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ハロプロが全寮制だった場合に起こるいろいろな事件part12

488 :名無し募集中。。。:2013/12/12(木) 23:55:46.15 0
エレベーターは地下1階を通り越してどんどん降りて行った。
「きゃー、落ちるの!」
「心配は無用ですわ」
譜久村の言うとおり、20階ほど降りた頃エレベーターは止まった。
ドアが開くと、そこは練習場フロアだった。
「えっ、8階なの?」
エレベーターから出て周りを見渡すが、何か違う。
ひと気が無い。いや、新品のように使われた形跡がないのだ。
「どういうことなの?」
譜久村は応えず、窓まで行くとカーテンを少し開いた。
「ご覧ください」
「フクちゃん何なの?」
言われるまま道重が譜久村のところまで行くと、譜久村はカーテンを全開にした。
「まあ! これは…」
窓の外には見慣れた街の光景と青空の代わりにコンクリートドームの内壁があった。
直径50メートル以上あるのだろうか。半球状のドームの真ん中にハロプロ寮は建っていた。
「ここは地下なの?」
「第三ハロプロ寮ですわ。あの地面が地下90メートルの深さになります。見た目は第二ハロプロ寮と寸分と違いませんわ。しかもいざという時には3分で第二ハロプロ寮と入れ替えることが出来ます」
「こんなものをよく誰にも気付かれずに作れたわね」
「地下鉄のトンネル掘りもお爺様の趣味だったので、これくらいは軽いものですわ。苦労したのは数々の隠し部屋や隠し通路、監視装置などを見つからないように仕込むことでした」

489 :名無し募集中。。。:2013/12/12(木) 23:56:18.00 0
「さすがフクちゃんなの。案内してくれる?」
「喜んで。先ずはこの大鏡」
「もちろんマジックミラーなんでしょうね」
「当然です。この部分…」
譜久村が鏡の一部を強く押し上げると、人ひとりがやっと通れそうな入り口があった。
「ここから入れますが、中は40センチちょっとしかありません。みずきがやっと通れる幅ですわ」
「だったらさゆみも大丈夫なの。」
壁の中は現像室にあるような赤いライトが点いているだけだったが、マジックミラーの向こうからの光で十分な明るさだった。
譜久村がケータイでガラスを叩くと、予想外に小さな鈍い音がした。
「このガラスは建材も兼ねるほど強度があるので割れる心配はありません。しかも防音なのでかなり大きな声でも向こうには聞こえません。」
「向こうの音は聞けないの?」
「ガラスの表面自体がスピーカーにもなって、ちゃんと聞こえます」
「大したものなの」
「うふふ」
練習場の端まで行くとシャワールームとの間の壁があった。
「ここはシャワールーム側が鏡になってます」
「当然なの。でも鏡が小さいの」
「元の第二寮のほうに合わせてるので仕方ないですわ。でも…」
譜久村は鏡の下の部分を叩きながら言った。
「この壁全体に特殊な表面処理をして、将来は向こうからはタイルに見えてもこちらからは素通しになります」
「すごい、それまで絶対リーダーでいるの」

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0ch BBS 2005-12-31