい世界』にしたくて『時空の歪み』を創っていると思うの…」
驚愕の言葉がノノタンの口から語られた!!

やはり、ヤグーは『時空の歪み』を自らの手で創り出しているのだ!!

それを聞いて、サキが熱くなって核心を突く!!

「…でも、それって、この世界を『破壊する』ことですよね!?それって、悪いことですよね!?」

その言葉に、ノノタンは即答しなかった…いや、出来なかった…

691 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 19:12:46.03 O
サキの言い放った「世界を『破壊』するって悪いことですよね!?」という言葉に、しばらく何も言えなかったノノタン…

「…アタシには、どっちが正しいのか、わかんないの…」とだけ語った…

「…今、アタシには、新しい『生命』が宿っているの…」
また、ノノタンから衝撃的な事実が明かされた!!

「さっき、『時空の歪み』が『向こう側の世界』に繋がっている、ってこと、話したよね?」
全員が無言で頷く…
「そして『向こう側の世界の人達』はアタシ達とは相容れない関係、ってことも…」
また、全員が頷く…
「アタシとアイヴォンはヤグっさんに依頼されて、『時空の歪み』を調査しに行ったの…そしたら、二人とも向こう側の世界に飛ばされて…」
言葉を続けるノノタン…
「アイヴォンは…その世界の人達に連れていかれてしまって…向こう側の人達に染まってしまった…」
…一つ一つのノノタンから語られる言葉を聞き漏らすまい、と耳を傾けるみんな…
「…きっと、ヤグっさんは、自分の理想を…アタシ達二人に知ってほしかったんだと思う…」
「…アイヴォンは受け入れて…アタシは受け入れられなかった…」

692 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 19:48:18.25 0
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 たーくん!たーくん!
 ⊂彡

693 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 20:09:46.15 O
みんなが真剣な面持ちでノノタンの話を聞いている…
何が『正義』で、何が『悪』なのか…判断するのは、そう…自分達なのだ…

「…向こう側の人達を受け入れられなかったアタシは…あの世界から離れようとしたの…。でも、一人では戻れなかった…」
話を聞いているサキ達も、何か胸苦しくなるような気分になってきた…

「…その時なの…『あの人』が助けてくれたの…」
「『あの人』って!?」
「…この子の父親…」と、言ってお腹をさするノノタン…

「…確かに『あの人』は『向こう側の人』なんだけど…向こうの側の世界を嫌がるアタシを理解してくれたの…
そして、この世界にまた戻れるように、色々と調べてくれたり、寂しがるアタシを笑わせて、励ましてくれたの…
…いつの間にか、アタシ…あの人のことが好きになっちゃって…一緒にいたい…って、思うようになったの…
最初はヤグっさんのことを恨んだこともある…でも、『向こう側の世界』に行ったから、『あの人』とも、巡り逢えた…って…」

ひとしきり語ったノノタンの、『時空の歪み』の功罪…それがサキ達に重い現実として、のしかかる…

694 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 22:06:41.45 0
おおっと危ない

695 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 22:09:56.85 0
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 たーくん!たーくん!
 ⊂彡

696 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 22:12:13.66 0
  _   ∩
( ゚∀゚)彡 悪霊退散!悪霊退散!超常現象困ったときは!
 ⊂彡

697 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 22:57:46.11 O
『時空の歪み』の功罪…

新しい世界を生み出すための『破壊』…
このことが、果たして『正義』なのか『悪』なのか?
最後にノノタンが語る…
「…アタシは…アタシは『新しい世界』は素晴らしいって思うけど…でも、『今の世界』を犠牲にしてまでは、ほしくない…
…だって『今の世界』だって十分素敵だから…」

ノノタンの話が済んで、しばらく沈黙が続く…


そして、一番早く口を開いたのが、りしゃこだった…
「…アタシ…みんなに逢えてよかった…。でも…世界が壊れたら…きっと…みんなバラバラになっちゃう…。そんなのヤダ!!
…だから…アタシ、世界を護る!!ずっと!ずっと一緒にいたい!!」

…こんなに感情を顕にしたりしゃこは初めてだ…

優しそうな眼には、いつもとは違った力強い意志が宿っている…
固く結ばれた口元には、大きな決意を感じる…

そのりしゃこの凛々しい姿に、サキ達はどこまでもりしゃこについて行く決心をした…

698 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 23:07:13.80 0
       ?
    ☆ノ_,ハヽ
    ノノl∂_∂'ルつヽ☆
      ( つ l‘ -‘;*州 <みや〜!さみしかったんだもん!
      と_)__⊂__⊃ =3

699 :名無し募集中。。。:2007/08/27(月) 23:52:14.14 O


700 :名無し募集中。。。:2007/08/28(火) 00:48:21.73 0


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