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【いつも大騒ぎ】ベリーズ家に下宿することになった 6号室再【ときどき規制】
5 :
名無し募集中。。。
:2011/02/08(火) 21:34:04.85 0
登場人物
主人公(年齢不詳)
『ベリーズ荘』の新しい管理人。義理人情や感情に任せた行動、ルールを守らない人間、そして馴れ合いを嫌う性格。
その冷徹な性格ゆえに住人たちの一部から反感を買っているが、反面、住人たちの利益にならないルールは役所と
喧嘩してでも変えさせようとするなど、住人思いの一面も。好きなタバコはゴロワーズ、飲み物は紅茶、酒はスコッチ。
学生時代は大学を優秀な成績で卒業し、その後に様々な『過去の出来事』があったようだが、そのことは誰も知らない。
川´・_・リ (19歳)
『ベリーズ荘』の最年長者。管理人と最初に話をするが、いきなり問い詰められ、泣かされてしまう。それ以来
どうにも管理人のことが苦手。
ル ’ー’リ (18歳)
年齢順では川´・_・リの次の2番目(同学年)。大学生。管理人の方針に異を唱え、歩み寄ってくれるよう求めるが
拒絶され、怒りをあらわにする。以来、管理人のことを嫌っているようだ。
从´∇`从 (18歳)
年齢順では上から3番目、高校3年生。些細なことから『ルール』を巡って口論することに。捨て台詞を吐いてその場を去る。
以来、管理人とは口もきかない仲。
从o゚ー゚从 (18歳)
年齢順では真ん中。管理人が『ルール』の変更を巡って役所と喧嘩しているところをたまたま目撃してしまい、そのことに
怯えていたが管理人から紅茶を振る舞われ、素直に喜ぶ。以来、管理人にやや好意を抱いている。
ノノl∂_∂'ル (18歳)
年齢順では下から3番目(ただし从´∇`从・从o゚ー゚从と同学年)。
最初は管理人のことを『冷たくて酷い人』と思っていたが、勉強を教えてもらうなど接するうちに少し考えを改める。
『みんなに誤解されている』からそれを改める機会を作ってはどうか、と管理人に提案するが結局断られてしまう。
6 :
名無し募集中。。。
:2011/02/08(火) 21:34:57.61 0
第7話『そして、彼女は願った』
この『ベリーズ荘』に私がやってきて、もうすぐ一か月になる。予想していたように、あまり愉快な毎日とは言えない日々を送っている。
まあ、それは予想できたことだから、別に驚くことでもないけれど、ただ、この仕事を…
いつまで続けるかは、自分でもまだ分からない部分がある。
私の度重なる交渉の末、役所がようやく折れた。生活に必要な品を買うのにいちいち『許可書』を書かなくてもよくなり、あらかじめ
決められた予算内ならば、自由に使ってもよいということになった。もっとも、私が来る前は実質的にそうなっていたそうだが…
それを正式な『ルール』として成文化したのである。
私は『一つ、仕事ができたな』、と感じた。ただ、ここで『終わり』ではない。変えなければならないことは、まだまだたくさんある。
たくさんあるが、まずは一歩だけ前に進めた。とりあえずは、そのことを素直に喜ぼう、と思う。
7 :
名無し募集中。。。
:2011/02/08(火) 21:35:51.30 0
一か月の間にたくさんの書類や本に目を通すことになり、あちこちに積まれたそれによって少々部屋が汚れてしまった。
今日は、自分の部屋を片付けることにしよう。
ダンボール箱の中に不要な書類や本を片づけていく。これをすべて廃品回収にでも出せば、それなりの数のチリ紙と
交換してもらえよう…そんなことをふと考える。
戸棚を開けて、不用品がないか確認する。これはいらない、これはいる、これはいらない、これはいる、これはいらない、
これ…は…
「…」
一枚の絵。何度も捨てようと思いながら、その度ごとに捨てられない、一枚の絵。生活も変わったし、今こそ捨てるべきなのかもしれない。
いや、心の中では捨てた方がいいことも理解している。しかし…
「…いや、今回はやめておこう」
捨てられなかった。見なかったことにして、私は戸棚を閉めた。
8 :
名無し募集中。。。
:2011/02/08(火) 21:36:39.98 0
不要になったものを入れたダンボール箱を外に出そうとして、私は部屋のドアを開けた。すると…廊下の向こうで同じことをしている
一人の少女に出くわした。
「あっ…かんりにんさん!」
背の高い少女だった。名を熊井友理奈と言う。彼女に初めて会う人は、その背の高さと端麗なルックスに驚くことだろう。現に、私も彼女を
初めて見た時に『何と背の高い子なのだろう』と驚いたのだから。しかし、『ベリーズ荘』にやってきてこの方、彼女とほとんど会話をした
記憶がない。別に私は彼女を避けているつもりはないのだけれど、巡り合わせでたまたまそうなったのか、
それとも彼女が私を避けているのか…それは謎。
「あれ?かんりにんさんも…ゴミ出しですか?」
「ええ、まあ」
「あっ、じゃあ、お願いがあるんですけど」
「何でしょうか?」
聞けば、彼女は私が持っている電子辞書が欲しいのだという。使わなくなった電子辞書を近々捨てようとしているということを、彼女は
どこかから聞いたらしい。それで、使わないのなら欲しい、と思っていたそうだ。
「そうですか。なら…」
私は部屋に取って返すと、少々年期の入った電子辞書を彼女にプレゼントした。
「これでよければ、どうぞ」
「…あ、ありがとうございます!」
彼女は素直に喜んでいるようだ。
9 :
名無し募集中。。。
:2011/02/08(火) 21:37:37.68 0
彼女…熊井さんも私と同じように、部屋を片付け、不用品をダンボール箱に詰めて外に出そうとしていた。これも『ベリーズ荘』の約束事の
一つである。というか、かなり曖昧になっていたのを私が厳しく取るようにしたのだ。
『資源ごみを出す時はダンボール箱に詰めて部屋の前に出しておくこと。すべて回収してチリ紙交換に出すこと』
という条文を、私が見つけたのがきっかけだった。
私が何かと口うるさく言った甲斐もあって、7人の少女たち全員がこの約束事を守るようになった。何だ、やればできるじゃないか…と思う。
「それと…もうひとつ…お願いがあるんですけど」
彼女が申し訳なさそうに私の方を見る。もっとも、背の高い彼女が『申し訳なさそうに見て』も、私と対等の目線になってしまうが。
「何でしょう?」
「みんなで…話してたんですけど…今度…タキおばさんと、会わせてもらえませんか?」
10 :
名無し募集中。。。
:2011/02/08(火) 21:38:26.25 0
『タキおばさん』というのは、この『ベリーズ荘』の前の管理人である。そして、私にこの仕事をするよう、何度も頼みこんでいた
あの老齢の女性のことだ。
「…会って、どうしようというのですか?」
「話したいことがいろいろあるんです…お願いします、会わせてもらえませんか」
背の高い彼女が私に…必死に頭を下げている。義理人情で動く私ではないが…それが7人の少女たちの総意だというなら、
考えなくてはいけない。
「全員の名前と判を押した申請書を提出しなさい。それがあれば、私も従いましょう」
「…わかりました」
彼女の表情が少し沈み、穏やかではなくなっていたのを、私は見逃さなかった。どうやら、私はまだ…本当に信用されてはいないらしい。
まあ、約束事を守ってくれれば、そんなこと、どうでもいいけれど。
(つづく)
11 :
名無し募集中。。。
:2011/02/08(火) 21:39:59.26 0
|ω・) スレが改まったので、最初に今までの回で出てきた主要な登場人物の紹介をのっけてみました
|ω・) 前のスレの最後の方で『随分と厨二病をこじらせた主人公』ってレスがありましたが
別にそういうことを考えて作ったわけではありませんw
主人公がどうしてこういう性格になったかは…この後の『第2クール』で、徐々に分かっていきます…
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