スレ大杉なんで2chブラウザ推奨

これ参考にがんばって!!1 → 板追加手順

■掲示板に戻る■ 全部 1- 101- 最新50
恋人がガキさんなのに赤紙が来て満州へ出征

107 :名無し募集中。。。:2006/07/17(月) 16:47:37.11 0
昔こんなのがあった
256 名前: あいぼん添い寝シリーズ 投稿日: 02/06/14 14:11 ID:ckPqpsHJ
「あいぼん1942」
1942年8月。大本営の発表とは裏腹に、あやしい雲行に
なってきた南太平洋戦線に俺は出兵を命じられた。
俺は明日の出発に備えて、荷物を揃えていた。
むしあつい夏の夜だった。
「おにいちゃん。。。」
ふすまを開けて、義妹のあいぼんが入ってきた。
おさげ髪にセーラー服。下はもんぺ姿である。
「南の島にいくんやてなあ。南洋のおみやげいっぱい
買ってきてな。貝殻の髪飾りがええわ。」
わざと明るく「戦後」を強調する、あいぼんの気持が
痛い程わかって、俺はあいぼんを抱きよせ頭をやさしくなでた。
あいぼんは俺を見上げた。目には大粒の涙が光っていた。
風鈴が「ちりん。。。」と鳴った。
俺達は、小さな子供の時そうした様に屋根に上がった。
そして、二人ならんで添い寝をした。
満天の星空だった。
夜風にのって少女特有の甘い香りがした。
「あのな。。うちな。」ととぎれとぎれにあいぼんは言った。
俺が顔を向けると。
「毎日手紙書くわ。」
「ああ、おにいちゃんも書くよ。」
そして沈黙。
「あのな。。うちな。。」再度あいぼんは言った。
「ん?」俺はあいぼんのほうを向いた。
「。。。。おにいちゃんの事、すきやねん。。。。」
言葉はいらなかった。
俺はあいぼんの肩をぎゅっと抱き締めた。

(終)

19KB
続きを読む

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
名前: E-mail(省略可)

0ch BBS 2005-12-31