スレ大杉なんで2chブラウザ推奨

これ参考にがんばって!!1 → 板追加手順

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 201- 301- 401- 501- 601- 701- 801- 901- 最新50


レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
モーニング娘。譜久村聖のミズキングダムVol3,0

485 :名無し募集中。。。:2013/11/09(土) 23:58:48.60 0
>>361の続き
―城下町の広場―
素敵な店主のいるスイーツ店をあとにした聖と衣梨奈は再び広場の方向へ進んでいた
道重自慢の特製スイーツの余韻に浸りながら2人の気分は高揚していた  
「聖ね、道重さんのファンになっちゃった!」
「お、おぅ」
「変かなぁ?すごく憧れちゃう」
「えりは方向性がちがうけん。聖は可愛い系やもんね」
道重の印象は聖にとって衝撃的だった。道重には人を惹き付ける不思議な魅力があった
「そうだ!えりぽんの予定を教えてよぅ」
「そうっちゃねいい時間やしそろそろ行くと」
元々の予定を思い出し衣梨奈は聖に笑いかけた
次はどんな知らない世界に連れて行ってくれるのだろうと聖の胸の鼓動は高鳴った
「次はどんな場所なのー?」
「へへーん、内緒っちゃ!」
「えりぽんの意地悪ぅ」
「そんな可愛い顔しても教えんっちゃ。着いてからのお楽しみやけん」
悪戯っぽく笑う衣梨奈に聖は頬ぷくっと膨らませて拗ねるフリをした
衣梨奈はそんな聖を可愛いと思いつつも堪えて次の目的地へと聖の手を引いた

486 :名無し募集中。。。:2013/11/10(日) 00:01:14.36 0
―ラブリーワールド―
衣梨奈に手を引かれて聖達が到着したのは若者に人気の所謂ゲームセンターだった
外観は鮮やかな黄色で看板には『ラブリーワールド』と書かれていた
もちろん聖は初めて見るゲームセンターに目を輝かせていた
「聖、ここは女の子専用のゲーセンやけん女の子に人気やと」
「そうなんだぁ!」
「さぁ中に入ると」
「うん!」
入店すると見渡す限りゲームを楽しむ色々な年代の女の子達がはしゃいでいた
店内はゲーム機から流れる小気味良い音響と甘い匂いで満たされていた
辺りを見回すと様々なゲーム機の筺体が聖と衣梨奈を誘惑する
「すごいね!えりぽん!」
「ここは城下町で女の子に人気のスポットやけん」
「聖こういう場所初めてだから緊張する・・・」
「ここにプロがいるけん安心してよか」
自称城下町のプロを名乗る衣梨奈の態度に聖は心強く感じていた
「まずは予算の確認っちゃ!」
「聖、あんまりお金もってないよ・・・」
「気にする事なか、えりも持っとらんし」
「うん!」
聖はお気に入りのキャラクターバッグから財布を取り出し中を確認する
衣梨奈も独特なセンスのバッグからこれまた独特な財布を出し中を確認した
「ごめんね、聖ね、お小遣い前なんだ・・・」
「2人でこれだけあれば充分っちゃ」
予算を確認し合った2人は歩き出す。聖は心を弾ませ衣梨奈について行った

487 :名無し募集中。。。:2013/11/10(日) 00:02:58.88 0
―ラブリーワールド―
衣梨奈は聖の手を引き目当てのゲームコーナーに足を進めた
「あったあった!丁度空いとうよ聖!」
「わぁ!何これ〜すごいね、えりぽん!」
2人の眼前には和太鼓を模した筺体が設置されていた
ゲームの内容はリズムに合わせバチで和太鼓を叩くというシンプルなものだ
「これがけっこう面白いんよ」
「知ってるよ!このゲーム!」
「そうなん?意外っちゃね」
「おうちで携帯ゲームのをやってるの」
城で携帯ゲームをするという聖の意外な一面を知り衣梨奈は意表を突かれた
衣梨奈は続けて聖にゲーム機に備え付けられた二本の棒を手渡す
「じゃルールは知っとうね。でもここではこれを使うとよ」
「あっ!これバチだね!」
「その通りっちゃ!」
「こんな事もできるんだね」
手渡されたバチを興味津々に見つめる聖に衣梨奈はニコリと笑いかけた
衣梨奈は簡単にバチの使い方を聖に説明して聖は真剣な表情で聞いていた
「・・・説明は終わりっちゃ。えり得意じゃないけん、聖と丁度いいかも」
「え〜?手加減なしだよえりぽん!真剣勝負だからね」
「強気っちゃね〜!」
「聖、負けないよ〜!」
2人は筺体の前に立ちコインを投入しゲームの設定を合わせ決定する
お互いにルールは知っているので曲はランダムにすることにした

488 :名無し募集中。。。:2013/11/10(日) 00:05:54.35 0
―ラブリーワールド―
衣梨奈はゲーセンが初めての聖の強気な発言に対して余裕な表情を見せていた
対して聖は少し緊張した表情だ。対照的な2人だったが勝負ということもありやる気は満々だ
「始めるっちゃよ〜」
「緊張してきたぁ〜」
ゲーム機がランダムに選曲し聖と衣梨奈は難易度を相談して決定する
あまり見覚えのない曲名に2人は顔を見合わせて戸惑っていた
「えりぽんこの曲知ってる?」
「聞いた事があるような・・・」
「聖もそんな感じだよ」
「2人とも知らんのなら丁度いいっちゃ」
お互いが曲について詳しくないのは平等な条件で都合が良かった
「聖、残念ながらえりはこのゲーム何回かやった事があるけん負けんよ?」
「甘いね、えりぽん・・・」
「どうゆう意味っちゃ?」
「聖はこれを使うよ!」
ゲームが始まる直前に事態は急変した。聖がバッグからおもむろに二本の棒を取り出す
衣梨奈は戦慄していた。聖が取り出したのは所謂『マイバチ』だったのだ
「なん・・やと・・」
「フフフ、えりぽん曲が始まるよ?」
聖がまさかのマイバチ持参で衣梨奈の心は動揺しまくっていた。ついに曲が流れ始める
ちなみに曲は裏の世界No.1スイーパーのED曲
『アスファルト タイヤを切りつけながら 暗闇走り抜ける』で有名な曲だった

489 :名無し募集中。。。:2013/11/10(日) 00:09:06.81 0
―ラブリーワールド―
衣梨奈は敗北していた。心の動揺を隠しきれないままに全力を出し切る前に
しかし聖は知らない曲でフルコンボだった。衣梨奈が何度挑んでも結果は変わらないだろう
「むぅ〜えりの完敗っちゃ」
「えへへ、言ったでしょ?聖は負けないよって」
「始まる寸前にマイバチはなかとぉ〜」
「えりぽんを驚かそうと思って。切り札は最後まで取っておく物って言うでしょ?キラーン」
衣梨奈は悔しそうに聖を見つめる。聖はそんな衣梨奈に無邪気な笑顔で言葉を返した
「そういえば聖はなんでマイバチなんて持っとうと?」
「これね、お手伝いさんに貰ったんだ。何かあったら使いなさいって」
「聖はゲーセン行けないのに何の意味があったんやろ?」
「だよね?なんなんだろう・・・」
2人は不思議に思いながら衣梨奈の案内で次のゲームコーナーへ向かっていた
「聖〜ここっちゃ!ここ!」
「わぁ!可愛いぬいぐるみがいっぱいだぁ」
「あっちにもあるけど、お菓子ばっかりっちゃ」
「えりぽん、これなぁに?」
聖と衣梨奈が辿り着いたコーナーにはショーケースの筺体が設置されていた
「今から説明するっちゃけんね」
「うん!」
そのころ2人が立ち去ったゲームコーナーではギャラリーがどよめいていた
太鼓を叩くゲームでどうやら1人の客が難易度MAXでパーフェクトを達成したらしい
ランキングの表が出ておりパーフェクト達成者のニックネームは『odsk』と表示されていた

P,S ゲーセンなんてもう数年行っていないので私のリア充時代の記憶頼りで書いてます
   今回も少しぽんぽん回になりそうですね(ごめんねヤシ子・・・ビジネスじゃないよ)
   娘。メンバーは数々の有名なエピソードがあるので書き出したらキリが無い事に気付きました
   選曲の理由は昔のアニメの曲がマイブームなのでつい・・・
   終わりが見えないこのSSですがこれからも気長に読んでくださいな。誤字・脱字が多くてすいませんorz
   

288KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50

0ch BBS 2005-12-31