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1-
101-
最新50
紗季の夏休み
1 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:36:35.65 0
1.
紗季の靴紐が解けた
しゃがんで結び直すとそのまま大の字になった
「もう歩けないよ」
2 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:37:13.12 0
バス停から1時間ほど歩いて来た
雑草を轍が3つに分けている土の道
空がとても高い
3 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:37:51.34 0
標識も信号も民家も無い
雲は低く流れる
紗季は深呼吸した
4 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:38:32.54 0
「置いてくよ」
休息はすぐに打ち切られた
紗季は飛び起きた
5 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:39:11.63 0
本当に置き去りにするような母だ
「鬼ババァ」
小走りで母に追いつく
6 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:39:52.44 0
重いリュックが肩に食い込む
「これ何入ってんの」
「いいもの」
10回目の質問も同じ答えだった
7 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:40:29.27 0
夏休みの旅行は母が計画した
着替えや食材は貸し別荘に郵送した
母は何も持っていない
8 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:40:48.25 0
8月35日
9 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:41:12.96 0
「ママも半分持ってよ」
「さっき鬼ババァって言ったよね」
「えっ…」
10 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:41:58.19 0
紗季の狼狽が証拠になった
母は刑を執行した
麦藁帽子に拳の形のへこみができた
11 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:42:35.24 0
「さっきと同じとこだよぉ」
紗季は帽子をとって頭をさする
「そうだっけ?」
12 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:42:39.30 O
彡 ⌒ ミ
(; `Д´)<サキチィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!
/ヽ_ァ/ヽ_ァ
) )
13 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:43:11.07 0
麦藁帽子はバスに乗る前に買った
紗季は電車に帽子を忘れた
少ない語彙を総動員して慎重に母に伝えた
14 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:43:53.44 0
回りくどい言い回しに母は苛立った
紗季の後悔は頭部の激痛と共にやってきた
「ごめんなさい…」
15 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:44:34.53 0
母は快晴の空を見上げた
「帽子買うしかないね」
「どこで買うの」
16 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:45:11.18 0
「帽子を売ってる店を聞いてきて」
「えー、わたしが?」
振り上げた拳から逃げるように駅前の土産物店に入った
17 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:45:47.88 0
蝉の音が閑かな商店街に響く
「”おどさんてん”の人が地図書いてくれた」
呆れ顔の母に地図を渡す
18 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:46:28.27 0
土産物店から少し歩いて路地に入る
角から数軒奥の古い店
農具や長靴や肥料を売る店で帽子を買った
19 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:47:09.83 0
中学生の女子には不似合いな実用重視の大きな麦藁帽子
「可愛いのが良いんだけど…」
紗季の要求を母の眼光が蹴散らした
「これでいいです…」
20 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:47:52.36 O
虫は嫌いだけど、女の子なのに家族で虫取りにいく先輩は好きだった
21 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:48:53.36 0
2.
紗季は左側の轍を歩く母の腕を掴んだ
「…トイレに行きたい…」
リュックを母に預けて木立に駆け込んだ
22 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:49:33.22 0
「ママ、そこにいる?」
紗季は何度も呼びかける
静寂が恥ずかしかった
23 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:50:11.22 0
母は全ての呼びかけに答えた
「バスを降りたら歩くだけだから慌てなくていいよ」
24 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:50:54.28 0
緊急事態から開放されて紗季は深い息をした
木漏れ日の揺らぎに同期する葉音を聞いた
目を閉じて蝉の音を聞いた
25 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:51:33.31 0
目を開けると目線が合った
少し先に少年が立っていた
26 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:52:18.03 0
紗季の表情がこわばる
「俺、見てないよ」
紗季は木立を飛び出した
27 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:52:56.59 0
「蛇でも出た?」
「…なんでもない…」
28 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:53:33.37 0
紗季は帽子を深くかぶった
「顔赤いよ」
「…走ったから…」
29 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:54:23.40 0
母に寄り添って紗季は歩いた
振り返ると轍の長い平行線が見える
少年の姿は無かった
30 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:55:03.95 0
「あ、リュックありがとう」
「もう少しだからママが持つよ」
車が来て二人は端に寄る
31 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:55:42.12 0
「いいの?」
排気ガスが消えると草の匂いがした
「赤ちゃんの頃の紗季を負ぶってる気がするよ」
32 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:57:30.78 0
3.
紗季は大きなログハウスの周りを一周した
管理事務所で鍵を貰って母が戻ってきた
「すごい別荘だね」
33 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:58:20.21 0
中に入ると木の匂いがした
「高いんじゃないの?」
母は笑っている
34 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:59:01.40 0
「料金のことは大丈夫だよ」
「ほんとに?」
「紗季のお小遣い減らすから」
35 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 19:59:42.67 0
「冗談だよね?」
すがるような紗季を見て母は大声で笑った
「荷解きするよ」
36 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:00:21.39 0
紗季は何度か同じ質問をした
母は笑うだけだ
憂鬱な日々を覚悟しながら紗季は荷解きをした
37 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:01:08.42 0
「そうだ、”いいもの”があるんだ」
紗季を散々苦しめたリュックを開けた
素麺が入っていた
38 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:01:59.68 0
落胆の声を張り上げる紗季に母は言った
「その素麺すごく高いんだよ、紗季のお小遣いじゃ買えないくらい」
母は意地悪く笑う
39 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:02:49.29 0
荷解きが済むと少し遅めの昼食にした
メニューは巨大な器に盛られた高級素麺
二階のバルコニーに二人で運んだ
40 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:03:40.68 0
「こんなに茹でて食べられるの」
「食器棚に有ったから使ってみたくなってね」
母は大きなグラスにビールを注ぎながら言った
41 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:04:18.93 0
「昼間からお酒飲んでいいの?」
「いいんだよ、夏休みだから」
42 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:05:03.95 0
母はいつも遅く帰る
一人でビールを飲む母の背中を時々見ていた
43 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:05:19.92 O
ここで一旦CMです
44 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:05:42.88 0
強い日差しにグラスのビールが輝く
「紗季、乾杯しよう」
母はいつになく浮かれている
45 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:06:33.43 0
ビールとジュースで乾杯すると母は豪快に素麺を啜った
「紗季も食べな」
母はビールを飲み干した
46 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:07:20.96 0
「ママといっしょに食べるの久しぶりだね」
「そうだね」
心地よい風が吹く
2杯目のビールは紗季が注いだ
47 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:07:33.27 0
晴れた空
桃矢の空き瓶に入道雲の影
48 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:08:24.26 0
4.
2本目のビールも空になった
紗季はビールを取りに1階に下りる
49 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:09:04.35 0
玄関のチャイムが鳴った
大きなドアを開けるとあの少年が立っていた
紗季は全力でドアを閉めた
50 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:09:44.35 0
「これ爺ちゃんに頼まれて持って来た」
「…なに?」
「別荘の注意事項とか書いてある紙」
51 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:10:23.69 0
「あんた、管理事務所の子なの?」
「うん」
紗季はゆっくりドアを開けた
52 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:11:05.79 0
少年は麦藁帽子をかぶっている
「さっきはごめん」
紗季と同じ帽子だ
53 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:11:42.82 0
「…見たの…」
「見てないよ」
「じゃ何で謝るの!」
54 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:12:25.33 0
少年は俯いている
紗季は紙を受け取るとドアを閉めた
ビールを持って2階に行く
55 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:13:04.43 0
母に紙を渡した
「いくつ位の子だった?」
「私と一緒位かな…」
56 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:13:05.15 0
なにこのスレ・・・
57 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:13:49.93 0
母は紗季の顔を覗き込んだ
「赤いよ」
紗季は頬を手で隠す
58 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:14:38.32 0
「一目惚れかな?」
からかうように母は笑った
「ママ、飲みすぎだよ…」
59 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:15:20.22 0
母は大声で笑った
「紗季のお小遣いより高い高級素麺だよ」
母は勢い良く素麺を啜る
60 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:16:03.63 0
「ママが全部食べちゃうよ」
巨大な器の素麺はたっぷり残っている
母はビールを飲み干した
61 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:16:47.05 0
ビールを注いで紗季は外を見た
バルコニーから管理事務所が見える
少年の姿は見えない
62 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:17:04.65 0
チラシの裏に書くかまとめて書くかドチラかにしろカスが
63 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:17:34.50 0
紗季は空腹を思い出した
勢い良く素麺をすくった
割り箸が折れた
64 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:19:33.36 O
番組の途中ですが、ここでナイター速報です。
神宮球場のヤクルト対巨人23回戦は、7回を終わって巨人がラミレス、坂本の二者連続ホームランで4ー1と3点をリードしています。
65 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:19:39.70 0
5.
歯磨きをしながら紗季は答えた
「目玉焼きがいい」
今日も朝から晴天だ
66 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:20:18.50 0
「急な転校でごめんね」
紗季は半熟の目玉焼きを慎重にご飯に載せていた
「何とかなるよ」
67 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:20:58.61 0
夏休み中に母の転勤が決まった
「お別れ会とかできないよね」
「別にいいよ」
68 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:21:34.50 0
「仲良しの子に伝えたの?」
「まだ」
紗季は目玉焼きにたらす醤油の量に集中している
69 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:22:16.25 0
別荘の醤油さしは勝手が違った
醤油色に染まった目玉焼きに紗季は拳骨を覚悟した
母はキッチンに向かった
70 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:22:58.96 0
紗季の失敗作にご飯と葱を入れて炒飯にした
「なれないと簡単なことで苦労するね」
「ごめんなさい…」
71 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:23:39.18 0
紗季は母の炒飯が好きだ
二人で食べるのは久しぶりだ
「急な転校でごめんね」
72 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:24:14.68 0
母はもう一度言った
「…何とかするよ」
紗季は炒飯をおかわりした
73 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:25:15.67 0
6.
紗季は管理事務所のドアをノックした
管理人の初老の男性が出て来た
「これ注意事項に付いていたアンケートの回答です」
74 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:25:55.48 0
「わざわざ済みません」
紗季は室内を見回した
少年の姿は無い
75 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:26:33.28 0
紗季はそっとため息をついた
「スイカ食べていきなさい」
「え?」
76 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:27:13.23 0
「スイカ嫌い?」
「いえ…」
管理人は奥に行った
77 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:27:51.74 0
紗季はパイプ椅子に座る
麦藁帽子を膝の上に置いた
スイカを切る音が聞こえる
78 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:28:36.20 0
紗季は古い事務用のテーブルをぼんやり見ていた
無数の傷の中に幼い文字を見つけた
”こうしえん”と書いてある
79 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:29:16.56 0
「裏の井戸で冷やしたから旨いよ」
管理人がスイカを持ってきた
「いただきます」
80 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:29:55.45 0
風鈴の音が心地よい
「旨そうに食べる子だねぇ」
紗季は恥ずかしそうに笑う
81 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:30:35.56 0
「本当に美味しいです」
紗季は口を大きく開けて頬張った
「あいつも食べることが大好きでね」
82 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:31:15.27 0
「はひ?」
不用意な少年の話題に動揺した
紗季の口からスイカがこぼれて帽子に落ちた
83 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:31:16.37 O
嫌いじゃない
84 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:31:57.91 0
「済みません…」
タオルをもらって帽子を拭いた
管理人は笑っている
「残りはお母さんと食べなさい」
85 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:32:45.19 0
風が止んで少し暑い
紗季はお礼を言って管理事務所を出た
スイカの重さが何故か恥ずかしかった
86 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:34:11.82 0
7.
「紗季、お風呂一緒にはいろう」
久しく一緒に入っていない
外はまだ明るい
紗季は迷った
87 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:34:50.51 0
母は強行手段に出た
「もう、子供じゃないんだよ…」
紗季は全裸にされた
「紗季はずっとママの子供だよ」
88 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:35:34.07 0
陽光が恥ずかしい
紗季は浴槽に飛び込んだ
水しぶきが上がる
89 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:36:16.13 0
母も飛び込もうとしてる
「ちょっと待って…」
水柱が上がった
90 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:36:52.77 0
母は紗季の顔を拭いた
「自分でするよ…」
母は笑っている
91 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:37:33.25 0
「ママ、どうしたの?」
手を止めて紗季の顔を凝視する
「近いよ…」
92 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:38:12.64 0
「紗季は同じところにホクロがあるんだよ」
「ママと?」
「親子だからね」
93 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:38:50.10 0
紗季も母の顔を見た
「ほんとだ」
ホクロの運勢や占いの話になった
広い浴槽の右半分で二人はずっと話した
94 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:40:16.55 0
8.
夕食の後花火をした
母はスイカの皿を片付けに行った
「…今晩は…」
少年が立っていた
95 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:41:03.60 0
紗季は短い悲鳴を上げた
「…なに?」
「爺ちゃんが火の始末見て来いって…」
96 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:41:45.38 0
「ちゃんと消したよ」
「あ、そう」
少年は踵を返す
97 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:42:28.35 0
「待って」
紗季は木立の中の真実を確かめたかった
「何?」
98 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:43:11.06 0
少年が振り返る
「あの…、花火残ってるから…」
「あ、そう」
99 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:43:53.20 0
二人で線香花火に火をつけた
吸い込まれそうな満天の星空
花火は無言のまま終わった
100 :
名無し募集中。。。
:2011/09/04(日) 20:44:48.91 0
二本目の花火に火をつける
「野球やってるの?」
「先週辞めた」
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