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ある晴れた日曜日ガキさんと手をつないで公園へ

96 :名無し募集中。。。:2006/03/11(土) 23:42:49.25 0
「ねぇ、今度の日曜日空いてる?」
ある日新垣から突然こんな事を聞かれた
僕は驚きながらもうなずいて返事をした
「じゃあ日曜日の12時に公園の入り口でね!亀と○○君も来るから!」
新垣と二人きりじゃなかった事にちょっと残念・・・

日曜日、綺麗な青空が広がった
僕と○○は先に公園に着いた、他愛も無い会話をしていると新垣と亀井が騒ぎながらやって来た
「ほら!やっぱり先に来てるじゃん!」
「だって忘れ物しちゃったんだもん、仕方ないでしょぉ・・・」
相変わらずだなと僕と○○は顔を見合わせ笑った

久々に晴れた日曜日だったから公園内には人が多かった
老夫婦・親子・カップル様々な人達がいる
僕達4人は適当な場所を確保して遊び始めた
新垣が持ってきたバトミントンセットが大活躍
僕と新垣対○○と亀井
男同士のレベルは互角だったが新垣と亀井のレベルが違いすぎた
「ガキさんズルいよぉ、そんなに本気にならなくてもイイじゃない」
「勝負は一切手抜き無し!」
新垣が味方でヨカッタ

「ふぅ、お腹空いたねぇ。亀ちゃんアレを」
「はぁ〜い」
そう言うと亀井は大きなカバンからお弁当と水筒を出した
「私と亀で作ったんだよ!しっかり味わうのだ」
「のだ!」
僕と○○は驚きながらも喜んだ

97 :名無し募集中。。。:2006/03/11(土) 23:43:32.33 0
「美味い」
「うん、これは意外に美味いな」
予想外の腕前だった
「でしょ〜、私達だって結構出来るんだからぁ〜」
「ガキさんは玉子焼きしか作ってないけどね・・・」
「っ亀!それは言わない約束でしょ!」
玉子焼きだけでも作れれば大丈夫だよ、と僕が言うと
「そっかな?これから勉強していけばイイんだもんね!」
新垣が満面の笑みを浮かべた

楽しい時間はすぐに過ぎてそろそろ帰る時間になってしまった
荷物をまとめて歩き出す僕達
その時ふと新垣が近づいてきて僕に言った
「あのね、今度からお弁当作ってこようか?今はまだ玉子焼きしか上手に作れ無いけど」
「・・・え?うん」
僕が返事をした時に左手に柔らかく温かい感触が伝わった

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0ch BBS 2005-12-31