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ガキさんはせんこう花火の匂いがする

1 :名無し募集中。。。:2006/03/19(日) 16:29:20.68 0
「来る途中 町内のお祭りやってて、一回りしてから来ちゃった ね 一緒にやろうよ」
そういって差し出す手には、一掴みのせんこう花火が握られていた。


161 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 00:03:42.09 0
ガキさんはぱたぱたと自分の家に戻り、何やら鍋を持ってまた上がり込んできた。
「私の所はカレーだから一緒に食べよ」そう言いながら鍋に火をかけた。
気がつくとガキさんと二人でカレーを食べていた。味なんて覚えていない 女の子と二人で食事なんてした事無いんだから、僕は舞い上がっていた。

食事が終わると、「バイトがあるから」といってガキさんは帰っていった。
僕は課題をすませ、テレビを見ながらガキさんの事を考えていた。
「あんなに可愛かったか?」

夕方になると、またガキさんはやってきた 今度はスーパーの袋を持って
「家の両親帰るのが遅いから 一緒に食べよ」
「まぁ 里沙ちゃんが家でご飯食べてくなんて珍しいわねぇ」
お祖母さん昨日僕が来たときよりも喜んでいるのは何でですか?

その日から午前中はガキさんと課題をし、昼と夜をガキさんと祖父母で取るのが日課となった。

続く


162 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 00:04:22.34 0
続きは明日upします

163 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 00:08:09.96 0
どうも

164 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 00:15:57.84 0
>>132
羨ましい限りです
今回は書けそうに無い・・・

他にイイ文章書いてくれる人がいるから今回は僕も読者になりますw

165 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 01:08:51.58 0
続き待ってまっせ
オレもいいのが浮かんだらカキコします

166 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 01:46:04.11 O
バイトしてるガキさん

見たい!

167 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 04:05:34.89 O
ho

168 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 06:00:01.99 0


169 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 09:18:05.11 O
ほぉ

170 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 10:34:41.40 0
君がいた夏は遠い夢の中 闇に消えてった線香花火

171 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 11:45:22.01 O
線香花火って遺すべき遺産だな

172 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 13:04:42.23 0
WBC対策で保全しとく

173 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 13:36:56.77 0
ほしゅっとな

174 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 14:39:04.56 O
ほす

175 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 14:47:50.76 0


176 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 14:47:55.02 0
もう一保守

177 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 15:41:24.52 O
ちょっ落ちる落ちる

保全

178 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 15:53:50.53 0
第三部 前編

最近ガキさんがよそよそしい。 朝課題を一緒にやっているときも、前ならわざわざ僕の隣にきて、僕をどきどきさせたんだが、最近はちゃぶ台の向こう側に座っている。 服も暑いのに長袖の服を着て来る。

思えば、先週のあれからだ。
先週 課題をやっているとガキさんが、
「新垣ですね 今日 お昼からバイト休みなったんですよ 暑いから川へ泳ぎに行きましょ 決まり 場所はあそこの“大岩”の所 近いから家から水着を着て服を羽織っていけばいいよね」
相変わらず強引さで、その日は泳ぎに行く事になった。


179 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 15:54:06.31 0
僕は“大岩”と言うところで泳ぐのは初めてだった。 名前の通り巨大な岩を避けるように川が蛇行して、泳ぐのに丁度良いくらいの深みを作っていた。 
「さ 泳ごうか」水着の上にジャージを羽織ってきた と言うガキさんはジャージを無造作に脱ぎだした。 
「いくら水着を着てるからって !!」 いきなり目の前で着替えを始めるガキさんにそう言うと
「あはっは 何照れてるのよ 今の君はピカピカに光ってぇ」 と節を付けながら脱いでしまった。
「どう? 可愛い?」そう言ってガキさんは、僕の目の前でくるりと一周した。 新しく買ったと言うガキさんの水着は、スクール水着がセパレートになったくらいの地味なものだったが、目の前で無造作に服を脱いで水着になる姿を見た僕にとっては、十分刺激的なものに映った。
「もう 変な目で見ないでよ エッチィ!!」そう言いながらガキさんはバスタオルでその体を隠してしまった。 さっきは見ろと言っておきながら、今度は見るなと・・・どうすれば良いんですか?


180 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 15:54:49.70 0
「さ およご 冷たーーい  おいでよぉ」 僕の困惑をよそにガキさんは川の中に入っていく。 僕も後に続いた
最初は普通に泳いでいるだけだったんだが、だんだん 盛り上がっていって水の掛け合いになっていった。
「へっへっへぇ ここまでとばせるかな 」ガキさんは、水の中にあった石の上に立ってそう言いながら僕の方を振り向いた。
そんなところに立つと・・・案の定ガキさんは足を滑らせひっくり返ってしまった。
「あはははっ」 すぐに立つと思っていた僕は、ガキさんの異常に気がつくのが少し遅れてしまった。 仰向けに倒れたためにパニックになっておぼれてしまったんだ。
ばじゃばじゃ暴れながら流れるガキさんを追いかけようとして、僕は思いの外、水の抵抗ある事に気づいた。
川は蛇行しているので一度上陸してショートカットすれば、追いつくかも 僕はそう思い、急いで岩に上り下を見た ガキさんだ。

181 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 15:55:33.59 0
急いで飛び込んで僕はガキさんを抱えて水にあがった。 ひっくり返った拍子に水を飲んだのか、ゲホゲホ言いながらガキさんは、涙声で
「あをねびっくりがえっだびょうじに・・・」どうやらひっくり返った拍子に鼻から水が入ってパニックになったと言ってるみたいだった。
「大丈夫だよ もう安心だよ」僕は優しく髪をなぜながら落ち着かせようと声をかけていた。 そのうち「うわーん 怖かったよぉ」と泣き出しているガキさんを慰めている内に僕は気がついた。
この体勢はいわゆる ハグ? 急に僕は、自分の腕の中にいる生き物が女の子というものなんだ そう考えると だんだん 頭が真っ白になってしまった。

うやむやの内に水遊びは終わり、僕たちは家に帰った。
ガキさんのお袋さんが、おぼれた娘を助けてくれてありがとう ってお礼に来たのは、夜の九時過ぎだった。 

182 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 15:56:15.77 0
第三部後編は夜upします

183 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 16:02:45.28 0
斉藤哲夫かよ!

184 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 16:25:29.35 0


185 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 16:41:58.82 O
俺「なにがせんこう花火だこんなに花びらをびしょ濡れにしやがって」
ガキさん「言わないで・・・」

186 :名無し募集中。。。 :2006/03/21(火) 17:05:49.95 0
ガキさん「なによ、あんたの線香花火」
>>185「……」

187 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 17:56:39.87 0
第三部 後編

ガキさんが僕を避けるようになって、一週間ほどたった祖父母が朝から出かけて二人っきりで課題をやってた日 そんなに避けるんなら自分の家でやればいいと思うんだけど、なぜか毎朝僕の家に来る なんか不可解なガキさん。

「ね? この前のあれ 」とガキさん
「あれ?」 「そう 私がおぼれかけたとき 」助けたんだから、そんな不機嫌な声で言わなくても良いと思うんだけど ガキさんは続けた。
「触ったでしょ」そりゃ急いで水から出さなきゃ と思って、つかめるところを持って抱えあげたけど
「どさくさに紛れて変なところ触ったでしょ」 なんかもう完全に言いがかりですよガキさん。 
「・・・君だけは、そんな事する人だなんて思ってもなかったのに!!」
「やっぱり 男は狼なのね 隙を見せた 新垣が悪いのよ」そう言うと両手で顔を覆い泣き出してしまった。 

188 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 17:56:54.83 0
男は女の涙に弱い それがたとえ冤罪であっても
「そんなんで泣くなよ わかったごめん ごめんなさい 機嫌直せよ」
「ヒックヒック 何でも言う事聞いてくれる?」涙声のガキさん うつむいて覆った両手の合間から大粒の涙がぽとぽと落ちてる、いくら事故だと言ってもよっぽどショックだったんだろうな 僕は多少の罪悪感を感じた。
「言う事聞いてくれる?」
「ああ だから機嫌直せよ」
「今度の日曜日、村の夏祭りなんだけど、連れてってくれる?」
「はぁ!?」
「やっぱり 男は狼なんだぁ ひーん」完全に嘘泣きがバレバレですよガキさん その手元の目薬は何ですか?
バレバレの嘘泣きに困惑しつつ、約束を了承する僕


189 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 17:57:18.53 0
日曜日までのガキさんは、それまでとは打って変わってハイテンションだった。
泣いたり、笑ったり、ころころ表情が変わるこの子に僕は引かれてはじめているのかもしれない。

待ち合わせに現れたガキさんは、花火大会の時と同じピンクの花柄の浴衣、黄色い帯 ポニーテールみたいに髪を結んで花のアクセサリを着けていた。
ガキさんが綿菓子 射的 輪投げとテキ屋を巡るたびに僕の手に荷物が増えるのは、仕様ですか?
僕の両手がいっぱいになった頃
「あ これいい」 と立ち止まったのは、子供向けの玩具を売っているテキ屋だった。
「これ新垣に買ってくださいよ」そう言って指さしたのは、プラスティックの指輪だった。
「モルドールの中 オロドルインの火口に捨てに行くのですか?」と僕がぼけると
「違いますよぉ シャザーンを呼び出すんですよぉ」僕が知らないようなボケで返してくれた。

190 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 17:58:21.52 0
いつの間にか僕たちは、人通りの少ない村はずれまで来てしまった。
「今日はホント楽しかったよ 無理言ってごめんね」とガキさんさっきまでと打って変わってしおらしい
「・・・君とこれてホント良かったぁ 新垣ね・・・ 」ガキさんが話している間僕は上の空だった。
 もう少しで、自然と手をつなぐ事が・・・
「あそこに座ろうか」とガキさん 公園のベンチを指さす。
「・・・君が夏の間だけでもこっちにいてくれるって聞いて 新垣ホント嬉しくなっちゃって ひょほー  って感じになっちゃって あれ なんか変なたとえだね あははは」
こんなたわいもない話を聞いているだけで、僕はガキさんがいとおしくなって、抱きしめたくなってきてた。
「ガキさん」そう言って僕は思いきって肩に手を回した。
「だめですよ そんなの まだ早いですよ ね もう少ししたら」
「さっき買った指輪・・・これして待っているから 新垣を 私をさらう準備ができたら その時は・・・」さっき買った指輪を左手の中指につけてみせてガキさんはそう言った。
「来年の夏も再来年の夏も ここに来るから 一緒にお祭りを見よ 」はぐらかされてようだけど、ガキさんと心が通じているのを感じた。

「帰ろうか?」「うん」夏祭りが終わった。


191 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 17:59:06.70 0
第四部 次で終わります
でき次第upします

192 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 18:32:44.48 0

ガキさんって本当こういうの似合うな

193 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 19:16:03.41 0
いつのまにか第4部まで来てたー!!作者さん乙です
ガキの頃に岩の上から川に飛び込む遊びやってたのを思い出したよ

194 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 19:19:18.35 O
コネヲタ、いつもここからの絵見ただろ?見てないふりか?
あのゴリラみたいな鼻が新垣だよ、まさに絵に描いたような新垣だよ
メンバー達が笑って良いものか困って、結果静まりかえったぐらい良く似た絵だよ
コネヲタさ「新垣はゴリラ」なんだよ分かった?

195 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 19:24:26.10 0
第四部 最終回

夏休みも終わりに近づいたある日 僕は実家に帰るため荷物をまとめていた。
普段なら最終日まで課題を残して四苦八苦している時期なんだが、今年はガキさんと毎日こつこつ続けていたせいか盆過ぎには終わっていた。

「ね もう帰っちゃうの? 」
「明日」
「じゃ 時間あるんだ ちょっと良い?」もう慣れました。

連れて行かれたのは、ガキさんがおぼれた“大岩”だった。
大岩に腰掛け 川の流れを見ていると夏休みがほんの一瞬で終わるような気がした。
いきなり現れた美少女がじつは子供の頃遊んだちんちくりんだなんて・・・
いつの間にか僕の心の中に入り込んで・・・
でも あしたには 彼女が居ない生活が待っている現実
それが耐えられず 苦しかった。
いろいろ何か話したかった。


196 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 19:24:42.08 0
「わたし・・・ ・・・君が来ると聞いて、懐かしい位にしか思ってなかった。」
「それよりも おじいちゃんの頼みだから ・・・君のおじいちゃんとおばあちゃんが本当のおじいちゃんとおばあちゃん見たいに思っていたらから なんか 取られるような気がして・・・」
「でも 花火大会の時 私のためにせんこう花火を持ってきてくれて なんか感激しちゃった」
「・・・君って小学生の時私に意地悪バッカしていたでしょ」それはお互い様と僕は心の中で突っ込んだ
「それなのに こんなに優しくしてくれて・・・ バカ スキニナッチャッタジャナイノ」
「え!?」
「ううん 何でもない ね 約束だからね 迎えに来てよ 早くしないと 私 電池切れちゃうよ・・・」 泣きそうな顔をしたガキさん
僕は思わずガキさんを抱きしめた。お祭りの時とは違う ただただガキさんがいとおしくて

197 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 19:24:59.34 0
「来年も来るよ 再来年も来るよ お正月も来るよ 休みになったら来るよ・・・・ 手紙も出すよ 電話もするよ・・・ 」ガキさんをこの手に抱きしめながらそうつぶやいた 自分に言い聞かすように
「私も・・・会いに行くから・・・あえないなんて寂しいよぉ」

僕たちは初めてキスをした。

翌朝 列車に乗るまでガキさんは来なかった。 僕は最後にもう一度会いたかったけど会うと未練が残りそうで 複雑な気分だった。

夏休みが終わって一週間後ガキさんから封書が来た あえなくて寂しい旨 玩具の指輪は大切に取ってある旨が書いてあった そして一本のせんこう花火が同封されていた。

僕とガキさんのひと夏の話は終わりだ
夏休みが終わって最初の実力テスト、僕はガキさんと一緒に勉強したせいか成績は上がっていた。 しかしわからないところを空欄にせず ちゃんぽんちゃん や ブットイマン なんてついつい書いてしまい。 担任の先生に
「学力が上がったが、バカになったなぁ」と言われたのは秘密だ。

おわり


198 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 19:25:47.83 0
読んでくれてありがとう
僕に降りてきた ガキさんの話は終わりだ

199 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 19:31:26.53 0
>>198
乙でした
「電池切れちゃうよ」がヨカタ!

200 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 20:33:00.31 0


201 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 21:22:32.34 0
ほっしゅ

202 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 22:05:55.28 0
おつかれちゃん

つか、このガキさん何歳だよw

203 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 22:32:16.81 0
>>202
高校一年主人公と同い年という設定です

204 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 22:33:01.93 0
Hなことにちょっとだけ興味あるガキさんキボン

205 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 22:42:21.41 0
>>204
だめですよぉ 新垣はまだ そうゆう事は 考えられません

206 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 22:42:43.28 0
好奇心いっぱいのガキさんはHな知識をどんどん吸収しそうだな
そう、まるで乾いたスポンジのように

207 :名無し募集中。。。 :2006/03/21(火) 23:26:17.25 0
ho


208 :名無し募集中。。。:2006/03/21(火) 23:50:21.29 0
寝る前に保守しときま

209 :名無し募集中。。。 :2006/03/22(水) 00:29:31.64 0
墜ちちゃだめ

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