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レス数が1000を超えています。残念ながら全部は表示しません。
もし熊井ちゃんとりしゃこが核戦争後の荒廃した世界を当てもなくさすらう旅人だったら

1 :名無し募集中。。。 :2007/11/06(火) 00:13:17.16 0
興奮する!

101 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 07:28:26.15 0
熊井ちゃんがこの荒れはてたせ界を変える

102 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 10:36:09.43 0
世紀末覇者桃王

103 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 11:18:47.32 O
トキは?

104 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 13:01:38.53 O
州*‘ -‘リ<ゆーはshock!!

105 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 14:20:13.44 0
このスレは残しておこう

106 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 14:33:38.15 0
職人待ち保

107 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 16:54:50.37 O


108 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 18:29:15.67 O
熊井求めさまよう心いまあつく萌えてる

109 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 18:50:32.99 0
ttp://www.youtube.com/watch?v=6Yx6MSrZLYw

この二人のギクシャク感を楽しむのか?

110 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 19:49:27.44 O
川*^∇^)||つ<エンジョジョジョジョジョジョジョーイ

111 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 20:35:33.17 0
興奮とかしないし
所詮子供だからなぁー

112 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 21:37:20.20 0
何言ってるんだ

113 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:10:36.77 0
時は世紀末・・・・・果てない砂漠を歩く二つの影があった
そしてその影の一つが動きを止めた

「リサコ?」
動きを止めた少女を振り返り立ち止まる長身の少女・・・
背中にはその長身に釣り合いの取れる大きな剣・・・

「・・・・・・もん」
先に立ち止まり歩を止めた少女がしゃがみ込み
自分を振り返る少女を上目遣いで見つめて呟く・・・

「何?聞こえなかった リサコどうしたの?」
「もう歩くのヤだもん・・・」
愛くるしい瞳でしゃがみこんだ少女リサコは言う

「でも・・・もうちょっとできっと街だからさ・・・歩こう?ね?」
何の根拠もないが長身の少女はリサコを諭す・・・知っているのだ・・・
長身の少女は荒廃した砂漠で立ち止まるのは危険だということを

114 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:13:27.08 0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!

115 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:25:00.75 0
「荷物もってあげるから」
「・・・ぅん・・・」
渋々立ち上がりまた砂漠を歩き始めた二人
水も残り少ないので会話もほとんどなくただただ歩く・・・

そして数時間歩いたところで少女は見つけた・・・
灼熱の太陽の下、前方に緑が揺らめく・・・
「・・・リサコ!アレ!オアシスだよ!きっとそうだよ!!」
「おあしす・・・?」
キョトンと首を傾げるリサコ
ただ何の感情もなく歩いていたところで長身の少女は飛びっきりの笑顔を見せる
「お水がたくさんあると思うよ」
「・・・・・そのお水・・・飲めるかなぁ・・・」

世紀末動乱の時代・・・色々な核兵器で自然の大部分は失われ汚染され・・
生き残った僅かな人間もが奪い合うが始まり子供は飢えて死ぬ・・・
大人は力が強い者が権力者になったりと色々である

「大丈夫だよ オアシスのお水は飲めるよ!だってオアシスじゃん」
「おあしす・・・?」
オアシスが何か理解してないリサコの手を引き長身の少女は砂漠の中の緑へと向かう

116 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:26:18.01 0
イイ!!

117 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:27:52.27 0
いいな
職人さんこの調子でよろ

118 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:30:23.72 O
熊井ちゃんかっけー

119 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:31:16.15 0
上手いな

120 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:44:07.39 0
長身の少女が半ば無理矢理引っ張り走って緑に入っていく・・・
最初は半信半疑なリサコの表情も段々と明るくなってゆく

「すごい・・・これ緑ってこんなにあるんだ・・・」
「リサコ!あった!やっぱりあったよお水!!」
「へ・・・・・・・ぅわあ!!」

砂漠の中にチョコンとおおいしげる緑
そしてこれまたチョコンと広がる水

「すごい!お水がたくさんっ!・・・透きとおってる・・・お水きれい・・・」
「ちょっと待って先に飲む」
長身の少女は早く飲みたくて言ってるのではない・・・
この水が汚染されてるかどうか・・・それを確かめる術は・・・
飲むだけ・・・下手したら飲んで数秒であの世行き・・・

「んっ・・・んっ・・・」
リサコは手で水をすくって飲む長身の彼女を心配そうに見つめる・・・
「っはー・・・おいしいっ!リサコ、これ飲んでも大丈夫だよ」
そう言いながら一歩間違えば命を落としていた彼女は笑いながらリサコもと促す

「うんっ!・・・んっ・・」
ジャポ!
「わぁ!リサコぉ顔突っ込んで飲んじゃダメだよぉ〜も〜」
苦笑しながら笑う長身の彼女
「おいしいもんっ」
ザパッと自ら顔を引き上げ笑顔を見せる天使のようなリサコ

このときが砂漠に入ってやっと二人が心から笑った瞬間だった・・・

121 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:48:21.66 0
ノープランで書いたんだけどリサコって熊井ちゃんの呼び方「熊井ちゃん」か
スレタイ通りに「りしゃこと熊井ちゃん」にすれば良かったのか
ノープランですんまそん

122 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:49:25.75 0
放射能の影響で異様に背が伸びた熊井

123 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:50:21.23 0
お前巨人賞とかいうなよ

124 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 22:54:05.97 0
職人さんイイヨイイヨー

125 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 23:01:54.32 0
「!」

ズバァッッッ!!!!

長身の少女は背中にある大きな剣を片手で引き抜き木を1本切る
それに気づかずにまだ水で遊ぶリサコ

「・・・・・・何か聞こえた気がしたけど・・・気のせいか・・・・」
リサコに聞こえないくらいの声で低く呟く
二人とも親の顔も知らずただ生きるために今まで生きてきた
この動乱の時代に生まれた子供達はどこか特別なところがある・・・
例えばそれは砂漠で暑いというリサコの日影になれたりする程の長身・・・
この少女にとってはそれが武器でそれと同時にコンプレックスであったりもする

「ちょっと〜そんなに濡らしたら夜は冷えるんだからね?」
「イヒィ〜♪そしたら暖めてもらうもん!」
リサコはチラっと見て言う
「砂漠の夜はは寒いからいつも一緒に寝てるだけじゃん・・・もう〜」
面倒くさげにそう言うが顔は笑顔である・・・

126 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 23:18:24.88 0
リサコの特別なところは愛くるしさと整った顔だと長身の彼女は思う
二人はリサコが8歳、長身少女が9歳のとき出会った
初めてリサコを見たときに天使だと思った・・・


リサコは頭が良いわけでも運動神経が良いわけでもない・・・
きっと彼女が無力でも生きてこれたのは天使のような外見と
人を魅了してしまうポワンとした人柄にあるのだろう・・・
この荒れた世で襲われても逆に親切にしてもらい危害を加えられたことはほとんどない

旅を始めた当初女を襲うその目的で出遭った輩達も最初は脅してきたが
リサコの涙を見て一生懸命あやすのに必死になった・・・大の大人が
そんな無邪気なリサコが可愛いくて自分一人食べるのもままならないのに
二人は一緒にいる・・・

そう、二人は一緒に荒野を歩いてきた・・・

127 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 23:19:37.85 0
応援してます

128 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 23:20:57.81 0
wktk

129 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 23:30:02.13 O
顔は熊井ちゃんの方が整ってないか?

130 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 23:32:04.18 0
「熊井ちゃん、あっちに木の実がある!」
「え?あぁ、ホントだアタシとってくるよ手を伸ばせばすぐだし」
「食べれるかなぁ?」
「大丈夫だと思うよ ここのお水キレイだし・・・よっと・・・はいリサコ」

登らなければ取れないであろう木の実をヒョイと手を伸ばしとる長身の少女

「ありがとう!」
「待って!アタシから食べるからね?」
また先ほどのように毒見をする”熊井ちゃん”
そしてまた心配そうに見守るリサコ

「あ、おいひぃ!リサコ食べても大丈夫!!」
「りーも食べる!!」
2日ぶりの食事にかじってすぐに促してしまう熊井ちゃん
それほど空腹だったのだ・・・
リサコもカシカシとかじって食べている
『美味しい』という感想よりも空腹を満たすことで必死なリサコに”熊井ちゃん”は苦笑する

「・・・ねぇ、ずっとここにいたらダメなのかなぁ?」
「え?でもリサコは”ママ”に会いたいんじゃ・・・」
「・・・うん・・・会いたい・・・」
「じゃあ探してからまたここに来ればいいじゃん」
「熊井ちゃん頭良い〜!」

リサコは”ママ”を探している・・・
そして熊井ちゃんはそれを母親だと思っている・・・
二人は生きるのとリサコの”ママ”に会いたいという願いを叶えたくて旅をしている・・・
ただそれだけが理由というワケでもないが・・・

131 :名無し募集中。。。:2007/11/06(火) 23:33:02.66 0
まま・・・

132 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 00:11:41.62 0
時の旅人は石ノ森か

133 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 00:14:40.58 0
ここから作風が森山塔になったらすごい

134 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 00:18:20.48 0
何だこのスレ

135 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 00:22:08.58 0
どっかで似たようなスレ見たぞ

136 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 01:06:24.87 O
保全しといたる

137 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 01:13:13.53 O
武装嗣永倉庫

138 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 01:30:34.10 0
あ、おいひぃ!リサコ食べても大丈夫!!
http://toromoni.mine.nu/up/files/data/7/toro7140.jpg

139 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 01:36:10.11 0
おまえ良い仕事するなぁ

140 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 01:40:13.86 0
自演を見た

141 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 01:47:11.42 0
>>138
プチどら焼きか!

142 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 02:25:51.22 O
プチリシャコ

143 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 03:11:13.53 O
落ちるよ

144 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 04:32:43.63 0


145 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 07:56:00.81 0


146 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 09:22:17.65 O


147 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 11:05:15.00 O


148 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 11:13:40.14 O


149 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 11:16:32.33 0
木の実で空腹を満たした頃には周りはすっかり暗くなってきており
ひとまずこのオアシスで身体を休めようと熊井ちゃんが言い出し
自分とリサコが一緒に眠りやすいように柔らかい大きな葉を取ってきて寝床を作る
放射線の影響で異様に大きくなった葉がしげるオアシス・・・

「熊井ちゃんすごいっ!この葉っぱフカフカだよ♪」
「ここの葉っぱがフカフカしてるからだよ。今日は砂の中で眠らなくてすむね♪」
「うん!」
「そういえばさ・・・リサコの”ママ”ってどういう人なの?」
「ママ?ママはねりーの面倒みてくれて優しくっておっきいの」

リサコが笑顔で話す

「そっかぁ・・・いいなぁ・・・」
「熊井ちゃん?」
「あたしは親の記憶ないもん・・・リサコに会う前は戦災孤児で群れて生きてた・・・」
「・・・・・・」
「だからお母さんがいるリサコが羨ましいな・・・」
「オカアサン?ママだよ??」

リサコは不思議そうな顔をして熊井ちゃんを見る
熊井ちゃんはまた苦笑して
「お母さんは”ママ”と同じ意味の言葉だよ・・・もう眠ろうか・・・」
とリサコを振り向くとすでに可愛い寝息を立てて寝ているリサコ

「も〜〜〜〜」
熊井ちゃんはまだ知らないリサコにも親などいないことを・・・
リサコが会いたい”ママ”とは同じような年頃の娘だということを・・・

150 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 11:36:48.45 0
今夜は安心して眠れそうだなと思いながら熊井ちゃんも目を閉じる
だが砂漠のオアシス・・・・・彼女達だけがそこにいるわけではなかった・・・
二人がオアシスに入る前からいて入ってきた二人をジッと見ていた者がいる・・・

「話聞いてるとなんだかあの人達もあたし達と同い年くらいみたいだよ・・・」
「だからって安心しちゃダメだよ・・・ちー・・・今までウチらが会ってきたヤツらで
一見無害そうな子供でもナイフを持って襲ってきたことだってあること忘れてないでしょ?」
「・・・うん、そうだけどさミヤ・・・・・・でもなんとなくあの人達は良い人そうな気が・・・」

「あのね”良い人”なんていうのはいない そして”悪い人”なんてのもいない」
「ミヤ・・・」
「飢えと危機感からくる切羽詰った状況で起こす行動・・・ウチらは今までそういう目にあってきたじゃん」

熊井ちゃんが剣を振ったときに感じた気配・・・
先にこのオアシスにいた少女二人
彼女らもまた生きるらめに旅をして読唇術を見につけ気づかれない位置で
”ちー”という視力が物凄く良い彼女が様子を見ていた・・・

一緒にいる”ミヤ”と呼ばれる少女は警戒心が人一倍強い
幼少の頃から大人びていた風貌で親に売られ・・・
売られた先で散々虐待されてある日ナイフで虐待を繰り返してきた男共を皆殺しにし逃げた・・・


151 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 11:59:03.82 O
惨殺ktkr

152 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 12:20:16.16 0
びちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

153 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 12:23:58.84 0
大きな剣を持ち木をぶった切った熊井ちゃんを見て二人は迂闊に近づかないように
リサコと熊井ちゃんのやりとりをただ見ていた・・・・

「確かに今まで危ない目にあってきたけどさ・・・でもあの背が高い人頼りになりそうじゃん」
「ウチは・・・・誰かに頼った事なんてない!今までも・・・これからも・・・」

逃げた先で出遭った”ちー”と呼ばれる少女千奈美。
彼女はいつも笑顔でいるがミヤ以上の虐待・・・暴行を受けた過去をもつ・・・
その姿を逃げ出した直後のミヤが見てその虐待していたヤツらをまたミヤは皆殺しにした・・・

千奈美は今までが普通の生活だと思っていたから最初はミヤに驚いて泣き出した
だが二人はなんとなく気が合い自然に今まで一緒にいる

「もう・・・ミヤはあたしも頼りにしないもんね」
「信じられるのは自分だけ それしかない」
ふくれて少し拗ねて見せる千奈美にミヤはキッパリ言い放った・・・


       信じられるのは自分だけ


そう 思っていた・・・だがオアシスに入ってきた栗色の髪の少女の
コロコロ変わる表情にミヤは魅せられていた・・・それが不思議で戸惑いとなった・・・・

154 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 13:09:19.23 O
さらに惨殺ktkr

155 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 13:12:52.60 0
どんな復活の日なんだよW

156 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 13:18:44.94 0
殺し合いの増えてきたこの時代・・・・・・
誰が誰を殺したなんて日常茶飯事であるが
連続して多くの人を殺害したミヤは世間から名前だけは有名になった・・・

ナイフ1本でチェーンソーを使ったような殺し方
そのあまりにも凄まじい殺害方法にミヤには別の呼び名がついた・・・

”キラーソー”

少し大人びた可愛らしい子供がキラーソーという事実を人は知らない
何故ならミヤは虐待からのトラウマで知らない人に触られると
自分を見失ってしまう・・・正気に戻ると血の海なんてことはザラにある・・・
千奈美はミヤにスイッチが入ってしまう瞬間をいち早く気づきただ収まるまでジッと見てるだけ

ミヤの闇は深い・・・・・・

その深い闇に侵入してきたリサコ・・・ミヤはリサコに興味を持った
そしてリサコを守っているかのような熊井ちゃんにも興味が出る・・・・
他人なんか関係ない自分は自分のミヤが安心しきって寝ている侵入者を見つめる

157 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 13:27:17.51 0
「・・・・・・」
やはり気配がするなぁ?となんとなく眠れてない熊井ちゃん
寝ているリサコを起こさないように水を飲みに行く・・・

夜の水面に映る満月

「・・・・・ぁ、キレイ・・・!ぁっあ!・・・」
見上げて満月を見て急に熊井ちゃんの様子がおかしくなった
千奈美は寝てしまったがミヤはまだ様子を見ていた

「・・・っぁ・・・あああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
「何これ・・・!」
なんと熊井ちゃんの身体がどんどん大きくなって獣のように・・・
いや獣になってゆく・・・
ミヤは驚いて声を出してしまった

「・・・ミタ・・・・ぁ、・・・・ダ、レ」
「あ・・・」
3mもの大きさの獣はミヤを見つける・・・
「テキ・・・・?」
長い手を振り上げる
もうダメだ!ミヤが目を瞑った瞬間

「だめっ!ミントになっちゃだめっ!!熊井ちゃんに戻って!!」
ミヤの前にリサコが立ちはだかる
「ア・・・ア・・・」
「熊井ちゃんしゃがんで!りーが撫でるからっ!しゃがんでっ!!」
リサコは必死に獣をしゃがませるよう呼びかける・・・

ミヤはその不思議な光景をただ見ていた・・・・・

158 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 13:31:34.70 0
そうきたかw

159 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 14:02:31.52 O
期待

160 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 15:06:00.55 0


161 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 15:32:11.27 0
おもろい

162 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 15:57:50.96 0
「アアアアアアア・・・リ、サコ・・・・・・・・ア」
「うん熊井ちゃん大丈夫 大丈夫だよ ね?」
リサコは昼間のポワンとした感じではなく獣の姿になった熊井ちゃんに語りかける・・・
ミヤはリサコの後ろで動けず見ている・・・・

(なんなの!?背が高いだけの女だったハズなのに・・・)

今までにない恐怖でミヤは震える
その目の前でまた不思議な事が起こる・・・
「熊井ちゃん 熊井ちゃん・・・リサコだよ・・・」
リサコの目を見て獣は徐々に長身の少女の姿へと戻っていく・・・

「・・・熊井ちゃん大丈夫?」
「ぁ・・・ごめん・・・忘れてた・・・あたし・・・ハァ・・・ハァ」
「うん話さなくていい。りーにもたれてて・・・」
リサコは穏やかな声で熊井ちゃんに語りかける・・・
熊井ちゃんは服もtころどころ破れリサコの膝枕に落ち着く

そして後ろにいたミヤに振り返るリサコ
「・・・あなた・・・誰?」
振り返ったリサコの目は金がかった緑色の目で・・・
ミヤは一瞬見惚れてしまった
「・・・っあ、ウチ、ウチは・・・ミヤ・・・」
知らない人には拒絶反応を起こすキラーソーとしての名を持つミヤ
昼間はアーモンド色の瞳だったリサコのグリーンの目にただ名乗るしかできなかった

163 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 15:58:47.83 0
リサコがミヤに向かって口を開く
「熊井ちゃん・・・月が丸いと力が強くなって暴走しちゃうときがあるんだ」
「暴走・・・?さっきのが?あれ獣になってたよ・・・」
リサコが説明しミヤがいつになく普通に話を返す
そして膝枕で息を荒くしてる熊井ちゃんが呼吸荒く
「・・・ハァ・・・あ、ごめん・・・このオアシ、ス・・・あなたの・・・」
「熊井ちゃんしゃべんなくていいっ!リサコは話すから!!」
「・・・(アレ?)」
リサコの緑に輝く瞳がアーモンド色に戻っていた・・・・

「あんたも力があるの?目の色が・・・」
「りーは力っていうほどのモンじゃない・・・でも熊井ちゃんが暴走したら止める・・・」
「・・・ふぅん」
ミヤはこの二人に更に興味を持つ・・・



そして少し離れた場所で一人穏やかに眠る千奈美・・・

164 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 16:33:53.79 0
wktk

165 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 18:10:24.52 0
「・・・ハァ、リサコもう大丈夫だよ・・・」
「まだ休んでた方がいいっ!」
「大丈夫・・・それにあたしが説明した方が早い・・・この人のこと殺しそうになっちゃったし」
「・・・・・・・・」

今まで沢山の人を殺してきたミヤが初めて覚えた虐待とは違う恐怖
さっきの”それ”を思い出しうまく言葉が出せない
元々千奈美以外とは口も聞かない厄介な性格もあるが・・・・

「放射能がね・・・色んなところに散らばってるでしょ?
その影響なのか・・・あたしは戦災孤児で育てられたんだけど・・・月の光を見ると・・・
さっきアナタに手を上げようとしたような・・・姿になっちゃうんだ
さっきは・・・その、驚かせちゃってごめんね」
熊井ちゃんは獣から戻ると体力を消耗して肩で息をしている・・・

「そ、そう・・・」
ミヤはそれしか言えなかった熊井ちゃんにかける言葉が出てこなかった
人を安心させるようなそんな言葉はミヤは知らなかった

「ミヤはここに住んでるの?」
「え・・・あ、違う・・・ちー・・・一緒にいるヤツとオアシスを見つけたんで休んでた」
「やっぱりまだ誰かいるんだ?」
「うん・・・でも今寝てると思う」

その言葉通り千奈美は健やかに寝ていた

166 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 19:19:13.55 O


167 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 19:26:06.61 0
ものっそいノープランで書いたんだけど誰か続き書いてくれないか

168 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 19:54:27.02 0
うむ、おもしろい

169 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 20:05:04.47 0
続編マダ〜チンチン(AA略

170 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 20:14:10.92 O
>>167
携帯&遅筆だがちょっとだけなら
好きに書いていい?それとも脳内にプランとかある?

171 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 20:18:51.17 O
俺も書きたいのは山々だがインターネットの復活が再来週…携帯はきつすぎるし…なんとかこのスレには長生きしてほしい

172 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 20:34:27.38 0
>>170だがPCに移動
続き書くが気に入らなかったらスルーしてくれ

173 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 20:38:03.57 0
wktk

174 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 20:56:10.81 0
「ちー、起きて、ちー」
「・・・ん・・・ミヤ?・・・あっ」
眠そうに目をこすりながら見上げる千奈美
ミヤの後ろにいるリサコの姿に絶句する

「ちー、っていうの?」
「あ・・・うん、そうだよ、千奈美っていうの」
素直に答える千奈美にミヤはリサコを見た
しかし期待は外れ目の色はアーモンド色のままだった
千奈美が自分よりも素直なことを一瞬で見抜いたのかと思ったがそうでもないらしい
熊井ちゃんが獣になったときだけ反射的に使うものなのだろうとミヤは勝手に結論付けた

「あたしはリサコっていうんだ、よろしくね」
「あ・・・よろしく」
差し出された手に笑顔で応じる千奈美
「あのね、ミヤから熊井ちゃんにいいものがあるって聞いたんだけど」
「熊井、ちゃん?」
「ウチが説明する、ちーあのね・・・」

単刀直入すぎるリサコの説明に苦笑しながら千奈美にところどころ端折って説明するミヤ
熊井ちゃんが月を見てはいけない体質と聞いて千奈美はすぐに何を言いたいか理解したようだ

175 :167:2007/11/07(水) 21:10:39.07 0
>>170
脳内プランとしてママと出遭ったときにはすでにママに子供が二人くらいいるとか
リサコの前から消えたのは熊井ちゃんと同じ体質ということに気づいたからとか
そういうのを考えてた

気にせず好きに書いてくれ

176 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:25:09.29 0
木にもたれて息を整えながら熊井ちゃんは考えていた
もし自分がミントのまま戻れなくなったら
もしリサコの目が効かなくなったら
もしリサコを・・・殺してしまったら・・・

考えるだけで全身が震えだす
熊井ちゃんはそっと自分を抱きしめた
それほどミントは熊井ちゃんにとって恐怖であった

少し離れたところでリサコの嬉しそうな声が聞こえる
気にはなるが今リサコを見たら泣いてしまうかもしれない
涙はしばらく止まらないだろう
そうなればリサコが心配する
二人とも一緒に悲しくなってしまう

悲しいのは嫌だ
熊井ちゃんはぐっと堪えた
その耳に聞こえてくるリサコの声
「くまいちゃーーーーーーーん!!!」
涙腺が緩んでくるのが自分でもわかる
歯を食いしばる熊井ちゃん

177 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:36:36.08 0
月明かりで長く伸びたリサコの影が大きくなってくる
リサコの足が視界に入る
右目から涙がこぼれた瞬間何かが被される
驚いて見上げてしまう熊井ちゃんだが月とリサコの顔は何かに隠されていた

「ほら!これでお月様見えないよ、熊井ちゃん!」
帽子のツバの向こうではリサコがにっこりと微笑んでいるのだろう
そんな顔を見ればますます泣いてしまう
熊井ちゃんはそのまま俯いて大きく頷いた
けれど泣き声までは帽子で隠せそうになかった

肩を震わせて泣く熊井ちゃんにリサコの表情が曇っていく
「熊井ちゃん・・・?大丈夫?どっか痛いの?」
慌てて覗き込むリサコだが熊井ちゃんは涙で何も話すことが出来ない

熊井ちゃんとリサコの異変に気づいたミヤと千奈美が駆け寄る
リサコに渡した朱色の帽子を目深に被った熊井ちゃんが震えている
「どうしたの?」
千奈美がリサコに尋ねる
「わかんない、これあげたら泣き出しちゃった・・・」
答えるリサコも一緒に泣きそうになっている

リサコの涙声を聞いて熊井ちゃんは胸が苦しくなった
その気持ちはミヤも同じだった

178 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:37:52.16 0
>>175
了解
また書いてね

179 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:40:00.83 0
いいな

180 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:40:30.72 0
>>178
ラジャ

181 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:47:10.49 0
いいじゃないか

182 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:53:36.93 0
久しぶりに「復活の日」でも読むかな

183 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:53:51.16 0
ブックマークしました

184 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 21:57:09.40 0
ちょっと早いかもしれないが期待を込めて名スレ認定

185 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:00:01.00 0
「じゃあ、帽子が嬉しくて泣いちゃったんだよ」
千奈美が笑いながら言った
熊井ちゃんは驚いて顔を上げる
リサコもミヤも千奈美を見た

「これで月を見なくていいって思ったら安心して泣いちゃったんだ、そうでしょ?」
リサコの隣にしゃがみこんで熊井ちゃんに太陽のような笑顔を見せる千奈美
「・・・うん」
思わず頷いてしまう熊井ちゃん
ミヤにもそれが嘘だとわかったが・・・

「そうなんだ・・・よかったぁ・・・」
力が抜けたようにペタンと座り込んで笑うリサコ
千奈美も一緒になって笑っている
「ケガとかじゃなくてよかったね!」
「うん!」

リサコは千奈美の話を信じている
緑の目を向けられたときの感覚を思い出す
嘘をつくことは許されないと直接心に語りかけてくる目だった
けれど今アーモンドの目をしたリサコは千奈美の嘘を信じている
なんて純粋なんだろうとミヤは思った
同時に千奈美を助けたときの気持ちが少しだけ蘇った

186 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:06:14.43 0
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!

187 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:27:33.29 0
千奈美の笑顔はいつもと変わらない
笑うときは心の底から笑っているのをミヤは知っていた
ただ嘘をつきながら笑うことは知らなかった
千奈美が自分に嘘をついたことはないと思っていたから

疑心暗鬼に陥りふとミヤは気づく
自分は千奈美を信頼していたのかもしれない
けれど今それは打ち砕かれた
他でもない千奈美自身によって・・・

ミヤは誰にも気づかれないように自嘲的な笑いを浮かべた
「(信じられるのは自分だけ・・・そんなことわかってたはずなのに・・・
 ずっと一緒にいた人のことだって・・・ウチは疑うことしか出来ないから・・・)」
心のどこかでまだ自分が千奈美を信じたいと思っていることは見ないフリをした

「ありがとう、ミヤと・・・」
「ちー!千奈美っていうんだよ!」
「ちー、ありがとう」
涙が止まった熊井ちゃんが笑う
それを見てリサコも笑い千奈美も笑った
ミヤは一人だけそっぽを向いた

188 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:29:26.32 0
ツンデレびちゃん!ツンデレびちゃん!

189 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:31:25.96 0
誰も信じないんだからミヤにして良かったw
今書き手さんありがたい話の流れGJ!萌える

190 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:43:22.68 0
「ごめんね、いっつもこうなんだ」
困ったように千奈美が言うとリサコは少しだけ悲しそうな顔をした
それを見て同じように悲しくなる熊井ちゃん
二人して眉尻が下がったのを見て千奈美が吹き出す

「あははっ!すごいね、おんなじ顔してるよ!」
何がおかしいんだろうと同時に顔を見合わせる二人
驚いた顔がやはり同じでそれもおかしくて笑ってしまう千奈美

「ちーうるさい」
ミヤが少し不機嫌そうに言ってようやく千奈美が笑うのをやめる
けれど変わらず笑顔のままの千奈美を見て警戒心が解けていく熊井ちゃん
「リサコよかったね、いい人たちで」
「うん!」

「もう夜も遅いし寝るよちー、明日は街まで行くんだから」
「あっ!ちょっとミヤ!・・・もうっ」
そそくさと大きな葉に横になってしまったミヤを見て膨れる千奈美
それから何か思いついた顔で二人を見る
「あのさ!明日街まで行くんだけど、一緒にどう?」

191 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:45:08.69 0
ちょっと休憩
復活の日って何のことか知らないし俺℃ヲタでBerryzよく知らないんだけどこんな感じでいい?

192 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:45:28.97 0
核戦争後の荒廃した世界に街があるのかw

193 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 22:45:53.43 0
むしろ礼を言いたい
そしてこれからもよろしく

194 :180:2007/11/07(水) 23:13:30.11 0
>>191
俺も復活の日って知らないんだけど書いてて何かと
引継ぎ頼んで良かった・・・

195 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 23:21:02.93 0
翌日四人はそれぞれ水筒代わりの物に水をたっぷりと詰め込みオアシスを離れた
「・・・で、なんでついてくるの?」
「ウチが誘ったんだよー、ねー」
「ねー」
「ご、ごめんね・・・」

不機嫌なミヤにおどおどする熊井ちゃん
気にしない千奈美とリサコ
そんな組み合わせの少女たちが砂漠を歩いていく

「おっ、見えてきた」
「え?どこ?」
「ホラ、あっちの方」
「見えないよー」

どうがんばっても見えない街に膨れるリサコ
面白がっている千奈美の様子に呆れてミヤが口を出す

「ちーは普通の人より目がいいから、こんなほっそい目してるけど」
「えー!ミヤひどーい!細くないよー」
そういうと思いきり目を見開く千奈美
そこへ風が吹き舞い上がった砂が千奈美の目に直撃した

196 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 23:26:13.74 0
ワロタ

197 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 23:27:34.49 0
めがああああああ

198 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 23:28:15.65 0
从´∇`从<めがんて

199 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 23:28:34.64 0
今ログ全部読んだら普通におもしろいんだけど
早くまとめサイト作れるくらいログたまんないかな

200 :名無し募集中。。。:2007/11/07(水) 23:33:21.05 0
またリレー小説になってグダグダ続きにならんだろうか

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0ch BBS 2005-12-31