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川*^A^)ノ<道重さん可愛いデス 5.5さゆみん
666 :
名無し募集中。。。
:2010/05/04(火) 02:03:39.68 O
本番前。今日もれいなはリンリン見て『うけるっちゃけど〜』とか言ってる。
そういう意味じゃないってわかってても、ちょっとおもしろくない。
思わず無言になると、れいながこっちを見て言った。
「そんな顔せんでも、リンリン取ったりしよらんけん」
「えっ?」
さゆみのヤキモチに気づいている顔で、ニヤッと笑う。
…うわー。
ヘタれいなのくせに。
唐突に意地悪な気分になって、それには答えずに言ってやった。
「…今日のライブはジュンジュンにチュー迫っちゃおうかな」
「えっ!?」
正直に顔色変えたれいな。
してやったり。
同じようにニヤッと笑ってやると、れいなは悔しそうにそっぽを向いた。
「…相変わらず素直じゃないね、れーなちゃん♪」
カウンターに成功して内心勝ち誇ってたら、れいなに欝陶しそうにニラまれた。
「うるさい。…そっちこそ、愛佳とか愛ちゃんとかにチューしよぉ暇あったら、リンリンにしてやったらいいっちゃん。リンリン、寂しいって言いよぉよ」
え…
え、リンリンが?
667 :
名無し募集中。。。
:2010/05/04(火) 02:05:06.26 O
「マジで?」
思わず真顔になって聞くと、れいなはべろっと舌を出した。
「う・そ」
「ええー!!ちょ、ひどい!嘘なの!?」
期待したのに…ってさらに文句を重ねようとして羽交い締めにしたら、れいなは苦笑いして言った。
「痛いっちゃ!…まあ、寂しいって言いよぉってのは嘘っちゃけど。寂しいっちゃろな、って見えるのはホント。ほら、今も」
「え?」
言われてちらっとリンリンの方見たら、なんだか不安そうな目でこっちを見てるリンリン。
目があったら、すぐに逸らされたけど。
でも…なんで?
「さゆがれいなに抱きついてるみたいに見えるっちゃろ。ほら、離して」
「え…?」
え、まさか。
そういう理由?
っていうか…ヤキモチ?
なんだか不思議な、くすぐったい気分。
まだちょっと信じられなくてボーっとしてたら、後ろからばたばた足音がした。
「ダメーー!!」
「う、わっ…痛っ!!」
猛烈ないきおいで走ってきてさゆみを突き飛ばしたのは、ジュンジュンだった。
668 :
名無し募集中。。。
:2010/05/04(火) 02:06:06.95 O
「田中サン襲うのやめてクダサイ!」
「ちょ…襲ってないから!!」
あらぬ疑いすぎる。
はっきり否定したのに、ジュンジュンはぎゅっとれいなを腕の中に閉じ込めた。
「ちょ、ジュン…」
「田中サン大丈夫?」
「…う、うん…」
屈託なく微笑まれたせいか、れいなも怒るタイミングを失ってる。
ていうか、ちょっと照れた顔してるあたりがさゆみとしては腹立たしいけど。
…まあ、でも。この二人はもう放っておくとして。
さゆみは、リンリンのところへ行った。
「…リンリン」
「あ…ハイ」
さゆみを見て嬉しそうな顔をしたリンリンが、なんだかすごく愛しくて。
冗談混じりにだけど、ぎゅっとリンリンを抱きしめた。
「…道重さん?」
「んー。リンリンはカワイイねえ♪」
「え…や、道重さんの方が可愛いですケド」
腕に収まる体をさらに縮こませて、くすぐったそうに言う。
キスしたい衝動が走るけど、とりあえず。
思い切り、頭を撫でておいた。
いますぐにとはいかないけれど。
そのうち、キスできるといいな。
千秋楽なら、できるかな。
そんなこと思いながら、抱きしめる腕に力をこめた。
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