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鞘師「おめえブラいらねえじゃねえかw」工藤「お前がだろド貧乳」→殴り合い

296 :名無し募集中。。。:2011/10/05(水) 12:02:57.71 0
鞘師が大人になった頃工藤はもうこの世にいませんでした。
工藤は自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき、
こっそり鞘師の前から姿を消しました。
鞘師の前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです。
工藤は鞘師の心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです。
工藤がいなくなったのに気づいたとき鞘師は悲しみはしませんでしたが、退屈になるなと思いました。
工藤との喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから。
胸の奥が不思議にチクチクはするのですが、それが何なのか、鞘師にはよくはわかりませんでした。
工藤の願い通り、鞘師の心の中で工藤はいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした。
そんなある日鞘師の前に一人のメンバーが現れました。工藤よりのろまで体も小さい新入りです。
喧嘩相手の工藤がいなくなって寂しかった鞘師は、
今度はこの新入りを喧嘩相手にしようと考えました。
そこで鞘師は、衣装に付けられたパットが落ちてしまうように罠をかけることにしました。
いつも工藤にしていたように。
鞘師は物陰に隠れて、工藤を求めて新入りが着替えに来るのを待っていました。
そして思惑通り新入りが罠に向かって近づいてきます。
鞘師はしめしめと思いました。いつものように、自分のパットが落ちるふりをして、逆に新入りを罠にかけてやるんだ。
うふふ。ストンとパットが落ちた新入りの飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です。
でも、その新入りは工藤ではありません。新入りは衣装の近くまで来たとき、鞘師が出てくるより早く鞘師の気配に気づき、目にもとまらぬ速さで隠れていた鞘師に襲いかかってきました。
鞘師はいつも工藤から逃げていたように逃げましたが、工藤よりのろまなはずの新入りにすぐに追いつかれてしまい、体をガブリと噛まれました。鞘師も噛みつき返しましたが、工藤より体が小さいはずの新入りは平気です。
血まみれの鞘師は薄れ行く意識の中で、本当は鞘師が新入りと喧嘩して勝てるわけがないことと、
いつも工藤は鞘師に「してやられた」ふりをして、わざと鞘師を捕まえないでいたことを、そのとき始めて知ったのです。
工藤の大きな優しさと友情に気づいたのです。
そして工藤がいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました。
かけがえのない友を無くした悲しみでした。
鞘師の魂が体を抜けた時、
空の上には優しく微笑み鞘師を待っている工藤がいました。
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ、今度こそはフルボッこにしてやるぞ」

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0ch BBS 2005-12-31