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川*^A^)ノ<道重さん可愛いデス9さゆみん
520 :
名無し募集中。。。
:2010/11/17(水) 01:32:34.14 P
道重さんにキスしてしまった。
…唇にでは、ないけれど。
なんだか、自分が自分じゃないみたい、って思った。
-------
「リンリーン。リンリンちゃーん」
「……何?」
ジュンジュンが母国語で話しかけてくるとき、大抵いいことがない。
だから最近はなるべく、二人きりにならないようにしてたんだけど。
新潟から東京へ戻る移動の最中、ガッチリつかまってしまった。
「しちゃったの?ついに道重さんにチューしちゃったの?」
「………見てたの?」
私の座っていた窓際の席の隣に侵入してきて、ジュンジュンがこそこそとそう言う。
…確かに、ああいう場でやっちゃったんだから、見られてても仕方ないんだけど。
なんとなく、こうやって突っ込まれちゃうといい気はしない。
「ってことは本当なんだー。いやー、見てたわけじゃなくて、ファンの書き込み見て知ったんだけどね。そっかーマジだったかー」
「……どこでそういうの見るの…?」
私だって、ファンの人のブログとかなんとかは見るけど。
ジュンジュンが見てるのはなんかマニアックっぽい。気がする。
521 :
名無し募集中。。。
:2010/11/17(水) 01:33:54.76 P
「だってあんなにムリムリって言ってたのに。やっと踏ん切りついた?ヘタレ克服?」
「…うるさいうるさい!」
いつもみたいにあしらって、ぷいっと横を向いた。
…別に、覚悟決めたからとかそういうんじゃなくて
むしろ、その逆で。
ケガしてるってのもあったのかもしれないけど、道重さんすごくやさしかったし。
目が合って、あんな風にやさしく微笑まれちゃったら、なんていうか。
……一瞬で、『好き』が振り切れちゃったんだ。
今まで隠してきたのに。
大好きな先輩に懐く、無邪気な後輩を装って。
たったあれだけでバレてしまうとは思わないけど。
道重さん、びっくりしただろうな。
ついさっきのキスを思い返す。
吸い寄せられるように触れた、道重さんの頬。
ライブ最高潮で汗だくのはずなのに、ちょっといい匂いがしてドキドキした。
道重さん、ちょっと驚いた感じに目を見開いてたけど、その後すぐ笑ってくれたっけ。
…本当に、道重さんはやさしい。
多分、自分で思っているより。
それから周りが思っているよりも、ずっとずっと。
やさしい人、だから。
つい、想いを伝えすぎてしまいそうになる。
好き、とか。
もっともっとこっちを見て、とか。
もちろん、口で言えたことなんて一度もないけれど。
522 :
名無し募集中。。。
:2010/11/17(水) 01:35:00.74 P
「…ねえねえ」
「……何?」
まだジュンジュンが何か言ってこようとしてる。
もう、なんでこんな人に私の気持ちバレてんのかなぁ。
めんどくさいから……
チョップしてやる!
そう思って、振り向きざまに思いっきり手刀を振り下ろしたら。
「わっ!」
「ウワぁ!!」
あたしの左手がぽすん、とヒットしたのは、道重さんの頭だった。
なんで!?
「え、あ、アヤヤヤ!!スミマセン、あの、ジュンジュンと思って…」
「ううん、大丈夫…だけどびっくりしたー。なんかジュンジュンが席代わってって言うから代わったら、リンリンぼーっとしてたから。ごめんね、話しかけちゃまずかったかな?」
「チガイマス、大丈夫です大丈夫です!!スミマセン」
むむむ。
ジュンジュン、いきなり消えるなんてなんてやつ!
あとでジュンジュンのバッグに、ジュンジュンの嫌いなもの入れとこう。
おもちゃのヘビとか。
「…どうしたの?考えごとしてた?」
「えっ。あ、いや、お、お腹すいたナァって…」
まさか、あなたのこと考えてましたなんて言えないし
とっさに誤魔化したら、道重さんは笑った。
523 :
名無し募集中。。。
:2010/11/17(水) 01:37:25.48 P
「リンリンらしいねえ。…でもほら、もうすぐお弁当出してもらえるから。そしたら一緒に食べる?」
「は、はい…」
なんでかなあ。
ちょっと前まで、自然にはしゃいだり笑ったりしてて。
『リンリン元気だね、子どもだね』って言われてたのに。
いつのまに、私ってこんなに…
ス、スケベになっちゃったんだろう…。
道重さんの唇が気になってしょうがないから、一生懸命目をそらす。
すると。
少し肩を寄せてきた道重さんが、ぽつりと呟いた。
「…次は、さゆみからしようかな」
「えっ?」
しようかな。
って、何を?
よくわからなくて道重さんの顔を見たら、道重さんはそっと自分の唇を指差した。
「…キス」
「えっ!?」
とっさになんて言っていいかわからなくなった。
…けど、目はそらせない。
さっき自分からしてしまったこと、嫌でも思い出してしまう。
あの瞬間の私は、ちょっと変だったと思う。
524 :
名無し募集中。。。
:2010/11/17(水) 01:40:19.62 P
「それはアノ…どういう…」
「だって今日してくれたでしょ?…嬉しかったよ、すっごく」
「う…」
直球。
なんでこんな時まで、こんなに正直でいられるんだろう。
「どこにしようかな。…っていうか、どこならしてもいい?」
「ハッ!?ど、どこ、とは?」
「だって唇狙って逃げられたらショックだもん」
「そ、それは…」
…そりゃ、心の中ではむしろされたいって思ってるけど。
いざってなったら、とっさに怖じ気づいて逃げちゃう…かも。
「唇でも、逃げないでくれる?」
「ア…あー…」
なんか、やっぱり。
こんなのは自分じゃないなって思ったけど。
とにかく、言葉にできない代わりに、あたしはゆっくりと頷いた。
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