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ガキさんは夏の終わりの匂いを感じる

1 :名無し募集中。。。:2006/08/27(日) 20:20:02.44 0
爽やか

101 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 18:36:52.81 0
駅のベンチで足をブラブラさせてるガキさん

102 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 18:43:14.55 0
そばにいた駅員さんに夏の思い出を話すガキさん

103 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 18:43:38.96 0
かすかに風にたなびく汗のにほひ…

104 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 18:46:28.69 0
話しをしながら時折はにかむ笑顔を駅員さん見せるガキさん

105 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 19:55:42.80 0
いいね

106 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 20:34:56.28 0
そして警察官に補導されてしまった夏の日

107 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 20:35:08.13 0
ただの入道雲を竜の巣と呼ぶガキさん

108 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 20:58:52.27 0
お前らは牛乳拭いた雑巾の匂い

109 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:01:50.45 0
突然のスコールに見舞われるガキさんアフリカではよくあること

俺は常にカバンの中に折りたたみ傘を入れてるA型

マングルーブの下で雨宿りをしているガキさんブチハイエナも一緒だ

俺はガキさんに傘を渡そうとする

e <あんたはどうすんのさ?

俺は傘を置いて猛烈ダッシュで帰った

110 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:15:39.06 0
となりのトトロで出じゃビューを見た

111 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:16:28.88 0
ビート板を使ってバタ足するガキさん

112 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:34:51.88 0
「花火大会、一緒に行こうよ」
そう言いながらホースの水をかけてくる、ガキさん。

「今度会えるの二学期だね。・・・楽しみだね」
そう言いながら、光の中へ消えていった、ガキさん。

もう会えないあの人へ。
もう戻らないあの日々へ。

夏の匂いと思い出は追憶の彼方に消えてゆく。

113 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:36:48.88 0
しかしガキさん匂いし過ぎだろ

114 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:38:15.62 0
>>107
借りてきた「天空の城ラピュタ」を見て声を出して号泣するガキさん

115 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:41:28.59 0
BGM:山下達郎「さよなら夏の日」

116 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:42:07.19 0
少年時代もいいお

117 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:50:07.27 0
夏休みの自由研究で田中の発毛日記をつけるガキさん

118 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 21:54:46.00 0
揺れるかげろうの向こうで麦わら帽子を被って白いワンピースを着ているガキさん
俺に気付くとガキさんは満面の笑みを浮かべながら細くて白い腕をぶんぶん振ってくる
いつもの光景だけどちょっとドキッとした夏の終わりの1日

119 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 22:18:13.28 0
いつの間にか過ぎていた「初夏」

120 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 22:30:16.47 0
自由研究をアリの巣観察にするガキさん

121 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 22:37:06.96 0
>>117
いつまでたっても生えてこないので毎日今日もトゥルトゥルでしたと書くガキさん

122 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 22:41:57.44 0
>>101
イイ

123 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 22:44:35.24 0
ガキさんはビーチサンダルの柄の匂い

124 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:03:04.27 0
慣れないゲタでずっこけるガキさん

125 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:06:23.03 0
鼻緒が切れたので、片足を裸足で歩いてるガキさん

126 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:10:41.25 0
浴衣の下にTシャツを着てくるガキさん

127 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:11:39.72 0
人影まばらになった砂浜へ犬と一緒にやってきたガキさん

128 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:17:14.82 0
( ・e・)<ポチおいで〜!
水辺でポチと少しだけ夏を惜しむガキさん

129 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:18:15.95 0
ラジオ体操で足を開くやつもしっかりやるガキさん

130 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:19:35.21 0
動きが15fpsなガキさん

131 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:23:28.29 0
ナスとキュウリを戦わせるガキさん

132 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:23:34.75 0
スタンプが一日だけ押されてない事を悔やむガキさん

133 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:25:55.38 0
寝坊している藤本の分もスタンプ押してもらうガキさん

134 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:27:14.08 0
ひと夏の経験が25m泳げた事なガキさん

135 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:28:18.15 0
ガリガリくんソーダ味と引き換えにカメの絵日記の宿題を手伝ってあげるガキさん

136 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:29:16.00 0
でも息継ぎはまだできないガキさん

137 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:31:02.84 0
来年こそは決めてやるぅと毎年誓うガキさん

138 :名無し募集中。。。:2006/08/28(月) 23:54:23.83 0
縁日で掬った金魚の水を取り替えようとしたが誤って金魚まで流してしまい
金魚のいない水槽を見つめてブルーな気分になるガキさん

139 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:16:47.52 0
しょうがないので近所の魚屋で生きてるドジョウを買ってきてガマンするガキさん

140 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:18:19.44 0
しかしどうしてもウナギに見えてしまうガキさん

141 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:29:39.98 0
それを見て「このなまずにうろこが無い」と猛抗議するガキさん

142 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:36:24.89 0
僕たちは、真夏の青空の下を歩いていた。
僕らの学校施設であるところの通称「山奥のグラウンド」からの帰り道。

今年は校舎にあるプールやグラウンドが工事のため使用できないので、僕たちはバスに乗っかって
この山奥までわざわざやってきていた。
暑い盛りの昼下がり。水泳部の練習の手伝い−僕はもう退部してるんだけど−を終えて、
僕はじっとバスを待っていた。一つ前のバスは間一髪逃していた。
「おーい。もう帰るの?」
ガキさんがバスを待っている僕に声を掛けてきた。一人だった。
「冷たいよねー。だいたいなんで副部長の私が部室のゴミ出しまでしなきゃいけないのよ。」
どうやらちょっと片づけをやってたらしく、みんな一つ前のバスで帰ってしまっていた。
世話焼きのガキさんらしいなってって思った。ああ、やっとく。やっとく。先帰りなよ。てな感じで。
「まったく副部長の威厳ってのがないね」
「そーなのよ。もう。雑用係かっての」

ジリジリする真夏の光線の中、僕たちはただじっとバスを待ってた。
「ねぇ・・・」
「ん?」
「バス来ないねぇ」
そう言えばもう出発時刻を15分も過ぎている。いくらなんでも遅れすぎだよな・・・
「あー。ちょっとぉー、今日ってこのバス運休ってなってるよ!」
「え、今日って・・・うわ、マジだ、次は・・・2時間後かよ!」
「もう最悪ぅ、ついてないなぁ・・・」
太陽はさらに上から照らし続ける。じっと立ってるのは正直辛い。
「しょうがない。歩いて帰ろう!」
「え、マジで?」
「しょーがないでしょー。」
「でも、暑いぜ・・・」
「ここで立ってても仕方ないよ次の停留所にベンチ付きの小屋があるから。ね、行くよ。しゅっぱーつ!」
ガキさんはカバンを肩に掛けると元気よく歩きだした。
僕は仕方なく後に続いた。

143 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:37:15.10 0
炎天下の中、僕らは歩き出した。青々とした稲が絨毯のようにそよそよ揺れていた。
いつしか僕の左斜め後方に位置を変えながら僕たちは歩いていた。
相変わらず空は真っ青だった。蝉の声だけがジィジィとちょっと小さめに聞こえていた。
「ねぇ・・・」
「ん?」
「昔もこうやって、歩いて帰ったっけね。」
「ああ、あそこの川か。よく行ってたな。」
「そうそう。ちょうど向こうの道からこの道を通って帰ったんだよ。」
昔・・・ガキさんとは子供の頃から近所に住んでいて、よく一緒に遊んでいた。
この「山奥」の近くにちょっとした淵があって、夏休みになるとよく遊びに行っていた。
親たちは心配して遊びにいっちゃいけないって言ってたけど、ガキさんは僕を誘いに来た。
僕もガキさんと二人で親には内緒で出かけていった。
帰り道はバスに乗らずに僕たちはこの道を歩いてた帰っていたものだった。
「あの頃の方がさ、なんか近かったような気がするね。こんなに次のバス停って遠かったっけ?」
「昔はさ、いろいろ寄り道したりしてたし、ちょっとした冒険って感じもあったし」
「でも今はもう高校生にもなってる訳だし。歩幅だって大きくなってるはずなんだけど」
「ガキさんはほら、まだ成長してないからじゃない?」
僕はそう言って彼女に振り向いた。すると一瞬昔の記憶が甦ってきた。
−僕の右手をしっかりと掴んで離さない麦藁帽をかぶったおさげ髪の女の子がてくてくついてくる−
「ちょっとーどういう意味よそれー!」
ガキさんはぷくっと頬を膨らませ抗議の表情を見せた。
「どうせ私は幼児体型ですよーだ。」
白いブラウスに紺の多少短めのスカート。大きなカバンを振り回して僕に投げつけようとする姿は、
間違いなく今のガキさんだ。
「あんたなんて無駄に身長が伸びただけじゃん。」
口を尖らせて憎まれ口を叩く女の子。ブラウスに負けないくらい白い二の腕、紺のスカートから
伸びる脚はすらっと細く、何よりもその唇は少女というよりも女性であることを主張している
ようなピンク色に光っていた。僕はちょっと照れ隠しに悪態をついてみた。
「うん、改めて見ても、やっぱり幼児体型だよな」
「もうー!ちょっとこらー!」
とうとうガキさんはカバンを振り回して僕を追いかけはじめた。僕はあわてて逃げ出した。

144 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:37:29.51 0
本当は何なのか魚介類図鑑で調べるガキさん


145 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:37:48.62 0
しばらく歩くと前から大きなトラックがやってきた。僕たちは道の片側によけてトラックをやり過ごす。
ガキさんが歩き出した時、反対からもう一台ダンプがやってきた。
「あぶない」
僕はガキさんの腕をとって路肩に引き戻した。
「あぶないなぁ」
「ごめんごめん」
「昔っからそそっかしいところも成長が無いな」
「どーせ」
僕たちはまた歩き出した。自然と手をつないで歩いていた。
僕は自分の掌が汗ばんでないかと気になった。濡れていたのは僕だけじゃなかったみたいだ。
ガキさんはまた黙って歩き出した。僕はちょっとだけスピードを落としガキさんと並ぶように歩いた。
ガキさんは少しうつむき加減に歩いた。僕は少し仰ぎ見るように歩いた。
空には雲が徐々に広がっていた。生暖かい風が田園の緑毛をさらさらなでていた。
峠を越えると眼下に次の停留所が見えていた。小さな小屋みたいな停留所。
「ねぇ・・・」
「ん?」
「もう少しこのまま歩いていかない?」
「そうだなぁ」
「ね、そうしようよ。どうせバスはまだ来そうもないし」
「そうしよっか」
このままこの道を歩くのなんて馬鹿げてる。あの停留所には椅子があり、日陰がある。
だけど僕たちはもう少し歩きたいと思ってた。なんとなくそんな気になった。
しかし空は変ないたずらをするらしい。空はやがて灰色の壁となりゴロゴロ音を立て始めた。
蝉の声もいつしか聞こえない。
「うわ、これは、くるな」
「あ」
ガキさんはおでこに水滴を感じたらしい。みるみる間に大粒の雨が僕たちに降り注いだ。
「走るぞ!」
カバンを頭に載せて僕たちは走った。唯一屋根のある停留所目指して。

146 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:38:20.09 0
停留所の待合室にはベンチがひとつ。2人も座れば満員だった。
僕らはぐっしょり濡れて、ベンチにも座らずハンカチで顔の水滴を拭っていた。
雨が小屋の屋根を叩く。僕らは黙って立っていた。
「ついてないよねぇー。あんなにいい天気だったのに」
ガキさんがぽつんと呟いた。
「仕方ないさ。夕立だからすぐにやむよ」
僕はチラッとガキさんを見やった。なんとなく見ちゃいけない気がしてたのかもしれない。
白いブラウスは肌に吸い付いて、体のラインが浮かび上がっていた。
スカートも濡れて足にまとわりついていた。太ももが存在感を主張するように。
僕はなんとなくガキさんに背を向けた。
ベンチに腰掛けて、二人は長く無言だった。小屋にはすきま風が入ってきてかなり寒くなっていた。
「クション」
不意にガキさんがくしゃみをした。
「寒いか?」
「ううん、大丈夫」
ガキさんは身体を抱きかかえていた。唇はすっかり白くなり小さく震えていた。
「無理すんなって」
僕はカバンからジャージを取り出しガキさんに羽織らせた。
ガキさんは小さくうなづいた。僕はガキさんの頬に手を当てた。びっくりするほど冷たい頬だった。
「いつかも・・・」
ガキさんは呟くように口に出した。
「あの時も、こうやって雨宿りしたっけ」
あの時、そう僕の記憶にも甦った。

147 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:40:59.06 0
昔、二人で歩いていた時、同じように夕立にあった。すぐに止むとは思えないほどの降り方で、僕らは時間とともに外がだんだん暗くなっていくのに激しい不安に襲われていた。
ガキさんはやがて泣き出した。僕はガキさんの肩を掴んでこう言った。
「大丈夫。俺がついてるから。もう泣くなよ」
ガキさんは泣きじゃくりながらうなづいて僕に抱きついてきた。僕はしっかりと抱きしめながら雨が止むのを待っていた・・・
「今日は、言ってくれないんだ」
「何を?」
「大丈夫だって」
「え?」
「大丈夫って。このままだとまた泣いちゃうかもよ」
僕はちょっとの間、黙っていた。ガキさんは今にも泣きそうな不安げな顔でこっちをじぃっと見ていた。屋根を叩く雨音はいっこうに収まる気配が無かった。
「心配すんな。もうすぐ止むから」
僕は少し照れながらそう言った。
「ちょっとー。もうちょっと真剣に言ってよぉ」
「なんだよー」
「もう泣いちゃうぞ」
「泣くなって、俺が一緒にいるんだから。大丈夫だから」
勢いで僕は一気に言った。
「ほんと?」
「ほんと」
「ばっかみたい。もう」
新垣は微笑むと僕のそばにぴったりくっついた。ガキさんの左脚が僕の右足に吸い付いた。制服越しにガキさんの体温が感じられる。ガキさんは僕の肩に頭を寄り掛からせた。
「安心したよ。うん」
「もう泣かないか?」
「うん」
僕は自然とガキさんの肩を抱き寄せた。ガキさんは僕に身体を預けるように寄り添った。
「温かーい」
ガキさんは僕の方に顔をあげてそう言った。僕もガキさんの顔をじっとみた。

僕たちは初めてキスをした。

雨が上がると僕たちはまた夕立前のように歩き出した。ただ・・・ガキさんは僕の腕をしっかりと取って二人寄り添って歩いていた。
夕日が背中から二人をひとつの影に照らし出していた。

148 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 00:58:39.78 0
>>142-147
イイヨイイヨー

149 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 01:01:14.30 0
まああれだ通り雨スレ読んでくる

150 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 01:12:17.53 0
「もう空がさー、夏じゃないよね」
新垣がぽかんと上を見上げて言った。
「そうか?」
「ぜんぜん薄いじゃん。空色も、雲も」
言われてみれば。全然気にしたこともなかったな。
「気がついたら空を見ることも忘れてたわけ? 悲しいねえ」
なんかそんな歌詞があったような。
で、その新垣は今度は爪先立ちで空中をくんくんやってる。
「ほら」
「は?」
「風の匂いが、こう、ね」
「わかったわかった」
こいつが言うんだからそうなんだろう。
こっちとしては風ならぬ新垣のなんかいい匂いにどう反応したものやら困るわけだが。
こやつはこのところ色気づいていい匂いしちゃったりしてるのだった新垣のくせに。
「あーまた夏が終わっちゃったよー」
「お前心底残念そうだな」
「夏らしいことなんもなかったもん」
「そうか?」
「なし!まったくなし!ロマンチックで素敵な出会いとかまったくなし!」
「『ロマンチック』・・・」
いつの時代の人間だよ、とそっちに気をとられたおかげで、
二人で花火大会行った思い出が丸ごとなかったことにされてるらしいことに傷つかずにすんでいた。
「あ、でもあの花火はすごかった。あんたと行ったやつ」
やべ。嬉しい。


151 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 01:13:44.78 0
「なにー?」
「あーいや」
にやけてしまうから話をそらすことにした。
「現実逃避はもう済んだかね」
「ギクリ!」
だからいつの時代だそのリアクションは。
「どんくらい残ってんだ、課題」
「・・・かなり」
「ほー」
「ほとんどですすみませんお願いします!このとおり!」
毎年のことだがこいつの表情はほんと見てて飽きない。
「じゃさっそく行くぞ、お前んち」
「あいた」
ぽすんと新垣の頭をはたいた。
いったいなもうとかぶーたれる新垣を横目に・・・・あーやばいやばい。やっぱやばいわ。
髪の毛に触るのがぎこちなくドキドキしちまったよ頭こづくのなんて昔は何度もやったのに。
つうかほんとにもう昔じゃないんだなー。
「なん?」
「いや・・・おらさっさと帰ってびしびしやるぞ」
「ひえーくわばらくわばら」
「古代人め」
ふう。
なんとなく、隣の新垣の髪の匂いは夏の終わりの匂いだなと思った。

152 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 02:06:29.09 0
さわやかな短編乙
締めのフレーズがいいね

153 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 04:51:19.15 0


154 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 04:59:50.95 0
オォ〜!!
こんなところに小説スレが
作家先生乙です〜 つ旦

155 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 09:05:13.35 0
夏が過ぎ 風あざみ

156 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 10:12:00.60 0
あさみ〜 帰ってこいよ〜

157 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 10:24:40.86 O
「子供の頃ってこんな暑かったか…?」
あの頃とは少し違って見える公園。ベンチの座り心地を懐かしみながらぼやく。夏休みのプール講習か
『おいそこ!飛び込むなー』
と体育教師の輪郭のボヤけた拡声器越しの声が広がる。
「さすがにもう知ってる先生いないだろな」
呟きながらネクタイを少し緩めた。
夏場の息抜きはビール。と言いたい所だがアイスキャンディーで我慢。だがそのご褒美もすぐにアリさんの餌となる事など知る由もなく。
「おい!何サボってんだ!」
背後からした偉そうな女の声に、ビクッとした自分に少し腹を立てつつ俺はアイスをくわえたまま振り返った。
『誰だよ・・・』
俺の口はしばらく閉じるタイミングを失い、アイスは口から落ちた。

「久しぶり」

一瞬の事だ。自分が今見ている景色がいつどこなのか分からなくなる不思議な感覚。

「新垣・・・」


158 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 10:25:42.58 O
あの夏と何も変わっていない。唯一、お腹が大きくなっている事を除いては。
「ビックリした?ってか目が点になってるんですけどー」
「…お、おめでとう」
「あ、どうもどうも。ありがとうごさいます。って何かおかしくない?」
面食らった。すっかり忘れていた記憶がグチャグチャになって蘇っていた。新垣の回りだけ時間が止まっているように。彼女も俺を見てそんな風に感じただろうか。
「こっち戻ってたんだな」
「最近ね。あ、君ん家なくなってるよ」
「知ってるよ。俺ん家だぞ」
『ママー!』
小さな男の子がジャングルジムのてっぺんから手を振っていた。
「はいはーい。また遊びに来てよ。家変わってないからさ」
「おう、また。体気をつけてな」
「うん、ありがと。あんまり仕事サボんなよー」

その背中が遠くなっていく程に、狂った時計のネジがすーっと戻っていく。足元にはいつの間にかアリの行列が出来ている。俺はそれを踏まないようにゆっくり立ち上がり、鞄から携帯を出した。
「あ、オレ、俺。今晩さあ、久々に外で飯でも食わない?別に。おかしくねーよ」
俺は今それなりに幸せだと思う。いや、かなり幸せだ。ただ、あの頃より少しだけ幸せそうな彼女の笑顔が、ちょっと胸を刺したんだ。ただ、それだけが。


159 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 11:35:08.48 0
ほぜん

160 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 12:37:01.90 0
保線

161 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 12:39:49.69 0
ああー このなつはー ガキさんがいーるー

162 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 12:40:25.54 0
ガキさんと夏を過ごしたい

163 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 13:18:29.33 0
そして別れの秋が訪れるのであった

164 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 15:17:34.82 O


165 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 16:13:42.62 0


166 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 16:26:08.25 0
さいえんす

167 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 16:34:23.28 0
いず

168 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 17:26:00.06 0
まだ作文を書いていない事に気づいていないガキさん

169 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 17:49:37.58 0
( ・e・)<うぉーあと2日しかないのだ!

170 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 18:08:14.23 0
日記の天気は適当に書いてるガキさん

171 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 18:45:23.51 0
( ・e・)<8月3日はきっと雹なのだ

172 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 19:55:41.03 0
( ・e・)<8月4日はチョコレーとが降ってきたのだ

173 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 20:10:14.43 0
読書感想文は巻末解説丸写しのガキさん

174 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 20:23:57.35 0
( ・e・)<わからない漢字は飛ばして写すのだ



175 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:01:48.55 0
焼けた浜辺に着いて
( ・e・)<うおっ熱い!ちょっっうそっ
と大騒ぎするガキさん

176 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:04:17.57 0
( ・e・)<熱!熱!熱!熱!熱!熱!熱!

遥かかなたまでぴょんぴょん跳ねていくガキさん

177 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:07:13.97 0
その後ろでアイスクリームを2つ持ってガキさんを眺める俺

178 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:09:48.11 0
宿題が終わらず、ガキさんに図書館で教えてもらう俺

179 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:18:42.29 0
ガキさんは浜辺に落ちてるイチジク浣腸の匂い

180 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:21:47.58 0
http://hellogirls.myphotos.cc/files/data/hellogirls15702.jpg

181 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 21:39:29.24 0
8月10日の日記が異様に長いガキさん

182 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 22:01:14.36 0
夏休みの工作で牛乳パックうさぎを作るガキさん

183 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 22:43:15.35 0
しかし牛乳パックを洗い忘れたため、ちょっと臭うウサギになってしまったガキさん

184 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 22:47:24.28 0
浜辺で貝殻を拾って波の音を聞こうとしたら変な汁が出てきてビビるガキさん

185 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 22:55:50.15 0
ガキさんと二人で入水自殺したい

186 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 23:28:11.44 0
貝殻で胸を隠しブラジャーとおどけてみるガキさん


187 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 23:46:47.63 0
その貝殻を下の方にずらし武田久美子!と おどけてみせる昭和なガキさん

188 :名無し募集中。。。:2006/08/29(火) 23:55:40.49 0
宿題終わってないけど「怒られればいいや・・・」と開き直るガキさん

189 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 00:05:33.18 0
>>188
マジレスすると怒られないけど、無表情で成績下げられる

190 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 00:24:06.63 0
ねずみ花火から「ちょ、ちょ、うぉぉぉ〜!」と逃げるガキさん

191 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 01:53:09.33 0
ho

192 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 02:17:27.35 0
ze

193 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 05:05:17.46 0
ラジヲ体操に行かねば

194 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 06:40:26.10 0
ラジヲ体操は第2の方が好きなガキさん

195 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 06:42:16.20 0
スタンプカードを忘れてレシートにスタンプをもらうガキさん

196 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 08:55:31.86 O
ガキさんは焼けたアスファルトに水をまいた時の匂い

197 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 08:57:26.08 0
コネガキブススギ

198 :名無し募集中。。。:2006/08/30(水) 09:39:46.48 0
とくダネ!の忘れられた日本特集にフル出演するガキさん

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0ch BBS 2005-12-31