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【管理人指数】ベリーズ家に下宿することになった 5号室【上昇中】
202 :
名無し募集中。。。
:2010/12/09(木) 22:05:08.01 O
第五回つづき
笑顔の千奈美の手に握られていたのは学生の携帯電話だった。
「これは重要な証拠品かもしれないからチェックしないといけないもんに!」
「部屋の捜索と関係ないでしょ!俺がついさっき机に置いたものじゃないか!」
学生の抗議を無視して携帯を調べ始める千奈美。
「犯人の手がかりが入ってるかも〜」
パソコンのセキュリティを完璧にしながら携帯のロックを忘れていたとは…
学生の完敗であった。
「えーとなになに…
"今日ゎ喫茶店でおごってくれてぁりがとッ ジャンボパフェぉぃしすぎてヤバい!"
これは犯人からのメールかも!」
ざわつき出す一同。
「"でも看病してあげたぉ礼なんだから当然かナ?"」
「え?それって確か…」
佐紀が口をはさむ。
「"次ゎ週末がぁぃてるから絶対行こ!パフェをわたしが隣に座って食べさせてぁげてもいぃょ♪なんてネッ みやびより♪"
これみやが送ったメールじゃん!」
203 :
名無し募集中。。。
:2010/12/09(木) 22:08:31.49 O
「いつの間にそんな事してたんデスか!?」
「いっ、いいじゃんか!看病してあげたかわりにおごらせただけだもん!」
「食べさせてあげるとはどういう事かとゆいたい」
「みや学生さんに"あ〜んして♪"とか言うつもりだゆ―!」
みんなに責められて顔を赤くしている雅。
「ちぃ!他になんかないの?」
「えーとこれは?
"この間の夜わナンパされてる所を助けてくれてありがと
いつかの大雨の時も助けてもらったし
あの時わ腕を組んでもらってすごくドキドキしちゃいました
ところで明日のお弁当のおかずわ何がいいですか?リクエストくれたらがんばって何でも作ります!
お返事待ってます
さき"
これ何?佐紀ちゃん!」
204 :
名無し募集中。。。
:2010/12/09(木) 22:09:59.89 O
「腕を組むってなにさ!ありえなくない!?」
一転して反撃する雅に佐紀は防戦一方である。
「はわわわわ…それは風で飛ばされそうになったから さんが…///」
「お弁当のリクエストなんて聞いてもらったことないゆ〜ラーメン!みそラーメン!」
「少しは控えなさい梨沙子。昨日まで部屋でラーメン食べてると疑われてたでしょ?それにラーメン弁当なんて作れないわよ」
冷静に指摘する茉麻だったが、次のメールが読まれると顔色が変わる。
「"学生さん さっきは嬉しかったです
ダイエットしなくてもそのままの君がいいよ なんて言ってくれて…
学生さんがベリーズ荘に来てくれてよかったな
親友とケンカしちゃった時も相談に乗ってくれたし
あ、、、あの時の事思い出しちゃいました
あれはただのお礼ですからね
顔が赤くなってきたから終わります
お休みなさい
茉麻"
だってさ…お礼って何?」
205 :
名無し募集中。。。
:2010/12/09(木) 22:12:03.23 O
「そのままの君が好き?ママの事好きなの〜?」
「ちっ違うよ梨沙子ちゃん!俺はそのままがいいって…」
さっきから動揺し続けている学生は、だんだん身の危険を感じ始めたようだ。
「思い出して顔が赤くなるお礼ってなんデスか…?」
なんとなく佐紀の目にも暗い光が宿っているようだ。
「千奈美 私にちょっと貸しなサイ!」
代わりに携帯をチェックし始める佐紀。
「どれどれ…梨沙子と熊井ちゃんのもありマスよ
"学生san今日の二郎もぉぃしかったネ!大豚入りヤサイニンニクアブラも完食できたし
最近ゎ1日2杯もラーメン食べられてしぁゎせ!
またぃっしょに行こうニャン♪
りさこ"」
ついに今日初めて動揺する梨沙子。
「あばばばば!佐紀ちゃん違うんだゆ たまに!ホントにたまに行くだけなんだゆ!ね?学生さん?」
206 :
名無し募集中。。。
:2010/12/09(木) 22:13:30.16 O
「え?…ああそうだね」
学生はなぜか反応が鈍い。
「部屋で食べなくても毎日2杯も食べてたら同じじゃないデスか!
夜中の抜き打ちチェックをしようと思ってたけどこれじゃ意味ないデス…
学生さんも梨沙子の事を考えてあげてくだサイ!」
「……」
「聞いてるんデスか!?学生さん?」
「あ、ああごめん… 気をつけるよ」
何か考えているらしい学生の反応は相変わらず鈍い。
「佐紀!私にも見せて〜熊井ちゃんのメールどれ?」
今度は雅が携帯を奪う。
207 :
名無し募集中。。。
:2010/12/09(木) 22:17:02.31 O
「"学生さんへ 落ち込んでる所を助けてくれてありがとう
私は町内会長さんにおにぎりを―――"」
読み始める雅だったが、
「"―――部屋に閉じこもってる私に学生さんが優しい言葉を―――"
ふむふむ
"―――外に出られたのは学生さんとみんなのおかげで、―――"
………
"―――だから学生さんには何?なんて言うの?感謝してて なんで感謝してるかと言うと―――"
………………
"―――町内会長さんのおにぎりがおいしくて―――
―――部屋に閉じこもっちゃって管理人さんがお食事を持って来てくれて―――"」
友理奈のメールは長すぎて受信しきれずに途切れているのだった。
208 :
名無し募集中。。。
:2010/12/09(木) 22:18:27.11 O
雅がメールを読み終わると皆が一斉に話し出した。
「パフェをあ〜んとかしちゃうんだみやって…びっくりだとゆいたい」
「じょ、冗談で書いただけだよ!茉麻だってどんなお礼をしたのさ!?」
「外でもラーメン食べるのは控えなサイ!」
「ちょっとだけ感謝の気持ちを表しただけだとゆいたい///」
「お腹が減るゆ〜ラーメン!ラーメン弁当!」
「佐紀だって腕組んだりしてるんでしょ?」
「はわわわわわ…///」
部屋の中が混沌とする中、いつの間にか黙っていた千奈美が…
「ふぇぇぇぇ〜〜〜ん!!」
いきなり泣き出してしまうのだった。
「わっ私だけ…こういうの何もないよ〜…ふえぇぇぇ〜ん!」
第五回 了
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